先週、高校時代のアートな友Oと万博へ行ってきた。
Oは夏期パスを買っていて、すでに何度も訪れている。私も通期パスがあるので今回は複数回行ってるもの同士ということで、そんなにがつがつパビリオンを巡ることはしないでのんびり行こうという計画だった。
Oは万博の巡回バスを2回も利用したことがあって、涼しいし楽だというので、10時入場ののち、バス乗り場でチケットを買った。1回400円、1日券1000円。たぶん3回以上は乗るだろう、という予想で1日券にした。
確かに、バスはつぎつぎ来るし、快適だ。
11時15分からブルーオーシャンドームの予約がとれていたのでそこへ向かう。しかし、アートなOは、あの壁がええ感じとか、あの絵の前で写真を撮ろうとか、なかなか目的地に着かない。いままでにないパターン。
こんなところで写真撮るの? といった場所で立ち止まり、アングルを指定されて私が撮る。「ちょっと、ちゃんと撮って。切れてるやん」とか言われつつ。(早く行きたい気持ちがつい行動にでてしまう)
ブルーオーシャンドームは地球をゴミであふれさせないようにしようというコンセプト。まぁ、わかりやすいけど湧き上がる感動はない。
バスに乗って東ゲートのほうへ移動。喉がかわいたのでレモネード補給。もうお昼すぎていたのでなにか食べようかとお土産もの店が並ぶコーナーへ。そこでお弁当やお寿司やいろんな各地の名店をめぐる。
迷っているうちに気になったのが「タケダハム」のコーナー。おいしそうなハムが各種パックにされている。中には万博ミャクミャクカラーの青と赤のソーセージもあって、Oはそれを気に入って買っていた。その横にコッペパンが置かれていて、いろいろ組み合わせてそこで自分でオープンサンドが作れるようになっていた。
これ、おもしろいかも。パンとハム、ソーセージを買って、その場でオープンサンドを作る。万博でこんなことやってる人おらんやろな。マスタード、ケチャップ、焼き豚のタレは自由に使える。すごくまずそうなオープンサンドができて笑う。勧めてくれたお店の人と写真を撮ったり。
お店の前の屋根付きのテーブルで作ったオープンサンドと御菓子司「絹笠」で購入した「とん蝶」という、もち米で作ったまぜご飯おにぎりのようなものを食べる。
オープンサンドは、昔20代のころにハワイのマウイ島で作っていたオープンサンドを思い出すような、懐かしい味がした。見た目は悪いけどおいしかった。とん蝶の普通バージョンと紫蘇バージョンを買ってシェアして食べたら、どちらもすごくおいしい。
ちょうど前に座った年配の女性もとん蝶の紫蘇バージョンを食べだしたので、きいてみると、有名な食べ物らしい。紫蘇バージョンは万博限定だそうで、そのひとはもう10回以上万博に来ていて、よくここでこれを食べているという。さすがだ。オープンサンドの材料ととん蝶を買ってもひとり900円くらいだった。
それからひとつくらいはパビリオン並ぼうかと、ルクセンブルク館へ。1時間半くらい並んで見学。ここは前にも来てよかったし、Oは行ったことないというので行ってみたら、結構気に入っていた。
とにかく喉が渇くので水を飲んだり、いちごピーチソーダ、マンゴーラッシーを合間に飲む。きょうは休憩タイムが多くてのんびりできる。
Oの知人がマネージャーをやっているトルコのお店へ行って、私はトルコのオレンジジュースを飲んだ。サンザシのジュースみたいな味でさっぱりとおいしかった。
最後にアメリカ館が110分待ちと書いてあって、待ってみる?と、待つことにした。ここも1時間30分くらいで入れた。のんびり万博でアメリカ館に入れるとは思っていなかったので、余力のある日に行けてよかった。
やはり目玉のロケット体験が楽しかった。ほんとうに宇宙に飛び出す感じ。
またバスに乗り、西ゲート近くのフードコートでかき氷(400円!)を食べて涼む。結局バスには5回くらい乗った。移動が涼しいので身体が楽。
早めに帰ろうと言いながら、いつもの20時前の電車に乗った。
入ったパビリオンは3つだけだったけど、ほぼ外を歩かなかったのでゆっくりできてこれはひとつの楽しみ方だなと思った。