2月も下旬となり、インフルエンザの流行は終焉に向かっているようですが、
今度は花粉症の季節になってきます。ということで、マスクを着用する人が多い季節です。
今週、こんな記事がありました。
「伊達マスク」すっぴん隠しで人気 ファッション化が拡大するマスク市場 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
従来マスクといえば、病気にかかった人が、その病気を他人にうつさないために着用するというのが当たり前だったのですが、
最近では、病気の予防だけでなく、防寒・保湿・さらにはすっぴん隠しまで、様々な用途があるそうです。
確かに、インフルエンザなどの病気にかかっている人が、それを他人にうつさないために着用するマスクは必要だし、
そういう人は是非着用をお願いしたけれど、そもそもそんな人は外を出歩いてはいけません。
外出するにしても病院に行く程度とし、基本的には自宅で安静にして過ごすべきです。
(ただこれから花粉症の季節になると、花粉症ぐらいで自宅療養するわけにはいかないので、その辺が難しいところです)
だから、本来であれば、街中でマスクをしている人は、花粉症の人を除けば、外を出歩けるほどの健康状態の人であるはずです。
ならばなぜわざわざマスクを着用するのか。
私はマスクをすると息苦しく感じるため、あまりマスクは着用したくない方なので、
そのリスクを超えてまで、なぜマスクをするのかが理解できません。
街中で、マスクをせずに咳やくしゃみをしている人がいて、
その人から自分を守るためにつけているという人がいます。
それはその人に問題がありますが、その人と四六時中一緒にいるわけではないし、
そこまで警戒しなければいけないのだろうかと思います。
今の世の中、やはり他人は信じられないですよね。でも自分がよければそれでいいんですか?
その最たる例が、コンビニとかの接客業に従事している人の中にも、
マスクをつけながら接客をしている人がいることです。
高級なホテルとか、レストランとかで接客業をしている人の中に、
マスクをしながら接客をしている人がいますか?
多分外しなさいと指導が入るはずです。
コンビニの店員にそこまで求めるなという人もいるかもしれませんが、
接客業である以上同じだと思います。
口元を覆って表情が見えないというのは、接客業にとってマイナスになることしかない。
病院で感染症と隣り合わせで勤務している人や、
食品工場など、衛生面で特に気をつけないといけない環境にいる人なら仕方ないけど、
コンビニのレジの横においてある、おでんにつばが飛ばないようにとでも思ってるのでしょうか。
それならおでんにふたをすればいい話だし、そもそもあんなところで調理をするというのが違う気がします。
従業員のマスクの着用について、コンビニの本部では指導とかしないのでしょうか。
是非していただきたいものです。
保温にしても、保湿にしても、すっぴん隠しにしても、共通しているのは
「自分を守るため」という目的。
本来他人に迷惑をかけないためにするはずの行為が、
自衛のためにかわってきているというのは、悲しいものがあります。
そんなに日本人は自己中心的になってしまったのでしょうか。
ちなみに、マスクを着用するという習慣は欧米ではあまりみられません。
別に地域伝統の習慣というわけでもないし、変なイメージを持たれたら損だと思います。
風邪の罹患率などにそこまでの差はないように思うのですが…