年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

大腸の定期点検・80まで死ねないので

2024年04月09日 | 宅老のグチ
3年前にイレウス(腸閉塞)でコロナの中で緊急入院となった。後から聞くと当時の治療方針ではまずコロナの治療が先で、それと並行でイレウス治療の様で、初日は隔離室へ入れられ、コロナの感染が陰性と判明後に治療が始まった。この間の個室費用は無料で、後で聞くと部屋代が一泊数万円だった。翌日に陰性と判明し、大部屋へ移動する。そこから点滴治療が始まり、癒着した腸の腫れが落ち着かせる治療が始まった。高圧酸素室というほぼ酸素だけの空気治療があった。そこは火葬場の入り口の様で5回も天国に行く気分だった。酸素が殆どなので金属を身に着けていると爆発する恐れがあっるという。それから3年経ち、10年前の下血から大腸内視鏡検査の時期が来て、申し込んだ。肉の好きな日本人の大腸がんの発生は増えているという。80歳までは最低の健康保持する予定で検査をした。
 結果は10日後だが、ポリ―プが2個あって、すぐ切除。病理検査をしないと判らないが、見た目では悪性ガンと見えないという。これでまた結果の如何にも関わらず、3年後の大腸内視鏡検査を受けることになってしまった。気分は高齢者運転免許更新の時に似ている。ただ違うのは免許の更新は返納すれば終わる。大腸の検査は高齢になるほど進みは遅いというが、それでも大腸の切除手術後の様子から、大変ということが解かっていて、早めの発見を家族から要求されている。

老いの失敗学  -80歳からの人生をそれなりに楽しむ- 著者名 畑村 洋太郎著 2024.1
大腸の内視鏡検査で大変なのが大腸の中に残っている未消化物と便を出してしまうことでもう4回近く検査を行っているが毎回憂鬱である。およそ2リットルの味付き検査飲料を2時間で飲む。すると便が出るのだがキレイになるまで飲み続ける。かなりきれいに腸の中から出た黄色い水が検査の画像を見るとてべ物のカスが残っていることに驚く。この間に老いの失敗学という本を読んでいた。80歳のというタイトルから気になり、図書館から借り出し、検査水の間に読んだ。
 80歳で無いとこの本の心境は出ない。90では無理で遅いと感じる。著者の見解では普遍化できないのでまだ学問化できないが必要性はあるという。ということで、この本を購入して付箋をつけで読み返したい。
 75歳で世間から排除されつつある現状がこの本で理論的に説明できる。しかし回答の共通が無い様で今の所は愚痴になる。統計的に男性は早く亡くなるので気が楽でもある。
 80歳は死に時の年齢でバタバタしても間に合わないのだが、著者によると何か生きる目標があったほうが良いと書いてあるがそれにこだわるとつらい末期となる。免許の返納話が出て来るがそれによって引きこもりと好奇心が消えるという。しかし他人に危害を与え幼児の未来を奪うことも想定しないと、返納しなかった加害者のその後の生活が激変する。終わりよければすべて良し。
 
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