有本香氏の集団参拝批判

保守系メディア虎ノ門ニュースで有本氏が
『みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会』の集団参拝を取り上げて

「皆で靖国神社に参拝する国会議員の会という名称が気に入らない。幼稚園の集団登校じゃないんだから。毎日一人ずつ行ったらどう？」

と発言された。

真意は、メディアが一斉に何か問題があるかのような取り上げ方に対してのメディア批判なのだろうが、政治的パフォーマンス、政治利用と捉えられてメディアのネタにされる政治家に批判的に警告もしている。

恐らく保守系の一般視聴者は彼女の意見に賛同的な方が多いのであろうが、私は少し違う。少しでも靖国神社の現状を知っているものにとって、個人的にせよ集団にせよ参拝することが重要なのであって、日にちや回数は然程問題ではない。

正式に昇殿参拝するには寧ろ集団で参拝した方が神社側も助かるという一番重要な靖国神社側の観点からも見ているからである。

そもそも靖国問題は中曽根元首相の手水も取らず昇殿にも上がらず、お祓いも拒否して拝殿との廊下から一礼するという公式参拝からであり、こちらの方が政治パフォーマンス、政治利用と呼んで然るべき行為である。

然し乍らメディアがこれに油を注いだのも事実であり、ネーミングは兎も角、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会を批判するのは如何なものかと最近殊に思う。

こう言った参拝する者達への小さな批判が、メディアの印象操作で靖国神社批判を生んでいることも理解した上で有本香氏を応援しよう。