ぶら・のび

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映画「SAYURI」を見て1

2019年06月27日 | Weblog

だいぶんに以前見た映画『SAYURI」を再び鑑賞

なかなか面白かったので見てない方の為に改めて紹介します。

監督はあの映画「シカゴ」ロブ・マーシャルやスティーブン・スピルバーグも参加

SAYURI役はチャン・ツィイー 

渡辺健・役所広司・工藤夕貴他出演


ストーリー

この物語は貧しい漁師町では貧困にあえぐ家庭が生活のために女の子を売って金に換えるという。

男の子は仕事の役に立つが女の子は役に立たないと、そんな理不尽なところから始まる物語です。


あると日、男が依頼を受けて訪ねて来る、父親は娘2人を差し出しそして金を受け取る。

娘2人は何事か?と恐怖を抱きながらもうんも付かせず車に乗せ、その後男は汽車の駅まで連れて行く、そこでまた別の男性へと引渡し見返りの金を受け取る。

長い時間電車に揺られ2人の娘を必要としているいろんな店を売り歩く。

この娘、姉は「たつ」といい、妹は「ちよ」という。


男はまず芸者の置屋へ2人を連れて行った。

すると、手伝いの古株の女は「じゃ〜この子はもらっとくが、そっちはいらないね」と、”ちよ”を取った。

そして”たつ”はその後女郎屋へと引き取られていったのだ。


置屋「新田」に引き取られた”ちよ”を女主人(お母さん:桃井かおり)が顔お見て「あんた珍しい目をしてるじゃないか」とここで奉公人として置く事を決めた。

ここには”ちよ”より先に”おこぼ”という女の子が既に働いており、自分もはじめはそうだったと寂しい思いをしている”ちよ”を慰める。

そして”ちよ”と”おこぼ”は芸者になるための稽古と置屋の仕事の日々が続くのだ。


 

数ヶ月が経ち”おかぼ”と”ちよ”も生活に慣れ共に芸者修行にも励む! 

 

そんな中でも”ちよ”は離された姉”たつ”の事を探し回るのだった。


この置屋「新田」には”初桃”という超売れっ子芸者がおりこの置屋の稼ぎ頭で新田の看板となっていた。

だがその為、わがままでプライドも高くお母さんも”初桃”のする事は大目に見ていた。

”初桃”は芸者として二十歳になるまでに自分の借金を全部返した伝説の芸者とまで言われた。

そんな”初桃”に”ちよ”は嫌われ色々嫌がらせを受ける事になるのだった。


ある日、”初桃”が自分のライバルとなる同じ売れっ子の”豆葉”の着物を盗み、それに墨汁の墨を付け”ちよ”に”豆葉”のところへ持って行けばあんたの姉”たつ”の居所を教えてあげるからと”ちよ”に言われ、どうしても姉に会いた”ちよ”はその指図通り”豆葉”のところへ返しに行くのだった。

当然”豆葉”から新田へ連絡が入り、”初桃”の嘘をそのまま間に受けたお母さんはひどく激怒し”ちよ”を棒で叩く

結局、着物の弁償は全て”ちよ”の借金として上乗せされたのだ。

そして”ちよ”は”初桃”に「お姉さん!約束よ”たつ”はどこ?」とか細い声で聞いた。

「確か?辰野って店だったかな?」


しばらく痛みは消えなかったが数日後”ちよ”は何軒かの店を周りながらやっと辰野と書いてある女郎屋を探し当て、やっと”たつ”に会う事ができ一緒に逃げようと話す

でも「今は駄目、お金が無いから、今日仕事が終わったらなんとかするから明日、眼鏡橋のたもとで待っているからね!きっとよ!」

ところが当日、いつも新田はきっちり戸締りをするので出られない、その為”ちよ”は屋根を伝って逃げようと雨の降った後の足元の悪い屋根伝いを一生懸命に進んだ

やがて眼鏡橋が見える位置まで来たその矢先に足を滑らし”ちよ”は地面に落ちたのだ。

気づいた時には新田に連れ戻され「嗚呼しょうがないね、これでまたあんたの借金が増えちまうよ!一生かかっても払えないかもね」

その後、もう”たつ”に会う事はなくなり芸者見習いも辞めさせられこれから借金返済のための奉公人として過ごすしかなくなったのだ。


そんなある日”ちよ”は呆然と橋の上でしゃがみこんで川の流れを涙流しながら見ていた時だった

ある紳士の男性が「こんないい日和に泣いちゃもったいないな」と声をかけられた。

「どうしたの? 転んだのかい? 怖がらなっくてもいいんだよ」と優しくいい、そして近くに出している露天のかき氷屋で好きなイチゴの氷を買ってもらった。

”ちよ”の目を見た男は「不思議な目をしてるね」といい、白いイニシャルの入ったハンカチにコイン(お金)を挟み「これで美味しいものでも買って食べなさい」と渡され、待たせていた芸者達と去って行った。


この日を境に”ちよ”には目的が生まれ なんとか自分も芸者になってもう一度あの方の住む世界に近づきたいと駆け出したのだ・・・・

つづく


 

コメント (1)
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