年度末ということで、色々区切りを迎えるものも多いですが、
この年度末は、「笑っていいとも」が明後日の放送で最終回ということで、
1つの時代の終わりを感じさせます。
「笑っていいとも」は、31年半にわたって昼の12時~放送していた番組ですが、
それだけ長く続いたのは、もちろんそれをウキウキウォッチングする視聴者がいたからであって。
しかし、平日のお昼の12時にテレビを見られる人って、どんな人なんだろうと。
社会人や学生なら一般的に、仕事をしたり学校に行ったりしている時間帯です。
もちろん平日に休みのある人、昼間に休みのある人はいますが、少数派だし毎日というわけではありません。
お昼の12時ということで、会社の休憩室等にあるテレビで流れている可能性はあります。
でもそれは自分専用ではないわけだし、見たくて見ている人たちばかりではありません。
そもそもああいう公共の場所にあるテレビは、音声もろくに聞こえないことが多いし。
それにもちろん昼休みが12時からではない人もいます。
それでは、平日の昼間に在宅している人は、どのような人かということになります。
最近色々なアンケートの結果等が広められるようになって、
その時に、そのアンケートがどのような手段で行われたかということも公開されることがあります。
それで、平日の昼間に、固定電話に電話したり、訪問したりしてアンケートをとっている。ということになると、
偏った意見しか抽出されないのではないか(つまり信頼のおける結果ではないのではないか)
という疑念が持たれることがよくあります。(特に自分の気に入らない結果になったときはなおさら。)
平日の昼間に在宅している人として考えられるのは、専業主婦もしくは高齢者というのがまず思い浮かびます。
それで、ワイドショー的なものや、健康に関する情報を流す番組はいままでもありました。
しかし、「笑っていいとも」の想定している視聴者層はそのどちらでもないと思われます。
それならはなぜ、「笑っていいとも」はここまで支持されて続けたか。
私もよく分かりません。
今回の終了も、タモリさんがそれなりに高齢になってきたということで、
昼間の帯番組の司会を1人で務めるのが大変だろうというフジテレビ配慮もあったのではないかと思います。
次も同じような番組をやるらしいです。
まだ他局のようにワイドショーをやるよりはましだけど、
果たして誰が見るのだろうという気はします。
平日の昼間なんて、生放送のバラエティとか手間のかかることをしなくても、
過去の番組の再放送で十分だと思うんですけどね。