うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

なにかとこう

2021年05月29日 | まち歩き
今週後半はあれこれ予想外のことが起きたりあれやこれや、なにかとこう考えさせられる事がおおかった。。

木曜朝、北米の人たちと会議だったが、その中の日本人の方、14か月間ずっと在宅勤務で出られないんだそう。あちらも近頃は色々物騒なようだし、大変ですね。。日本のワクチン遅れは伝わっているようで、憂えておられた。この先しばらくは、海外では経済復活して盛り上がってるのに日本では・、という報道が増えそうだし、仕事でもあれこれせっつかれそう(これはもう始まってる)。

朝早かったのに帰りも遅かった。そしたら帰りの電車で人身事故にともなう抑止に遭った。

ちょうど駅に停車中で、その駅からほど近いところに地下鉄の駅があるので、車掌が盛んに振り替え輸送の案内をしていた。そこから直通の列車に乗れば家に着く。

だけど、直通の列車は少ないうえ、折り返しの列車から乗り換える客が多いので、こういうときはすごい混んじゃうのだ。疲れていたしめんどくさかったから、そのまま座って(座席にはありついてた)友人とラインやり取りしていた。1時間ちょっとかな。。時節柄混雑した電車に乗るのは御免なので、これは正解。
以前同じ目にあったときは、待ってるのも業腹なので駅降りてファミレスで食事したりしていたが、緊急事態宣言下では店、やってないだろうね。そういうのは困るよな。。



金曜日、朝駅に向かう途中で腕時計を見たら止まっていた。
電池式だから定期的に交換していたのだが、去年春は家電量販店も一時期閉まってて、換えていなかった。帰りに何とかしよう。。



見込み顧客にメールしたら、速攻であんたそれ本当にわかってて言ってんの?みたいな返信が来て、思わず苦笑いする。う~ん、見透かされたな。。

なんか今週、疲れた。。



今日は日のあるうちに早帰りとして、帰りに有楽町ビックで電池交換をしてもらう。待ってる間喫茶店に入っていようと思ったら、フロア内の中華屋と喫茶店があった所はスシローに変わっていた。

会社用PCに使えるかと、モバイルモニターとかを探すが、量販店だと3万円ぐらいするし、それほど選べない。10キーがついてないので外付け10キーか、どうせならフルキーボードはどうかと探すが、けっこうするし嵩張るし、自腹切るのも何だしと、気持ちが萎える。

しかし自分用のPCもそろそろ7年(メイン)なので、何かないかと探すが、パソコン売り場って結構雑然としててわからないですね。。値段もピンキリだが、外見からは使い心地は想像しにくい。まあカメラも同じか。。



久しぶりにTIFからTOKIA経由して地下街を歩いて行く。
良く使っている飲み屋さんは休業中。入り口には5/31までと書いてあったが、まだ伸びるそうで。。レバンテ(伝統のある洋食屋)は昨年春に閉店したが、まだ次の借り手がついていないようだ。

TOKIAにも飲み屋が多い。ここも閉店後そのままになっているスペースが目立つ。Kitteの成城石井は1月末で閉店したんだね(冒頭写真)。
花慶の跡地も長くそのままだったが、コスメ関係の店になっていた。

昼飯は珍しく青山で外食したのだが、そこでもディンドンという洋食屋が閉店していたのを見た。
夜の営業もできなかったし、昼間はかなりスペースを空けて客案内してたけど、もともとスペース広いところだったから、賃料とか厳しかったのかもしれない。
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まおおし

2021年05月26日 | 日記・エッセイ・コラム


好事魔多しといいますが、新しいPCで在宅勤務してたら、夜遅く接続が切れた。良い潮かと思いその日は終わりにして翌朝電源を入れたが、やはりつながらない。南無。

1時に顧客と会議がある。本当は自宅でオンライン会議のはずだったが、仕方ないからオフィスに行く。
会議後IT担当者に持って行ったが、担当者手持ちのルータつないでテストしたが問題なくつながる。たぶんお宅のルーターのほうの問題でしょう、と言われる。

重たいけど心配だから、またPC家に持って帰って、電源入れてみたがやはりダメ。
ほかの、自分のPCとかは使えている。

なのだが、IT担当者からルーター再起動してみて、と言われていたので、やってみたら直った。ルーターが変なら他の機器にも影響あるはずなのに、会社のPCだけつながらないのは不思議だが、考えてもわからない。

あと、昨日からiPhone(会社の支給品)が不調だった。突然画面が暗くなり、画面中央に真っ黒い電球マーク(時節柄Covid-19を連想させて気味が悪い。写真撮っときゃよかったが、それどころじゃなかった)が出て、視認性が著しく悪くなった。要は画面の照度コントロールの不調だ。

PCが使えないのでiPhoneのメールで連絡取ろうとするが、暗くて良く見えないし、何故か時々文字入力パッドが出てこない。久しぶりにBluetoothキーボード接続してしのぐ。

コロナ、じゃない、黒い電球マークは、触ると点いたり消えたりする反応が出る。iPhone内部の処理が遅延して、タッチしたことの反応が遅れて出てるみたいだ。
暫く(数時間)ほっといたら消えた。何だったのかは良くわからない。

明日も朝早くに会議だ。
なんだか、どったばったである。

写真は関東地方では曇ってみられなかったスーパームーンの皆既月食、のはずの月。朧月夜ですな。
E-PL9にキットの40-150mmつけて、デジタルズームにしてマイナス補正思い切りかけて撮影。超荒っぽい。
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どうなることやら

2021年05月25日 | カメラ、写真


カメラ雑誌が相次いで休刊になっている。去年もアサヒカメラやカメラマンが休刊になったが、今年は5月に日本カメラ、次いでフォトテクニックデジタルが8月号までで休刊になるとのこと。
雑誌界のこともカメラ界のことも全く詳しくないが、どうも今は時代の変わり目らしい。

時代とともに、いろんなものがどんどん売れたり、頭打ちになったり、他の分野に代替わりになったりしているが、たとえ時代の脚光を浴びていなくても、生活に必要なものなら作られ続けるし、そこそこ売れていく。

テレビとかも、ブラウン管が薄型になって、アナログがデジタルになったりBSがついたり、それが4Kになったりしているが、いちおうそれなりに売れているんでしょうね。。
もっとも前の会社の子(十分若い子だけどまあ、社会の中ではそろそろ中堅かな)も、専用のテレビは持ってなくて、チューナー付きのパソコンをテレビ代用にしていた。そのパソコンがwin7だったのでどうしようか、と言っているうちに別れてしまったので、今どうしているか知らないけど。

カメラも携帯やスマホに取り込まれてしまって久しいが、スマホはメカの搭載スペースの関係上、画質には多少制約がある。なので、カメラメーカーとしてはより高画質な製品にシフトする方向で、差別化を図ってきたようだ。

10年ほど前まではそれでも、いままで操作が複雑で敬遠されていた女子層向けに小型ミラーレスカメラを提案したり、新規需要拡大を図ろうとしていた。それはたぶんある程度成功していたように思う。パナソニックとかはカメラでは後発だが、同社最初のミラーレス(世界初でもあった。実はその前に一眼レフも作ってたけど)カメラを発売したとき、樋口可南子さんを起用して、女性ターゲットであることを明確にしていた。オリンパスも宮崎あおいさんをイメージキャラクターとして若い女性にアピールした。
とくにパナソニックは、旧来のゴツイ一眼レフから一歩抜けた、家電的にスマートなデザインの製品を出していた。


ただ、そういう初心者向けの製品は、今はかなり少なくなった。
ひとつにはやはりスマホが進化して、子どもの運動会もスマホで撮るようになったこと。それでカメラが売れなくなると、利幅の小さい安価なカメラは作りにくくなった、という流れがあるのだろう(想像に過ぎないけど)。

メーカーとしては高級路線を更に推進していくしかなかったのだろう。初号機は女流一眼、うちにあるG3はママ一眼、などと言っていたパナのGシリーズは、その後ゴツいデザインの動画も撮れるカメラに変身してしまい、価格もおいそれと買えない値段になってしまった。さらに、フルサイズセンサーを備えた新シリーズ(Sシリーズ)を展開して、他社の高級路線に対抗している。

しかし市場占拠率は高いとはいえず、噂では同社で今検討されている大規模な事業再編でも検討対象にされているらしい。噂のソースは雑誌の記事らしいので、それほど信ぴょう性は高くないのかもしれないけど。

同社に限らず他社でも、一眼レフ規格からミラーレスに、それも小型センサーからいわゆるフルサイズ(24x36mm)対応に、と従来からの規格をいっせいに変えようとしている。市場規模は縮小しているので、なんにも実情をしらなくても、それ大丈夫なのかな、とつい考えてしまう。

フルサイズセンサーはフィルムと同じ画角にはなるが、昔のフィルムカメラ時代のレンズは性能的にもはや適さず、より高価で重いレンズが開発される。そうするともはやフィルム時代の規格に拘る必要がなくなり、デジタルでは不要なミラーを取り去ったミラーレスで性能を追求するようになる。

だがそれは初心者には高くて重くて買いにくい。結果市場は狭くなる。買おうとする人も減るから、雑誌も売れなくなる。。

個人の感想だけど、マニアも雑誌もここ数年(10年くらい?)、フルサイズセンサーにすごくこだわっているのが、外から見ていてとても不思議だった。
小センサーは良くない、これからはフルサイズ、という論調がとても強かったのだ。

とうぜんだが、フィルム式のカメラではスマホのカメラ機能として搭載することは不可能だ。あれはセンサーがとても小さいから作れるものなのだ。
ほとんどのコンパクトデジカメも、フィルム式では作れない小ささだ。

それに、センサーが小さいと身近なものをうんと近づけて撮影してもボケない。ふつうの写真も、そんなに粗が目立たない。

うちにあるリコーGR2はフルサイズではなくAPS-Cサイズだが、それでも小センサー(といっても1/1.7)のGX200よりは撮影に気を使う。なにより残念なのは、従来のリコーデジカメの特徴だった1センチマクロが継承されなかった(できなかった)ことだ。気軽に小さいものを撮れるというのは、とても楽しいことだったのだ。

と、いうわけで、全体として非常に画質とかは良くなっているのだろうけど、いち素人としては今のカメラの世界はそれほど興味をひかなくなっているというのが実情かな。。
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しごと用PC

2021年05月24日 | ビジネス

仕事用のコンピュータが新しくなった。今まではオフィスにデスクトップPCがあり、在宅用に別途15インチぐらいのノートPCが配られていた。これは単体では非常にスペックが低いものだそうで、事実、電源を入れてからまともに使えるようになるまで10分ぐらいかかっていた気がする。。

ただ、在宅時はこのPC (内部では「廉価版」と呼んでいた)から会社にVPN接続をして、オフィスのデスクトップPCとリモート接続をする。事実上、自宅からオフィスのデスクトップを操って仕事をするという形だ。だから、リモートに使う在宅PCは性能が低くても構わない、のだそうだ。

この体制は昨年、緊急事態宣言が発出(なんでこんないい方をするのだろう)されたときに、急遽全社員在宅体制を取れるようにするための、苦肉の策だったのだという。オフィスのデスクトップが更新直後だったこと、短期間に所定の性能を持つPCを調達すること自体が困難だったこと(市場ではPCは品薄が続いている)などがその理由だ。
そもそも、リモートデスクトップという接続体制自体、様々な社内の情報管理規制をすり抜けた形の、変則的な体制だったのだという。

使い勝手はそんなに悪くなかった。急ごしらえをしたIT担当者のアイデア賞的な対応だったと思う。

しかしながら、この変則体制は一時的なもので、社内的には全社員のノートPC化⇒現状一部職員のみ適用の、オフィスのフリーアドレス化を全員に適用、というプロジェクトが進行している。依然調達不安定なノートPCが、今般まとめて購入できる目途が立ったそうで、我々デスクトップPCユーザーは優先的にモバイルノートへ交換されることになった。

なんとなくPCばかり取り換えているような気がしないでもないが(小さな会社だったらもったいねえ、と文句いうところだが)、その辺は決定に従うしかない。

モバイルノートはオフィスでも自宅でも使う。うちはまだフリーアドレスではなかった頃から、フリースペース、カフェスペース等自由に使える席がたくさん用意されていて、モバイル持っている人は好きな場所で仕事をできるようになっていた。
書類が多い時は広い場所で作業したり、オンライン会議のときは防音材を打った仕切り席で話をしたりが可能。

なのだが、僕らはPCを持って歩けないので使い勝手が悪かった。
その点、これで働き方の自由度が上がるかもな。

反面、在宅勤務をするときはPCを自宅に持って帰らないといけない。これ、小さい(13インチくらいかしら)し軽い(1.5キロぐらいと聞いた)が、それでもカバンに入れて持って歩くのはちょっと。
画面も小さいから、モバイルモニターでも買いたくなるな。。去年は会社で(モニタ購入)補助が出たが、もう終わってしまった。自腹ってのもなんだな。。

PCをもらったのが今日で、早速設定して持って帰って、今日は夜遅くオンライン会議。自宅で受けるオンライン会議って、なんか家に来客を迎えてるみたいで、終わった後なんか変な感じなんだよね。。その人たちの匂いが部屋に残ってるみたいな。。

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ノマドランド

2021年05月23日 | 映画
2021年アメリカ映画

近所のシネコンでも吉永小百合さんの新しい邦画がかかり、「ノマドランド」も終了してしまいそうに思って慌てて見に行った。

SNSでも友人が見たという報告をしていたし、フォローしているブロガーさんも感想を寄せていたが、それらを見返すことをせず、基本予備知識ゼロの状態で臨んだ。

観ていてもなかなか流れが掴めないというか、いきなり知らない環境に投げ込まれたような感じがする。ただ、主人公のファーンはかなりスマートな(タフで機転が効き、人付き合いも如才ない)人で、人々が物語を見聞きするとき良くする、主人公に自分を投影させる方法で観ていても違和感がない。

もっとも、主人公の本当の心のうちは、物語の終わりごろになるまで見えてこない。

自然描写がとても美しい。

変な話、自然とともに生きるならアメリカより日本だろう、と、映画を見ながら最初は思うのだが、いや、そうではない。森の木々ですらそうだが、アメリカの自然は人を圧倒する。

そういう、圧倒的な存在のもとで、日々それを感じながら生きている、という面が、アメリカのノマドたちにはある。彼らにも人と人との交流はあるのだが、それが余り前面には出てこずに、非常に淡々と話が進んでいるように見える。これは、人の営みも大自然の中の限られた動きに過ぎない、という意味合いがあるのかもしれない。

車上生活者たちは、(意外と)生活の厳しさ、苦しさのようなものを訴えたりはしない。さいしょはもっと政治的なものなのかな、と最初思っていたので、少し驚いた。

観ながら、これは「イージー・ライダー」の50年後の世界かな、とちらっと思ったが、たぶんそうじゃない。あちらよりはこの「ノマドランド」のほうがよほどわかるし、共感できる。
まあそれは、自分の年齢のこともあるのかもしれない。

自然の美しさと言えば、フェーンが知り合った年配の女性、スワンキーの語った言葉が印象に残った。。細かいいいまわしは忘れたけど、各地をめぐっているうちに出会った生き物たちの風景を列挙していた。ヘラジカの家族、たくさんのツバメたちが一斉に飛びたっていく様子(自分も一緒に空を飛んでいるような気持になったという)etc.etc. そういう、美しい風景を見ていると、もう私の人生はこれで十分、という気持ちになったという。

というわけで、映画から帰ってざっとこれだけ書いて、とりあえずアップします。

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REQUEST

2021年05月22日 | 音楽
(ちょっとながくなります)
なんでいまこの話題かというと、今週月曜日に在宅勤務していたらふとこのアルバムが聴きたくなって、YouTube Musicをさがしてみたら、なかった(アルバムとして)。

YouTube Musicは往々そういうことがある。あといったんスマホにDLしても消えてたり、曲の途中から始まったりする不具合がある。。Google Play Musicが終了しちゃったので仕方なく移行したが、そろそろ何とかするか。。

なので自然と手が動いてアマゾンでぽちってしまった。
在宅勤務しているとあれですね。そのつい、が増えますな。

さて、ふとこの時期に曲が思い浮かんだのは偶然ではない。
30数年前、貸レコード屋さんからレコード借りてきて、テープに録音したのがちょうど今頃だったのだ(と思う)。
アルバム自体の初リリースは1987年8月とあるが、自分の中での季節感は初夏―梅雨期にあるアルバムだ。

コンセプトアルバムとかではなく、竹内さんが楽曲提供したもののセルフカバーを集めたものなのだが、不思議と歌詞に雨が出てくるものがおおい。

「恋の嵐」は、心の動き始めちゃった友達と 車で雨の街を駆け抜けてるし

「消息」では、雨音悲し気な真夜中のベッドで まだ心が痛むことに気がつく

「駅」では、偶然電車でみかけたあの人に、声はかけずに後ろ姿を見送るなか、雨がやみかける

・・あれか、10曲中3曲だけでしたね。


竹内さんは、こないだ友達とちょっとチャットしたんだけど、デビューが’78年で杏里さんとほぼ同時期だった。当時「オリビアを聴きながら」の杏里はしっとりと大人しい感じで、竹内さんの方がカラッと明るい感じがして好きだったんです。なのでどちらかと言うと竹内派でした(なんか経世会みたいですね)。
ただ、杏里さんはその後ひじょうに派手な感じになって印象変わりましたね。。

竹内さんはその後もそれなりに活動していたけど、どちらかというと寡作なほうで(結婚したせいもあるけど)、「REQUEST」の前が’84年の「VARIETY」、後は'92年の「Quiet Life」まで間が空いている。どちらかというと結婚前の曲よりもVARIETY以降、というより、VARIETYとREQUESTの2枚が大好きだ。ほとんど、この人生で出会った最高の邦楽Popsと言ってよいほどだ。

「Quiet Life」の頃は同僚の子ととても仲が良くて(恋人までいかなかったんだよな、Unfortunatery)よく音楽の話もしてた。その子がCDを買ったのでダビングさせてもらったけど、前よりも少し大人しくなったね、というのが共通した感想だった。そのとき僕の感想は「REQUEST」はすごい色気がつよいんだよね、Quiet Lifeはその辺が少し抜けてきている、というものだった。

「恋の嵐」はあとちょっとで友達から恋人になっちゃう ふと手が触れた 雨の中一緒に車に乗って、誰もいない駐車場にとまって・・
だし、
OH NO OH YES!」はかんぜんに不倫の曲で あたしはいけないことしている、と思いながら あなたに惹かれていく
歌だ。

これ、wikiを見ると;

 ”アーバンな曲調と舞台設定を意図して作られた作品で、昔、日比谷にあったアメリカン・ファーマシーという、竹内が好きだった店の界隈を舞台に、そこを歩く夜の孤独なOLをイメージしている ”

となっているが、当時からこの歌詞、有楽町から三信ビルあたりを抜けて帝国ホテルにいくのかしら、と思っていた。。当時勤め先が内幸町だったので、よくこの辺通っていたんだよね。。
2005年12月

アメリカン・ファーマシーはもうなくなっていた



今はこの音楽聴いて懐かしいと思っているが、実は昭和の最後の頃の自分って、もうぐしゃぐしゃになっていて、色々な人たち、もしかしたら家族にも迷惑かけてたかもしれない。
ただ、それゆえにというか、このアルバムのところどころにある、いくつかの言葉が、妙に心に沁みていたことを思い出す・。

その辺の個人的な事情は別としても、わりと若い子(主に女の子でしょうけど)を応援するような歌詞の曲がいくつか入っていますね。「元気を出して」とか、「色・ホワイトブレンド」「夢の続き」などは後年繰り返しテレビ等でも使われた。。

人生はあなたが思うほど悪くない
いいことだけを信じているうちに すべてを許せる自分に会える・・


あの頃でも自分の周りは、同年の男の子より女の子のほうがずっと元気で前向きに生きてた印象があった(これには功罪があるけど)が、今の若い子たちがこれらの曲を聞いたらどうなるんだろうね。『うっせぇわ』の世代だもんな。。

世相が変われば人々の考えも当然影響を受けるわけで。。

自分たちが直接バブルの恩恵をうけてはいないにしても、頭の中お花畑だと言われて、それはちがう、とは反論はできないかもしれない。
とはいえそれは、もう変えることはできないし、必要もない。自分の物差しを振り回すことさえしなければ。

今から20年たって、世の中を見まわしたら、どうなっているのかしらね。。
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たむらさんのゆめ

2021年05月18日 | 記憶の断片


田村正和さんが亡くなったそうで。。

昔、そう1980年代から90年代にかけてはすごかったですからね。テレビつけるとどこかしらで田村さんが映っている、という感じだった気が。

とか言いながら、ある時期からしばらく、テレビドラマとかぜんぜん見てなかったのですが、今YouTubeとか見てあの声を聞くと、ちょっとタイムスリップした気分になります。

田村正和さんは昔、夢に出てきました。10年くらい前のメモに残っています。

おそらく新宿東口あたりで、30代ぐらい?の女性と田村正和さんに声をかけられた。地下街の、ちょっと煙たくて狭い喫茶店に一緒に行く。

女性はにこやかにあれやらこれやらと、色々話しかけてくる。田村さんは脇で聞いていて、ほとんど話をしない。
なんで呼ばれたのか全然わからずにいたが、そのうちにテーブルに紙を置いて、それではここに必要事項を書いて・・、と言われる。

よく見るとそれはペンタックスクラブの申込書らしい。

・・あれです、カメラ買うとよくそういう申込書がついていて、会員になると写真教室で勉強したり、フォトコンテストとか、割引価格で修理受けられたりする、ってやつです。

だけど、この時点ではペンタックスのカメラなんて全然持っていなかった。
仕方ないから今忙しいし、昔ニッコールクラブとか、オリンパスの会員だったことがあるんだ(実際にはそういう事実はない)、とその女性に伝えた。

そしたらその場の雰囲気がさっと変わって、女性は何とも納得しかねるという感じで何か言っていた。田村氏は最初からあまり表情がなかったが、どうも僕の対応に不満を感じていることは伝わってきた。

・・という夢。

田村正和さんは一体なぜ出てきたのか、なんで買ったこともないペンタックスのことが出てきたのか、まるっきりわからない夢だった。

ちなみに、その後2年ほどしてペンタックスQ10を買い、Q、Q-S1と来て4年前にKPを買いました。

その時、箱に申込書が入っていたので、今はペンタックスリコーファミリークラブの会員です。

もっとも、写真の勉強なんてぜんぜんしないし、コンテストなんてとんでもないし、ただ会報を定期購読しているようなものですが・。

田村さん、すいません、あのときは出演料タダで夢に出てきていただいて、ありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。
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仕事猫

2021年05月16日 | 通販・買い物
ツイッター方面をよくご覧の方はどこかで見かける機会があるんじゃないかと思いますが、現場猫とか、仕事猫と言われている猫たちですね。

ガテン系(死語)のお仕事に従事しているらしい猫たちが、現場で遭遇する様々な矛盾をコミカルかつリアルに伝えているツイートが多くて、いつも笑っています。。

登場の経緯をネットで調べたら、色々複雑みたいですが、とにかくこの、目力の強そうな猫たちのオリジナルは、くまみねさんというイラストレーターの方らしいです。

「どうしてXXなんですか?」と、「ヨシ!(指差喚呼)が口癖です。

で、その、仕事猫たちのキャラクター商品が、ガチャのミニフィギュアとラインスタンプの形で販売されています(ぬいぐるみも出たらしいが、限定品で販売終了)。
このうちミニフィギュアがアマゾンで折り合った値段で売っていたので、買ってみました。

定番の「ヨシ!」(使用例:「ちょっと間違えちゃったけど、後の業者が何とかするからヨシ!」)。

全シリーズふきだしつきです。

この、ベースから大きくはみ出てしまう小道具が特徴ですね。
置く場所を選ぶ。

この子の造形がけっこうツボです。。

苦悩する顧客対応猫。

置くとこないから、あまり買わないようにしてるんですけどねえ・。
うそですテレビの前がいっぱいです・・。
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色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年*

2021年05月13日 | 本と雑誌
村上春樹 文藝春秋 2013年

再読。前回読んだのは13年4月の刊行時。

村上作品の中で、本作品はあまり印象に残ってはいなかった。ずっと再読しなかったのもそのためだが、今回読んでみて気がついたことがある。
ひじょうにバランスの良い、洗練された構成、練り上げられた、読みやすい文章、適度にちりばめられた村上テイスト、どこをとってもとてもレベルが高い(などと僕が言うのもなんなんですが)。
それゆえか、あまりにもすっと読み切ってしまい、再読する気になれなかったのかもしれない。

長編の例えば「ねじまき鳥クロニクル」などは、部分的にはとっつきが悪くゴツゴツした?読み味で、なにか非常に危ういところで何とかバランスが保たれているような座りの悪さを感じる。そのせいか、一度読んでも消化した気分になれず、何度も反芻して読んでしまう。ねじまき鳥は5-6回、もっとかな。最新の長編「騎士団長殺し」も、たしか3回だか読んでいる。「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」はたぶん10回ではきかない。

本作品は(初版ハードカバーのもので)370ページの中編だが、この位の長さのものだと村上氏はとても上手い。「国境の南、太陽の西」なんかもこの部類だ。「海辺のカフカ」はちょっと異質かな。
これらの中編はいずれもほとんど再読してない。。考えてみれば。。

つくる君のメンタルの壊れ方とその回復過程は、いかにも村上作品的で必ずしも共感できないけど、心の奥底に固い古傷を抱えた姿は共感できる。
多感な高校生から、少し大人の世界に入りかけた二十歳前後にかけての不安定な時期と、そこで受けた傷の深さ。
なんかつい、自分の経験に照らして、思いにふけってしまいたくなる。。

巡礼の旅を始めるのが、ある程度社会にも根を張り、その一方でまだこれから家庭を築き生活を固めていく前の、30代半ば、というのもいい。未熟な自我がもたらす不安定さは消え、目の前の可能性はたっぷり残っているという、(今の自分が見れば)とてもいい時代だ。
つくる君は、彼の人生の次の段階に足を踏み出すために、過去の自分と向き合おうとする。

男の友達(アオ、アカ)との再会もそれぞれに印象深いが、女友達(クロ=エリ)との会話は特に味わい深い。

ただ、エリは、この年齢にしてはずいぶんと大人の女性だな、と思った。
確かに旧友のことで散々苦労して、その中で自分の可能性を見出して運命の出会いをし、はるか北欧の地で新しい生活をはじめる、という、とても前向きで行動力のある人ではあるけど。

素敵な話ではあるけど、でも幼い子を抱えた、この世代の女性が、少女時代に憧れた男友達に久しぶりに再会したら、ほとんどのばあい、これとは違う展開になるのではないか。

そこまで考えてみると、つくる君の仲間たちで一番興味深いのは、アカかな、という気もする。この二人の出会いは、つくる君だけではなくアカの心も溶かしてくれたのだろうな。

しまったもうこんな時間。今週はとても忙しくてね。明日、ちょっとたいへんかも。

*5月14日、タイトル訂正しました。田崎→多崎
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夜中のニュース

2021年05月10日 | 社会・経済
今日は普通に早め出社で適当に早く帰るつもりが、ゲリラ豪仕事に見舞われて12時間ほど働いた。また忙しい日々が戻ってきたな。

昼間はニュースとか見られず、世間の様子があまりわからなかった・。
そういえば高齢者のワクチン接種が本格的に行われているのであった。うちも金曜日に手配しようとしたんだけど、いつも行くクリニックの予約ができなくて、ちょっと様子見状態。

23時台は井上あさひさんが3月に終わってしまい(後継は5分のショート版)、NHKでは見たいニュースがない。BSニュースの拡大版が23:45からあるが、少し遅すぎるし、地域ニュース中心だ。

なので、ニュースゼロを見る。カバーストーリー的なニュースが中心で、ほぼコロナ関連だった。水道橋駅前の飲食店ビルが、1年余りで空ビルになってしまった様子が映し出されていた。

東京都などで緊急事態宣言が延長になったが、世論は一段と批判的になってきているようだ。オリンピック中止の意見もだいぶ増えた。運営に携わる人たちにとっては苦しい日々が続くことだろう。

オリンピックについては、色々な立場の方がおられるだろうし、自分は何かできる立場でもないので、個人的には仮に開催の是非を問われても特に答える気はない。しかし、世の中にはことあるごとに開催反対を叫んでいる人もいる。

意見の表明は自由だし、傾聴に値するものは参考にもしている。だが、先日ねとらぼで、池井瑠花子選手のツイッターに「辞退してほしい」「反対に声を上げてほしい」という書き込みがあり、池井選手が「苦しい」とコメントしている、という記事を見た。

こういう、リミッターが外れたような意思表示はなんとかならないものだろうか。。ニュースでは大坂なおみ選手が(開催について)コメントしているのを報じているが、これは本人の意思表示だから問題ない。
でも、他人に自分の意見を押し付けるなんてねえ・。

ソースはNHKのニュースだったと思うが、感染拡大により収入が減少した、と答えた人が2割に達しているそうだ。その一方で増えた、と答えた人が2%ぐらいいるのが印象的だった。企業の業績も明暗がはっきりしているのが決算発表でわかっているが、とうぜん個人にも恩恵を受けている人はいるんだろうね。そういう人たちのことが、あまり報道やウェブ上で見えてこない、という辺りが、たいへん興味深い。


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おとなたち

2021年05月09日 | アニメ・コミック・ゲーム
昨日「平和なエヴァを・」と書いてから、ネットをしばらくさまよっていたのですが、ありますね。そういうスピンオフ作品が。

 単行本はかなり出ている(18巻ぐらい)ようなのですが、ちょっときりがないので、とりあえず割引5冊セットを(Kindle)買ってみました。
それぞれ少しずつキャラが変わっている気はするのですが、まああまりうるさいこと言ってもあれだし。

 要するにアスカが可愛いんだよね。。アスカが可愛いのか、へたれなシンジが可愛いのかですけど(個人の感想です)。

まあこの話はこのくらいで。

以前にも書きましたが、葛城ミサトさんがかっこいいです。
冒頭青いアルピーヌルノーA310に乗って現れたので驚きましたが、「破」では完全に壊れたらしく(高速の入路を4輪ドリフトで走っていたな)、そのあとはコスモスポーツになっていました。古いスポーツカーが好きなようです。

かなり剛毅果断な性格で、指揮官/管理者として優秀な半面、日常生活にはいささか問題がある(寝相が悪い、部屋を片付けられない、大酒飲み、料理が全くできない)という、なんというか自由なというか、スケールの大きな方のようです。
傍らで彼女を支える赤城リツコは比較的冷静で固い感じの性格ですが、この方もヘビースモーカーらしいという、今の世界ではいささか新鮮な設定をお持ちの方です。。

このドラマ、比較的女性が中心になって活躍しているところがありー男性ももちろんそれなりに活躍してはいますがーその辺が妙に新鮮です。エヴァのパイロットも、アスカとマリが後半かなり動いているし。

そういうがあるのかどうかわかりませんが、もう少し組織内部で色々悩むお仕事ドラマ的なものを、スピンオフ作品で見てみたいものです。

個人的には、仕事で女性の上司のもとで働いた経験は、年数で言ったら半分ぐらいは行っているかもしれないのですが(人数はやはり男性の方が多いか)、本当に優秀だと思った人は二人ぐらいかな。さいきんはだいぶ違うと思いますが、昔は色々苦労しすぎて、難しい人になってしまった方を時折見かけました。
という話は、また別の機会に。

テレビ版のDVDセットを買いました。
フランス版で、7枚組3,480円と激安。

欧州仕様なので、日本の普通のプレーヤーでは再生できないのです。
対応プレーヤーを買っても良いけど、パソコンで良ければ再生できます。

ただ、うちのパソコンで再生しようとしたら、プリインストールの再生アプリが、ライセンスがどうしたとかメッセージが出て(見たければアップグレードしろ、とか)きたので、フリーソフト(VLS)探してきてインストールしました。

一応問題ない。なんならHDMIでテレビとつなげば、画面も大きくなる。
ただ、画質はHDではないので、パソコンで十分かも。

冊子もついた豪華仕様ですが、あいにくフランス語はまるで読めません。
お~らら。

音声コードはじゃぽねを選べばいいので問題ない。エンドロールの、声の出演とかのところだけ、全部フランス語ですけどね。
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こどもたち

2021年05月08日 | アニメ・コミック・ゲーム


アスカはシンジのことが気になって仕方がない。しかし、それをどう表現していいかわからず、つい意地悪ないい方をしてしまう。

とりわけ、シンジが綾波レイに話しかけているのが気になる。

エレベーターで綾波と一緒になったとき、思い切って聞いてみたら「碇君といっしょにいると、ポカポカする」と言われて、頭にくる。反面、ちょっと気持ちが落ち着く。

綾波が主宰する食事会の日が、3号機試験の日と重なることを知り、自らテストパイロットになることを申し出る。

テストに向かう途中、綾波からお礼の留守電をもらい、ちょっと嬉しく思う。

 という「破」のエピソードは、ファンの間で当時何度も話題になったのでしょうね。。

 状況を変えれば、今でも普通の中学生の間で取り交わされるようなやり取りですが、なんだかとても愛おしいし、ちょっとうらやましい感じもします。
 僕は中高と男子校だったので、そういう、淡いクラスメートとのやり取りなんていうのは経験したことがないのです。

 「シン・エヴァ」にも平和なエピソードが織り込まれていますが、そういうところが好きでね。。戦闘シーンはいいから、そういう話ばかり見ていたい気もします。

 ヒカリが言っていたように、毎日おなじ暮らしが続いていてほしい。。

 ただ、この子たち、というよりこのドラマの登場人物たちは皆、なにかしら心に傷を負っていますよね。。

 シンジは言うまでもないけど、アスカも、どこか不器用で自分をうまく表現できない。綾波の設定はなんだかわからないところもあるけど、「破」ぐらいまでの段階ではやはり不器用さが目立つ。

 それと、この子は非常に殺風景な部屋(402号室)に、ひとりで暮らしている。シンジも、中2なのに一人のときが長かったらしく、見かねたミサトさんが自宅に引き取ると申し出たりしている。


 実は連休中に別のアニメ「スーパーカブ」を見たのだけど、このドラマの主人公も、ごく普通の女子高生なのに、団地で一人暮らしをしている。
 毎日お弁当にご飯と、レトルトの牛丼や親子丼を持って行って、教室でチンして食べている。

ちょっと不思議に思って、wikiで調べてみたら、設定では「父親は幼い時に死別、母親も高校入学と同時に失踪し、頼れる親族もなく一人ぼっち」となっていた。そりゃあ、なんとも・。

 こりゃあなんだ、いまの子供たちをめぐる環境はそれほど厳しい、ってことか・。

 と、思ったけど、どうなんでしょうね。昔から主人公がみなしご、という設定のドラマはたくさんあるしね。野比のび太くんや磯野カツオくんとかのほうが、ドラマでは例外的なのかな。


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たましい

2021年05月07日 | アニメ・コミック・ゲーム

久しぶりに「ヨコハマ買い出し紀行」のことを取り上げます。
先日エヴァンゲリオンシリーズに開眼して、解説本をKindle Unlimitedで借りて読んだりしているのですが、外側から予想していたとおり、かなり沼ですね。。

こういう、色々とファンが作品の解釈や考察を楽しむ、という傾向は、この時代から始まったものなのでしょうか。SF、アニメには詳しくないもので。。
ちょうどこの「ヨコハマ買い出し」が1994年から2006年にかけての作品、エヴァンゲリオンのテレビ放送が1995年秋から始まっているということで、はじまりはだいたい同じくらいなのですね。

両作品を比較するような人はいないかと思いますが、どちらも近未来、または平行世界の日本が舞台で、何かが起きて世界の人口が大きく減少した、というところは共通しています。今の東京都がほぼなくなっているという点も同じ。

その世界観をめぐって、多くのファンが様々な考察を繰り広げているという点がよく似ているなあと。


その理由を、「ヨコハマ」は一切作中で明らかにしていませんが、作品の時点では既に人口が激減し、更に減少していくことが確定しているらしい(出生率の低下)。文明も崩壊しつつありますが、それを補う、あるいは人の生活した記憶を残すために、人知のアーカイブのようなものを飛行機(半永久的に飛べるらしい)に乗せて飛ばしたり、人とほぼ区別のつかない姿のロボットを量産しようと試みたりしている。

ロボットの人たちは人間とは区別がつかない。これも説明がありませんが、単に減少した労働力を補うためとかではなく、「人々の生活の記憶を後世に残す」ために、あえて人間の姿を忠実に再現したらしい。

ただ、人間に近い存在にするには、外見や動作だけではなく、自律的に行動したり、外部からの刺激に反応する能力が必要。いわゆる心、魂といわれるもの。これについても、作品は暗示的な表現しかしていないが、現実世界のロボテックとか生物化学とかとはちがうアプローチで、人(いきもの)のようなものを人工的に作り出すことに成功したらしい。
完成した個体はアルファさんやココネさんとして、作中で活躍していますが、開発過程の不完全ものは、地面から生えた人型の白い石膏像みたいなものとして残されている(脳波があったり、近くにいると人の気配を感じたりする)。

アルファさんは趣味でオブジェを作ったりしていますが、既に本来のスペックでは説明できないほど「人間らしく」なっているらしい。


エヴァンゲリオンのほうは、まだ勉強中でよくわからないのですが、本体に人(初号機ではシンジの母親)の魂が融合していて、シンジが乗りこみシンクロさせることで動作する。シンジが危機に陥ると、本来のスペックを越えて暴走(して、シンジを守ろうとする)のだそう。

シンジが乗り組むのは、彼がスポーツのように技術的、精神的に訓練された存在だからではなく(アスカはそれを自負しているし、そういう面も否定できないが)、なにかその「こころ、たましい」のようなものを、エヴァに組み込ませるという意義があるのかな、という気がします。

AIのような技術だけでは、人型のロボットを動作させることはできず、なにかたましい、こころのようなものを与える必要があるということが、どうやらSFの世界ではテーマになっているのかな、と、ぼんやり感じました。。

あまりまとまりのない話になってしまいましたが。。
こういう、ココネさんの発言も、心がなせる業ですね。。
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連休明け

2021年05月06日 | 日記・エッセイ・コラム

連休中は朝ぜんぜん起きられなかったのですが、仕事となるとちゃんと目が覚めるもので、一気にふだんのモードに。

部下の子たちが休日出勤していた様子はメール等で見ていましたし、仕事詰まっているのでふやけていられない。

昔なら4月30日と今日明日休暇取って、11連休で海外へ行ってきました、などと空港でインタビューに答えてる人がいたりしますが、そんな優雅な人は・。ちょっとはいるのかな。

しかし、電車は混んでいます。オフィスも出社している人が相当多かった。

寝ぼけないで仕事はこなしたけど、家帰ってご飯食べたらもうだめだ。
他に書きたいこと、頭の中にありますが、今日はむり。

先月初め位からブログ10周年を意識して、連日更新を続けてきましたが、そろそろペースダウンかな。。

昨日からこんな写真ばかり掲げていますが、お目汚しすみません。
ミニチュアアートやってる人たちはもっと大きい、1/87サイズの人形使っているから迫力ありますが、1/150だと近接撮影には向かないですね。身長1センチちょっとしかないので、顔のディテールはありません。

それと、うちのレイアウト(鉄道ジオラマ)は常時カバーなしで置きっぱなしなので、埃が細かいところについて大変です。この人たち、10年以上同じところに立っている人が多いのですが、特に足元に埃がまとわりついてしまいます。
水を含ませた筆を回転させて、なんとか絡め取りました。

新聞の連載で、大人がシルバニア人形並べてミニチュアシーンつくるのが流行っているとか。ちょっち惹かれるものは感じるけど、まあ止めておいた方が・。

さあ、明日は火曜日、じゃない、キンヨウビだ。
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シン・エヴァンゲリオン

2021年05月05日 | アニメ・コミック・ゲーム

観てきました。
土曜日に「序」日曜に「破」、月曜「Q」、昨日はお休みして、連休最終日の今日、最終作である「シン」にたどり着きました。

上映時間170分、3時間近いのでちょっと覚悟が要ります。

一応予習していたことは無駄ではなくて、何も知らなくて見るよりは理解できたことが多かった気がします。それでも、基本的に初心者に親切な構成だとは言えないですね。。この映画に限らず、さいきんのシリーズ物はみんなこんな感じかな。

(ちなみにカット写真は本文とあまり関係はないです。。雰囲気本位で。)

ネタバレとかの制約がありますから、直接感想を書きにくいところもありますが、感じたことをいくつか。

おそらく、制作側は古くからの熱心なファンたちを相当意識したんだろうな、というのがまず一つ。過去の登場人物がシンジ君の回想(というか脳内イメージ)の形で次々と出てくる。上映時間が非常に長いのも、ファンへのエクスキューズという感じがします。

上記とも係わりますが、一方で庵野氏が描きたかったイメージをおろそかにもしていない。というか、ファンにおもねるようなことはしていない。その代わり、表現がストレートではなく、かなり高度に抽象化されているという気もします。
それがわかるから、大人でも、従来のストーリーをよく知らない人でも、なんとなく訴えかけられてくる作者の意思と言うか情熱と言うか芸術性というか、そういうものを受け止めることができます。

整合性のあるつながったストーリーではないけど、どこか現代の我々の生きる世界像、みたいのが作品ににじみ出てくる。これは、大したものです。

ネタバレでもないですが、初期からずっと出てきていた、シンジ君の携帯音楽プレーヤー(ソニーの"S-DAT"プレーヤー)、小道具として最後まで使われていました。機会そのものよりも、何かを象徴するIconとして使われています。

テレビ版のときから出ていたのでしょうね(その回は見てないので未確認)。
テレビ放送は'95年の秋から翌年にかけてらしいです。当時DATはポピュラーなメディウムとはいえず、高級ファン、またはプロの現場で使われるものでした。DAT自体は'87年に登場したもので、メーカーの思惑通りには普及しなかったためか、'92年に出たMDが、一般向けに普及し始めた頃です。

S-DATという規格自体が存在しない(VHSに対するS-VHSのような上位規格を想定したのか)ので、映画に出てくるプレーヤーも架空のものですが、リモコンの液晶などは当時のソニーのポータブル機共通の表示方法です。
それが、アニメーションで忠実に再現されていることに妙に感心してしまいました(「序」から繰り返し出てきています)。

もはやイヤホンにコードすらない時代ですが、あの頃の液晶リモコンを見て、平成初期のオーディオ機器を思い出し、ものすごく懐かしく感じました。変なことを言うようですが、この映画シリーズの中で、最も心をつかまれたシーンの一つです。
この映画が平成時代を駆け抜けていったことと、何か関係があるのかな。昭和レトロというのは非常に珍重されるのに、あの時代のデジタル機器って、本当に一顧だにされないんですよね。。
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