うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

夕暮れ

2018年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日のエントリーは1週間前のはなしでしたが、これは金曜日、24日の写真です。

Q-S1, 02STANDARD PRIME

日の入りもだいぶ早くなりました。

Q-S1は一応毎日持ち歩いていますが、何かのときに写真を撮るのはスマホのほうが多くなりました。

スマホからSNSに送るほうが楽なので(Q-S1も一応FlashAirが入っているのですが)、カメラで撮ってもまたスマホで撮りなおしたりもします。

そのスマホもこの9月はじめでまる3年。Q-S1は12月で3年。

スマホ(GalaxyS6edge)は携帯会社の扱いがなくなってしまい、次のを買う気がしない。

Qシリーズもご存知の通りシリーズ終了(事実上)で。。

SNSで掲げましたが、5年前のちょうど今頃(8月23日)に我が家で最初のQシリーズ、Q10が納品されました。

以来5年。後ろのペン3と共に元気です。ただ、Q10は持病の内蔵電池抜けが起きていて、電池交換の度に日付がリセットになります。それ以外は。

今週はニコンのフルサイズ・ミラーレスが発表になりましたが、業界、マニア筋の方々は大変でしょうけど、こちらには関係ないです。

ただペンタックスはねえ。。先日も日経が「ニコンが参入したことで大手メーカーすべてがミラーレス機を発売することに」とコメントし、リコー(ペンタックス)は無視されてしまい。。K-02が出ればあれですが、先年フルサイズレフ機がようやく出たペンタックスは、あえていえば周回遅れ感が無きにしも非ず。唯我独尊を保ってくれることを強く望みますが。。

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秩父往還

2018年08月25日 | 旅行記

暑さと業務多忙で、帰宅してもPCに向かう気になれず、すっかり時間がたってしまいました。

ことの起こりは今月はじめの台風のとき、ニュースで秩父にあるダムの水位が上がったので放水する、というニュースでした。

それでウィキでダムのことを調べていたところ、秩父地方から山梨に向ける道があり、20年ほど前のトンネル開通により一般車が通れるようになったとのこと。

一度訪ねてみるかと思っていましたが、ちょっと涼しくなった先週土曜に実行することに。

日高から飯能を抜け、国道299号線を登ります。横瀬で休憩。

なにしろ一人で運転しているので、運転をやめないと写真が撮れないものだから、写真は結構とびとびです。

滝山ダム。

完成したのは10年ほど前のこと。

県内では最大級のダムらしいです。

観光客はほとんどいません。

道路がループ状になっています。山中を走ると、突然高速道路のようなものが見えるので驚きましたが、自分たちの通る道でした。

トンネルそのものは車で通過してしまったので撮影のチャンスはなし。

一般道ですが、有料。

で、山を越えて山梨につきました。

作者の故郷?

今回一応の目的地とした、甲府市。

もう既に5時半ぐらいになってしまった。

まだ暗くはならないけど、だいぶ日も短くなりました。

甲府に行くといつも思いますが、なかなか暮らしよさそうな街ですね。

体調が悪いというか、体重が増えすぎて具合が悪く、食事を自主規制中。ゆえにほうとうなどは食べられず。

このあと中央道で帰りましたが、おなじみ大渋滞で参った。家族連れなど、トイレにも行けないというのはほとんど人道上の問題ですなあ。

というわけでした。

 

 

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夕凪の街 桜の国

2018年08月18日 | 本と雑誌

こうの史代 双葉社 2004年(電子書籍で購入)

こうのさんの漫画は「この世界の片隅に」で初めて触れて、紹介いただいて読み始めた「ぴっぴら帳」もとても面白かったのですが(先日家族に読ませたら声をたてて笑っていたので、プレゼントしました)、「夕凪の街-」はその存在を知りながらも手を出しかねていました。「この世界に-」も、読み進むうちに涙腺崩壊してしまい、読了するのが大変だったので。。

こうのさんの作品は刃物に例えるなら薄いカミソリで、小さくて人を威圧するようなものではないけど、ものすごく切れ味が良くて、下手をすれば致命傷を負わせることもできそうな感じです。。この例えは陳腐かもしれないけれど、とにかく受け止めていくのが容易ではないです。

これを例えば井伏鱒二「黒い雨」と比べてみると、姪の矢須子さんも皆実に近い運命をたどっていますが、この作品では語り手の重松の、姪や家族、職場や近所の人たちを想う気持ちが作品全体を包んでいて、読者には刃が直接切り込んでこない。否、「夕凪の街-」も直接読者に切り込んではいないですね。やはりこの方なりの作風が、緻密でシャープということなのでしょう。

個人的なことでいうと七波たちの住んでいた中野のまちや転居先などは、すこしずつかすってはいるのですが馴染み深い所です。

東子と、そのお母さんが通っていたという学校も、あああそこね、という感じ(電車から見えることぐらいしか知りませんが)。

1987年春(桜の国Ⅰ)のことはわかりませんが、2004年(桜の国Ⅱ)のころは、もしかしたら七波たちと電車で乗り合わせていたかもしれない。

あの年の秋には広島にも行ったな。

子供のころいた街が小さく見えて、そういえば桜が大きくなったせいもあるのか、と気づくあたりの描写もいいですね。。

そういえば、旧宅を建てなおした家にはもう新しい住人の方がおられるようです。去年家を壊してからかなり長いこと空き地で、なんだか成仏できない?感じでしたが、まあこれで・。

 

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二重橋と坂下門の間

2018年08月15日 | まち歩き

今日15日は終戦の日ですので、正午前にオフィスを出て、おにぎり1個買って広場のベンチで食べました。

昨日も今日も、暑いことはまだとても暑いのですが、お盆で電車が空いている分、暑苦しさが減じている感じがします。

風も熱を帯びながらも、少しだけ乾いた感じがあって悪くないです。

雲はありますが、高い空には筋状の雲、低いところには綿菓子状の雲がところどころに。見ていると結構流れているので、風が強いのでしょう。

いつもと違い、バスがたくさん駐車しています。終戦の日だからなのか、あちこちで行われている工事の関係なのかわかりませんが。

いつもは昼休みのオフィス・ワーカーがたくさん来ていますが、今日はほとんど人がいません。

超広角を持ってくればよかった。これは24mm相当。

皇居前広場付近にいる人たちは、95%以上外国人旅行者です。

ランニングする人も少ない。

この辺まで歩いてほぼ正午。

今から73年と1時間ほど前、二重橋と坂下門の間にある芝生で、宮城事件を起こした椎崎中佐と畑中少佐が自決しました。

本当は軽く黙祷でもするといいのですが、観光客が多いので遠慮して、軽く黙礼するにとどめます。

同じく73年前の今日未明に、森赳近衛師団長、白石通教中佐が殺害され、今朝6時過ぎには阿南陸相が三宅坂の官邸で自決しています。

古賀秀正少佐は、森師団長らが殺害された近衛師団司令部で、やはり正午前に自決しました。

ちなみに今年は昭和20年と曜日の並びが同じだそうですね。

今日会った社労士が、今月は特に時間のたつのが早く感じる、と言っていましたが、そうね・、先週は台風が来て、また暑い日々が戻った今週は部下の子がお休みなので仕事に追われ、もう週半ば。

いつの間にか日が短くなり、6時半にはもう暗くなってきています。

 

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世代

2018年08月14日 | 日記・エッセイ・コラム

先日BSで日本のいちばん長い日をやっていたので録画してみていますが、この映画、よほど史実が頭に入っていないと、次から次へといろんな人が出てきて、誰が誰だかわからないですね。。特に陸軍の若手参謀が錯綜していてよくわかりません。。

映画を見ていて思うのは、この陸軍の若手たちと、それを抑えることになる師団長、軍司令官、陸軍大臣等の対立構図です。おおむね30代前半の若手と、50~60代の幹部がぶつかり合う。この辺が門外漢にはよくわかりません。二二六事件のときも、野中大尉は30代前半でことを起こしています。単に若くて血気にはやる年代だからというのでは説明がつかない。若手に裁量を持たせて成功した企業というのはあるでしょうけど、若手が上を牛耳って、経営陣が統率に苦労する会社というのはあまり想像ができない。。ベンチャーは別として、伝統ある企業で若手が強い会社があったとすれば、それはわりと先進的な会社、というイメージになるのですが。。

彼ら若手の軍歴が始まった、昭和初期以降の軍の雰囲気が影響しているのでしょうか。それとも、この時代の50代は、日露戦争後の軍縮時代の人たちなので、その辺が影響しているのか。いずれにしても、専門家じゃないので何ともわかりません。

いずれにしても、若手の暴走が、昭和以降の軍の在り方に大きく影響したわけです。

それで、そこから少し連想するのですが、先月死刑執行されて話題となったオウムのもと死刑囚たち、彼らが暴走して引き起こした事件も、彼らの多くが30代の初めごろであったという点で少し似ています。さらに言えば、陸軍若手参謀も、もと死刑囚たちの多くも、ともにエリート集団の一部であったという点で似たところがあります。。

もちろん若いからことを誤った、といいたいわけではありません。ただ、なぜ彼らの上の世代が、若手をうまく抑えられなかったのだろうか。二二六事件でも、若手の多くはその罪を許され、それがその後の軍の運営に悪く影響したとされています。

阿南陸軍大臣も、森連隊長、田中大将も、多くの部下に慕われ、軍を統率してきた人たちだといわれています。それでも組織は彼らに、更に難度の高い統率を要求してきたのか、あるいは軍の歴史の積み重ねが、彼らには負い切れないほどの重荷を課してしまったのか、その辺はわからないところです。

 

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洗車

2018年08月13日 | 鉄道、車、のりもの

備忘録として。

車がうちに来てちょうど1年たったし、折からの猛暑で体が参っていることもあり、ふだんは使わない手洗い洗車をお願いすることにした。

24時間営業しているこの店は、都内ではけっこう有名なのではないかな。30年ぐらい前に、同じチェーンの別の店を使ったことがある。

色々コースがあるけど、基本1500円で、手洗いで車内外洗ってくれるサービスにすると1000円増しというのでそれに。

頼んでいる間に、同じ敷地にある店で食事できる。中華かと思って入った店は焼肉屋で、頼み方とかよくわからなくて適当に頼んだ。約2千円。

ので、洗って食べて4500円。う~ん。


タイヤ側面もきれいにしてもらって、いつもブラシが届かないホイールの奥もきれい。

しかし今日もすごい雷雨に降られちゃって・。

とはいえ、適度にきれい、というぐらいが一番いいのです。周りの人が見て不快に思われないぐらいで。電車やバスもそんな感じできれいにしてますよね。

コイン洗車場とか行くと、下手するとエンジンルームの中まで掃除しているすごい人を見かけるけど、もうあんな根性ないな。。白状すると20代の頃は自分も(それに近いこと)やってたけどね。

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グレツキ:ミゼーレ、聖母マリアの歌

2018年08月12日 | 音楽

レコーダーの整理をしようとして、買ってきたDVD-R(データ用とあった)に「ダウントン・アビー」をダビングしようとしたら、CPRMに準拠していないから駄目だといわれた。そんなこと、すっかり忘れていたわ。20枚も買ったのに・。それでくたびれてしまい、ふて寝していたら夜中になってしまう。。どうもまとめて疲れているようで、なかなか休日がまともに過ごせません。。

ので、別のことを書こうとしながら例によって軽い話題というか、忙しくて書きそびれた話題です。

グレツキの声楽曲集ですが、買ったのは6月の末ぐらいです。銀座山野楽器で買いました。

収録曲は;

・讃歌 Op.76
・ミゼレーレ Op.44
・聖母マリアの歌 Op.54

それぞれ1981年、2000年、1985年という、ごく近年の作曲である。書きながら作品番号と作曲年が合っていないような気がしてくるが、よくわからない。今見たら、あまりにも有名な交響曲第3番は1976年の作曲でOp.36であった。

それはともかく、声楽合唱のみで構成されたこのCDは、個人的には休日の朝などに聞いてみたい、祈りに満ちた音楽が連ねられいている。バッハのカンタータなどと違い、歌詞の意味を追いたいとは思わせない。うちにもナクソスの14世紀だかの古楽集のCDがあるが、比べるまでもなくグレツキは歴とした現代の作曲家であり、音楽には現代の息吹が込められている。時代のフィルターを経ていないぶん、この時代を生きるものとして、より音楽を通した「祈り」を純粋に感じさせるのはこちらのほうだ、と思ったりもする。

演奏は2012年。2010年に他界したグレツキの追悼盤とでもいうべきもの、とのこと。

ロスアンジェルス・マスター・コラール、グラント・ガーションの指揮。

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てにもつ

2018年08月10日 | セキセイインコ

お盆休みを前に、ふだんよりも仕事帰りの人が目立たない帰りの電車で、目の前に座っている人は足元にカバーのかかった箱を置いていた。

厚手の布でカバーされているが、取っ手のところだけスリットが入っている。

どうやらケージらしい。子猫か子犬でもいるのかな。

あるいは、少し大きめのオウムとかかもしれないな。

と思って、じろじろ見ていると、スリットからくちばしが見えてきた。足も。

ありゃ、セキセイさんではないですか。。

アルとおなじオパーリンのようです。

中がこの子だけだとしたら、ちょっと持ち運ぶにはケージが大きすぎて、不安に感じるかもしれませんね。。

この子、しばらく外を見ようと、スリットから一生懸命くちばしや足を突き出していましたが、やがて疲れたのか見えなくなりました。

持ち主の方、真っ黒に日焼けした同年輩とおもわれる男性で・。「うちにもいるんですよ~」なんて言えるかな、と思ったけど、まあそういう展開にはならず。。

うちに帰ってココたちのご機嫌うかがい。

慌てて撮ったら斜めになってしまった。。

アルは蝋幕が完全復活。ご心配をおかけいたしました。

熱中症にやられるインコもいるというけど、うちは28~9度ぐらい(ただし日中はわかならい)で、やはりこのほうが彼らには過ごしやすいのかな。

ご飯はココとおなじぐらいにしてあえて量らず、体重は38g弱で推移。ご飯の量は近く計量を再開します。

ネムイ・。

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平和祈念像

2018年08月09日 | まち歩き

10年近く前のことだが、井の頭の動物園に動物の写真を撮りに行った際、園内の建物の中で偶然この像に遭遇した。

長崎の平和公園に置かれているものの原型だということだ。

制作を依頼された北村西望がこの土地を借用してアトリエを設けたことに由来するらしい。

全く予備知識がなく、突然これに遭遇したのでかなり驚いた。

長崎には二度ほど訪れているが、平和公園の像の写真は、ちょっと探したが手元にはなかった。

 

以下はこの日に撮影した動物たちの写真。当時はNikonD70sだが、10年近くたった今見ても結構きれいに撮れている感じがするな。。

 

 

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はくねつ

2018年08月04日 | 社会・経済

画像は本文とはぜんぜん関係ありません。。

 

連日猛暑や水害のニュースが報じられる中、人々の不快指数(って最近あまり聞きませんね)をさらに上げたのが、例の議員さんのLGBT批判?記事とか、つい先日は医大の女子減点ニュースなどなど。

LGBT記事については先日ようやく議員の所属政党(自民党)が不適切との見解を示したが、雑誌への掲載からかなりの時間が経過しており、その間には抗議デモや、果ては議員に脅迫メールが届き、議員が被害届を出すなどの騒ぎに発展している。もとよりネット上では当然というか炎上してしまい、わりと頻繁に更新していた議員のツイッターやFacebookも本人による更新は止まったままだ。

ツイッターにはこうした「炎上」ネタが見えやすい(ので、個人的に左右どちらの意見も見えるようにいろんな方をフォローしている)。本件は「生産性」という格好のキーワードにも支えられて、よく盛り上がったようだ。

何人かの方のブログや、連載コラムも読んだが、共通しているのは議員の記事を粗雑で浅薄な議論としながらも、スポットライトを浴びた形になったLGBT問題について比較的冷静に分析していることだ。声には出さないが(議員の主張を)暗に受け入れている政党支持者も多いのでは、という意見もあった。これなどは、その具体的な内容を含めてまるでナチスの人心掌握法を連想してしまうが、まあそういう解釈も成り立たないわけではないだろう。この議員がいわゆる人身御供の役を買って出たという取り方もできる。もとより炎上どんと来い、などというTシャツを作られた方でもある(本人がSNSで触れていた)。政党が事態収拾にある程度時間を置いたのも、計算されたものであった可能性もある、かもしれない。

この件、最初の議論(議員の寄稿した記事)が粗雑であったことがそもそもの間違いなのだが、これを正面からきちんと受けとめ、冷静に論考したコラムニストの方々がいらしたということが救いだ。ただ、それに対するコメントのなかにはかなりアレなものも多くて、ネット社会の難しさを感じる。


女子一律減点というのも、非常に反応しやすいお話ではある。相手(大学)側に非がないといえる人はいないから、と思っていたらそういう意見も出たのには驚いたが、変ないい方安心して相手をバッシングできる問題ではある。

ただ、実際に「手を下した」のは大学の入試担当者、あるいは大学そのもかもしれないが、そこだけにとどまる話では当然ないはずだ。大学が学生に教育の機会を与え、医師を世に送り出すことに、直接性差が関係あるとは思えない。問題の根源はその先、医師の世界(現場、あるいはOBの集まり的な集団)にあると考えなければならない。

病院関係者全体で、女性医師の受け入れに一定の(見えない、まあ見えてるのかもしれないけど)考え方があるのかもしれない。医大を出て免許もあるのに、就職口がない「女性」が溢れたら、業界的に問題だ、とか、そういう暗黙の了解があるのかも。。

この話はこの先色々尾ひれがついて広がりそうな気配はある。入試の数学の答えが正答だったのに、そこから減点するのは明らかに問題だが、企業の面接試験で内定を出すにあたって、採用者が性別を判断基準としていても、それを証明することは一般的には難しいだろう。雇用機会均等法により、募集要項で性別を限定することは例外を除き禁止されているが、選考は会社の総合判断にゆだねられる。

事務系の社員なんか、性差の区別があるはずないのに、今度採る経理スタッフは女の子がいい、とかいう話は日常普通にかわされている。まるで次に生まれてくる子はぜったい男の子ね、というみたいに。そういう、性別をめぐる建前と本音みたいなのは厳然とあるのだ。上司が女性で、部下を採用するときに男の子は扱いにくいから若い女性に、というのも普通にある。

失業して仕事を探していたとき、ハローワークで見つけた経理責任者の面接に行ったことがある。外国の投資ファンドが出資している、観光ホテルなどを運営する会社で、決算、税務申告から日常経費処理、更に出資元への英語による会計報告、予算作成まで含む難しい仕事で、なのになぜか給与はちょっと応募をためらいそうになるほど安い。ただ、一応要求されたことはできるし、折から困っていて贅沢は言えないからと応募して面接に行った。面接に当たった人にそれとなく質問してみたら、「・・・、というか女の子が欲しいんだよ。前働いていた子も、割と若い子で英語も経理も得意で、お茶も入れてくれて・・」と本音を語ってくれた。

これなどは二重に差別というか・・。あれですよ。世間はかくも厳しいものだな、とは思いましたよ。。

性差というのは、個人的には区別が全くないはずはないと思っています。たとえば女性9:男性1の職場(じっさい経験しました。比率はもっと極端)であれば、男性はそれなりに苦労するものなのです(というより、今で言えば鬱病寸前か、そのものになるところまで行きました)。とはいえ、今の上司も女性だし、これまで一緒に働いた上司のたぶん7割は女性だったしな。。LGBTもそうですが、多勢と少数派になると色々問題が出るのだと思います。

まあ人類の進歩を信じて、時間をかけて解決していくしかないのでしょうね。


こんなことを書いたのは、上記事件そのものもそうですが、ここ数週間に偶然見たテレビにもインスパイアされたというのもあります。

ひとつは有名なサンデル教授の白熱教室。最初は何気に見ていたけど、だんだん引き込まれて。。今年度分5回のうち3回だけでしたが。。人種や見た目(ルックスが良い白人とか)で人を採用するのは道徳的に正しいと思うか?とか、(アメリカが掲げる)人には誰でも成功するチャンスがあるなんて嘘だ、才能のある人が成功するのは不公平だ!(とまでは言ってなかったけど)という議論が面白くて。昔「これから正義の話をしよう」を、途中まで読んでやめちゃったんですけど、改めて「白熱教室」を読み始めてます。。

もう一つはEテレでやっていたトークショーで、元男性の弁護士とか、全盲の弁護士、同性愛の先生とかいろいろな人が出てくるもの。折しも上記議員の一件が世間をにぎわしていたので、余計興味深かったです。

 

 

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ミスト

2018年08月02日 | まち歩き

8月になったがまだ、というべきか当然というか、暑い。

毎回同じようなことを言っているが、暑いのはそんなに苦手じゃない・・とはいえそれにも限度があるよなあ。。

今週は特に夜になっても暑いのがあれですね。。

そんなわけで、書きたい記事もあるのですが、体力温存のため軽めに。

ミスト、この地区では別の場所で以前から見られましたが、今年は仲通り一帯にも範囲を拡大したようです。

細いパイプを樹から樹に渡して、幹のあたりにつけられたノズルから霧が出てきます。

まあ気分的に涼し気、という程度の効果かもしれませんが、すこし気持ちが潤います。

旧宅の頃は、ときどき打ち水とかしてましたね、そういえば。

 

 

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