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初恋ダッシュ 初恋は成就しないか?

2009-02-15 23:59:59 | ときめき研究家
初恋を歌った歌は多い。
初恋は成就しない、それどころか、告白さえできないというイメージが強い。自分もそうだった。検証してみよう。

「愛の言葉も 言いはしない 聞きもしない ふたりよ」(石野真子『彼が初恋』)。この二人は、言葉にはしないでも気持ちは通じ合っていたと思われる。しかし、今は離れ離れのようだ。

「好きだよと言えずに初恋は ふりこ細工の心」(三田寛子『初恋』)。男性視点の歌詞だが、やはり告白できないと歌っている。

「好きよ好きです愛しています そんな言葉じゃ伝えられない初めての気持ち」(斉藤由貴『初恋』)とか言って、結局のところ伝えていない。

「秘めたる想いを申し上げてもよろしゅうございますか」(松本典子『初恋十二単』)は、告白しそうに聞こえるが、あくまで独白。平安時代だし、告白していないと解釈するべきだろう。

「恋も二度目なら少しは上手に恋のメッセージ伝えたい」(中森明菜『セカンドラブ』)は、「初恋は告白できない」を対偶の命題により証明している。

例外的に、告白したと思われる歌を発見。
「初恋をした時どうしたらいいのかわからずに 背伸びしてキスした 今まで出一番震えちゃった瞬間」(モーニング娘。『愛あらばIT’S ALL RIGHT』)。キスまでしているのだから、多分どちらかが告白したのだと思われる。21世紀は常識も変わったのか。

しかし、ここでAKB。
「(前略)それが私の初恋(中略)声も掛けられないまま下を向いたら紫陽花も泣いていた」(『てもでもの涙』)。一気に20世紀に逆戻り。何とも古風で奥ゆかしい。

「あなたなんでしょう?この犯人は 自首しなさい まだ間に合うわ 初恋泥棒」(『初恋泥棒』)。相手に自首(告白)させようとしているということは、自分から告白する気はないようだ。

「渡り廊下で追いかけて 愛しの彼に初恋ダッシュ 先を走って振り向いて 一瞬だけでも独占したい」(『初恋ダッシュ』)。これも、結局追い越しざまにチラッと見るだけで満足し、告白はできていないのだろう。
でも、「長い渡り廊下であの人とすれ違うたび心臓が止まる まるでネンネのようにうつむいて後姿をそっと見送った」という『うしろゆびさされ組』からは格段の進歩。同じ渡り廊下でも、すれ違うのではなく、追い越している。受動的ではなく、能動的。

それにしても、「渡り廊下走り隊は、うしろ髪引かれ隊の妹分」とだけ書かれていることが多いが、歌の内容からも、真の源流はうしろゆびさされ組にあることは間違いない。

結論。引用した10曲のうち、告白したと思われるのは1曲のみ。
したがって、初恋を告白できる可能性は10%。

蛇足。『彼が初恋』にこんな歌詞がある。「目を閉じると揺れてる あじさいの色」。『てもでもの涙』にも紫陽花が出てくるのは、絶対に偶然だけど、発見が嬉しい。
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