MRT SBKラインに乗ってみた

先週金曜日に一部開通したMRTの電車に、開通3日目の日曜日に乗ってきました。　
夫が会社で「どうやら1か月間無料らしい」という話を仕入れてきたので、
まずは車が停めておけそうなスンガイブロー方面に車で走り、
スバン空港を超えて『MRT　〇〇station　こちら』という道路標識があったのでそこを左折しました。

そこには大きな駅が出来て、広い駐車場もできていて、しかもほぼ満車です。
KWASA SENTRAL　という駅でした。
　　　　　

それにしても周りになんっっっにも無い所。
　　　　　　　　　　
うちも含め、みんななんの用事もないのに新しい電車に乗りにきたんですね、きっと。
そこにいる人たちはほぼマレー系で、子供をぞろぞろ連れて遠足状態でした。

ホームドアも完備した新しい駅。最新仕様です。（まぁ、KLではホームドアが開きっぱなしの駅もありますが）
　　　　　

５分おきくらにには来るような電光板表示でしたが、やっときた電車に乗ってドアが閉まり発車を待ちましたが、
・・・・・一向に動かない。　

そしてやっと動いたかと思ったら数メートルも行かずに停車。　
そしてまたやっと動いたかと思ったら数メートルも行かずに停車。　　
そしてまたまたやっと動いたかと思ったら数メートルも行かずに停車。　　

もうこの先無理して進んでいっても、周りがジャングルのような場所の高い所で止まられても困る。
まだ駅構内にいるうちに開放してよーーと思っていたら急にバックして全員降ろされました。
電車は寒いからと温かくしていったからいいですが、そばに座っていた小学生の男の子は顔色が悪くなるほど寒がっていました。

ここで怖いのは、急に動き出した時も、止まってしまった時も、急にバックした時も、
車内でなんの放送もなかったことですね。

次に来る電車を待ち、とりあえず終点のスンガイブロー駅まで行ってみましたが、
駅の周りになんっっにも無いんですね。
あまりに何も無さすぎ。サークルKが１店あるだけだったのでそこでオレオを買って食べただけ。
電車故障もあってなのかホームにあふれんばかりの人なんだから、
「祝MRT開通　スンガイブロー饅頭」的な物でも売れば売れるだろうに。

さて、スンガイブローからKL方面に向かう電車は、１台乗り過ごして座れる電車に乗りました。
このSBK線、結構距離もあるというのに座席の数がとても少ないです。
　　　　　
だからマレー人、電車の床にぺったりと座ってしまって、色とりどりのトドンで埋まった床はよく言えば異国情緒たっぷりでした。

それがまたね、TTDIの駅で停車したままなかなか動き出さず、
「まさかまた？」なんて言っていたらまた全員降ろされました。　
　　　　　

じゃあ外に出て、何か飲んで一休みでもしようかと思ったら、
駅から賑やかなショップロットは離れているんですね。土地勘もないのでさっぱり分からない。
仕方がないのでもう帰ろう。。とホームに上がろうとしたらエスカレーターも壊れてて階段だし。　

マレー人は本当に「文句を言う」ということが無いので誰一人文句を言わずにいるから混乱しないけど、
日本でこんなことがあったら駅員に詰め寄る人がいるだろうし（本当に駅員かわいそう）、
新聞に載って翌日は事業部長以下数名で会見開いて頭下げてるかもね。（かわいそうに。）

『だから１か月タダなんだよ。文句を言わせないために。これが試運転。』という夫の推理は正しいかも。
マレーシアは今どんどんインフラ整備が進んでいますが、
それを高水準で維持するのはなかなか難しいのかもしれません。

うちが住んでるここだけに限っても、ここ半月の間に半日停電してたし
ネットが2日くらい接続が不安定だったし、
しかも今日から断水です。
掲示によるとぐちゃぐちゃ書いてあってよく分からないけれど、とにかく最後に
『水供給は12月25日までに通常に回復する見込みです』　とあるのですが今日はまだ19日だよ・・・　
でもお風呂に水を張って準備しているけど、今のところ出てます。何がどうなっているのやら・・・　　
とりあえずMRTのSBK線は1回乗ったからもういいや。