古城（沓掛城）

古城は長野県でも幾つかあり、便宜的に沓掛城とします。

古城（沓掛城）地図

国道１４３号線から地方道１２号線に入り沓掛温泉を目指します。温泉街の奥に進むと、村営駐車場があります。

駐車場の手前、電信柱のところから山道があります。

山道を東に廻って来ると、二本の柱が登り口を示しています。

真ん中の峰に城址があります。

林道から離れて尾根を登ってゆきます。

第一堀切

第二大堀切

第一堀切を見下ろすと、小曲輪が確認できます。

二の丸から本丸城壁を見ています。この縄張りは西城（烏帽子形城）とそっくりです。

次回　本丸から南東尾根へ

城主のはっきりした史料がないそうです。しかし、湯坂山の西城から南４ｋｍほどに古城はあり、西城の支城ではないかと推測されています。この地方道１２号線は、そのまま進めば丸子町に入り、奈良本から分かれて県道１８１号線を西に進み、保福寺峠を越えて四賀村を西に走れば国道１４３号線に突き当たり、松本街道となります。武田信玄が第一次川中島へ進むときに、四賀村刈谷原町の鷹巣根城から北に進み、坂北村の青柳城を経由して麻績村を北上して更埴から長野市篠ノ井の塩崎城に進んだとされています。