平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

言い足りないことがあったので、武田邦彦さんにメールを送ってしまいました

2013-09-11 12:40:35 | 武田邦彦
こんにちは。度々メールをお送りしてすみません。
ご迷惑でしょうからこれで最後にします。今回は短い文面にしますので最後まで読んでくださいますようお願いします。
最初にお断りしておきますが、私は反日日本人ではありません。日本に生まれたことを誇りに思い、日本が千代に八千代に繁栄することを心より願うものです。
あの戦争はやるべきではなかった。そして、条件が悪くても早期に講和を行うべきであったと思っています。その考えは変わりません。
私は300万人の戦没者が気の毒でならないのです。
戦後の驚異的発展とアジア解放のために歴史的使命を果たした、という先生のご意見には賛同できません。アジア解放など後付の理屈です。
なぜアメリカと戦争をしてはならないか、それは、アメリカが強大な力を持った悪魔の国だからです。
先住民を虐殺し、アフリカ人を奴隷にし、ハワイ、フィリピンをはじめ、世界各地で殺戮を行いました。
彼らは白人しか人間ではないと思っています。旧約聖書を読めばわかります。日本人を根絶やしにしても屁とも思わない国です。
そういう国と戦ってはならない。ひどい目に遭う。だから、松岡洋右が「三国同盟は僕一生の不覚、陛下と国民に申し訳ない」と言って号泣したのです。
昭和天皇の「耐え難きを耐え忍び難きを忍び」は終戦時にではなく、開戦前に発せれるべきだったと思います。以上です。


すべて言い尽くしましたので、武田邦彦さんシリーズはこれで終わりです。

武田邦彦さんにメールを送りませんでした

2013-09-10 20:37:56 | 武田邦彦
彼のブログを読んで唖然としました。こんなことを書いています。
アメリカが仕掛けた戦争、アーリア人の占領軍と戦った日本軍、そして戦後のアジア諸国の独立と、日本を中心としたアジアの経済発展・・・戦争の犠牲となった方はとても大きな歴史の中でその使命を全うされたように感じられる。
どう思いますか。生きて世の中の役に立つということはあるけれど、死ぬことで役に立つ命って何だろう。300万人の人が亡くなっても、武田さんの眼には物理現象としか映らないのでしょう。抗議のメールを打とうかと迷ったのですが止めました。何を言っても無駄ですから。

武田邦彦さんにメールを送りました(2)

2013-09-09 16:06:45 | 武田邦彦
こんにちは。以前メールをお送りした平ねぎです。
今日の先生のブログ記事( 【普通の歴史】4-4大東亜戦争・・・その結果、戦後の状態)を読んでびっくりしました。つぎのようなことが書かれていたからです。

それに対して反日日本人を中心として、「日本は戦争をすべきではなかった」と言い、「アジア諸国の独立などどうでも良いじゃないか」と言う。

先生は、昭和天皇が戦争に反対していたことをご存じないのでしょうか。
先生の論でいくと、天皇陛下は反日日本人ということになります。

衝撃の未公開記録昭和天皇の独白八時間:文藝春秋12月号、平成2年、から昭和天皇が東條を総理大臣に任命した箇所を引用してみましょう。昭和天皇は以下のように語っています。

東條という人物はさきに陸軍大臣時代に、大命に反して北仏印進駐をした責任者を免職して英断を振った事もあるし、又宮中の小火事事件に田中東京警備司令官、田尻近衛師団長、賀陽宮旅団長以下を免職した事もあり、克く陸軍部内の人心を把握したのでこの男ならば組閣の際に、条件をさへ付けて置けば、陸軍を抑へて順調に事を運んで行くだろうと思った。
それで東條に組閣の大命を下すに当たり、憲法を遵守すべき事、陸海軍は協力を一層密にする事及時局は極めて重大なる事態に直面せるものと思ふと云ふ事を特に付け加えた。時局は極めて重大なる事態に直面せるものと思ふと云ふ事は、九月六日の御前会議の決定を白紙に還して、平和になる様、尽力せよと云ふ事なのだが、之は木戸をして東條に説明させた。そしてこの条件書の写を岡海軍軍務局長に渡させた、及川を別に呼んで、極力陸軍海軍協調を頼んだ。東條は私の意を汲んで組閣した、そして、来栖を華府の野村大使の許に送った<略>総理になった東條は、九月六日の御前会議を白紙に還すべく、連日連絡会議を開いて一週間、寝ずに研究したが…<略>

天皇から組閣を命じられた東條は、

田原総一朗:日本の戦争、小学館、より引用
***
天皇に「首相をやれ」といわれたとき、東條は足がふるえて、何がなんだかわからなくなった、と秘書官の赤松貞雄に洩らしている。東條は控え室に戻ると、赤松に車を用意させて、明治神宮、東郷神社、靖国神社を次々に回り、深く長く礼拝した。その間、一言も口をきかなかった。帰途、赤松に緊張し切った口調で「この上は神様の御加護により組閣の準備をするほかなしと考えて、このように参拝している」と語った。
陸相官邸に戻った東條は、武藤章・軍務局長、佐藤賢了・軍務課長、石井秋穂・軍務課高級課員、そして富永恭次・人事局長など陸軍省の有力な将校たちを呼んだ。そして、「天子様が…」という言葉を何度も使って、従来の路線を白紙還元し、日米交渉に全力を尽くすのだと、緊張と興奮のあまり、言葉を途中でとぎらせ、あるいは同じ言葉を何度も繰り返しながら伝えた。
<中略>
開戦前夜、東條は寝室に正座して泣いた。隣室の家族が異様に感じるほど泣いた。
<後略>
***

昭和天皇も東條も対米戦争を避けたかったのです。
尤も東條は平和主義者ではなく天皇一筋の軍人ですから、天皇の意思に応えることができなかったので号泣したのでしょう。

対米戦争に反対していた軍人は多くいました。数え上げればキリがありませんが、陸軍では栗林忠道大将です。彼はアメリカに留学していて彼我の国力の差を痛いほど知っていました。対米戦争になれば必ず負ける、それが彼の信念でした。堀江芳孝:闘魂硫黄島―小笠原兵団参謀の回想―、光人社NF文庫、から引用します。堀江参謀と栗林中将(当時は中将)との硫黄島での会話です。

「なんだ、君は鈴木さんの部下だったのか。頭のいい人だね。教育総監部で一緒だったよ」。中将はなつかしそうな顔でつづけた。「永田さん、今村さん、鈴木さん、あのころは君、教育総監部はそろっていたよ。相沢とか何とかという狂人が殺しちゃって、国宝を失っちゃったんだ、盲目の馬鹿めらが愛国だのヘチマだのといって、見さかいのつかないことをやるからこのざまだ」。語気が荒い。<中略>。「分からないものだね、人の運命なんて。かなり前のことだが大尉のころ三年もアメリカにいて、同じ隊の将校に運転を教わり、自動車を買ってあちこちまわったが、軍事と工業の連結は素晴らしいものであった。ボタン一つで全工業が動員され、実業家が陸軍長官や海軍長官になって軍需工業の裏づけをやるからたまらない。日本じゃバタ(歩兵のこと)が幼年学校を出て皇軍の根幹だと抜かして、はばを利かせて戦争指導だなんてやらかしているからどうしようもない」

このように軍部を痛烈に批判しています。栗林大将は対米戦争に反対していたので、先生の分類によると反日日本人に該当するのでしょう。

今上陛下と皇后陛下は平成6年に硫黄島を訪れ、つぎのような歌を詠まれています。

精根を込め戦ひし人未だ地下に眠りて島は悲しき(天皇陛下)
慰霊地は今安らかに水をたたふ如何ばかり君ら水を欲りけむ(皇后陛下)

反日日本人の栗林大将とその部下のために慰霊の歌を詠まれた両陛下も、先生の定義によると反日日本人になるのでしょうか。

海軍にも戦争に反対する軍人は多くいました。その筆頭は最後の海軍大将井上成美でしょう。海軍の名参謀井上成美、新人物往来社、から引用します。

新名>最後に、太平洋戦争というものに対するお考えをおきかせください。
井上>われわれが歴史を勉強する目的は、過去のことを正確に分析して、そこから現代の役に立つ教訓をくみとることにあるはずです。ところが、かつて明治時代に、日清・日露という二つの大きな戦争をやり抜きましたが、そのあとで歴史家や軍人たちが、二つの戦争とも、戦闘では勝っても戦争では負けていたと見るべきだったのに、勝った勝ったと有頂天になり、「シナ何するものぞ」「ロシアくみしやすし」という空気をうみだしてしまい、それが昭和までもちこされてしまいました。そして、満州事変、シナ事変となり、ついに米英を敵にまわす戦争に突入してしまったわけです。歴史を学ぶということ、真実がどこにあるかということを見極めることが、これほど大事な意味を持っているんだということを、二十年前の八月十五日がまざまざと教えてくれたと思っています。(「人物往来」昭和四十年八月号所載)

先生の分類によると、井上成美は反日日本人どころか国賊や売国奴の範疇に属すのかもしれません。

昭和天皇が蛇蝎のように嫌っていた松岡洋右も対米戦争は避けるべきだと思っていました。Wikipediaから引用します。

松岡は常々からイギリスとの戦争は避け得ないと考えていたが、アメリカとの戦争は望んでいなかった。彼は「英米一体論」を強く批判し、イギリスと戦争中であるドイツと結んでも、アメリカとは戦争になるはずがないと考えていた。1941年(昭和16年)12月8日、日米開戦のニュースを聞いて「こんなことになってしまって、三国同盟は僕一生の不覚であった」、「死んでも死にきれない。陛下に対し奉り、大和民族八千万同胞に対し、何ともお詫びのしようがない」と無念の思いを周囲に漏らし号泣したという。

先生の分類によると、松岡洋右は対米戦争を望んでいなかったので反日日本人になります。軍国主義の代表人物のレッテルを貼られている松岡が反日日本人であったという事実は面白いですね。笑

先生の定義に該当する反日日本人は枚挙にいとまがないので、反日日本人探しはこの辺で止めておきます。

戦争に負けたけれども、戦後大発展したので良いじゃないか、という言い方は酷すぎると思います。戦争で亡くなった300万人の方々は戦後復興の恩恵を享受できないのですから。
これについても、長くなるのでこれ以上言及しません。

最後に、先生の論の組み立ては乱暴だと思います。なんの参考文献もなく、先生の思い付きをまるで事実であるかのような筆致で書いておられます。私は技術者です。論文や技術報告を書くときに注意していることは、事実と意見を明瞭に書き分けるということです。意見を事実のように書いてはいけません。私はこのことを、木下是雄:理科系の作文技術、中公新書、から学びました。先生も参考にされるとよいと思います。名著です。

追伸

まことに勝手ながら、私がよく利用している技術士掲示板に「武田先生に問う-対米戦争に反対する者は反日日本人か-」と題するスレッドを立てました。お忙しい中たいへん恐縮ですが、議論に参加して下されば幸甚に存じます。
URLはつぎのとおりです。
http://www.play21.jp/bbs/saguchi/index.html

8月15日付記事「武田邦彦さんにメールを送りました」に書き込まれた全コメント

2013-08-26 19:27:02 | 武田邦彦
クマゼミについて書くつもりでしたが、急遽内容を変更します。
ブログをやっている人には解かっていただけると思うのですが、ブログを毎日更新するのはけっこう大変なのです。今日は、8月15日付記事「武田邦彦さんにメールを送りました」に寄せられたコメントへの対応にエネルギーを使いすぎたので、新しいことを書く気になれません。そこで今日のブログは、そこに書き込まれたコメントとそれに対する私の返答をそのままコピペして、記事に代えたいと思います。
ところで、コメントを下さる方に守っていただきたいことがあります。コメント欄は、住宅でいえば縁側のようなものです。縁側は家の内部と外部との接点で、そこで人と人が交流します。「縁側は一期一会の花盛り」(魔法使い氏作)と歌われているように、ほのぼのとした楽しい空間にしたいものです。そのためには乱暴な言葉遣いはできるだけ避けるようにしてください。よろしくお願いします。

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
個人的にはこの程度の認識で政治を語るのはやめていただきたい、大体平和活動するなら中国でも北朝鮮でもいくらでも批判すればよろしい。
それをしないでなぜ日本を叩くのか?
日本にいながらそんなことするあなたは卑怯者ですね。
戦争に負けるのもあなたみたいな人がいるからだ、みたいには考えないんですか?


(平ねぎ)
>個人的にはこの程度の認識で政治を語るのはやめていただきたい
自民党はそんなにおかしいですかね?さん、
あなたの「この程度でない認識」を教えてください。
長くなっても構いません。
あなたのために、コメント承認をしばらく外しておきます。
素晴らしい歴史認識を期待しています。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
いやあなたの文章読んでレベルが低いと思っただけ。
大体アメリカとの戦いは確かに難しいところがあるからあなたの言い分もよくわかるけど、理由づけが幼稚すぎるのでね。
大体あなたはアメリカが強いから云々というけどそれなら日本も軍事増強で強くなれって結論になるのが普通だが結局あんたみたいな人は軍事反対なんだろ?しかも日本だけ?
承認はどうでもいいよ、別に期待してないし。
それと元寇のこともそうだが昔のロシアや中国はめちゃくちゃ強くて恐ろしい存在だったわけでアメリカも基本はそうだったんだけど・・・それを説明する必要があるわけ?


(平ねぎ)
何を言ってるのかわかりません。
頭を整理して、
レベルが低くなく、幼稚でない、あなたの歴史認識を書いてください。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
ああそれとどうせ承認外すなら最初に投稿したやつも載せといてくれる?
読んでる人が誤解するのは本意じゃないんで。

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
ははは、やはりそうきたか?
こちらの反論の意味すら解らないのかい?
じゃあそれは読解力の問題ですね。
政治の話をしても無駄でしょう。


(平ねぎ)
コメント承認とは、ブログ作成者がチェックして、公開に適しているもののみコメント欄に表示する機能です。
あなたが最初に書いたコメントはすぐには見れなかったでしょ。
私があなたのコメントを見て承認したから見ることができるようになったわけ。
承認機能を外してコメントを書いたら無条件に見れるようにしたんです。あなたのために。こんなこともしらないの?

(平ねぎ)
>ははは、やはりそうきたか?
>こちらの反論の意味すら解らないのかい?
>じゃあそれは読解力の問題ですね。
>政治の話をしても無駄でしょう。
言い訳はやめてあなたの素晴らしい歴史認識を書いてください。何度も同じことを言わせないでくれ。

(平ねぎ)
>いやあなたの文章読んでレベルが低いと思っただけ。
>大体アメリカとの戦いは確かに難しいところがあるからあなたの言い分もよくわかるけど、理由づけが幼稚すぎるのでね。
>大体あなたはアメリカが強いから云々というけどそれなら日本も軍事増強で強くなれって結論になるのが普通だが結局あんたみたいな人は軍事反対なんだろ?しかも日本だけ?
>承認はどうでもいいよ、別に期待してないし。
>それと元寇のこともそうだが昔のロシアや中国はめちゃくちゃ強くて恐ろしい存在だったわけでアメリカも基本はそうだったんだけど・・・それを説明する必要があるわけ?
こんなものは反論になっていない。
日本語にもなっていない。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
お前頭悪すぎだろ、まず最初のコメント載せろよ。
俺はお前みたいな売国奴いくらでも見てきたから何言っても無駄なのは解ってるけど相手してほしいなら最初のコメント載せろよ、それが戦いのルールだ。


(平ねぎ)
>お前頭悪すぎだろ、まず最初のコメント載せろよ。
>俺はお前みたいな売国奴いくらでも見てきたから何言っても無駄なのは解ってるけど相手してほしいなら最初のコメント載せろよ、それが戦いのルールだ。

未承認のコメントはないのだがね。
何か勘違いしてない?

(平ねぎ)
おかしいなぁ。
そのコメントは、いつ書いたの?


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
お前みたいなカスはいくらでもいる、別に驚かない、しかし一度もこちらの反論に答えず嫌がらせをしたやつは初めてだ、承認機能は知ってるから最初のを載せろと言ったんだよマヌケが。
まあ売国奴って時点で性格が最悪なのはわかりきっているんで相手するまでもないんだが、便所の落書きもいい加減にしろよカス!!


(平ねぎ)
だから、それはいつ書いたのかと訊いているでしょ。
未承認のコメントは無いんだよ。
>しかし一度もこちらの反論に答えず嫌がらせをしたやつは初めてだ、
ここは公開掲示板じゃない。私のブログのコメント欄だ。
おかしなことを言うなよ。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
いいだろう、どっちにしてもお前がまともに答える気がないのは明らかなのでもう構う必要もないんだが、見てる人間が誤解するのも嫌なので、一問一答形式だ、これで通じないなら終わりだ。
まずアメリカが強いから日本が防衛戦争に当たらないとはどういうことか?私は相手の強弱に関わらず防衛戦争に当たると考えている、君は弱いからダメという考えなのか?


(平ねぎ)
>まずアメリカが強いから日本が防衛戦争に当たらないとはどういうことか?
あれは防衛戦争じゃない。
日本が仕掛けた戦争だ。
本文をよく読んでくれ。

(平ねぎ)
未承認コメント云々はどうなったの?


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
いきなり終わりか?
それとも牛歩戦術かい?

(Unknown)
おおきたか


(平ねぎ)
あなたのネット環境はどうなってるの?
レスポンスが悪そうだけど。
承認コメントを見ることができないのも、
そのせいでは?


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
君の本文は読んだよ、勿論。
日本が先というんは物理攻撃、つまり真珠湾攻撃のことだろ。
しかし君ね、昔の国と国の存亡をかけた戦いと今の日本の民法の正当防衛を同じに考えていないかい?
まず同じかどうかを聞くとする。
先に攻撃したというだけで防衛という考えの可能性はないんか?

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
やっぱり時間がかかるようだね、まあ定期的にチェックするからよく考えなよ。
悪意の引き伸ばしでなければ必ず答えると約束しよう。


(平ねぎ)
>しかし君ね、昔の国と国の存亡をかけた戦いと今の日本の民法の正当防衛を同じに考えていないかい?

馬鹿だな。こんなことは勝ったときに言えよ。戦争を仕掛けたために300万人が殺されたのだよ。あの戦争はやるべきではなかったのだ。玉音放送に「耐えがたきを耐え忍びがたきを忍び」というのがあるだろ?日本は耐えがたきを耐え忍びがたきを忍んで、開戦を思い止まるべきだったんだ。

ここで、衝撃の未公開記録昭和天皇の独白八時間:文藝春秋12月号、平成2年、から昭和天皇が東條を総理大臣に任命した箇所を引用してみる。昭和天皇はつぎのように語っている。

東條という人物はさきに陸軍大臣時代に、大命に反して北仏印進駐をした責任者を免職して英断を振った事もあるし、又宮中の小火事事件に田中東京警備司令官、田尻近衛師団長、賀陽宮旅団長以下を免職した事もあり、克く陸軍部内の人心を把握したのでこの男ならば組閣の際に、条件をさへ付けて置けば、陸軍を抑へて順調に事を運んで行くだろうと思った。
それで東條に組閣の大命を下すに当たり、憲法を遵守すべき事、陸海軍は協力を一層密にする事及時局は極めて重大なる事態に直面せるものと思ふと云ふ事を特に付け加えた。時局は極めて重大なる事態に直面せるものと思ふと云ふ事は、九月六日の御前会議の決定を白紙に還して、平和になる様、尽力せよと云ふ事なのだが、之は木戸をして東條に説明させた。そしてこの条件書の写を岡海軍軍務局長に渡させた、及川を別に呼んで、極力陸軍海軍協調を頼んだ。東條は私の意を汲んで組閣した、そして、来栖を華府の野村大使の許に送った<略>総理になった東條は、九月六日の御前会議を白紙に還すべく、連日連絡会議を開いて一週間、寝ずに研究したが…<略>

天皇から組閣を命じられた東條は、

田原総一朗:日本の戦争、小学館、より引用
***
天皇に「首相をやれ」といわれたとき、東條は足がふるえて、何がなんだかわからなくなった、と秘書官の赤松貞雄に洩らしている。東條は控え室に戻ると、赤松に車を用意させて、明治神宮、東郷神社、靖国神社を次々に回り、深く長く礼拝した。その間、一言も口をきかなかった。帰途、赤松に緊張し切った口調で「この上は神様の御加護により組閣の準備をするほかなしと考えて、このように参拝している」と語った。
陸相官邸に戻った東條は、武藤章・軍務局長、佐藤賢了・軍務課長、石井秋穂・軍務課高級課員、そして富永恭次・人事局長など陸軍省の有力な将校たちを呼んだ。そして、「天子様が…」という言葉を何度も使って、従来の路線を白紙還元し、日米交渉に全力を尽くすのだと、緊張と興奮のあまり、言葉を途中でとぎらせ、あるいは同じ言葉を何度も繰り返しながら伝えた。
<中略>
開戦前夜、東條は寝室に正座して泣いた。隣室の家族が異様に感じるほど泣いた。
<後略>
***

つまり、昭和天皇も東條も対米戦争を避けたかったのだよ。わかる?
アメリカと戦争をすれば酷い目に遭うことは、軍事のプロならだれでも解かっていた。戦争指導者の多くは内心では戦争に反対していた。だけど言えなかった。言うと、君のように売国奴・国賊と罵る輩がいるし、それだけならいいけれど、2.26事件のように暗殺される恐れがあった。それを心配したんだ。

東條由布子編:大東亜戦争の真実 東條英機宣誓供述調書、WAC、から最後の供述部分を抜粋してみよう。

***
戦争が国際法上より見て正しき戦争であったか否かの問題と、敗戦の責任いかんとの問題は、明白に分別できる二つの異なった問題であります。第一の問題は外国との問題でありかつ法律的性質の問題であります。私は最後までこの戦争は自衛戦であり、現時承認せられたる国際法には違反せぬ戦争なりと主張します。私はいまだかつてわが国が本戦争をなしたことを以って国際犯罪なりとして勝者より訴求せられ、また敗戦国の適法なる官吏たりし者が個人的の国際法上の犯人なり、また条約の違反者なりとして糾弾せられるとは考えた事とてはありませぬ。
第二の問題、すなわち敗戦の責任については当時の総理大臣たりし私の責任であります。この意味における責任は私はこれを承諾するのみならず真心より進んでこれを負荷せんことを希望するものであります。
***

東條は敗戦の責任は総て自分にあると認めているだろ?責任が天皇に及ばないようにしたのだがね。
ところで、東條の敗戦責任とは何か。何だと思う?
それはね、開戦を止められなかったことだよ。それしかない。
納得いった?


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
じゃあ君は日本は悪くはないし自衛のための戦争なのは認めるが日本国内の問題として戦争はやるべきでなかった、なぜならアメリカが強いから、てことでオーケーか?


(平ねぎ)
戦争を悪い悪くないで判断するのは子供。
負け戦はどんな大義があってもやらないのが大人。
東條は自衛戦争だと供述しているが、自衛に失敗し国が滅んだ。
だからあの戦争は自衛戦争ではない。結果がすべて。

>戦争はやるべきでなかった、なぜならアメリカが強いから、てことでオーケーか
それには同意。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
いやそこが大事なことだろ、そこがどうしてどうでもいいんだ?日本がやった戦争がどうでもいいなら賠償する必要もないし、自立した国になれる。
しかし悪人扱いされてるから今だにまともな国になれない。
勿論どの道軍事力がないから無理っていうなら日本も早く軍事化しなきゃいけないのにお前みたいな奴はそれは妨害する。
だから売国奴だっての、
しかも日本はまだ滅んでないけど・・・論理破綻ひどいですよ。

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
少なくとも自民党を批判する理由が意味不明だね

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
ちなみに戦争をやるべきかどうかは意見述べてないからね、実はここからが本当の政治の話になるんだけどかみ合わないからやめとくよ。
でも君が一生懸命なのはわかった、意見が違うのは残念だ


(平ねぎ)
>いやそこが大事なことだろ、そこがどうしてどうでもいいんだ?日本がやった戦争がどうでもいいなら賠償する必要もないし、自立した国になれる。
しかし悪人扱いされてるから今だにまともな国になれない。

意味不明につき、ノーコメント。

>少なくとも自民党を批判する理由が意味不明だね
高市早苗を批判したが、自民党を批判してはいない。
自民党にはこんなのが多いとは言った。
稲田朋美も高市早苗と同じようなことを言っているので、そう書いた。

(平ねぎ)
これで終わりですか?
それでは、終りということで、このコメント以降は
承認機能を復活させます。


(自民党はそんなにおかしいですかね?)
お前がそうするの予想どおりだから別にかまわんよ、結局論点ずらしてはいおしまいだろ、最初に書いてることと全然違うくせに虚勢張ってトンズラ、今まで一人の例外もなくそうだったよ、お前ら売国奴はね。
もう一回自分文章読み返してから偉そうなこと言えよ。

(自民党はそんなにおかしいですかね?)
稲田達は村山談話を否定しただけだろ?
よく読めよ、なんで非難するのか意味不明だね。
もしかして内容知らないんじゃないのか?
もし他に凄いことしゃべってたなら君もそれを引用した上で批判するべきだね、前回の文章承認してあったから追加でコメントサービスだ。

武田邦彦さんにメールを送りました

2013-08-15 10:20:41 | 武田邦彦
つぎのようなメールです。

件名:先生のブログ平成25年8月13日付記事について
初めまして、平ねぎと申します。ハンドルネームにて失礼します。
私は先の対米戦争を全く評価しません。
第一に、戦争目的がはっきりしないからです。
第二に、陸軍も海軍も勝てると思っていなかったからです。
日本は目的もなく、勝てる見込みもないまま、対米戦争に突入しました。
東條英機は総理になって間もなく、日米交渉を継続する一方で、
開戦可能かどうか、陸海軍省の担当者たちに命じて、
基本となるデータをすべて出させたことがあります。
しかし、東條のもとに集まってくる数字はどれも絶望的な数字ばかりでした。
特に石油の備蓄は二年も持たないとの結論でした。
やっても勝てないのが分かりきっている戦争をなぜやったか。
先生は経済制裁をされたのでやむを得なかったと仰いますが、
ならば、なぜ北朝鮮は日本に戦争を仕掛けてこないのでしょうか。
それはいうまでもなく、戦争をすれば身の破滅になることを
熟知しているからです。
当時の日本は、理性のなさ、論理的思考力のなさ、においては、
北朝鮮以下であったと言わざるをえません。
また、当初の予測どおり敗色濃厚になったとき何故講和しなかったか。
衝撃の未公開記録昭和天皇の独白八時間:文藝春秋12月号、平成2年、
によると、降伏時期が延びたのはつぎの理由です。

領土を削られることは強硬論と雖も、余り問題にしないが、
国体護持、戦争犯罪人処罰、武装解除及保障占領の四点が問題になった。
軍人たちは自己に最も関係ある、戦争犯罪人処罰と武装解除に付て、
反対したのは、拙い事であった。(昭和天皇の独白)

せめて一ヶ月早く降伏していたら、広島と長崎への原爆投下はなかったのです。
① 国体護持、②戦争犯罪人処罰、③武装解除、④保障占領
このような馬鹿げたことを心配している間に、多くの国民の命が奪われたのです。
自民党の高市早苗議員はこう言っています。
「村山談話は、私自身はあまりしっくりきていない。
自存自衛のために決然と立って戦うというのが当時の解釈だった」。
バカじゃなかろか、自存自衛なら、なぜ300万人の国民が死んだのか。
自存自衛になっていないじゃないか。
自存にも失敗しているし、自衛にも失敗している。
日本が戦争を仕掛けなければ、ほとんどの国民は死ななかったのです。
こんな簡単な理屈がどうして分からないのでしょう。
自民党にはこんなのが多いです。
長文乱文失礼しました。


さっそく、つぎのような返信メールを頂きました。

まだ「普通の歴史」が大東亜戦争まで行っていないので、確たることは言えないのですが、ご見解を参考にさせて頂きます。ありがとうございました。
武田