百醜千拙草

何とかやっています

よき者は逝く

2012-02-14 | Weblog
野党も協議に乗ってくれず、党内の意見もまとめられず輿石幹事長も「勝手にやれば」状態になっていて、どう考えても通るワケがない消費税増税法案を、意地でも3月に提出すると言って財務省の使いパシリのドジョウ、低温停止宣言がウソであったことが温度の急上昇でゴマカシようがなくなった福島原発、悪質極まりない検察と最高裁のことなどを書こうかなと思っていましたが、週末のウィットニーヒューストン死亡のニュースで気がかわりました。

このニュースはマイケルジャクソンの時と同じぐらい驚きました。ウィットニーヒューストンが歌手デビューしたころのことはよく覚えています。そのデビューアルバムは余りにヒットしたので、私の友人は全員そのレコードを持っていました。私、いまだにそのアルバムジャケットの写真を覚えています。世界で最も売れたデビューアルバムだそうです。その後、しばらく低迷しましたが、ケビンコスナーと競演したボディーガードで復活し、そのサウンドドラックが大ヒットになりました。パワーを落とすことなくスムーズに高音まで伸び上がる彼女の歌のスタイルが現在のR&B、ポップスの歌手に与えた影響は極めて大きいと思います。ちょうど、みんながマイケルジャクソンのように踊りたいと思ったのと同じように、みんなが彼女のように歌いたいと思っていたようでした。そして、本当にマイケルジャクソンのように踊れるのはマイケルジャクソンだけだったように、本当にウィットニーのように歌えるのウィットニーだけでした。そう思います。

ウィットニーからちょっと遅れてソロデビューしたボストン出身のボビーブラウンは才能のある若手歌手でしたが(私もCD 1枚買いました)、夫としての才能はなかったようで、その後のヒューストンの低迷の一原因になったようです。そのボビーブラウンは、前妻の突然の訃報をコンサートの途中で聞いて、ステージを降りてしまったそうです。ちあきなおみの「喝采」を思い出させますね。もっとも彼らが別れたのは3年前ではなく、5年前ですが。

ニュースを聞いた後、ふとマリアカラスを思い出しました。ちょうどそのニュースの日にYouTubeでたまたま聞いていたせいだと思います。有り余る才能でセンセーショーナルなデビューを飾り、高みに登りつめた後、低迷し、そして若くして謎の死を遂げました。「よき者は逝く」と言いますが、マイケルジャクソン、ビリーホリデイ、ジョンレノン、クリフォードブラウン、、、、早く亡くなるのは、才能と成功を若くして手に入れた人々の共通のテーマなのかも知れません。

YouTubeビデオを貼付けておきたいと思います。私はソフト&メロウが好みなので、、、

デビューアルバムから、All at Once


ボディーガードから、美しいバラッド、Run to You

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