東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

百田氏の暴言

2014年07月09日 | インポート

Photo  特攻隊を描いた「永遠の0」の作者、百田尚樹氏の暴言が止まらない。
 時事通信(5/24)は、「NHK経営委員を務める作家の百田尚樹氏は24日午後、岐阜市内で開かれた自民党岐阜県連の定期大会で講演し、自らを憲法改正派と紹介した上で、『軍隊は家に例えると、防犯用の鍵であり、(軍隊を持つことは)しっかり鍵を付けようということ』と語った。さらに軍隊を持たない南太平洋の島しょ国バヌアツ、ナウルの国名を挙げ、『家に例えると、くそ貧乏長屋で、泥棒も入らない』などと両国をやゆする発言をした。
百田氏は2月の東京都知事選の応援演説で、対立候補を『人間のくず』と非難したことなどが問題視され、NHK経営委員会(委員長・浜田健一郎ANA総合研究所会長)が『委員一人一人が、公共放送の使命と社会的責任を深く自覚し、一定の節度をもって行動する』との見解をまとめた経緯がある。外国をやゆする今回の発言は波紋を呼びそうだ。
百田氏は講演で歴史教育にも言及し、『日本の歴史の中で最も大事な事件は大東亜戦争。しっかり勉強しないと、今現在の国際社会は語れない』と強調。その上で『歴史教育を取り戻すため、自民党のみなさん、頑張ってください』と語った。NHKは放送法で不偏不党を求められており、作家の立場での講演とはいえ、特定の政党に肩入れするような発言は問題視される可能性がある。」と報じた。6月18日には、「百田氏『日教組は日本のがん」従軍慰安婦も否定」と題して共同通信が「NHK経営委員で作家の百田尚樹氏が18日、静岡市での講演会後に行われた参加者との質疑応答で『日教組は本当に日本のがん』『南京大虐殺はなく、従軍慰安婦はうそ』などと発言した。
 講演会は静岡青年会議所が主催。百田氏は参加者から日本の教育に対する考えを問われ『日教組は何十年間も、純粋無垢な子どもたちに贖罪意識を教え込んでいる。まず“日本は素晴らしい”ということを教えなければいけない』と持論を展開。その上で『日本人でいることが恥ずかしいと教え込まれた子どもたちは立派な大人になれない』などと述べた。」と報じている。
 外交問題にもなりかねない差別発言、人格を否定する発言に続き、日教組への暴言と歴史改ざん発言をくりかえす百田氏がNHKの経営委員で居続けることは、NHKそのものの信頼を失うことになろう。
トリカブト


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