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アメリカ独立宣言(The Unanimous Declaration of the thirteen United States of America)

2014年08月19日 | 英語生活ノおト
英語生活ノおト 第2巻(補)> 英語のバックグラウンド(3)> アメリカ独立宣言(The Unanimous Declaration of the thirteen United States of America



映画ナショナルトレジャーで有名になったアメリカ独立宣言。サイドバーに掲載のための書き下ろし。

アメリカ独立宣言とよく言われますが、タイトルはそのまま訳せば全員一致によるアメリカ13州連合の宣言で、独立という言葉はありません。当時のアメリカは13州で全てですから、連合=独立の意味になるわけです。The Thirteen United States of Americaは以下の通りで、これらの州は尊敬をこめてthe original statesとも呼ばれます。また、星条旗(せいじょうき、the Stars and Stripes)の13本の赤と白の横線はこの13州をあらわします。51の星は州の数です。

署名されたのが1776年の7月4日であったことから、7月4日をアメリカの独立記念日(Independence Day)とします。日本の建国記念日のように歴史的や政治的、宗教的ににややこしいことはありませんので、純粋に祝い、大騒ぎします。

13州は以下の通り。

ニューハンプシャー植民地(ニューハンプシャー)
マサチューセッツ湾直轄植民地(マサチューセッツ)
ロードアイランド植民地(ロードアイランド)
コネチカット植民地(コネティカット)
ニューヨーク植民地(ニューヨーク)
ニュージャージー植民地(ニュージャージー)
ペンシルベニア植民地(ペンシルベニア)
デラウェア植民地(デラウェア)
メリーランド植民地(メリーランド)
バージニア植民地(ヴァージニア)
ノースカロライナ植民地(ノースカロライナ)
サウスカロライナ植民地(サウスカロライナ)
ジョージア植民地(ジョージア)



こちらは1800年代の複製より。13州の代表、全部で56名が署名。ジョン・ハンコックの署名が一番大きいです。彼は13州の代表による代表による会議の議長で、初代マサチューセッツ州知事。彼の名前が一番でかいので、アメリカでは「署名」という言葉の代わりに、「ジョン・ハンコック」ということさえあるようです。例えばhis John Hancockのように。彼の子供はいずれも夭折したので、ジョン・ハンコック・タワーとか、ジョン・ハンコック生命とか、やたらある「ジョン・ハンコック」は彼の子孫に関係があるわけでなく、あやかりですね。

独立宣言の全訳、署名者名はこちらにあります。アメリカ大使館の公的サイトです。

Reading of the Declaration of Independence