ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

葉が枝を離れるのか 枝が葉を離すのか

2020-11-30 23:38:16 | 日記

 このあいだ、鴻巣山の桜見台で、はらはら落ちてくる葉っぱを眺めながら考えていた。葉が枝とくっついていた茎(?)に力がなくなって枝を離れるのか、枝のほうがくすぐったくなって葉を離してしまうのか。どっちもかな。

 

 そう思うと、夥しい数の落葉で埋め尽くされた山道は、別れの降り積もった道だ。

 

 別れの降り積もった道は冬を越え、春を迎えると、また普通の山道になる。

 

 そして、その新しい春の山道をたくさんの人が登ってくる。 私もそのなかのひとりになるだろう。

 

 桜見台から満開の桜を眺め、桜の谷を見下ろし、風に舞う花びらを見上げる。 桜の別れは積もらずに、流れて、消える。

 

 明日は晴れるだろうか。

 

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映画を観る日

2020-11-28 23:46:48 | 日記

 きのう食べたお昼の海鮮ちらしか、夜の牡蠣フライか、原因は不明だけれど夜中からお腹をこわし、きょうはオフにする。

 

 お昼くらいに、おうすの里へ梅干しを買いに行き、丸亀製麺でうどんをテイクアウトして食べる。

 

 午後は、きのう会社の人が貸してくれた映画を観た。そのひといわく、「ヨーロッパの街並みがでてくる映画をセレクトしてみました。ふじたさん好きかと思って。ちょっと暗いのもありますけど」「暗い映画、好きよ。ありがとう」

 

 まず、「家へ帰ろう」(2017年スペイン)。ポーランドで生まれたユダヤ人の老人が70年ぶりに友人を訪ねていく話。背負ってきたつらい記憶や家族との葛藤のなか、飛行機や列車を乗り継いでいく。言葉で表さない、抑えた画面に痛みを覚えた。家を子どもたちに譲り、老人ホームにいる、という設定がいまの義父を思って、ちょっと身につまされるところもあった。

 

 つぎに、「あなたはまだ帰ってこない」(20017年フランス/ベルギー/スイス)フランスの作家マルグリット・デユラスの「苦悩」という小説の映画。1940年代のパリの街並みや部屋や家具などもじっくり観た。セリフが少なくて、物語はゆっくりとすすみ、フランスから見た1945年が新鮮に思えた。主人公がなにに怯え、ほんとうはなにを望んでいるのか、ということを考えながら途中混乱しながら。ラストは2回くらい、え! と思った。

 

 葡萄パンをトーストして食べたのち、3本目は「フラワーショウ!」(2015年アイルランド)アイルランドの自然のなかで育った女性が、イギリスの花の祭典「フラワーショウ」に自然を主にした庭を出展して金賞を受賞するというサクセルストーリー。アイルランド、イギリス、エチオピアと、それぞれの自然の在り方を見つめる。「庭っていうものは蜂が飛んでいたり野草がはえていたりするもの」という考えに、母の庭もそういう意味ではあれでいいのかとも思う。それから、この映画で、なにか忘れていたものを思い出した気がした。挑む気持ちとか、信じるほうへ進むパワーとか。

 

 ほんとうにちょうどいいタイミングで貸してくれたYさんに感謝。 おかげで体調もよくなった。がんばろう。

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そういうことか

2020-11-24 22:50:35 | 日記

 きょうはとうとう連休最後の日になった。結局、この5連休は家の周辺うろうろと義父の緊急入院のばたばたで終わっていく。

 

 紅葉も今年は見に行ってなかったので、家事をさっさと片付けて、鴻巣山へ登ることにした。

 

 10時に出発するつもりが、遅くなる。イヤフォンで音楽ききながら歩こうと思っていたのに、Bluetoothがつながらない。え、なんで??

スマホで検索していろいろ試みたけれど、どうもうまくいかない。こんなことで時間をとっていては、午前のきれいな秋の光が終わってしまう。

 

 イヤフォンはあきらめて、歩き始めた。10時20分。

 

 まずは水度神社にお参りする。石段の途中で、鳩に出会う。え・・・・! 灰色のほうでなく、茶色い山鳩。灰色よりはマシだけど、いずれにしても鳩は怖い。前を歩いていたおばあさんの後ろに隠れながら石段を上ることにする。かなりスローペースだけれど、やむをえない。幅の広い石段なのに、隅っこをゆらゆらのぼるおばあさんと、その真後ろにぴったりくっついていく私。へんな光景だろうけど、ほかに誰もいないのでそのままのぼる。

 

 いつのまにか鳩はいなくなっていて、ほっとする。参拝したあと、鴻巣山へ。紅葉の盛りは終わっていたけれど、赤い落ち葉の道を歩くのは気持ちがよかった。ときどきまだきれいな樹も残っていて、赤やオレンジの葉っぱを見上げる。

 

 桜見台も春とは違って、誰もいない。ベンチに座って、読みかけの歌集を読む。すると、家の近くでは聞けないような、いろんな鳥の声がする。鳴きながら飛び交っていたり、枝にとまって鳴いていたり。わぁ、すてきだなぁ。そして、ああ、そういうことか、と思った。

 

 イヤフォンがつながらなかったのは、偶然ではなくて、山へ行くときはそういうものは置いて行け、ということだったのだ。天のお告げ。

 

 空から降ってくる鳥の声。風もないのに、枝を離れて落ちてくる葉っぱ。マスクをはずしてお茶を飲み、読書を続ける。なんというすてきな時間だろう。1時間ほどを過ごして、いつもはそのまま山を下りるのだけど、元気がでたので展望台まで登ってみた。途中で、息子が小さいころに駆け回っていた道や秘密基地を作っていたと思われる場所も通る。ここはぜんぜん変わらないな。

 

 展望台も誰もいなくて、広々とした景色を眺める。気持ちいいなぁ。

 

 山を下りながら、昔、リスを見かけた場所まで行って、探してみたけれど、リスには出会えなかった。たぶん、遊歩道が整備されて、山が明るくなったせいかもしれない。

 

 家に着いたら、ちょうど2時間経っていた。 気になっていたイヤフォン。もう一度繋いでみたら、すんなりつながった。

 

 やっぱり。 すてきな時間をありがとう。

 

 

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なにを縫う

2020-11-22 23:41:59 | 日記

 きのう、義父の施設長から電話があって、義父の体調がよくないということだった。火曜日が往診の日なので、診てもらってまた連絡するといわれたのだったが、きょう義母のお墓参りをしていると、息が苦しそうなので、これから看護ヘルパーといっしょに病院へいくとスタッフから電話があった。

 

 午後からまた電話があって、入院することになったので家族にも来てもらいたいとのことで、あわてて病院へ駆けつけた。

 

 救急の小さな部屋に義父はいて、家族でも一人しか入れないので、私が様子を見に行った。久しぶりの義父。3ケ月ぶりくらいかな。

 

 いつものように話好きの義父は話始めたので、息が苦しくなるといけないから静かにしていましょうか、と言ったら、大丈夫、といってずっと話し続ける。あとで、施設へ行って、荷物を準備しますけど、なにか必要なものありますか、ときいたら、

 

 義父「手帳。2冊あるから。黒いの。皮じゃないけど皮みたいなカバーがかかってる。(かなりくわしい)」

 私 「はい」

 義父「それから、鉛筆。6Bのがいい。あれがやわらかくて筆圧が弱くても書きやすいからね(ちゃんと理由もしっかりしている)」

 私 「はい」

 義父「それから、家の押し入れの中に裁縫箱があるからそれも」

 私 「え、裁縫箱、要りますか?(なにを縫う)」

 義父「ホームにも簡易のをもっていってるけどね、糸がもうなくなりそうだから、家の大きな裁縫箱にたくさん糸が入ってるからあれがほしい」

 私 「でも、入院中はなにも縫えないですから、いらないですよね」

 義父「まあね」

 

 それから、私の両親の心配や妹の腰の調子やら、いろいろ気遣ってくれた。ほんとうに救急の部屋にいる病人とは思えない。

 

 いろいろ書類を書いたり、夫に荷物をとってきてもらったりして、自宅へ帰ったのが19時半くらいだった。お義姉さんに報告。

 

 1週間ほどの入院になるらしい。あしたは書類と水(持参しないといけないらしい)を持っていく予定。

 

 それにしても、旅行をキャンセルしておいてよかった。 きょうもあしたも家にいる日でセーフ、だった。私の実家には妹が行ってくれていたし。

 

 あれ、さっきまできつかった雨、小降りになったのかな。 音が静かになった。野葡萄の実が落ちてないといいけど。

 

 

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読まれていた・・・・

2020-11-21 21:47:48 | 日記

 先週、実家へ帰ったときに家族の連絡ノートにいろいろ書いた。焼き芋をしようと思って焼き芋鍋を持ってきたのに芋がなかったこと、もう帰りたい、というような泣き言、前日、来ているはずの看護ヘルパーさんが薬のセットをしていなかったことなどなど。

 

 すると、月曜日にケアマネさから電話があって、「週末に来られていたみたいですね。看護ヘルパーの薬のこと、確認しましたら、こちらの連絡がうまくいってなかって伝わっていなかったようです。申し訳ありませんでした」ということだった。

 

 はい、いえ、どうも。といいながら、家族連絡ノートをケアマネさんも読んでいることが初めてわかって、びっくりしていた。

 

 ええええー いままでの、全部読まれていたってこと????

 

 私は妹への引継ぎとして、書き込んできたのに。 恥ずかしすぎる・・・・ 

 

 きょうは妹夫婦が実家へ行っていて、さっき妹と電話で話していたら、「あの連絡ノート、ケアマネさんも読んでいるんだね! お姉ちゃんの書いたことにコメント書いてあったよ」「そ、そうなのよ!! はずかしすぎるでしょ」「芋がないとか(笑)」「帰りたいとか」「可笑しすぎる!」

 

 まぁ、こちらもいろいろフォローしている現状がわかってもらえてよかったことにしよう。(これから書き方をかえよう)

 

 息子の会社の季節の行事、お歳暮の物販がはじまって、きょうはカタログ3冊を集中してみた。実家にも同じカタログを先週置いてきたので、親も妹もいろいろ買ってくれた。同じカタログがあるから、いっしょに選べて楽しかった。

 

 お正月は今年はみんな4日から出勤なので、泊まらないことになる。2日の昼、夜食べて、帰ろう。 お布団の用意とか母の負担も減らせてちょうどよかった。持ち寄りパーティふうになる模様。

 

 

 

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