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4/11(土)昼の部HKT48「指原莉乃座長公演」を見ての感想4(総選挙分析ライター)

2015-04-15 17:00:00 | 分析系 メンバー
4/11(土)昼の部HKT48「指原莉乃座長公演」を見ての感想4(総選挙分析ライター)


今まで3回に分けて4月11日(土)に明治座で行われたHKT48「指原莉乃座長公演」(昼の部)を見た感想を掲載した。
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公演を見て消化不良で整理がつかなかった部分を今一度振り返ってみた。

今回の公演は第1部が演劇部分、第2部は前半が第1部を受けた「華やかなショウ(指原)」、後半はコンサートの構成になっていて演劇と歌謡ショウの部分がHKT48メンバーにとって初挑戦となっている。

第1部の演劇部分は博多少女歌舞伎『博多の阿国の狸御殿』という題名にあるように約400年前の歌舞伎の祖と言われる「出雲阿国のかぶき踊り」をベースにしてそれを指原、宮脇を初めとするHKT48メンバーが古今和洋折衷混合し現代風にアレンジして演じている。

時代は約400年前の太閤秀吉の時代だが指原演じるキヌタや阿国一座の服装は昔の着物もあればベルばら風軍服や華やかな金、純白色の現代衣装もある。伝統的な言い回しや殺陣がしっかり入っている一方で、阿国一座や狸一家が踊るのは「希望的リフレイン」や「泥のメトロノーム」、「桜、みんなで食べた」という今の曲となる。

時の絶対権力者太閤秀吉が阿国(宮脇)を側め(愛人)にしようとする企(たくら)みに対しては権力者には自由を犠牲にしても従順に従わなくては仕方がない((阿国(宮脇))というあきらめにも似た昔風な考え方を紹介する一方で、キヌタ(指原)が「恋愛自由」を、狸たちは「仲間への愛」という現代普遍的理念を掲げて太閤一派と戦い、最後に阿国(宮脇)を救い出す行動を見せている。

つまり演出者(横内謙介)は「出雲阿国のかぶき踊り」をしっかり今風に解釈し直してアイドル集団HKT48メンバーに演じさせることによって「出雲阿国のかぶき踊り」を現代によみがえらせようという大胆な試みをしようとしているように見える(筆者個人的見解)。

さて、このようにも解釈できる第1部だが、キヌタ(指原)と阿国(宮脇)の心理が友情から恋愛に変わる展開が筆者には物足りない。最後に2人で指切りをして”たぬき祭り”で会おうというのでは破壊力(インパクト)が弱かった。せっかく現代風にアレンジするなら指切りではなくキヌタ(指原)と阿国(宮脇)が禁断のキスをして”たぬき祭り”での再会を約束すればさらに演劇らしくなり、大いに盛り上がったと思うのだが・・・ここが残念だった。

仮にキヌタ(指原)と阿国(宮脇)が約束どおりに第2部の”たぬき祭り”で会っていると考えるなら、それは指原と宮脇が2人で歌った乃木坂46の「君の名は希望」(選曲指原)の場面かなと。
「君の名は希望」歌詞
歌詞を確認すると、自分の事を意識してくれる人に気づきその人のことが好きになり恋をしてしまう という内容なので第1部のストーリーを受けているようだ。

指原がTwitterでこの曲は「コールなしで聞いてほしい(4月9日)」と言ったのはキヌタ(指原)と阿国(宮脇)の気持ちの結末はこの曲に込めているからしっかり聞いてほしいと思ってこのように言ったのかもしれない(あくまで筆者の勝手解釈)。


第2部は前述のとおり指原が初日のインタビューで前半は「華やか(歌謡)ショウ」、後半は「コンサート」という言い方をしており、前半部分が新たな試みとなる。

それは指原が昭和を代表する大歌手美空ひばりの「川の流れのように」をソロで歌ったことや「制服が邪魔をする」でメンバーが着物を脱ぎ棄てその下に制服を着ている演出、さらに「今度こそエクスタシー」で指原が自身の美脚を披露するといったところ。そしてメンバー全員歌は”生歌”。 このあたりが新たな試みではないかと思った。


話は大きく変わって違った側面を一つ指摘したい。

第1部の演劇と第2部の歌謡ショウの部分の「風が吹いている」までは座って見ることができ、ここまでが通常のスタンディングをして見るコンサートと異なるところである。

年配者にとって明治座のようなしっかりした会場で公演をゆっくり座って落ち着いて見ることができるというのは大変価値があり、今回の「指原莉乃座長公演」はそういった意味で普段コンサート会場や握手会場まで足を運ばない”在宅”年配層のファンを現場に動員する魅力を持っている。

今回明治座に来ているファン層は普段のコンサートに比較して年配者が多いと言われているが、それは年配者が明治座のような伝統ある会場で演劇をスタンディングで見ることはないだろうと思って公演の切符を手に入れたのかもしれない。

人口が減少していく日本で新たなファンや顧客を開拓したり維持することは大変なことなので「座って見るアイドルの演劇付ライブコンサート」が仮に若年層から年配者まで幅広い層を会場に動員出来るようになれば新たなファン獲得策としてAKB48Gのみならず他のアイドルグループの活動にも影響を与えていくかもしれない。

そしてこのことは歌とダンスだけだったアイドルの活動を演劇の領域まで広げていく可能性を持っている。

以上


◎「HKT48指原莉乃座長公演」記者会見の模様 動画

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明治座での「HKT48指原莉乃座長公演」スタート 150408

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