いっしょに食べよう

60代おばさん、京都で夫とお気楽暮らしをしています。

花嫁衣裳

2015年10月14日 | 中国山東省 東平暮らし


   わたし達の大事なお嬢さん、パンちゃんの花嫁衣裳選び
   そのお話です。

   結婚写真は中国人にとって大イベント。
   まるで映画の主人公のようなポーズで
   見ている方が恥ずかしくなります。
   近頃は京都でも中国人が桜を背景に写真を撮っているのを見ます。
   パンちゃんも少し前に写真を撮りに行き
   この日は結婚当日のドレスを選びました。

   写真+貸衣装+メイクがセットになっていて 
   町にはそういう店がいくつもあります。
   そのひとつ  

   一階は写真のサンプル。
   どれも勘違いしているとしか思えない写真
   パンちゃんもそうなんだろうなぁ。

   二階  

   ここにもサンプル写真がいっぱい。
   衣装部屋が二つ、写真用と当日用の部屋がありました。
   想像していたより広くてメイク室、撮影もここでできます。
   一組のカップルがちょうど撮影をしていました。
   やっぱり見ていて恥ずかしい。

   さて衣装選びですが 

     肩が思いっ切り出ているのは腕が太く見えるからダメです。

   このドレスですがどれも薄汚れていて舞台用の衣装みたい
   レースやビーズが外れているとかなんだか汚いのです。
   日本では考えられないよ。

   パンちゃんは3着試着、
   そして決めたのは 
   ウエストリボンのドレスです。
   もう一着と迷ったのですがリボンがないとウエストが
   太く見えるそうです。
   パンちゃんは全然太っていないのですが背が小さいので
   バランスとしてそう見えてしまうのかな。

   その店の女性はパンちゃんに「彼女はどこの人?」
   わたしの言葉が中国語でないので聞いています。

   パン「新疆人」

   わたし爆笑。
   と言うのもたっちゃんは上海でよく「新疆人か」と言われることがあり
   それから本人も聞かれたら「新疆人」
   パンちゃんはそれを面白がってわたしもそうだと言ったのです。

   もう一着は赤い衣装選び。
   背が小さいので旗袍 チャイナドレスは短いのを。
   衣装の数も少ないし選択肢がないので
   あっさり決まりました。

   り「わたしはこれが着たいわ」

       

   真っ赤なチャイナドレス、ピタピタです。
   絶対に入らないな。

   衣装選びはすぐに済み、次は撮影済み写真のチェック。
   4種類くらいの衣装でやっぱりまるでモデル撮影、
   わたしは「これ親に見せるのも恥ずかしいなぁ」と思うけれど
   本人は全く平気です。
   髪の毛とかいろいろ修正を要求しておりました。

   そんな気恥ずかしいような写真ですが見ているあいだに
   なぜか気持ちがぐっときてしまって
   だんだん目がウルウルとなったオバサン。

   11月29日の当日は泣いてしまうかもよ。