旧吉田屋酒店(下町風俗資料館付設展示場)

上野駅から東京芸術大学を通り越し、しばらく行くと言問い通り。その角にあるのが旧吉田屋酒店(下町風俗資料館付設展示場)

以下、本文は下の掲示を写真に撮り、iPhone用eTypistで文字認識をしたものです。ほぼ100パーセント認識できました、結構スグレモノですね。

吉田屋酒店は、旧谷中茶屋町(現谷中六丁目)の一角にあった江戸時代以来の老舗で、昭和61年(1986)まで営業していました。台東区により当地に移築され、下町風俗資料館付設展示場として、昭和62年5月に公開されました。この建物は明治43年(1910)に新築して、昭和10年(1935)に階段の付替えや正面入口のガラス戸の新設など一部を改装していますが、江戸商家の建築様式を伝えています。



正面は一・二階とも軒下に桁を張り出した「出桁造り」で、一階の出桁を二重にして商家特有の長い庇を支えています。

出入口には横長の板戸や格子戸を上げ下げして開閉する「揚げ戸」を設け、間口を広く使って酒樽など商品の運搬・販売に都合のよい構造となっています。板戸と格子戸は中柱の溝にそって上下させました。

前土間形式で、一階は商品陳列や販売をするスペースと番頭が商品や金銭の出し入れを記録する帳場で、酒のほか醤油、塩、砂糖も扱い、二階は主に住み込みの店員の部屋として使われていました。平成元年には一階店舗と二階部分及び道具・文書類が台東区指定有形民俗文化財となっています。 なお展示資料はすべて区内外の方々から寄贈されたものです。



以下はおまけ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

直読直解 (伝説の)ジョン・F・ケネディ大統領就任演説(その3)

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)> 直読直解 (伝説の)ジョン・F・ケネディ大統領就任演説(その3)


ケネディ就任演説の後半です。これで終わり。「その2」投稿よりかなり時間が経ってしまいました。もともと訳が「こなれ過ぎ」の傾向はありましたが、クライマックスに達するに当たりその傾向がますます強く、原文にないことまで補訳されていたり、「日本語の」修辞に凝ったりしており、直読・直解出来るように訳のレベルを調整(というか下げる)するのに相当時間がかかりました。なんとかなったとは思いますが。




So let us begin anew(共に新しく始めようではありませんか), remembering on both sides(共に心に刻みながら) that civility is not a sign of weakness(礼儀正しい振る舞いは弱さの証しではなく), and sincerity is always subject to proof(誠実さは証明すべきものだということを). Let us never negotiate out of fear(恐怖ゆえに交渉してはなりません). But let us never fear to negotiate(しかし、交渉することを恐れてはなりません).

Let both sides explore(共に考えましょう) what problems unite us(何が我々を団結させるかを) instead of belaboring those problems(belabor [ビレイバァ] 長々と続ける。これらの問題にいつまでもこだわるのではなく) which divide us(我々を分かつ).

Let both sides(共に), for the first time(初めての), formulate(作り上げましょう) serious and precise proposals(本格的かつ詳細な提言を) for the inspection and control of arms(兵器の査察と規制に関する) and(そして) bring(置きましょう) the absolute power to destroy other nations(他国を破壊できる絶対的な力を) under the absolute control of all nations(すべての国々の絶対的な管理下に ).

Let both sides seek(共に努めましょう) to invoke the wonders of science(科学の素晴らしさを呼び覚ますために) instead of its terrors(科学の恐怖ではなく). Together let us(互いに力を合わせ) explore the stars(宇宙を探査し), conquer the deserts(砂漠を征服し), eradicate disease(eradicate [エゥラディケイト] 全滅させる、撲滅する。病気を根絶し), tap the ocean depths(深海を開発し), and encourage the arts and commerce(芸術と商業を奨励しましょう).

Let both sides unite(共に手を取りましょう) to heed(注意深く聞く。聞かれるように) in all corners of the earth(地球上のあらゆる場所で) the command of Isaiah(予言イザヤの言葉) -- to "undo the heavy burdens...and let the oppressed go free(「くびきの結び目をほどいて虐げられた人を解放し」が)."

And if a beachhead of cooperation(beachhead [ビーチヘッド] 足がかり、出発点。そして、もしも双方の協力を足がかりとして) may push back the jungle of suspicion(不信感を拭うことができたら), let both sides join in creating a new endeavor(endeavor [エンデヴァ] 努力、試み。共に新しい試みに取り組みましょう), not a new balance of power(新たな勢力均衡を図る代わりに), but a new world of law(法に基づく新しい世界), where the strong are just(つまり強い者が法を守り) and the weak secure(弱い者が保護され) and the peace preserved(平和が維持されている世界をです).

All this will not be finished in the first 100 days(このすべてを、最初の100日間で達成することはできないでしょう). Nor will it be finished in the first 1,000 days(1000日でも難しいでしょうし), nor in the life of this administration(この在任期間中), nor even perhaps in our lifetime on this planet(あるいはこの地上に我々が生きている間には達成できないかもしれません). But let us begin(それでも、始めようではありませんか).

In your hands(皆さんに), my fellow citizens(国民の皆さん), more than mine(私より), will res t(かかっています)the final success or failure of our course(我々の進む道が最終的に成功するか失敗するかは). Since this country was founded(建国以来), each generation of Americans has been summoned(summon [サモン] 召集する。アメリカの各世代の人々は召集を受けてきました) to give testimony to its national loyalty(国家への忠誠の証しとして). The graves of young Americans who answered the call to service(この召集に応えた若者たちの墓が) surround the globe(世界各地に点在しています).

Now the trumpet summons us again(今、我々を召集するラッパが再び鳴り響いています) -- not as a call to bear arms(bear [ベア] 帯びる。これは、武器を取れという合図ではありません), though arms we need(必要ではありますが) -- not as a call to battle(戦いの合図でもありません) , though embattled we are(embattle [エムバトゥル] 戦闘隊形につかせる。ただ、我々は武器を用意し、陣容を整えておく必要があります) -- but a call to bear the burden of a long twilight struggle(これは、長く先の見えない戦いの重荷を担えという呼びかけなのです), year in and year out(来る年も来る年も), "rejoicing in hope, patient in tribulation(tribulation [トゥリビレイション] 苦難、辛苦。希望をもって喜びとし、苦難を耐え忍びながら)" -- a struggle against the common enemies of man(人類共通の敵との戦い): tyranny(虐政), poverty, disease, and war itself(貧困、病気、そして戦争そのものとの).

Can we forge against these enemies a grand and global alliance(forge [フォージ] 確実に前進する。これらの敵に対し、大同盟を組んで当たれないでしょうか), North and South, East and West(世界の東西南北にわたる), that can assure a more fruitful life for all mankind(すべての人の暮らしをいっそう実り豊かなものにすることはできないでしょうか)? Will you join in that historic effort(この歴史的な試みに、皆さんもご参加いただけないでしょうか)?

In the long history of the world(世界の長い歴史の中で), only a few generations have been granted the role of defending freedom(自由を守る役回りを与えられた世代というのは多くありません) in its hour of maximum danger(自由が最大の危機に晒されているときに). I do not shrink from this responsibility(私はこの責任を恐れず) -- I welcome it(喜んで受け入れます). I do not believe that any of us would exchange places with any other people or any other generation(おそらく皆さんも、この役目を他の誰かや他の世代に譲りたいとは思わないでしょう). The energy, the faith, the devotion(精力と信念、そして献身的な努力が) which we bring to this endeavor(我々がこの取り組みに注ぎ込むものですが) will light our country and all who serve it(この国とこの国に奉仕する人々を明るく照らし) -- and the glow from that fire can truly light the world(その情熱の光は世界を輝かせるはずです).

And so, my fellow Americans(そして、同胞であるアメリカ市民の皆さん): ask not what your country can do for you(国があなたのために何をしてくれるかではなく) -- ask what you can do for your country(あなたが国のために何ができるかを考えようではありませんか).

My fellow citizens of the world(また同胞である世界市民の皆さん): ask not what America will do for you(アメリカがあなたのために何をしてくれるかではなく), but what together we can do for the freedom of man(人類の自由のために共に何ができるかを考えようではありませんか).

Finally, whether you are citizens of America or citizens of the world(最後に、アメリカ市民の皆さんも世界市民の皆さんも)、 ask of us here(どうぞ我々に求めてください) the same high standards of strength and sacrifice(同じ水準の熱意と犠牲を) which we ask of you(我々が皆さんに求めるのと同じ). With a good conscience our only sure reward(良心の喜びを唯一の確かな報酬とし), with history the final judge of our deeds(歴史が我々の行いに正しい審判を下してくれることを信じて), let us go forth to lead the land we love(この愛する世界を導いていこうではありませんか), asking His blessing and His help(神の祝福とご加護を願いつつ), but knowing that here on earth God's work must truly be our own(この地上で神の御業が真に我々のものになることを念じて).

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

桁違いの規模。巨大な屋根を支える5層の梁、旧吉田家住宅

午後あまりの暑さにごろごろしていましたが、暑は暑を持って制すと、チャリにまたがり大汗30分、旧吉田家住宅歴史公園へ。

敷地面積6,518坪(21,511㎡)という広大な土地に、建築面積330坪(1,178㎡)の邸宅が建ちます。平成16年までおばあちゃんが住んでいたそうですが、おばあちゃんの没後市に寄贈。維持費が大変なことは目に見えていましたが、流山市の二の舞は踏みたくない(旧花野井家住宅参照)とありがたく寄贈を受けたそうです。その後数年がかりの大規模な補修を経て、平成22年に母屋や長屋門など多くの建築物が国の重要文化財に指定されました。平成27年に一般財団法人柏市みどりの基金(市の外郭団体)が指定管理者になってからおおいに宣伝し始めたみたいです、駅のポスターで初めて知りました。

吉田家は室町時代からの旧家、豪農、江戸幕府のもとでは名主を務め、また牧士(まきし)といって幕府の牧場の牛馬の管理をする職にも従事していたそうです。建物は幕末から明治にかけての建築で、旧花野井家住宅と比べかなり新しいですね。明治27年の銅版画にも当時の隆盛がしのばれます。


とても全景は撮りきれません。


母屋は20メートルを超す巨大さ、左側に通常の土間(入口)がありますが、真中に勘定座敷(醤油造りも営んでいました)、牧士(まきし)は士分扱いのため、右手には武家風の玄関、式台が見えます。衝立の間の衝立も見えていますよね。


左の大黒柱は一尺5寸の太さ。右奥に衝立の間が見えます。


巨大な茅葺屋根の内部構造。これだけの建物を支えるのでなんと梁が五層になっています。こういう構造は初めて見ました。曲がった巨木をそのまま使っているのは旧花野井家住宅と同じです。



長さ25メートルの長屋門。名主と言っても大名級の規模です。


25メートルの長屋を支える梁もやはり五層でした。こちらは瓦屋根で使っている材木も質素。


旧花野井家住宅も結構立派ですし、房総のむらにも名主クラスの農家が2軒あります(江戸時代後期の農家参照)。しかし吉田家住宅の規模は桁違いとしか言いようがありません。今日はちょうど書院と新座敷が雑誌かなんかの撮影で使っていましたので、立ち入ることはできませんでした。次回再チャレンジですね。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

直読直解 (伝説の)ジョン・F・ケネディ大統領就任演説(その2)

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)>  直読直解(伝説の)ジョン・F・ケネディ大統領就任演説(その2)


演説の中盤です。To ~で始まる文がずらっと並ぶ、大変凝った構成となっています。また後世の大統領演説に比べやや文体や語彙にこだわったところがあります。内容的に(今から見れば)偏った部分も多いですが、当時は東西冷戦の緊迫感のただ中でであることを理解すべきでしょう。


This much we pledge(我々はこれを固く誓います) and more(そして、それだけにとどまりません).

To those old allies(古くからの盟友に対し) whose cultural and spiritual origins we share(それらの文化的・精神的な源を共有するのですが), we pledge the loyalty(我々は忠誠を誓います) of faithful friends(誠実な友として). United(団結しましょう), there is little we cannot do(できないことはないはずです) in a host of cooperative ventures(in a host of何度も。 我々が何度も協力して取り組めば). Divided((もし)対立していれば), there is little we can do(できることはほとんどありません) -- for we dare not meet a powerful challenge(難しい課題に立ち向かうこともできません) at odds and split asunder(asunder[アサンダァ]ばらばらに。対立し、ばらばらに分裂した状態では).

To those new States whom we welcome(これから新たに迎える国々に対しては)to the ranks of the free(自由主義世界に), we pledge our word(約束します) that one form of colonial control(植民地支配という1つの形が) shall not have passed away(過ぎ去ってはならない) merely to be replaced(単にすりかわって) by a far more iron tyranny(もっと過酷な鉄の専制). We shall not always expect to find them supporting our view(我々の考えがいつも支持されるとは期待していません). But we shall always hope to find them strongly supporting their own freedom(ただ、彼らが自らの自由を強く求めることを願っています) -- and to remember(また忘れないことを願います) that, in the past, those who foolishly sought power by riding the back of the tiger(sought power 権力を求める。虎にまたがって権力を握ろうとする者は) ended up inside(結局虎に喰われるという昔からの教訓を).

To those peoples in the huts and villages across the globe(世界中の村や(huts あばら家)に住む人々→世界の人口の半分を占める) struggling to break the bonds of mass misery(集団的困窮から抜け出そうと懸命にもがいている人々に対しては), we pledge our best efforts(最大限の努力をすることを誓います) to help them help themselves(彼らの自助努力を支援するために), for whatever period is required(どれだけ長い期間かかるとしてもです), [not] because the Communists may be doing it(これは共産主義者がそうしているからでも), [not] because we seek their votes(票集めを狙っているからでもなく), [but] because it is right(ただそれが正しいことだからです). If a free society cannot help the many who are poor(もし自由な社会で多数の貧困者を救うことができなければ), it cannot save the few who are rich(少数の富裕者を救うこともできません).

To our sister republics south of our border(国境の南に位置する同朋諸国に対しては), we offer a special pledge(特別な誓いを立てましょう) -- to convert our good words into good deeds(有言実行を実践すべく) in a new alliance for progress(発展のための新しい同盟を結び) -- to assist free men and free governments(自由な民衆と自由な政府を尽力することを) in casting off the chains of poverty(貧困の連鎖から抜け出せるように). But this peaceful revolution of hope cannot become the prey of hostile powers(平和的革命の希望が敵対勢力の餌食(prey[プゥレイ])になるようなことがあってはなりません。). Let all our neighbors know(このすべての近隣諸国に伝えましょう) that we shall join with them(我々は一致協力して) to oppose aggression or subversion(侵略行為や政権転覆の企みがあったとしても対抗する) anywhere in the Americas(南北アメリカ大陸のどこであろうが). And let every other power know(そして、他の大国すべてに知らしめましょう) that this Hemisphere intends to remain the master of its own house(Hemisphere [ミスファア] 北半球。この大陸は自らの領土を自ら支配するのだということを).

To that world assembly of sovereign states(世界中の主権国家の集まり), the United Nations(である国連は), our last best hope in an age(最後に残された希望の光です) where the instruments of war have far outpaced the instruments of peace(戦争の手段が平和の手段をはるかに凌駕しているこの時代において), we renew our pledge of support(我々は改めて誓います) -- to prevent it from becoming merely a forum for invective(invective [インヴェクティヴ] 罵り合い。国連をただの罵り合いの場にするのを避け)
) -- to strengthen its shield(盾とするべく努め) of the new and the weak(新しい国や弱い国の) and to enlarge the area(地域が増えるように力を尽くすことを) in which its writ may run(writ [ウゥリット] 公式書簡、憲章。国連憲章の及ぶ地域を).

Finally(最後に), to those nations who would make themselves our adversary(adversary [ドヴァーサゥリイ] 敵。我々に敵対する国家に対しては), we offer not a pledge but a request(誓約ではなく要請をしたいと思います) -- that both sides begin anew the quest for peace(双方で新たに平和への道を進もうではないかと), before(その前に) the dark powers of destruction(破壊的な力が) unleashed by science(科学によって解き放たれた) engulf all humanity in(engulf [エンガルフ] 沈没させる。人類を追い込む前に) planned or accidental(意図的にせよ偶発的にせよ) self-destruction(破滅に).

We dare not tempt them with weakness(これは弱さからの要請ではありません). For only when our arms are sufficient beyond doubt(我々の軍備が十分であると確信しているからこそ) can we be certain beyond doubt that they will never be employed(我々の軍備が十分であると確信しているからこそ).

But neither can two great and powerful groups of nations take comfort from our present course(しかし現在のあり方では、二大陣営のどちらも安心することはできません) -- both sides overburdened by the cost of modern weapons(どちらの陣営も近代兵器の費用負担に苦しみ), both rightly alarmed by the steady spread of the deadly atom(核どちらの陣営も兵器の着実な拡散に警告を受けつつ), yet both racing to alter that uncertain balance of terror(alter [オルタ] 改める。不安定な恐怖の均衡を改めようと競争しているのです) that stays the hand of mankind's final war(stay the hand 行動を控える、やめる。人類の最終戦争を食い止めている(不安定な恐怖の均衡を)).

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

直読直解 (伝説の)ジョン・F・ケネディ大統領就任演説(その1)

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)>  直読直解(伝説の)ジョン・F・ケネディ大統領就任演説(その1)


アメリカの2大アイコンといえばやはりジョン・F・ケネディ(John Fitzgerald Kennedy)とマルティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr.)でしょうね。キング師の名前を冠した通り(たとえばMartin Luther King Avenueなど)は600以上あるらしいですし、数こそ調べきれませんでしたがジョン・F・ケネディの名前は空港や軍艦、宇宙センター、数多くの建物、数多くの通りなどに残っています。3大アイコンと言えばリンカーンが含まれると思いますが、ちょっと時代に隔たりが。


キング氏の有名な演説「I have a dream」はすでに何度か取り上げています(サイドバーの直リンク集参照)ので、全訳は今後の課題として、まずはジョン・F・ケネディ大統領就任演説を取り上げます。就任演説の有名な一節、And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for you -- ask what you can do for your country(そして、同胞であるアメリカ市民の皆さん、国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるかを考えようではありませんか。)はアーリントン墓地にある夫妻の墓を取り巻く壁にも刻まれています。

彼は良きにつれ悪きにつれ極端な人物で、良きは公民権法の骨組みを作ったこと、もし暗殺されていなければ確実に彼の政権下で制定されたでしょう。悪きはベトナム戦争を始めたこと、ついでに言えば大博打はキューバ危機。なお、日本語訳はボストンにあるケネディ博物館が公表しているものを使用していますが、かなり意訳が多いため、英文の流れに合うよう、最小限の変更をしました。

ケネディは1961年1月20日に第35代アメリカ合衆国大統領に就任しました。


Vice President Johnson(ジョンソン副大統領), Mr. Speaker(下院議長), Mr. Chief Justice(最高裁判所長官), President Eisenhower, Vice President Nixon, President Truman(アイゼンハワー大統領、ニクソン副大統領), reverend clergy(reverend [ゥリヴェレンド]もclergyも聖職者という意味、聖職者諸賢), fellow citizens(そして国民の皆さん), we observe today(今日のこの日を祝福しましょう) not a victory of party(政党の勝利ではなく), but a celebration of freedom(自由を讃える機会として) -- symbolizing an end, as well as a beginning(終わりと始まりの象徴であり) -- signifying renewal, as well as change(再生と変革の兆しです). For I have sworn before you and Almighty God the same solemn oath(なぜなら、私が先ほど皆さんと全能の神の前で同じ厳正な誓いをしたからです) our forebears(我々の父祖=ジョージ・ワシントンが) prescribed nearly a century and three quarters ago(およそ175年前に定めたものと同じ誓いを).  

The world is very different now(世界は大きく様変わりしました). For man holds in his mortal hands(今日の我々は神ならぬ(mortal [モータル] 死すべき)この手に持っています) the power to abolish all forms of human poverty(あらゆる形の貧困を撲滅する力と) and all forms of human life(あらゆる形の人間の生命を根絶させる(abolish)力). And yet(しかしながら) the same revolutionary beliefs(おなじ革命的な信条) for which our forebears fought(かつて我々の父祖がそのために戦った、は) are still at issue around the globe(今もなお世界各地で争点となり続けています) -- the belief(つまり) that the rights of man come not from the generosity of the state(人間の権利は国家の寛大さによって与えられるものではなく), but from the hand of God(神から授けられたものであるという).

We dare not forget today(我々は忘れてはなりません) that we are the heirs of that first revolution(heir [エア] 後継者、最初の革命の継承者であることを). Let the word go forth(伝えましょう) from this time and place(今このとき、この場所から), to friend and foe alike(foe [フォウ] 敵。敵味方の区別なく), that the torch has been passed to a new generation of Americans(たいまつはアメリカの新しい世代に渡されました ), born in this century(20世紀に生まれ), tempered by war(戦争で鍛えられ), disciplined by a hard and bitter peace(disciplined [ディサイプルド] 弟子にさせられて、身を置かされて。苦しく困難な平和に身を置き), proud of our ancient heritage(古来の伝統に誇りを持ち) and unwilling to witness or permit(見過ごすことはできません) the slow undoing of those human rights(人間の権利が徐々に奪われていくのを) to which this Nation has always been committed(人権こそ、この国の変わらぬ関心の対象であり), and to which we are committed today(今日の我々が力を注いでいるものです) at home and around the world(国の内外を問わず).

Let every nation know(すべての国々に知らせましょう), whether it wishes us well or ill(アメリカに好意を持つ国にも、そうでない国にも), that we shall pay any price, bear any burden, meet any hardship(我々はあらゆる代償を支払い、あらゆる重荷を担い、あらゆる困難に耐え), support any friend(すべての友を支え), oppose any foe(すべての敵と戦う覚悟であるということを), to assure the survival and the success of liberty(自由の存続と繁栄を保証するため).

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

何故直読・直解(線香読み)なのか?

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)> 何故直読・直解(線香読み)なのか? 


英語を読みたい。じゃあ手始めに日本語訳があるものから…当たり前の発想ですよね。で、ふつうお目にかかる対訳はだいたいこんなもんです。(段組みの仕方がわからないので画像ですみません)使ったのはオバマ大統領の沖縄でのスピーチの冒頭部分です。




もしくは……

Seventy-one years ago, on a bright cloudless morning, death fell from the sky and the world was changed. A flash of light and a wall of fire destroyed a city and demonstrated that mankind possessed the means to destroy itself.
71年前、晴天の朝、空から死が降ってきて世界が変わりました。閃光(せんこう)と炎の壁がこの街を破壊し、人類が自分自身を破壊する手段を手に入れたことを示しました。

Why do we come to this place, to Hiroshima? We come to ponder a terrible force unleashed in the not so distant past. We come to mourn the dead, including over 100,000 Japanese men, women and children, thousands of Koreans and a dozen Americans held prisoner.
私たちはなぜここ広島に来るのでしょうか。それほど遠くない過去に恐ろしい力が解き放たれたことを考えるために来ます。また、10万人を超える日本の男性、女性、子ども、多数の朝鮮半島出身者、12人の米国人捕虜の死者を悼むために来ます。

Their souls speak to us. They ask us to look inward, to take stock of who we are and what we might become.
その魂がもっと心の内を見て私たちは何者なのか、私たちはどのようになれるのか、振り返るよう語りかけてきます。

It is not the fact of war that sets Hiroshima apart. Artifacts tell us that violent conflict appeared with the very first man. Our early ancestors, having learned to make blades from flint and spears from wood, used these tools not just for hunting but against their own kind.
広島を際立たせているのは戦争という事実ではありません。人間が作った道具は暴力的な紛争が古くから行われてきたことを教えてくれます。私たちの先祖は石から刃物を、木から槍(やり)を作ってきました。これらの道具はただ単に狩りをするためでなく、人間に対しても使われてきました。

On every continent the history of civilization is filled with war, whether driven by scarcity of grain or hunger for gold, compelled by nationalist fervor or religious zeal. Empires have risen and fallen, peoples have been subjugated and liberated, and at each juncture innocents have suffered -- a countless toll, their names forgotten by time.
どの大陸においても文明の歴史は戦争に満ちています。食料不足や黄金への渇望、民族主義的、宗教的な熱狂から戦争が起こり、帝国が台頭し、衰退してきました。そして、人々は支配され、解放されてきました。その時々で数えきれない犠牲者が出て罪のない人々が苦しみ、犠牲者の名前は時とともに忘れ去られました。




どうでしょうか?いずれにせよ単純に原文と日本語訳を併記しているだけで、訳のどの部分が原文のどの部分に対応するのかまったくわかりません。だいたい語順からして違うし。

そこで考えたのが英文の流れにさからわずに、まとまった意味の一くぎり、一くぎり(意味の群、岩田先生はセンス・グループと呼んでいます)というふうに読み進んでいくこと。



Seventy-one years ago, on a bright cloudless morning, death fell from the sky(空から死が降ってきて) and the world was changed(世界が変わりました). A flash of light(閃光(せんこう)と) and a wall of fire(炎の壁が) destroyed a city(この街を破壊し) and demonstrated(示しました) that mankind(人類が) possessed(手に入れたことを) the means to destroy itself(自分自身を破壊する手段を).

Why do we come to this place, to Hiroshima(私たちはなぜここ広島に来るのでしょうか)? We come to(ために来ます) ponder(「じっくり」考える) a terrible force unleashed(恐ろしい力が解き放たれたことを) in the not so distant past(それほど遠くない過去に). We come to(ために来ます) mourn the dead(死者を悼む), including over 100,000 Japanese men, women and children, thousands of Koreans and a dozen Americans held prisoner(捕虜).

Their souls speak to us. They ask us(語りかけてきます) to look inward(心の内を見て), to take stock of(振り返る) who we are(私たちは何者なのか) and what we might become(私たちはどのようになれるのか).

It is not the fact of war(戦争という事実ではありません) that sets Hiroshima apart(広島を際立たせているのは). Artifacts(人間が作った道具は) tell us(教えてくれます) that violent conflict(暴力的な紛争が) appeared(行われてきたことを) with the very first man(最初の人類さえ). Our early ancestors(先祖は), having learned to make blades from flint(石から刃物を) and spears from wood(木から槍「やり」を), used(使ってきました)) these tools(これらの道具を) not just for hunting(ただ単に狩りをするためでなく) but against their own kind(人間に対しても).

On every continent(どの大陸においても) the history of civilization(文明の歴史は) is filled with war(戦争に満ちています), whether driven(から戦争が起こり) by scarcity of grain(食料不足) or hunger for gold(黄金への渇望), compelled by nationalist fervor(民族主義的) or religious zeal(宗教的な熱狂). Empires have risen and fallen(帝国が台頭し、衰退してきました), peoples have been subjugated and liberated(人々は支配され、解放されてきました), and at each juncture(その時々で) innocents have suffered(罪のない人々が苦しみ) -- a countless toll(数えきれない), their names forgotten by time(名前は時とともに忘れ去られました).



これ、実は英語生活ノおト 第3巻> 名著「英語に強くなる本」>英文を読む秘訣 - 名著「英語に強くなる本」へのオマージュで紹介しました、ヘミングウェイの「老人と海」の一節を題材とした岩田一男先生の文節読み:

He began to row out of the harbor in the dark. There were other boats from the other beaches going out to sea and the old man heard the dip and push of their oars even though he could not see them now moon was below the hills.
むずかしい単語は一つもありません。そしてまた、どの単語も、特別の、ひねった意味ももっていません。コンマ一つないのは、行動の切れ目などをきわ立たせたくないのもあれば、静かな夜、船を出して、漕いで行く様子を表すためでもあるでしょう。
例えば、こんなふうに意味の群を区切って読んでいけるでしょう。
He began to row / out of the harbor / in the dark. There were other boats / from the other beaches / going out to sea / and the old man heard / the dip and push of their oars / even though he could not see them / now moon was below the hills.
老人は漕ぎはじめた-港から-暗闇の中を。ほかの船もあった-ほかの浜から-海へ出かけるのだ-そして老人に聞こえた-それらの船のオールのひたし掻く音が-自分には見えなかったけれど-月が山かげに沈んでしまったから。」




を少し工夫したものにすぎません。英文の中におおよそ意味の群ごとに訳を織り込んでいき、本文と訳を行ったり来たりせずとも、直線的に読み進むことが出来るような工夫です。不思議なことに、この様な工夫をすると文型とか、ややこしい解説もほとんど必要がないことに気づきました。

岩田一男先生は続けて、「つまり、このやりかたは、頭から読みくだしていく直読直解ということになりましょう。よく、線香読み、ということを申しますね。線香をあてて読んでゆくと、読めた分は、線香のためにこげてしまってもうなくなっている。だから、決して後もどりできない。だから、どうしても直読直解ということになる。しかも、ぐずぐずしていると、こげてくる。どうしても速く読んで意味をキャッチしなければいけなくなる。つまり、速読速解が必要になる、というわけです。一つ二つ未知の単語があっても、前後の関係や、状況などから、見当がつくものです。気にしないで、どんどん読んでゆきましょう。」

と言っています。また「英文の流れにさからわずに、まとまった意味の一くぎり、一くぎりというふうに読みくだる、直読直解のくせをつけたいものです。」

とも言っています。

直読・直解(線香読み)シリーズは英文を英文として素直に読んでいく、その練習問題として書いております。かなり長いことやっておりますが、どうも自己満足の世界では、まったく一般には受け入れられないのでは?という疑問は常にありました。最近印刷したものを配布する機会があったのですが、思ったより評判がよく(これも自己満足?)ちょっと勇気付けられています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

バラク・オバマ大統領就任演説(その5)

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)> バラク・オバマ大統領就任演説(その5) 


バラク・オバマ大統領就任演説はこれで終わりです。おおよそ半分前後は訳したことになりますね。

So let us mark this day with remembrance, of who we are and how far we have traveled(だから、私たちが誰で、どれだけ遠くから旅してきたかを思い起こして、この日を心に刻みましょう). In the year of America's birth, in the coldest of months(建国の年、最も寒い季節に), a small band of patriots(愛国者の小さな一団は) huddled by dying campfires on the shores of an icy river(huddle = 身を寄せる:凍った川の岸辺で消えそうなたき火のそばで身を寄せ合いました). The capital was abandoned. The enemy was advancing(首都は見捨てられ、敵が進軍していました). The snow was stained with blood(雪は血に染まっていました). At a moment when the outcome of our revolution was most in doubt(革命の結果が最も危ぶまれたとき), the father of our nation ordered these words be read to the people(国民の父(ジョージ・ワシントン)はこの言葉を人々に読み聞かせるよう命じました ):

"Let it be told to the future world(未来の世界にこう語られるようにしよう)...that in the depth of winter, when nothing but hope and virtue could survive(極寒の中、希望と美徳しか生き残れなかったときに) . . . that the city and the country, alarmed at one common danger(共通の危険にさらされた都会と地方が)」, came forth to meet [it](それに立ち向かうために立ち上がったと)."

America(アメリカよ). In the face of our common dangers(共通の危険に直面した), in this winter of our hardship(この苦難の冬の時期に), let us remember these timeless words(時を超えたこの言葉を忘れないでいましょう). With hope and virtue(希望と美徳を持って), let us brave once more the icy currents(再びこの氷のように冷たい流れに勇敢に立ち向かい:current = 流れ), and endure what storms may come(いかなる嵐が来ようともそれに耐えようではありませんか). Let it be said by our children's children(そして、私たちの子孫にこう言われるようになりましょう) [that when we were tested we refused to let this journey end(試練にさらされたとき、私たちはこの旅を終わらせることを拒み)], [that we did not turn back nor did we falter(falter = たじろぐ:後戻りすることもたじろぐこともなく)]; and with eyes fixed on the horizon and God's grace upon us(地平線と神の恩恵をしっかり見つめ), we carried forth that great gift of freedom and delivered it safely to future generations(自由という偉大な贈り物を未来の世代に無事に届けたのだと).

Thank you. God bless you. And God bless the United States of America(有難う。神のご加護があなたの上に、またアメリカ合衆国の上にあるように).



注:以下の映像の1:53以降が本文の部分です。

Obama's Inaugural Speech, Part V



(初出2009年2月10日)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

バラク・オバマ大統領就任演説(その4)

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)> バラク・オバマ大統領就任演説(その4) 

演説フィナーレは中略無しに全文アップ。イントロと違い、やたらアメリカを褒め称え、アメリカ人を鼓舞する内容ですが、多民族国家のアメリカではここまでやらないと意思が統一できないのも本当です。日本の「日の丸」はいわば教え込まれたシンボルですが、「星条旗」は彼らが一致できるたった一つのシンボルでもあります。

Our challenges may be new(私たちの課題は新しいものかもしれません). The instruments with which we meet them(それに立ち向かう手段も) may be new(新しいかもしれません). But those values upon which our success depends(私たちの成功の可否を左右する価値) - hard work and honesty(正直さと勤勉), courage and fair play(勇気と公正), tolerance and curiosity(トレゥランス = 寛容と好奇心), loyalty and patriotism(忠誠心と愛国心 = パトゥリオッティズム) - these things are old. These things are true(いった価値観は古くからあるもので、真実です). They have been the quiet force of progress throughout our history(これらは米国の歴史を通じて、前進するための静かな原動力となってきました). What is demanded then(必要とされているのは) is a return to these truths(こうした真実に立ち返ることです). What is required of us now(今私たちに求められているのは、) is a new era of responsibility(新たな責任の時代です) - a [recognition](との認識), on the part of every American(米国人一人ひとりが), [that] we have duties to ourselves, our nation, and the world(自分自身、国、そして世界に対して義務を負っているという), duties that we do not grudgingly accept but rather seize gladly(そしてこの義務をいやいやではなく、喜んで引き受けること), firm in the knowledge(確信して) that there is nothing so satisfying to the spirit(なにも~ほど心を満たすものはありません), so defining of our character(米国人らしさを示すものはない), than giving our all to a difficult task(全力を尽くして困難な仕事に取り組むことほど).


This is the price and the promise of citizenship(これが市民であることの代償であり、約束です).


This is the source of our confidence(これが私たちの自信の源です) - the knowledge(と知ること) that God calls on us to shape an uncertain destiny(call on us = 求める:神が、定かではない運命に方向性を与えるように、私たちに求めている).

This is the meaning of our liberty and our creed(これが私たちの自由と信条の意味です) - why men and women and children of every race and every faith can join in celebration across this magnificent mall(あらゆる人種や信仰の男女や子供たちが、この巨大なモール(広場)に集まって祝うことができる理由), and why a man(そして男が) whose father less than sixty years ago might not have been served at a local restaurant(60年足らず前に地元のレストランで食事することを許されなかったかもしれない父親を持つ男が) can now stand before you to take a most sacred oath(今、極めて神聖な宣誓を行うために皆さんの前に立つことができる理由です).

注:以下の映像の1:39までが本文の部分です。

Obama's Inaugural Speech, Part V


(初出2009年2月1日)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

バラク・オバマ大統領就任演説(その3)

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)> バラク・オバマ大統領就任演説(その3)

演説のなかほどです、内政に関する細かい点はかなり端折ります。 


(中略)

For we know that our patchwork heritage is a strength, not a weakness(なぜなら、私たちのパッチワーク=多様性という遺産が弱点ではなく強みであることを、私たちは知っています). We are a nation of Christians and Muslims, Jews and Hindus - and non-believers(私たちの国は、キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒、ヒンズー教徒、そして無宗教の国家です). We are shaped by every language and culture, drawn from every end of this Earth(世界各地から集まった=drawnあらゆる言語と文化で形作られています); and because we have tasted the bitter swill of civil war and segregation(swill=先例、流れ。私たちは南北戦争や人種隔離という苦い経験もし), and emerged from that dark chapter stronger and more united(その暗い時代から抜け出して、より強く、より団結するようになったため), we cannot help but believe(どうしてもこう信じてしまいます) [that the old hatreds shall someday pass(かつての憎しみがいつか消え)]; [that the lines of tribe shall soon dissolve(民族を隔てる境界線もすぐになくなると)]; [that as the world grows smaller, our common humanity shall reveal itself(世界が小さくなるにつれ、共通の人間性が現れると)]; and [that America must play its role in ushering in a new era of peace(米国が新しい平和の時代を先導する役割を務めなければならないと)].

(中略)

To the Muslim world(イスラム世界に対しては), we seek a new way forward(新たな道を模索していきます), based on mutual interest and mutual respect(それは私たちは相互の利益と尊敬に基づくものです). To those leaders around the globe(世界中の指導者たちよ) who seek to sow conflict(紛争の種をまき), or blame their society's ills on the West(自らの社会の悪を西洋のせいにする指導者たちよ) - know(知るべきです) that your people will judge you on what you can build, not what you destroy(あなたが壊すものではなく、あなたが築くことができるものによってあなたを判断する、ということを). To those who cling to power through corruption and deceit and the silencing of dissent(silencing of dissent = 異論を沈黙化する:腐敗、偽り、そして異論を封じることによって権力にしがみつく者たちは), know that you are on the wrong side of history(自分たちが歴史の誤った側にいることを知るべきですし); but(notが省略されたnot~but~構文) that we will extend a hand if you are willing to unclench your fist(そして握ったそのこぶしを開くのならば、私たちが手を差し伸べることも知るべきです).


(中略)


As we consider the road that unfolds before us(目の前に開ける道を考えるとき), we remember with humble gratitude those brave Americans (謙虚な感謝の気持ちを持って、勇敢な米国人のことを思い起こします)who, at this very hour, patrol far-off deserts and distant mountains(彼らは今この瞬間もはるかかなたの砂漠や遠く離れた山をパトロールしています). They have something to tell us today(彼らは私たちに何かを語りかけています), just as the fallen heroes who lie in Arlington whisper through the ages(ちょうどアーリントン墓地に眠る、亡くなった英雄たちが時代を超えてささやきかけるように). We honor them(私たちは彼らを誇りに思うが) not only because they are guardians of our liberty(それは彼らが私たちの自由を守ってくれているからだけでなく), but because they embody the spirit of service(彼らが奉仕の精神を体現しているからでもあります); a willingness to find meaning in something greater than themselves(つまり自分自身よりも大きな何かに意味を見出そうとする意志). And yet(そしてこの時), at this moment - a moment that will define a generation(ひとつの世代を定義付けようとするこの時に) - it is precisely this spirit that must inhabit us all(inhabit = 「に」宿る:私たちが持たなければならないのは、まさにこの精神なのです).

注:以下の映像の1:33以降が本文とほぼ重なります。

Obama's Inaugural Speech: Part IV



(初出2009年1月31日)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

バラク・オバマ大統領就任演説(その2)

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)> バラク・オバマ大統領就任演説(その2) 


すこし尊大さ、傲慢さが見え隠れしてきました…

(中略)

We remain a young nation(我々は若い国ですが), but in the words of Scripture(聖書の中の言葉で言えば), the time has come to set aside childish things(子供じみたことを脇へおくべき時が来ました). The time has come(時が来ました) to reaffirm our enduring spirit(我々の不朽の魂を再確認し); to choose our better history(より良い歴史を選び); to carry forward that precious gift, that noble idea(この貴重な贈り物、この崇高な考えを前進させる時が), passed on from generation to generation(世代から世代へ受け継がれてきた): the God-given promise(それは神から与えられた約束、つまり) that all are equal, all are free(すべての人々は平等で、自由であり), and all deserve a chance to pursue their full measure of happiness(最大限の幸福を追求する機会に値する、という).

In reaffirming the greatness of our nation
(この国の偉大さを再確認する中で), we understand that greatness is never a given(我々はその偉大さは決して与えられるものではないと理解しています). It must be earned(それは勝ち得なければならないものです). Our journey has never been(我々の旅はそのようなものではなありませんでした) one of short-cuts or settling for less(近道や妥協の一つのような). It has not been the path for the faint-hearted - for those who prefer leisure over work(憶病者や、勤労より娯楽を好むような), or seek only the pleasures of riches and fame(富と名声の喜びだけを求める者の旅路のような). Rather, it has been the risk-takers(それはむしろ、リスクを取る者), the doers(行動するもの), the makers of things(物作り) -(そのような人のものではなかったでしょうか) some celebrated but more often men and women obscure in their labor(著名な者もいましたが、それよりも多い、目立たない(オブスキュア)労働に従事し), who have carried us up the long, rugged path towards prosperity and freedom(繁栄と自由のために長く険しい道をのぼってきた男女(の旅)).

For us
(我々のために), they packed up their few worldly possessions(彼らはワールドリィ:驚くほど、少ない持ち物を詰めて) and traveled across oceans in search of a new life(新しい生活を探し求めて海を渡しました).

For us, they toiled in sweatshops
(彼らは私たちのために工場で汗を流して働き) and settled the West(西に居住しました); endured the lash of the whip(鞭打ちに耐え) and plowed the hard earth(固い土地を耕しました).

For us, they fought and died, in places like Concord and Gettysburg; Normandy and Khe Sahn
(我々のために、彼らは、コンコルドやゲティスバーグ、ノルマンディやケサンといった土地で戦い、亡くなりました).

Time and again these men and women struggled and sacrificed
(何度となく、これらの男女が奮闘し、犠牲を払い) and worked till their hands were raw(手がヒリヒリ痛むまで働きました) so that(だからこそ) we might live a better life(我々はより良い人生を生きています). They saw America as bigger than the sum of our individual ambitions(彼らは、アメリカを我々個人の大きな望みの集まりよりも大きいものとして見ていました); greater than all the differences of birth or wealth or faction(誕生や富や党派のすべての違いよりも偉大なものとして).

注:以下の映像の冒頭は(1)で途切れた分、0:25から2:25が本文の部分となります。

Obama's Inaugural Speech: Part II



(初出2009年1月28日)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

バラク・オバマ大統領就任演説(その1)

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)> バラク・オバマ大統領就任演説(その1) 


カタカナ発音解説

広島でのスピーチで原稿に自分で手を入れていることが明らかになったオバマ大統領です。広告代理店に丸投げのどなたかとは違います。多分、そのどなたかは自分で文章書けないんでしょう。

以下、直読性を向上させるため順次改定していきます。

My fellow citizens:

I
(私はいま、ここに立っています) stand here today humbled(謙虚にさせられる) by the task before us(私の前の任務によって), grateful(感謝して) for the trust(信頼に) you have bestowed(皆さんがビストウド:授けた), mindful(心に留めて) of the sacrifices(犠牲を) borne(《bear》の過去分詞:担われた) by our ancestors(私たちの先祖によって). I thank President Bush(私はブッシュ大統領に感謝します) for(のゆえに) his service to our nation(彼のわが国への貢献), as well as(そしてまた) the generosity and cooperation he has shown(彼が示した寛容と協力) throughout(を通じて) this transition(この移行期間).

Forty-four Americans have now taken the presidential oath(これで44人の米国人が大統領の宣誓をしました。オウス:宣誓). The words have been spoken(宣誓の言葉は語られたこともあれば) during rising tides of prosperity(潮が満ちる繁栄のなかで) and the still waters of peace(水面が穏やかな平和時に読まれたこともあります). Yet(しかしながら), every so often(時には) the oath is taken(宣誓は行われました) amidst(のただ中で) clouds(たれこめる暗雲や) and raging storms(ゥレイジング:荒れ狂う嵐). At(にも) these moments(これらの時々), America has carried on(アメリカは存続してきました) [not] simply because of(単にゆえにではなく) the skill or vision of those in high office(指導者たちの技量や洞察力のため), [but](むしろ) because We the People(我ら人民が) have remained faithful(忠実であった) to the ideals of our forbearers(フォビアゥラアズ:先人の理想に対し), and true(真摯であった) to our founding documents(建国の文書に).

So
(のように) it has been(そうであった). So(同じように) it must be(そうでなければなりません) with(の場合も) this(この) generation(世代) of(の) Americans(アメリカ人).

[That we are in the midst of crisis
(我々が危機の真っ只中にあることは)] is now well understood(今十分に理解されています). Our nation is at war(我が国は戦争状態にあります), against a far-reaching network of violence and hatred(暴力とヘイドゥレッド:憎しみの広大なネットワークに対し). Our economy is badly weakened(我々の経済は非常に弱っています), a consequence of greed and irresponsibility(グゥリード:貪欲さと無責任さの結果) on the part of some(ある人々の), but also our collective failure(また我々全体の失敗の結果) to make hard choices and prepare the nation for a new age(厳しい決断をして、国を新しい時代に備えさせることへの). Homes have been lost(家は失われ); jobs shed(シェド(変化せず):こぼす、落とすの意、仕事は減り); businesses shuttered(会社は閉鎖され). Our health care is too costly(我々の医療は高すぎるし); our schools fail too many(我々の学校は失敗しすぎています); and each day brings further evidence(待日我々は証拠を突きつけられています) that the ways we use energy strengthen our adversaries(我々のエネルギーの消費の仕方は敵を強化しているという) and threaten our planet(地球を脅かしているという).
(中略)

Today I say to you(私はあなた方に伝えます) [that the challenges we face] are real(我らが直面する難問は現実です). They are serious(それらは深刻で) and they are many(多い).

They will not be met easily
(《metはmeetの過去分詞》:克服される、それらは簡単には克服されない) or in a short span of time (あるいは短い期間では). But
(しかしながら) know this, America(アメリカよ知りなさい) - they will be met(それらは克服されるということを). On this day, we gather because(今日われわれは集まりました、なぜならば) we have chosen hope over fear(恐れより希望を選び), unity of purpose over conflict and discord
コンフリクト:闘争、ディスコード:不一致、対立や不一致よりも目的の結束を選んだ).

注:以下の映像では本文の最後のほうがすこし途切れます。

Obama's Inaugural Speech: Part I



(初出2009年1月9日)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ブレーカーを落とす、マイカーは使わない

阪神淡路大震災から20年たち、ここにきていろんな調査がまとまったようです。(【NHKスペシャル】「震度7 何が生死を分けたのか~埋もれたデータ 21年目の真実~」(NHK総合・2016/1/17放送)など。

死者数6,434人の内、当日の死亡は5,191人、即死や圧迫死で1時間以内になくなった方は3,842人ほど、一時間後にまだ911人が生存、5時間後にはまだ477人が生存していました。残りのほとんど1,000人以上は24時間以内に死亡しています。

また285件も火災が発生しましたが、そのうちなんと通電火災といって停電から復旧したことによる火災(ブレーカーの落とし忘れによるもの)が40パーセント、渋滞と断水によりほとんど消化救援活動が手につかないままほぼ一日が経過、各地から応援に駆けつけた消防車、救急車の多くは当日の夜遅くになってやっと現地に到達する有様、その時点で救助できたはずの犠牲者はほぼ全員死亡、消防士の方々はたとえようもなく悔しい思いをなされたそうです。救助に間に合わず「人殺し」とののしられた消防隊員もいらっしゃったそうです。土下座して誤った消防隊員もいました。

さて、渋滞を引き起こした理由のうち20パーセントがマイカーによる「安否確認」という結果が出ています。つまり不要不急といっては差支えがあるかも知れませんが、命に直結しているとは思われません、むしろ自分が車で行動することが多くの命を奪ったことになります。

「ブレーカーを落とす、マイカーは使わない」、都市型の震災の場合、この二つを守ることにより、多くの命が救われるかもしれません。ブレーカーの場合「感震ブレーカー」に交換するなど物理的な手段も可能ですが、マイカーを使う、使わないは個人の意識にゆだねられています。「自分が車で行動することが多くの命を奪いかねない」、そういう認識がいま一番必要とされているのではないでしょうか。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

直読直解 Obama's speech in HIROSHIMA(オバマ大統領の広島スピーチ)その3

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)>  直読直解 Obama's speech in HIROSHIMA(オバマ大統領の広島スピーチ)その3


これで終わり。

We can chart a course(私たちは道のりを描くことができます) that leads to the destruction of these stockpiles(これらの核兵器をなくす), we can stop the spread to new nations(私たちは新たな
(核兵器の)拡散を止め), and secure deadly materials from fanatics(狂信者から核物質を守ることができます). And yet that is not enough(これだけでは十分ではありません), for we see around the world today how even the crudest rifles and barrel bombs(原始的なライフルや「たる爆弾」ですら) can serve up violence on a terrible scale(非常に大きな規模での暴力をもたらせるからです).

We must change our mindset about war itself
(私たちは戦争自体に対する考え方を変えなければいけません) -- to prevent conflicts through diplomacy(外交を通じて紛争を防ぎ) and strive to end conflicts after they've begun(始まってしまった紛争を終わらせる努力をする); to see our growing interdependence(相互依存が深まっていることを) as a cause for peaceful cooperation(平和的な協力の名分にする) and not violent competition(暴力的な競争ではなく); to define our nations(国家を定義する) not by our capacity to destroy(破壊する能力ではなく) but by what we build(何を築けるかで). And perhaps above all(そして何よりまして) we must reimagine(私たちは再び想起しなければなりません) our connection to one another as members of one human race(人類の一員としてお互いのつながりを) -- for this too is what makes our species unique(このつながりこそが我々を人類たるものにしているからです).

We're not bound by genetic code
(私たちは遺伝子で決められているわけではありません) to repeat the mistakes of the past(過去の失敗を繰り返すように). We can learn. We can choose(私たちは学ぶことができます。選ぶことができます). We can tell our children a different story(子どもたちに違う物語を伝えることができます), one that describes a common humanity(共通する人間性を説明し), one that makes war less likely and cruelty less easily accepted(戦争が起こりにくく、残虐性が簡単には受け入れられないようにする物語です).

We see these stories in the Hibakusha
(被爆者の方たちの話から、それらが分かります): the woman who forgave a pilot(パイロットを許した女性がいました) who flew the plane that dropped the atomic bomb(原爆を落とした爆撃機を操縦したパイロットを) because she recognized(それは彼女が気付いたからです) what she really hated was war itself(自分が本当に嫌悪しているのは戦争そのものだと); the man who sought out families of Americans killed here(広島で殺された米国人の家族を捜し出した男性がいました) because he believed(なぜなら彼は確信していたからです) their loss was equal to his own(その米国人たちの喪失感は彼自身のものと同じだと ).

My own nation's story began with simple words
(私の国の物語は
(独立宣言の)簡単な言葉で始まります ): "All men are created equal(「すべての人類は平等に創造され、), and endowed by our Creator(創造主によって与えられている) with certain unalienable rights(奪うことのできない権利を), including life, liberty and the pursuit of happiness(それは生命、自由、幸福追求の権利である)."

Realizing that ideal has never been easy
(その理想を実現することは、決して簡単ではありません), even within our own borders, even among our own citizens(米国内や米国民の間であっても、). But staying true to that story(しかし、その物語にあくまでも忠実であろうとすることに) is worth the effort(価値があります). It is an ideal to be strived for(それは努力しなくてはならない理想であり), an ideal that extends across continents and across oceans(大陸と海をまたぐ理想です).

The irreducible worth of every person
(全ての人のかけがえのない価値です), the insistence that every life is precious(全ての人命は貴重であるということです), the radical and necessary notion(根源的で不可欠な考え方です) that we are part of a single human family(私たちは一つの家族の一部であるという): that is the story that we all must tell(それが私たちが伝えていかなくてはならない物語です).

That is why we come to Hiroshima
(だからこそ私たちは広島に来るのです), so that(それによって) we might think of people we love(私たちは、愛する人たちに思いをはせます), the first smile from our children in the morning(朝一番の子供たちの笑顔), the gentle touch from a spouse over the kitchen table(食卓での配偶者との優しい触れ合い), the comforting embrace of a parent(親の心地よい抱擁).

We can think of
(考えることができます) those things and know(知ることになります) that those same precious moments took place here 71 years ago(そうしたかけがえのない瞬間が71年前のここにもあったのだと). Those who died(亡くなった方々は), they are like us(私たちと全く変わらない人たちでした).

Ordinary people understand this
(普通の方々はこうしたことを理解できると思います), I think. They do not want more war(彼らの誰もがこれ以上、戦争を望んでいません). They would rather(むしろ~考えています) that the wonders of science be focused on improving life(科学の驚異をもっと人生を豊かにすることに役立ててほしいと) and not eliminating it(命を奪うのではなく).

When the choices made by nations
(国家が選択をするとき), when the choices made by leaders(国家の指導者が) reflect this simple wisdom(このシンプルな英知をかえりみて選択すれば), then the lesson of Hiroshima is done(広島から教訓を得られたと言えるでしょう).

The world was forever changed here
(世界はここで永遠に変わってしまいました), but today the children of this city will go through their day in peace(しかし、広島の子供たちは平和に日々を送っていくでしょう). What a precious thing that is(なんと価値のあることでしょうか). It is worth protecting(それこそが守る価値があり) and then extending to every child(全ての子供たちに広げていくべきものです).

That is a future we can choose
(これこそが、私たちが選択できる未来です), a future in which Hiroshima and Nagasaki are known(広島と長崎が知られるべき) not as the dawn of atomic warfare(核戦争の夜明けではなく), but as the start of our own moral awakening(私たちの道義的な目覚めの始まりとして)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

直読直解 Obama's speech in HIROSHIMA(オバマ大統領の広島スピーチ)その2

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)>  直読直解 Obama's speech in HIROSHIMA(オバマ大統領の広島スピーチ)その2


That is why we come to this place(これが私たちが広島を訪れる理由です). We stand here in the middle of this city(この広島の中心に立つと) and force ourselves to imagine the moment the bomb fell(爆弾が投下された瞬間を想像させられます). We force ourselves to feel(感じます) the dread of children confused by what they see(混乱した子供たちが抱いた恐怖感を).

We listen to a silent cry
(声にならない叫びを聞きます). We remember all the innocents killed(罪のない犠牲者に思いをはせます) across the arc(一連の~による) of that terrible war(むごたらしい戦争), and the wars that came before(これまで起きた戦争), and the wars that would follow(これから起こるかもしれない戦争).

Mere words cannot give voice to such suffering
(言葉だけでは、このような苦しみを表すことはできません). But we have a shared responsibility(私達は責任を共有してきました) to look directly into the eye of history(正面からこの歴史に向き合い) and ask what we must do(問う責任を) differently to curb(繰り返さない) such suffering again(このような苦しみを再び).

Some day
(いつの日か) the voices of the Hibakusha will no longer be with us to bear witness(証言をする被爆者の声を聞くことができなくなります). But the memory of the morning of August 6, 1945 must never fade(しかし、1945年8月6日朝の記憶は決して消してはいけません). That memory(その記憶があるからこそ) allows us to fight complacency(安心感と戦う=現状に満足せず). It fuels(向上が促され) our moral imagination(道義的な想像力の), it allows us to change(変われるのです).

And since that fateful day
(あの運命の日以来) we have made choices that give us hope(私たちは希望をもたらす選択を行ってきました). The United States and Japan forged not only an alliance(米国と日本は同盟を築いただけでなく), but a friendship(友情をはぐくんできました) that has won far more for our people that we can ever claim through war(それは戦争よりもはるかに人々にとって有益でした).

The nations of Europe
(欧州の国々は) built a union that replaced battlefields(戦場に代わって連合を作りました) with bonds of commerce and democracy(貿易と民主主義の結びつきによって). Oppressed peoples and nations(抑圧された人々や国家は) won liberation(自由を勝ち取ってきました). An international community established institutions and treaties(国際社会は~を求めた機構や条約を設けてきました) that worked to avoid war(戦争を避け) and aspired(求めた) to restrict and roll back and ultimately eliminate the existence of nuclear weapons(核兵器を規制、削減し、最終的には廃絶することを).

Still, every act of aggression between nations
(すべての国家間の侵略行為や), every act of terror(テロ行為) and corruption(腐敗) and cruelty and oppression(残虐行為、そして抑圧は) that we see around the world(私たちが世界で目にするものであり) shows our work is never done(私たちの仕事がまだ終わっていないことを示しています). We may not be able to eliminate man's capacity to do evil(私たちは悪を行う人類の能力をなくすことはできないかもしれません), so(だから) nations and the alliances that we formed(私たちが築いた国家や同盟は) must possess the means to defend ourselves(私たち自身を守る手段を持たなければなりません).

Among those nations like my own that hold nuclear stockpiles
(我が国のように核兵器を持っている国は), we must have the courage(勇気を持たなくてはいけません) to escape the logic of fear and pursue a world without them(恐怖の論理から脱し、核兵器のない世界を目指す). We may not realize this goal in my lifetime(私が生きているうちに、この目標を達成することはできないかもしれませんが), but persistent effort can roll back the possibility of catastrophe(たゆまない努力で破滅の可能性を少なくすることはできます).
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

直読直解 Obama's speech in HIROSHIMA(オバマ大統領の広島スピーチ)その1

英語生活ノおト 第4巻> 直読・直解の試み(「線香読みのすすめ」続編)>  直読直解 Obama's speech in HIROSHIMA(オバマ大統領の広島スピーチ)その1

久しぶりの直読直解の試みです。3~4回に分けて全文掲載の予定です。以前、Article 9 is a treasure of the world(憲法九条は世界の宝)で試みましたが、既に発表されている和訳を出来る限りそのまま英文の中に織り込みました。直読直解性を高めるため、従来ほど細かく分解しておりません、どこまで英文と日本文を同時に生かすことが出来るでしょうか。
文節単位ということでは英語生活ノおト 第3巻>の「線香読みのすすめ」に近いですが、一切説明を加えていないので、やや中級者向きです。 


Seventy-one years ago, on a bright cloudless morning, death fell from the sky(空から死が降ってきて) and the world was changed(世界が変わりました). A flash of light(閃光
(せんこう)と) and a wall of fire(炎の壁が) destroyed a city(この街を破壊し) and demonstrated(示しました) that mankind(人類が) possessed(手に入れたことを) the means to destroy itself(自分自身を破壊する手段を).

Why do we come to this place, to Hiroshima
(私たちはなぜここ広島に来るのでしょうか)? We come to(ために来ます) ponder(「じっくり」考える) a terrible force unleashed(恐ろしい力が解き放たれたことを) in the not so distant past(それほど遠くない過去に). We come to(ために来ます) mourn the dead(死者を悼む), including over 100,000 Japanese men, women and children, thousands of Koreans and a dozen Americans held prisoner(捕虜).

Their souls speak to us. They ask us
(語りかけてきます) to look inward(心の内を見て), to take stock of(振り返る) who we are(私たちは何者なのか) and what we might become(私たちはどのようになれるのか).

It is not the fact of war
(戦争という事実ではありません) that sets Hiroshima apart(広島を際立たせているのは). Artifacts(人間が作った道具は) tell us(教えてくれます) that violent conflict(暴力的な紛争が) appeared(行われてきたことを) with the very first man(最初の人類さえ). Our early ancestors(先祖は), having learned to make blades from flint(石から刃物を) and spears from wood(木から槍「やり」を), used(使ってきました) these tools(これらの道具を) not just for hunting(ただ単に狩りをするためでなく) but against their own kind(人間に対しても).

On every continent
(どの大陸においても) the history of civilization(文明の歴史は) is filled with war(戦争に満ちています), whether driven(から戦争が起こり) by scarcity of grain(食料不足) or hunger for gold(黄金への渇望), compelled by nationalist fervor(民族主義的) or religious zeal(宗教的な熱狂). Empires have risen and fallen(帝国が台頭し、衰退してきました), peoples have been subjugated and liberated(人々は支配され、解放されてきました), and at each juncture(その時々で) innocents have suffered(罪のない人々が苦しみ) -- a countless toll(数えきれない), their names forgotten by time(名前は時とともに忘れ去られました).

The World War
(世界大戦) that reached its brutal end(残虐的な終わりを迎えた) in Hiroshima and Nagasaki was fought(戦われました) among the wealthiest and most powerful of nations(最も豊かで強い国々の間で). Their civilizations(その文明は) had given(生み出してきました) the world great cities and magnificent art(すばらしい美術). Their thinkers(思想家は) had advanced ideas(進んだ考えを見いだしてきました) of justice and harmony and truth(正義や調和、真実という), and yet the war grew out of the same base instinct(同じ根本から戦争は起きてきました) for(という) domination or conquest(支配、征服を欲する本能) that had caused conflicts among the simplest tribes(最も単純な部族同士の紛争の原因のように), an old pattern(古いパターンが) amplified by new capabilities(新しい能力により増幅されて) and without new constraints(制約が働くことなく).

In the span of a few years
(ほんの数年間で) some 60 million people(6000万人) would die: men, women, children -- no different than us(私たちと全く変わらない人たち), shot, beaten, marched, bombed, jailed, starved(飢餓に苦しみ), gassed(毒ガスにより) to death(亡くなりました ).

There are many sites
(施設がたくさんあります) around the world that chronicle this war(この戦争を記録している) -- memorials(記念碑は) that tell stories(物語を伝え) of courage and heroism(勇ましさや英雄), graves(墓地) and empty camps(収容所の跡) that echo(こだまさせる) of unspeakable depravity(言い表せないほどの恐ろしい行為).

Yet
(しかし) in the image(姿は) of a mushroom cloud that rose into these skies(この空に上がったキノコ雲), we are most starkly(最も明確に) reminded(想起させます) of humanity's core contradiction(人類が抱える矛盾) -- how the very spark(能力や) that marks us as a species(我々を人類として際立たせる), our thoughts(思想), our imagination(想像), our language(言語), our tool making(道具作りや), our ability(能力) to set ourselves apart from nature(人類が自然界から離れ) and bend it to our will(自然を従わせる) -- those very things(これらの能力は) also give us the capacity(生み出したのです) for unmatched destruction(比類のない破壊力).

How often
(どのくらい) does material advancement(物質的な進歩や) or social innovation(社会の革新) blind us to this truth(こうした真実を隠してしまっている)? How easily do we(私たちはどれだけ簡単に) learn to justify(正当化してしまっている) violence(暴力を) in the name of some higher cause(崇高な理由によって)?

Every great religion
(すべての偉大な宗教は) promises a pathway(道を説いています) to love and peace and righteousness(愛や平和、公正さにいたる). And yet(が、) no religion(どの宗教も~ない) has been spared from(免除されることは) believers(信者から) who have claimed their faith has a license to kill(信仰の名のもとに人を殺す).

Nations arise
(国は台頭しました) telling a story(という物語を語り) that binds people together(人々が団結する) in sacrifice and cooperation(犠牲や協力によって), allowing for(許した) remarkable feats(偉大な成果を), but those same stories(その同じ物語は) have so often been used to(使われてきました) oppress(虐げたり) and dehumanize(非人間的に扱ったりすることに) those who are different(自分とは違う他者). Science allows us(科学によって我々は出来る) to communicate across the seas(海を越えてコミュニケーション), fly above the clouds(雲の上を飛ぶ), to cure disease(病気の治療) and understand the cosmos(宇宙の解明). But those same discoveries(宇宙の解明) can be turned into(なり得る) ever more efficient killing machines(効率的に人を殺す機械).

The wars of the modern age teach us this truth
(近年の戦争は私たちにこうした真実を伝えています). Hiroshima teaches this truth(広島も同じ真実を伝えています). Technological progress(技術の進歩) without(無しの) an equivalent progress(同時の進歩) in human institutions(人間社会) can doom us(我々を破滅させる可能性があります). The scientific revolution(科学の革命) that led to the splitting of an atom(原子を分裂させた) requires a moral revolution as well(私たちに道徳的な進歩も要求しています).
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ