「国のために戦い、尊い命を犠牲にした英霊に尊崇の念を表するために参拝した」といつものフレーズを記者団に答える安倍元総理。
退任直後の昨年9月と、同10月の秋季例大祭に参拝した安倍元総理が、今月21日靖国神社を参拝した。
菅首相の真榊奉納と合わせて韓国が安倍首相在任中に参拝した時のアメリカの反応を真似て"失望"のコメントを出した。
【韓国】
「韓国政府は日本の植民侵奪と侵略戦争を美化している靖国神社に日本政府と議会指導者が再び供え物を奉納し、参拝を繰り返したことに対し深い失望と遺憾を表わす」
「韓国政府は日本の指導級の人々が歴史を直視し、過去史に対する謙虚な省察と真の反省を行動で見せることを促すし、日本はこれこそが未来指向的韓日関係発展の根幹であることを肝に銘じなければならないだろう」
と御門違いの偉そうな被害者面コメントには呆れるばかりだが、共産党と比較してみよう。
【共産党】
小池氏が閣僚の参拝時に、「もともと靖国神社とは旧陸・海軍両省が管理する軍事的宗教施設だった」と指摘し、同神社がまつっているのは明治維新以降に天皇のためにたたかって死んだ軍人・軍属だけであり、原爆などの民間犠牲者はまつられていないと述べて、「多くの若者は『靖国で会おう』と戦場へと赴いた。日本中の人々を戦争に動員する精神的支柱だった」と強調しました。
さらに、同神社が今も日本の侵略戦争を「正しい戦争だった」と主張し、そのことを展示する付属施設「遊就館」も備えていると述べ、「靖国参拝は不戦の誓いでも戦争犠牲者への慰霊でもない。逆に戦争犠牲者やその家族の『二度と犠牲者を出さないで』という願いを踏みにじるものではないか」「日本共産党は閣僚による靖国参拝は行わないよう強く求める」と訴えました。
赤字アンダーライン部分韓国は共産党を参考に主張していることがわかる。つまり靖国神社は先の大戦を美化しているということで一致している。
仮に靖国神社が美化しているとして、だからなんだ、という話であり、韓国や共産党のように口を尖らせて偉そうに言うことではない。
心の問題に口を出すな、と無視すれば良いレベルの主張だ。
『国のために戦い、尊い命を犠牲にした英霊に尊崇の念を表するための参拝』を『靖国神社は先の大戦を美化している』からダメ
というのはあまりにも稚拙な理由であるばかりか、筋も通らないので最早信じる者も少ないだろう。したがって韓国や共産党の靖国論と書いたが、論ではなく単なる言い掛かりかデマなのだ。
しかしながらこのデマがまかり通ってきたのには日本政府の戦後政治にある。東京裁判が日本の侵略戦争を断罪して終わったことが、侵略や植民地支配というデマの起源となるからだ。
このような考え方はもう散々書いてきたので、今日は韓国や共産党の主張への対処法に触れたいと思う。
答えは簡単である。自分の目で確かめることだ。靖国神社に参拝し、遊就館を見学して確認することである。それが侵略戦争で美化しているかどうかを。そうすれば誰もが安倍元総理と全く同じ心境になる筈だ。