こんにちは。実家からです。写真は仕事部屋(元妹の部屋)の窓からの景色。ようやくきのうパソコンを持ってきてもらい、ひぐまさんにWiFiを繋いでもらうことができて、実家でもここに書けるようになりました。
26日(月)に仕事へ行って帰りに実家へ泊りにきてからずっと実家にいる。いま思うのは、長くブログを続けていて、そんなに間隔を開けることなく書いてこられたのは、どんなに忙しくても書ける時間と体力があったということ。それに気が付いてこれまでの日々に感謝しなくては、と思う。
18日に父が施設へ入所して、妹と叔母と3人で母のサポートをしてきた。妹は仕事を辞め、私は出勤日数を減らし、前倒しで冬休みに突入となった。みんなこんなに親に尽くしているんだろうかと思う。
このままでは私も妹も暮らしが成り立たなくなる。いまでもふたりの夫には大きな負担をかけている。
なんとかしなくては、と思い、ケアマネにも相談しつつ、自分たちでも施設をめぐって、特養の見学に行ったり、多くの書類を書いたりしている。結局母は1月8日からショートステイのロング(そういうのがあるらしい)を活用することになった。
昼間は3人のヘルパーさんに来てもらい、夜は週に2度くらい私と妹が交代で泊まりにくれば、なんとか母はしばらくここで暮らせると思ったけれど、やはり母がひとりで夜を過ごすのは不安過ぎる段階に入っているということがここで暮らしてみてわかったのだった。
きのう新しいパジャマや下着を買い、母と一緒にお風呂に入り、それを着せた。母はとても気に入って、「お正月だから新しくするの?」ときくので、「うん、そうだね」と答えた。
春くらいまで少しずつ楽しみながら母と食べようと思っていたゆずジャム3瓶も、2瓶めの途中で母に食べてもらうことができなくなる。それでもきょう、庭に残っていたゆずを12個採ってきた。ここのゆずでまたジャムを作ろう。
今朝は4時半に起きた。階下で寝ている母がトイレに起きてくるんじゃないかと思うとそれから眠れなくなって、黒豆を水に浸したりした。
母は6時半くらいに起きてきたのでそのまま朝ごはんを一緒に食べ、洗濯ものもはやく干せたので、8時にはなんにもすることがなくなった。いいな。ヘルパーも誰も来ない日。ヘルパーが来てくれるのはありがたいけれど、訪問時間にあわせて家族は食事をしておかないといけないし、寝ているわけにもいかない。料理をしてもらうために食材もそろえておかないといけないから毎日買い物へいく。(普段は買い物はヘルパーさんにやってもらうけれど、家族がいるし、家族の食材まで買ってきてもらうのは悪いし)
結構疲れるのだった。
8時から庭の整理をした。枯れた草を引き、葉っぱを集める。根がぱんぱんになっているシンビジウムをきれいにする。この家ももうすぐなくなってしまうかもしれないけれど、母の庭は少しでもきれいにしておきたい。庭をきれいにしたからといって、母が昔の母に戻るわけでもないし、家が高く売れるわけでもないけれど。母の庭がぼうぼうになっているのを見るのが私が嫌なだけ。
私が泣いていると、母が「どうしたの?」と訊く。「いい夢をみたんだよ」と言ったら、「いい夢を見てなんで泣くの?」と訊く。
おかあさんと、ゆうゆとひろちゃんとパンダとみんなでホテルで買い物して、好きなもの買って、銀杏並木を歩いて帰る夢だよ。
へえ、いい夢だな。
だけど、帰ろうとしても電車とバスがなくて困ってた。
それは悲しいね。だから泣いてたの。ほら、ティッシュいっぱいあるよ。
といって、母はティッシュボックスを手渡してくれた。どれだけ泣けっちゅうねん、と思ったらちょっと笑えた。
夫がお昼ご飯できたよ、と呼びに来てくれた。
お母さん、ご飯だって。