百醜千拙草

何とかやっています

監視社会

2017-05-26 | Weblog
東京新聞社説、「共謀罪」衆院通過 戦前の悪法を思わせる から

岐阜県大垣市での風力発電事業計画をめぐって、岐阜県警が反対派住民を監視し、収集した情報を電力会社子会社に提供していた。二〇一四年に発覚した。、、、つまりは市民運動というだけで警察は、なぜだか監視対象にしていたわけだ。この問題は、国会でも取り上げられたが、警察庁警備局長はこう述べた。「公共の安全と秩序の維持という責務を果たす上で、通常行っている警察業務の一環」-。いつもやっている業務というのだ。

 公安調査庁の一九九六年度の内部文書が明らかになったこともある。どんな団体を調査し、実態把握していたか。原発政策に批判的な団体。大気汚染やリゾート開発、ごみ問題などの課題に取り組む環境団体。女性の地位向上や消費税引き上げ反対運動などの団体も含まれていた。
 日本消費者連盟。いじめ・不登校問題の団体。市民オンブズマン、死刑廃止や人権擁護の団体。言論・出版の自由を求めるマスコミ系団体だ。具体的には日本ペンクラブや日本ジャーナリスト会議が対象として列挙してあった。

、、、 監視同然ではないか。なぜ環境団体や人権団体などのメンバーが監視対象にならねばならないのか。
 国連の特別報告者から共謀罪法案に「プライバシーや表現の自由の制限につながる。恣意(しい)的運用の恐れがある」と首相に書簡が送られた。共謀罪は犯罪の実行前に捕まえるから、当然、冤罪(えんざい)が起きる。政府はこれらの問題を軽く考えてはいないか。恐るべき人権侵害を引き起こしかねない。、、、一九二五年にできた治安維持法は、、、共産党弾圧のためにつくられた。当初はだれも自分には関係のない法律だと思っていたらしい。 ところが法改正され、共産党の活動を支えるあらゆる行為を罰することができるようになった。そして、反戦思想、反政府思想、宗教団体まで幅広く拘束していった。しかも、起訴されるのは少数派。拷問などが横行し、思想弾圧そのものが自己目的化していったのだ。
、、、政府は「テロ対策」と言い続けたが、それは口実であって、内実は国内の監視の根拠を与えたに等しい。何よりも心配するのが反政府活動などが捜査当局の標的になることだ。「絶叫デモはテロ行為と変わらない」とブログで書いた自民党の大物議員がいた。そのような考え方に基づけば、反政府の立場で発言する団体はテロ組織同然だということになる。共謀罪の対象にもなろう。そんな運用がなされれば、思想の自由・表現の自由は息の根を止められる


監視社会で、いつ何時、当局に目をつけられて逮捕拘束させるかわからないと、ビクビクして言いたいことも言えない社会になるのは間違いないです。
これまでは、経済学者の植草さんや東洋経済の編集長の三上さんのように、政府に批判的な発言や記事を書く人々を、痴漢冤罪という卑劣なやり方で言論封鎖してきたわけですが、共謀罪が成立した日には、そのような姑息で汚い手を使う必要もなく、堂々と、政府の批判をする有力言論人を犯罪者として逮捕できるようになるわけです。

社説の中の国連の特別報告者の書簡に政府は抗議したが、その抗議の内容のなさを一蹴されました。国会答弁でもそうですが、与党の答弁は言い訳、ごまかし、ウソ、強弁の時間稼ぎ、三十時間ノラリクラリと適当に意味不明の答弁でやり過ごせば、審議を尽くした、と強弁して、強行採決。「私の頭脳が対応できない」などという答弁を法務大臣がするお粗末さ。そもそも大臣のオツムが足りないのに、どうやって審議が可能なのか。

 【ロンドン=小嶋麻友美】安倍晋三首相宛ての公開書簡で、「共謀罪」の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正案に懸念を表明した国連のプライバシー権に関する特別報告者ジョセフ・ケナタッチ氏は二十二日、菅義偉(すがよしひで)官房長官が同日の記者会見で抗議したと明らかにした日本政府の対応を「中身のないただの怒り」と批判し、プライバシーが侵害される恐れに配慮した措置を整える必要性をあらためて強調した。電子メールで本紙の取材に答えた。
 ケナタッチ氏によると、「強い抗議」は十九日午後、国連人権高等弁務官事務所を訪れた在ジュネーブ日本政府代表部の職員が申し入れ、その後、約一ページ余りの文書を受け取った。しかし、内容は本質的な反論になっておらず「プライバシーや他の欠陥など、私が多々挙げた懸念に一つも言及がなかった」と指摘した。

戦前復帰というよりは、単なる北朝鮮化ですね。なんとも幼稚な国になってしまったものです。それにしても、あの官房長官や法務大臣やアベはますます人相が悪くなっていますな。こんな連中が永らく栄えるはずはないですが、それにつけても野党の情けなさ、あれだけのネタがありながらアベの首一つ取れないとは。それから、踏まれても踏まれてもついて行く下駄の雪、デタラメに自民党に寄り添う公明党は何を考えているのか。学会員もこんな党を許していては日蓮に申し訳がたたぬでしょうに。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

思考するコンピューター

2017-05-23 | Weblog
 将棋ソフト「PONANZA」とプロ棋士・佐藤天彦名人が対局する「第2期 電王戦」の第2局が5月20日に姫路城(兵庫県)で行われ、PONANZAが勝利した。2番勝負は、PONANZAが2連勝で幕を閉じた。、、、、電王戦シリーズの最終成績は、将棋ソフトが14勝5敗1引き分けと、プロ棋士に大きく差をつけた。

というニュース。

コンピューターが学習とデータを通じて、ある目的に関しては人間よりも的確に最適な判断を下すことができるようになったということですから、これから知的労働と考えられてきた多くの人間の活動がコンピューターにとってかわられることになりそうです。

研究という活動もそのうちPIはコンピューターとなり、人間はポスドクだけになるかも知れません。コンピューターは、膨大なる積み重なったデータから、何が問題かを判断し、その解決にもっとも最適な方法を見つけ出し、人間に指示を出して、仕事をさせるという形になるのではないでしょうか。そして、そのデータをコンピュータは解釈して論文にまとめます。もちろん、雑誌社のエディターもレビューアもコンピュータです。アクセプトやもリジェクションの判断も正確かつ迅速、研究不正も見逃しません。ま、こうなってくると、論文を読むのもコンピュターですね。もはやその成果を人間が理解する必要も理解する能力もなくなってくると、論文はバイナリー信号で書かれるようになり、インターネット内でvirtual 出版されて完結するという形になるかもしれません。研究者は単純作業をこなすロボットに過ぎなくなる可能性もありますね。

ま、器械に使われるということは昔からありました。例えば、アッセンブリーラインの工員などはそうでしょう。機械で流れて来るものに担当時間内に決まった作業をするという仕事などは人間の方が機械に合わせないといけません。しかし、これまでは、その裏にいて機械を動かしているのは別の人間であり、機械は道具に過ぎなかったわけですが、機械が知的労働をして判断を下すことができるようになれば、話は違ってくると思います。

例えば、小説を書くという作業もそのうちコンピューターが自動でするようになるでしょう。いわゆる「創作」と呼ばれる人間らしいと考えられていた活動ですが、「創作」とは、基本的には、すでにあるものの新しいコンビネーションですから、将棋と同じで、過去の大量のデータを学習させていくことで、売れる小説を自動的に書くコンピュータはできるのではないでしょうか。事実、絵画で、学習したコンピューターがレンブラント風の絵を描くことができることは昨年示されました。音楽もそうでしょう。コンピューターならプッチーニ オリジナルのツーランドットを完成させてくれるかもしれません。

ま、ちょっと気持ち悪い世界ですけど、かなり現実味があります。一方で、AIの進歩で人間と機械の情報処理における根本的な違いというものが(あるとすれば)明らかになるかもしれません。コンピュータは、人間の思考やその思考に対する反応を学習することで、極めて人間に近く、加えて計算能力や記憶力は桁違いに優れたものになるでしょう。コンピュータが感情を持つようになる(少なくとも感情を持っているかのように入力に対して反応するようになる)のも時間の問題でしょう。そのうち、ひょっとしたらフランシス クリックが後半生をかけて追求した「意識はどうやって生まれているのか」という問題も理解できるようになるかも知れません。ただ、意識の問題が解決した場合に、それを理解できるのはコンピュータだけになるかも知れませんが。

思うに、こうした思考できるコンピュータがもっとも有用なのは、政治の世界でしょう。全世界の政府の政策をコンピュータのネットワークを通じて、全人類と地球が長期的にも最適になるように決めさせれば良いと思います。権力は腐敗するもので、その原因は「欲」と「感情」です。もっとも理性的でならねばならない国家の政策の決定が、一部の権力者の「欲」で決まっているわけですから。思考する無欲なコンピュータにやらせれば、核軍縮、温暖化問題、貧困、食料問題、こうした問題は比較的簡単にケリがつく可能性があります。
少なくとも、日本の首相はPONANZAにやらせたほうがよっぽどマシであるのは間違いありません。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

アベ降ろしトランプ降ろし

2017-05-19 | Weblog
ようやく、朝日と東京新聞が加計学園事件を記事にし出しました。森友よりもこっちの方が規模が大きくて悪質です。キッチリ追求してアベには責任を取らせてもらいたいものです。問題はアベに余り罪悪感がなさそうな点。トランプもそうですが、自分のやっていることの重大さを認識していないような感じです。

よくも悪くも、このしつこさが朝日の取り柄。朝日のスクープした実名入りの文書に、明らかにアベ官邸からの指示に沿って、加計学園に特別な計らいをした証拠が明らかです。しかし、よくもこのような露骨な内容の文書が残っていたものです。ま、本来なら、こういう話はオフレコで密やかに伝えられるべきものでしょうが、堂々とこんな文書を作るのだから、連中は犯罪とさえ認識してなかったのでしょうな。アベ夫人の天真爛漫ぶりとだぶります。
追求されても、あいからわず、国会ではシラを切りとおそうとする往生際の悪さ。国会も法律も軽視するこのアベ政権の態度が、国会を空転させています。自民党に自浄作用がないのが問題です。本来なら、森友も加計事件も、発覚した時点でアベを降ろさないと自民党政権はもたなかったのはずで、以前の自民党なら、とっくにアベは降ろされて看板を架け替えられていたはずです。それおが、ここまで見苦しくウソとでたらめとシラ切りで逃げ通そうとするのは異常を通り越してキチガイ沙汰です。ま、野党が弱すぎるので、連中は国民をバカにしているのでしょうが。しかし、さすがに、自民党も反アベ派が徐々に活動を広げている様子ですが。

アメリカでは、トランプ降ろしも少しずつ本格化しそうな感じです。トランプをあれほど嫌っていた共和党のライアンがトランプ擁護のコメントを出したということは、トランプを降ろした後のプランがまだ煮詰まっていないのでしょう。トランプが弾劾裁判で有罪となって降ろされたのでは、トランプを支持した共和党全体のダメージも大きい、しかし、共和党主流派はみんなトランプが嫌いで(そもそも、トランプが好きなヤツなど政界に一人でもいるのでしょうかね)腹に据えかねている人々も多い。トランプが派手にコケるのも困るが、共和党内での不満が鬱積するのは困る、そう考えているはずです。トランプがマトモになってくれて穏便にすむのがライアンにとっては最も良いシナリオ、しかし、共和党内部の不満が鬱積して次の選挙に影響するのであれば、早い目に降ろした方がダメージが少ないとも思っているでしょう。仮に4年もったところで、さすがに次の選挙をトランプで戦うのは不可能だろうと思っているでしょうから、できるだけソフトに次の選挙で勝てる体制にしたい。となれば、もっとも穏便なのは、トランプに自主的に大統領を辞めてもらって、副大統領に代行させるというニクソンのシナリオであろうと思います。ただ、トランプはニクソンと違って簡単には辞めないでしょう。辞めないというヤツをやめさせるのは大変です。どうなるか。成り行きを見たいと思います。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

我輩の辞書

2017-05-16 | Weblog
さて、就任3カ月のご祝儀期間も終わり、本格的にトランプをやめさせる運動を始める時期です。
こんな幼稚で不正直な人間が核ミサイルのボタンに手をかけているというのは危険すぎます。選挙やビジネスで怪しいことをやってきたのを暴かれるのが嫌さにFBI長官を任期中途で解任し、納税記録はあれほどの要求がありながら開示しない、あからさまなウソを吐き続け、都合の悪い意見には悪態をつく、というクズさ加減。悪事を暴いて弾劾で辞めさせるのがスジですが、職務遂行能力の欠如を理由に実権を副大統領に移すという穏便な手もあります。

選挙でのロシアとの絡みが明らかになれば、ウォータゲートのニクソンの時のように普通ならやめるでしょう。しかし、トランプと共和党は権力のためだけに結びついているだけの関係で、理念を共有しているわけではない(公明党と自民党のようですな)。トランプが大事なのは己のエゴのみ、共和党主流派も「これはヤバい」となってトランプを降ろそうとしていても、やめさせるのにはかなり強引な手を使う必要がありそうです。こういうのに限って往生際が悪いのは世の常です。アベもトランプも引き際をわきまえてい欲しいと思うのは無い物ねだりですかね。

さて、アベが「そもそも」の意味を辞書で調べたのにわからなかった事件、国語の専門家を無視して「そもそも」の意味を閣議決定した、というギャグ漫画顔負けの大茶番。「云々」を「でんでん」と読むのは、閣議決定事項でしたっけ。

今度は毎日新聞が苦情。

いわゆる「共謀罪」を巡り、安倍晋三首相は「『そもそも』の意味を辞書で調べると『基本的に』という意味もある」と国会で述べた。そんな辞書はないと4月30日朝刊の本欄で報告したところ、政府は「そもそも」に「基本的に」という意味があるとする答弁書を12日に閣議決定した。読んだが文法的に理屈が通らず、校閲記者の私は頭が混乱した。【岩佐義樹】、、、、、私は30種類以上の辞書を調べたが、そんな意味はなかった。、、、、政府の12日の答弁書は「大辞林によると『そもそも』に『どだい』という意味があり、『どだい』に『基本』という意味がある」としている。、、、、、 「そもそも」=「どだい」=「基本的に」は、どだい無理な解釈だ。答弁書を読む限り「そもそも」=「基本的に」とする辞書はなかったのだろう。それを強引に取り繕うのはおよそ教育的とは言えず、国語への悪影響が懸念される。


加えて、9日には、また、ウソ答弁。国会で「辞書を調べた」、「教科書の書いてある」などと、どうしてすぐにバレるウソを平気で言えるのか。この辺もトランプとよく似ています。安倍首相「自衛隊が違憲と教科書に書いてある」これが真っ赤な嘘だった

安倍首相答弁、根拠なし
憲法9条に自衛隊を明記する安倍晋三首相の改憲発言を追及した日本共産党の小池晃書記局長の国会論戦で、安倍首相は「採択されている多くの教科書で、自衛隊が違憲であるという記述がある」(9日、参院予算委員会)と答えました。、、、、文科省教科書課に問い合わせると「違憲であると断定的に書いてある教科書はない」と答えました。、、、

”多くの教科書で”と言っていたが、どこを調べたら多くの教科書に行きつくのか。すぐにバレるような嘘を平気で突く神経が分からない。息を吐くように嘘を付くとは、安倍首相を想定して作られた用語のような物だ。


アベ氏は、森友に寄付する前に、官房機密費でまず辞書と教科書をウソ発見器を買って、携帯すればいいのではないでしょうか。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

お菓子の話

2017-05-12 | Weblog
近々、遠くに移動する人がお別れの挨拶にきて、ギリシャのお菓子をくれました。メロマカローナという名前の伝統的なお菓子だそうです。しっとりとしたクッキーという感じで、ちょっと甘みが強いですが、悪くないです。しかし、このリッチさ、二つほど食べたら後で後悔しそうです。以前に、バクラヴァという地中海から中東のお菓子を、食べたことを思い出しました。これは甘すぎてちょっと。

若い時に好きだったお菓子は、播磨屋の朝日あげですね。サクサク揚げ煎餅。播磨屋社長の世直しメッセージはちょっと熱すぎますが、煎餅は美味しい。お菓子は甘いものと思っている外国人は塩味のお菓子というのは理解できんでしょうな。油とでんぷんが出す甘みというのは、ストレートな砂糖の甘味よりも私は好きです。もっとも油ものは、最近すっかり弱くなりましたが。

私の地元の100年前からある名物も煎餅ですが、残念ながら小麦と卵と重曹と砂糖を使った洋風煎餅です。サクサクと美味しいですが、煎餅と言うよりはクッキーです。

最近、まれに和菓子と熱いお茶が食べたくなることがあります。こしあんをきめの細かいもっちりとした皮で包んだようなやつを、渋めの緑茶でいただきたいですな。そういえば、以前、京都出身の人への手土産に、京都満月の「阿闍梨餅」を持参したことがありました。京都銘菓といえば、八つ橋があまりに有名で、阿闍梨餅はその陰に隠れていた感じがありますが、そのもっちりとした皮と内に包まれた弾けんばかりのつぶあん(このボリュームではつぶあんでなければなりませぬ)が近年では全国的人気とか。

あんこの味がわかるのは日本人だけではないでしょうか。寒い時に食べる熱々のたい焼も美味しいものです。春の和菓子といえば、さくら餅、かしわ餅ですが、関東のさくら餅は、関西やその他の地域のものとは別物のようですね。私は、関東のものを食べたことがないので、さくら餅といえば、光沢のあるつぶつぶの皮であんこを丸くつつだアレしか知りませんが。塩漬けの桜の葉の香りと、そのほのかな塩味が引き立てるあんこの甘味、口に残る余韻がお茶の爽やかな渋みで置き換わっていく時にしみじみしたりします。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

追求の意義 - 森友 Reprise

2017-05-09 | Weblog
国会見ていますと情けなくなりますな。
東大出た官僚、多くの選挙民から選ばれたはずの政治家、本来、国民のために奉仕し導き、住みやすい国を作るべく働いているはずの人々です。しかし、彼らの自己利益を増大し保身を図るためだけにつくウソ、ゴマカシ、ペテンのレベルは幼稚園児なみです。

しばらく前に財務省と籠池氏のやり取りの録音テープで、森友学園に便宣を図った証拠が提出されましたが、どう考えても動かぬ証拠で、どう見てもアウトです。国会答弁でウソつき佐川、苦しい言い訳、テープの本人は雲隠れ。与党は参考人招致を認めず。アベ夫人の関与にしても、動かぬ証拠のファックスを突きつけられても、シラをきり通そうとする。この事件、小学校のホームルームなら、1日でカタがついています。

とにかく、アベと財務省がゴマカし、シラをきり、その場限りのウソを言い、野党の要求をかわし続けて、籠池氏一人を悪人に仕立てあげれば、逃げ切れると思っているからこういうバカなことが起こるのです。

本来なら、1日でカタがついて、財務省は担当者を処分して、自民党は、アベを辞めさせて、代表者をすげ替えて、今後このような事件が起こらないように注意しますと頭を下げれば、終わっていいた事件です。アベの往生際が悪いために、国民の目に、この連中のクサれっぷりがさらされて、「絶望的なまでの公人の劣化」と嘆息される結果になっています。

休み明けの国会、森友追求をやめてはいけません。籠池氏も傍聴。アベと与党はあらためて夫人の国会招致を否定。一般人の籠池氏が、証人喚問で証拠を出してアベ夫人関与を断言しているのに、一方の実質公人の最強の「私人」アベ夫人はフェイスブックで言い訳を出したきり、逃げ回っているって、どうよ。「人」として情けなくないのですかね。

公人の劣化に話を戻しますと、アメリカの植民地である日本が建前上は独立国として振る舞わないといけないという構造的欺瞞に由来するのもあるでしょうが(ウソから出発しているのでウソを吐き続けるしかない)、そもそも、多くの「公人が一般国民をバカにしている」ことに由来していると思います。ウソをつき続けて、ウソがバレても、認めなければ、国民は何もできないと思っているわけです。

だからこそ、森友学園問題の追求は止めてはならないし、加計学園問題も引き続きて追求していかなればならないと思います。アベやその周りのソンタク官僚や利権団体が、国民の共有の財産を盗み、私物化していることに対して、抗議、追求し、責任をとらせるということをしっかりやらないから、連中はつけあがり、ますます国民をバカにするということになるのです。

国民をバカにしているから「共謀罪」で五月蝿い奴らさえ、黙らせれば、好き放題できると思っているのです。森友問題をしつこく追求することは、あらゆる点で歴代最低の政権と言えるアベ政権の悪政を止める上で、極めて重要だと私は思っております。これは小さな財務省の不正事件として終わらせるようなものではないです。この小さな事件の中に、「一粒の砂に世界を見るかのように」アベ政権の腐敗が見事に象徴されています。アベ政権のデタラメは限りない、だからこそ、一点に集中し、その一点からアベ政権の全てのデタラメへと帰納することが必要なのだと私は思います。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

夜明け前

2017-05-05 | Weblog
公人の劣化は日本だけに限りません。権力は腐敗するものですから。ただ、その権力の腐敗は、監視する国民とメディアのレベルの低下も一因と思います。トランプのような人間が大統領になったということがそれを象徴していると思います。ベルルスコーニもそうですね。

東京新聞のコラムの「ポポロとポピュリズム」から。

、、、、古い話を思い出したのは「ポピュリズム」が世間をにぎわせているためだ。言葉の原典的な意味は「人民主義」だ。人民が中心で人民の望むところを代弁する。そうであるならば政治家はポピュリストであっていい。
 だが、違う顔を持つのがポピュリズムの怖さだ。大衆迎合主義と訳すが、むしろ民衆扇動に近い。民衆の不満につけ入り、敵を仕立て、攻撃する。差別や排斥につながる危険性がある。仏大統領選の決選投票に進んだルペン氏の政治手法は、その典型だ。
 十五年前、彼女の父がよもやの決選投票に進み、国民は大いに慌てた。極右当選は阻止せねばと、こぞってシラク氏に投票。反シラクの人も「洗濯ばさみで鼻をつまむか」「ゴム手袋で投票するか」と真剣に悩んで。極右への警戒が薄れる今回はさて-。


コラムは、ル ペンの話に関してですが、「民衆の不満につけ入り、敵を仕立て、攻撃する」これはまさに、ヒトラーがやったことであり、トランプがやったことであり、小泉元首相がやったことであり、近くはその手口を学んだ小池都知事がやったことです。このやり方が有効なのは、多くの国民が、事実に基づいて論理的に考える能力(あるいはそのための時間や関心)、つまり成熟した判断力を持っているとは言えない現状があるからです。

憲法記念日に、本来、憲法を遵守する義務を負う立場のアベが、現行憲法の不満を述べて、憲法を権力側の人間の意向に沿ってが変えたいと明言した異常さに呆れ果てた人も多いでしょう。アベは憲法がそもそも誰のためにあるののかという根本的な精神を全く無視しているわけです(もっとも、彼は「そもそも」という言葉の意味を辞書で三回調べてもわからなかったようですが)

もう一つ、内田樹の研究室から。「反骨は立ち上がる」

いま日本で起きている絶望的なまでの「公人の劣化」は何に由来するのか。結論から言ってしまえば「日本はアメリカの属国でありながら、日本人がその事実を否認している」という事実に由来する。日本社会に蔓延している「異常な事態」の多くはそれによって説明可能である。、、、

日本が属国なのだと明確に認識したのは、鳩山由紀夫元首相が2009年に米軍普天間飛行場の移設を巡り「最低でも県外」と発言した際の政治と社会の反応を見たときだ。
鳩山氏は軍略上の重要性を失った日本国内の米軍基地を移転し、日本固有の国土の回復を求めただけである。首相として当然の主張をしたに過ぎない。だが、これに対して外務省も防衛省もメディアも猛然たる攻撃を加えた。、、、

、、、それどころか、対米自立が果たされないのは「対米従属が足りない」からだという倒錯的な思考にはまり込んで、「年次要望改革書」や日米合同委員会を通じて、アメリカから通告されるすべての要求を丸のみすることが国策「そのもの」になった。郵政民営化、労働者派遣法の改定、原発再稼働、TPP、防衛機密法の制定、PKOでの武器使用制限の見直しなど、国論を二分した政策は全部アメリカの要求が実現された。、、、

日本人は心のどこかで「属国であること」を深く恥じ、「主権の回復」を願っている。けれども、それは口に出されることがない。だから、その抑圧された屈辱感は病的な症候として現れる。安倍政権とその支持者たちの「かつて主権国家であった大日本帝国」に対する激しいノスタルジーは「主権のない戦後日本国」に対する屈辱感の裏返しである。、、、

、、、日本人に対して、私から言いたいことは「現実を直視しよう」ということに尽きる。、、、日本が属国であることも、その事実を否定するために異常な人権抑圧が行われていることは沖縄や福島へ行けばわかる。現場に行けば政治家や官僚やメディアがどのように隠蔽しようとも痛ましい現実が露呈する。、、、

、、、残念ながら、今の日本の政治指導層はこの「起死回生・一発大逆転」の夢を見ている。五輪だの万博だのカジノだのリニアだのというのは「家財一式を質に入れて賭場に向かう」ようなものである。後退戦において絶対に採用してはならないプランである。、、、国として生き残るための代替案の案出のために知恵を絞ろうというひとが政官財の要路のどこにもいない。、、、

、、、指導層の劣化は目を覆わんばかりだけれど、医療や教育や司法や行政の現場では、いまも多くの専門家が、専門家としての矜持を保って、私たちの集団を支えるために日々命を削るような働きをしている。彼らを支えなければならない。


激しく同意します。ただ、アベの屈折した屈辱感のようなものが「大日本帝国」時代への回帰の動機なのかどうかは私にはわかりません。そこまで幼稚でしょうか。アベはかなりの劣等感を抱えているのは間違いないし、それをうまく処理できるほど成熟していないのも明らかですが、現実を直視して立ち向かう根性もないくせに、こんなちっちゃいことにこだわって体裁だけ整えたいというのなら、あまりに情けなすぎます。

目を背けたくなるような現実の一方で、私は、このまま日本は暗黒時代にすんなりと逆戻りすることはない、若く聡明な世代が地道に着実に正しい道に日本を押し上げていくだろうと、確信しています。アベもトランプも断末魔の痙攣で、いつまでも続きません。アベもトランプは遠からず退場します。それがturning pointとなるような気がします。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

人間性の進化とフランス大統領選

2017-05-02 | Weblog
さて、フランス大統領選挙、決定戦が間もなく行われます。中道派でEU支持のマクロンと極右国益主義のル ペン、現時点の下馬評ではマクロンが優勢とのことですが、予断は許せません。アメリカ大統領選のこともあります。一般投票で多数票だったクリントンが代表選挙制のためにまさかの敗北を着してトランプが勝ち、その結果、アメリカ国民は、この数ヶ月ですでにそのキチガイぶりを見せつけられました。一発逆転を狙って、ありえない目にかけた大衆の愚かさ故の自業自得と言えばその通りですが、十分にトランプの危険性を理解していた過半数のアメリカ人にとっては、たまったものではありません。

話がずれましたが、このフランス大統領選挙の結果によっては、EUすなわちヨーロッパの将来に大きな影響を与える可能性があると思うと、ル ペンが今、大統領になるのは、是非、阻止してもらいたい、と私は思っています。

いくらグローバリズムによって、賃金格差が出て、移民の流入によって中流以下の層が打撃を受けると言っても、経済的理由によって、ヨーロッパを分断化して己が利益だけを守ろうとするのは、明らかに誤った方向だと思わざるをえません。フランスの大衆がル ペンを選ぶのはアメリカがトランプを選んでしまったのと共通の理由からでしょう。彼らには今のアメリカの惨状をよく見てから結論を出して欲しいと私は思います。

将来的には、経済は大企業が属する国によって守られるのではなく、経済活動はサービス業を主体としたより個人的なものになっていくだろうと思われます。すでにビットコインやその他の地域地域通貨などの中央銀行を通さない通貨によって決済するマイクロ商業圏が日本を含む世界各地でできつつあります。インターネットのように情報も経済活動も個人同士でつながり合うことになるはずで、それこそが(現在の、大企業の都合で焼畑農業のように安い労働力を使い捨てにしていく経済的帝国主義とでもいうようなグローバル化ではなく)本来のグローバル経済というものだと思います。

EUは国益主義のヨーロッパ各国が血みどろの過去を乗り越えてヨーロッパ人としての未来を作るためのもので、人間性の進化という点で、間違いなく正しい方向であると私は思います。ところが大企業の都合に取り残され捨てられた階級の人々の不満は大きく、グローバル化そのものを諸悪の根源と盲目的に捉えてしまい、国益主義者の主張に同調してしまったのではないかと思います。

彼らは現状をぶち壊せば何か良いことが起こるのではないかという半ばヤケクソとなった上で、EUの離脱、トランプの大統領を選択したのだろうと想像します。ぶち壊すのではなく、問題を丁寧に一つ一つ改善していくという地道な努力が必要だと私は思います。

フランスがここで、ル ペンを選ぶなら、かなり高い確率でEUの崩壊がおこり、ヨーロッパは歴史を退行することになります。一般大衆の不満と怒りが、ヤケクソ的、暴力的解決を望むのに対して、多くの人々は理性と歴史的知識に基づいて広い観点から地球と人類のことを真摯に考えています。

トランプの就任100日に合わせて開催された全米での反トランプ デモの前代未聞の規模がそれを物語っています。「トランプが大統領なのが恥ずかしい」デモ行進に参加したジョン・ミッキーさん。国のトップを恥ずかしいと思うのは我が国も同じ。いくら彼らが遠からず政権から消えていくとしても、ダメージは残ります。フランスの今回の判断がEU崩壊につながりかねないと思うと、是非、慎重にやってもらいたいと思っている次第です。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

陵辱の海

2017-04-28 | Weblog
辺野古の海 大量石材「許せない」 埋め立て着手 反対派怒り

青く透き通った辺野古(へのこ)の海に、大量の石材の投入が始まった。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設に伴う同県名護市辺野古沖での新基地建設に向け、政府が二十五日着手した護岸工事。基地負担の継続に沖縄の激しい反発を招きながら、ついに埋め立て開始に至り、現場周辺では、怒りと問題収束を願う声が交錯した。

怒りと悲しみ、国家の暴力に対して、沖縄県は司法に訴えるぐらいしかできない。しかし、その最高裁は政府とグル。
美しい海が無残に目の前で陵辱されるのを何もできずに見るしかできない住民や沖縄県民の人の心の痛みは察するに余りあります。

翁長知事、埋め立て開始に対抗して、差し止めを求め、提訴へ。

翁長雄志(おながたけし)知事は記者団に「重大な決意で対処」し、工事差し止め訴訟を起こすと明言した。県が許可していないとする「岩礁破砕行為」を確認後、直ちに提訴する方針。政府と県が再び法廷で争うことが確実となった。、、、、 翁長氏は記者団に工事着手を「暴挙だ」と批判し「政府はなりふり構わず既成事実を作ろうと躍起になっている。工事は始まったばかりで二度と後戻りができない事態には至っていない」と指摘した。

一方、日本各地で沖縄をサポートする団体が声をあげています。
辺野古工事、故郷の土使わせない 12府県の18団体が沖縄を支援

 沖縄県名護市辺野古(へのこ)での米軍新基地建設で、埋め立て区域の外枠を造る護岸工事が今週にも始まる見通しだ。工事を巡っては、埋め立て用の土砂の採取場所とされる西日本各地の市民団体が連携して、土砂の搬出に反対している。新基地が建設されれば、沖縄の負担が増すとして「一粒たりとも故郷の土を使わせない」と訴える。、、、、辺野古土砂全協の共同代表を務める阿部さんは、沖縄に米軍基地負担が集中している現状に触れ「これ以上、本土の人間が沖縄への加害者になってはいけない。沖縄の基地化に自分たちの故郷の土を使われたら、戦争に加担することになる」と指摘する。

今の政府与党は、自分のふるさとの自然を無理やり壊されて、アメリカ軍の基地が作られ、それが恒久化することがどういうことか、人の身になって考えることができない。復興相のバカな発言を聞いてもわかるように、地域の人々の気持ちを察して寄り添うということができない未熟な人間の集まりです。アベのやり方を見ていてもはっきりしていますが、自分さえ良ければ良い、都合の悪いことは他人に全てを押しきさせてもなんとも思わない、人間としてレベルの低い連中が多すぎます。昔の自民党には、少なくとも沖縄の痛みに共感を示す議員が大勢いました。しかし、沖縄基地問題をなんとかしようとした鳩山氏が潰されて、自分の頭というものを持たないアベ政権となって、長いものに巻かれることしか考えない保身議員ばかりとなり、与党で基地問題にマトモな発言をする人は消えました。

フィリピンでも韓国でもあったように、「米軍基地はいらない」とみんなが声を揃えれば、アメリカは出て行くのです。極東の軍事戦略に沖縄は必須ではなく、グアムでもテニアンでもアメリカ軍は構わない。日本政府が金を出してまでいてくれというので、向こうはラッキーと思っているだけですから。植民地であることを望み、国を売り、同胞の苦痛を顧みず、進駐軍の恒久化を願うこんな異常な政府を持つのは日本だけです。

最後にもう一つ、東京新聞、筆洗いから

共生とは何か。、、、。サンゴは褐虫藻が安全に暮らせる丈夫な家を提供している。サンゴが動物なのに樹木のような形をしているのは、褐虫藻が光合成をしやすくするためだ▼褐虫藻が光合成でつくりだした酸素や栄養を使ってサンゴは生き、サンゴが吐き出す二酸化炭素などを使い褐虫藻は生きている。この絶妙な共生こそがサンゴ礁の豊かな生物多様性の礎(いしずえ)となっているのだ▼そういう豊かな海の中でも、日本生態学会や日本魚類学会など十九の学会が「我が国で最も貴重な海域の一つ」「世界に誇るべきもの」として保全を求めたのが、沖縄の大浦湾だ。だが、そこに基地を造るための埋め立て工事がきのう、始まった▼安倍首相はかつて国会で、日本全体を「多様性を尊重する共生社会に変えていく」と語っていたが、首相が言う共生とは、どんな意味なのか。潰(つぶ)されゆく「共生の海」は何を物語るか。

アベに自分の発言の意味を尋ねるほど、無意味なことはないです。ルビつきで書かれた官僚作文を機械のように読むだけ、本人は自分が何を言っているのかさえ分かっていないのではないですかね。
コメント (1)
この記事をはてなブックマークに追加

反知性無辺誓願度

2017-04-25 | Weblog
The Earth Day の日曜日、世界各国で行われた「March for Science」、科学の振興のためのデモです。私も様子を見ました。人々が思い思いのプラカードを手に集まり、色々なセクターからの代表者がスピーチします。
科学振興とはいいますが、実のところ、これはトランプのキチガイじみた科学政策と、事実を軽視するキチガイじみた発言、そして目の前の金と欲ために環境破壊を積極的に進めようとする「反知性主義」に対するプロテストです。特に、過去五年でもっとも温暖化が進んだ地球がすでにtipping pointにきていることに対する科学者と一般市民の危機感を、トランプが全く理解できていないこと、自分に都合の悪い真実は認めず、都合の良いでっち上げを堂々と言い、矛盾を指摘されると「Alternative fact」とかいう意味不明の言葉をヒネリ出して言い訳する、その無知と傲慢さとバカさ加減に、アメリカ人のみならず世界中が多大なる不安を抱いているのです。

時事ニュース 科学者、世界各地でデモ=米大統領らの言動に危機感
トランプ米大統領が地球温暖化を「でっち上げ」と言い放つなど、科学を軽視する風潮が世界的に広がりつつあると危機感を募らせた科学者らによるデモ行進が「地球の日」の22日、米首都ワシントンをメイン会場に、世界600カ所以上(主催者発表)で行われた。、、、、
トランプ大統領は22日、地球の日に当たり声明を出し「米国の勤労者世帯を害することなく環境保護を進めなければならない」と主張。行き過ぎた環境規制は撤廃すべきだと訴えた。


トランプの言動は一見、もっともと聞こえるかも知れませんが、問題なのは、この男が事実を客観的に判断するという「理性」と「謙虚さ」を持ち合わせておらず、「行き過ぎた環境規制」がどのようなものかを決めるのは、自分の都合次第ということなのです。

チラホラ目にしたプラカードでよく目にしたのは、「There is no Plan(et) B」というサインで、「地球はただ一つ」と「替えがきかない」ということを引っ掛けたものでした。トランプが、その反知性主義で取り返しのつかないことを進めてかけがえのない地球を破壊しようとしていることに対する危機感です。壊すことはバカ一人でもできます。しかし壊したものを元に戻すことは天才が何人集まったところで非常に困難です。

それにしても、トランプのキチガイぶりは、タイガイです。この男は、ますます「断末魔の痙攣」だと思うようになりました。さすがにこの調子では中間選挙までもたないだろうと思わされます。この「痙攣」に生理的な意味はないですが、周辺にダメージを与えることは大いにありえます。ま、キチガイに刃物を与えてしまったわけですから、人々はわが身と地球を守るために十分注意しないといけません。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

Taming Ego

2017-04-21 | Weblog
以前、三年ほど一緒に仕事をして、別の研究室に移った人が、遠く離れた新しい職場に間もなく移ります。その最後の研究発表のセミナーがありました。私のところから離れて二年ちょっと経ち、去年の論文を最後に、もう研究上の接点はないのですが、移動に向けてサッパリしたようで、楽しいセミナーでした。出て行く前に一緒に昼飯に行こうという話になりました。

一方で、この三年間、研究を一緒にやってきた別の一人も去ります。研究の外にいろいろな問題を抱えていた人で、一時は、毎日カウンセリングもどきのことをやらざるをえなくなったり大変でした。でも、最初は研究に対する情熱もセンスもあったので、ちょっとでも成長してほしいという気持ちでした。

しかし、この一年はあまり成長もせず、結果も出せず、研究以外でのいろいろ悪いことが重なって、モチベーションも低下し、結局、別のところに行くことになりました。研究や仕事がイヤになるという経験をしない人はいないでしょう。そうなった時にそれでも何故かやめずに続けた人が残ります。彼女には、仕事でイヤに思う部分、バカにしている部分に誠実に取り組んで欲しかったな、と思いがあります。そこをおろそかにしてしまうと研究などやっていけないと思うのです。気分が高揚するような良い研究成果など滅多に出ません。ひたすらつまらないような作業を毎日繰り返して続けているうちに、まれに面白いものにぶち当たるものですし。

本人には面と向かって言いませんが、その問題の根元にあるのは、どうも彼女のエゴです。優秀な成績で大学を出た、自分は人よりも優れているという気持ちが強いのは間違いないようです。であるのに、自分は十分に報われていない、どうして自分は見合った評価を受けていないのかと、彼女のエゴは考え、それが彼女の自信を失わせて、同時にその埋め合わせをするためか、外部にその責任を見つけようとして悪い結果を生むようです。そのように思わせるエゴそのものが、不満や失敗の原因であり、人間の成長、そして成功するための最大の障害だということを、自覚することが改善への第一歩だと私は思います。鬱になったり、精神不安定になるのも彼女の場合は、それが原因のように思えます。

結局、彼女はおそらくそのエゴの存在に対峙することができなかったのだろう、というよりそのエゴの存在さえ自覚していなかったのではないかと想像します。その一点さえ克服していたら随分と違ったのではないかと思うのです。弱点を克服して長所を伸ばせば、大きく成功する可能性があると私は思いましたが、結局は本人の自覚と努力にかかっており、そこは他人がいくら言っても強制することはできません。
ま、自分が他人の役に立ちたいと思うのも、私のエゴなのかもしれません。他人は変えられないです。変えられると思うのは傲慢というものです。

ハハハ、こんなことを私が言う立場になるとは思いませんでした。なにしろ、若い時の私こそ典型的な人の言うことを聞かないゴーマン太郎だったからです。いろいろ、痛い目にあって、反省して、自分で変えたいと思ったところだけ変わりました。私もエゴは立派にありますし、それゆえの嫉妬や妬みも昔はそれなりにありました。幸い、今はエゴは放し飼いにしていてもあまり危険なことは無くなりました。これが年をとることの一つの効用かと思います。

去りゆく彼女を見ていたら、もうちょっとやりようがあったのではなかったのか、と思う一方、結局人は水を飲みたければ自分でカップを傾けなければならないのだ、実は、もっと最初から突き放しておいたほうがよかったのかも知れない、と思う気持ちもあります。

いずれにしても別れは切ないものです。それは感情の問題ですからね。来月、代わりの新しい人が来たら忙しくなりそうです。嬉しいような悲しいような。
他人と近く働くことは難しいです。今年は特にそれを感じます。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

追及の意義

2017-04-18 | Weblog
民進党の崩壊が続いているようですが、長期的にはいい傾向だと思います。そもそも自民党に入りたくても選挙区の関係などで入れなかったような隠れ自民が一定数いるような野党もどきです。今回の普通なら100%追い込める森友疑惑の追及の甘さには情けなくて涙が出ます。森友理事長一人を証人喚問で血祭りに上げようとした以外、アベ、与党、財務省、大阪府、この連中は、ごまかし、嘘をつき、沈黙した以外に何をしたのでしょう。何一つ疑惑は解明されず。財務省の文書管理のウソがばれ、アベ夫人は引きこもり、口利きの証拠のファックスを送ったアベ夫人付きの当時の秘書はイタリアに身を隠し、アベが国会で切った「関与していたら総理を辞める」という見栄は、国会議事録にいつまでたっても載らず(アベ発言に関する議事録の改ざんは過去にもありましたが)と、誰が見てもアベ有罪を示す山のような状況証拠があるにもかかわらず、民進党が追い込もうとしないのは、彼らもいずれは甘い汁を吸いたい、ここで下手に疑惑を解明したのでは、いつか彼ら自身が甘い汁を吸う機会が失われる、という打算ゆえと想像されます。なにしろ、財務省に籠絡されて、国民を裏切った最低男が幹事長をやっているのですからね。

朝日新聞は追及を続けていますが、その他のメディアでのこの事件の扱いは小さくなる一方。しかし、このまま、この問題を終わらせてはいけません。加計学園のもっと大きなネタもほとんど追求されないままです。

「国の政策を討議する場である国会で、森友問題に延々と時間を割くわけにはいかない」、一見、マトモな意見に聞こえます。私も昔なら、国会を権力争いの場にするのはおかしいと考えていたでしょう。それは、国会というところが国の問題を協議する場所だと単純に思っていたNaivetyのせいだと思います。

しかし、この問題をとことん追及することは、一般国民にとって極めて重要なことだと思います。というのは、これはまさに氷山に一角で、この事件が、役人、政治家、マスコミも含む産業界といった利権複合体が国民の財産、税金を、私物化する手口そのものを、端的に示しているからです。この事件や、加計学園事件を明らかにすることで、こうした売国行為を防ぎ、国民の財産と税金を守ることにつながると思います。一事が万事ということです。

表向き、政治家の目的は、税金の配分を決めることです。そして税金を払う側の利害を調整するためのいわば戦いの場が国会であったはずですが、もはや国会はプロレスショーに近い様相、ならば、霞が関官僚がプロモーターといったところでしょうか。結局、プロモーターが集めた収入は、プロモーターとレスラーとその関係者に優先的に分けられて、残ったわずかを一般国民に還元するということになっています。

アベの友人が経営する加計学園の今回の事件では、アベが議長を務める国家戦略特区の予算を鼻先にぶら下げられた今治市が地元民と獣医師会の大多数の反対にかかわらず、加計学園が経営する大学の獣医学科の新設を決め、そして加計グループの建設会社にその工事を請け負わせた、という分かりやすいスキームです。つまり、間接的に税金が学園とその関連企業に流れるようになっており、首相自らがそのスキームに直接関与したということです。森友も全く同じ構造。これはアベ自身ではなく、やったのは、己の立場を理解していないと思われる公私混同のアベ夫人でしたが。

ここで、アベをみすみす逃すことは、この売国行為を(役得として)認めてしまうということです。高度成長時代が終わって四十年近く、もはや、多少の役得と笑える余裕のある時代ではなく、アベ友が、そうして私物化した税金でグルメ三昧している一方で、職を失い、福祉を切られ、追い詰められる人々が増え、急激に貧困化している現実があります。日本はGDP比で世界最大の借金国です。笑っている場合ではありません。森友問題、加計問題を追及することは、ゆえに最優先案件であり、追及の手を止めてはいけないと思います。

と、書いたところで、森友デモ実行委員会が安倍夫妻を刑事告発するとの話。数人の有名人も賛同者に名を連ねています。もちろん、この告発は特捜は無視するでしょうが、目的は、記者会見をマスコミに取り上げさせることでしょう。どうも、現職総理が刑事告発されるのは史上初のようですから、朝日新聞は少なくとも報道するでしょう。前代未聞の現職総理を刑事告発で、世論を煽る、一般市民にできることは限られていますが、あらゆる手を使ってアベを引きずり降ろさなければならないという危機感がそれだけ広がっているということでしょう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

Brace for the Impact

2017-04-14 | Weblog
研究面では、いろいろと行き詰まっていて、困った状態にあります。一緒に実験をやってくれいた人が急に移動となり、新しい人を雇うことになりましたが、ほぼゼロからのトレーニングが必要で、ちょっとメゲています。懸案の論文も進まず、プロジェクトは棚上げ。金も力も無し。かと言って色男でもなし。臥薪嘗胆、こういう時はじっと耐えて、陽が差すのを待つしかないのはわかってはいるのですが。この過去2年ほどずっと耐えてきたのに、さらに追い討ちを食らったような気分です。仕方がないので、再提出のグラントの準備をしたり、ネタを探してウロウロしています。

八方ふさがりの時でも天は開いていると聞きました。同じ目線のところには解決策はないのだから、一段レベルが上のところに上がりなさいというサインなのだそうです。なるほど、そう思えば、これはいい機会なのかも知れません。

ネタ探しといえば、最近は面白いと思う論文になかなか出会えませんね。自分の感受性の問題かもしれませんが、最近のhigh impact journalにの論文は、いずれも分野外に人間には容易に内容が評価できないようなものが多いような気がします。

われわれの分野はあまりCNSには縁がない分野ですが、時折、ウチの分野からもNatureに論文が出ることがあります。しかし、そういう論文は大抵、怪しいです。ついこの間出たあるグループの論文もそういう類でした。つまり専門分野の人間から見て、ちょっとありえないだろうと思うような話でないとNatureには載らないのです。そんな眉唾もののネタですから、分野の人間は細部に注意を払って論文を読むし、学会などでもそのグループの仕事が本当に信用できるのかどうか、皆が評価しようとします。その結果、ウチの分野では、皮肉なことにNature論文を書いたグループは、「怪しい」という評価に落ち着くことの方が多いのが現状です。結局、狭い世界ですからインパクトファクターより仲間内の評価の方が、長期的には大切なわけです。最近は、ウチの分野では、Natureに論文を出すことは、むしろStigmaと見なされる傾向さえあります。

このことは、科学的な厳密さよりも、インパクトの大きい「驚くようなネタ」を優先するこの雑誌の編集方針と、それに迎合する研究者側の双方に問題があると思います。
トランプ現象に近いのかもしれません。いきなりシリアにミサイルを撃ちこめばインパクトはあるでしょう、何しろオバマもやらなかったのだから。荒唐無稽な話をぶち上げればインパクトはあるでしょう、専門家なら誰もそんな実現性のない話は最初からしないですから。北朝鮮に先制攻撃してもインパクトはあるでしょうが、その結果はかなり厄介なことになるのは間違いありません。しかし、彼らにとって、真実かどうか、賢明な行動かどうかは問題ではなく、一時的に人々やエディターの注目を集めれられれば良い、という態度で政治やサイエンスをしているわけです。そういう不誠実な目論見は自然と透けて見えて、評判につながります。
真実性はないがインパクトがあるというのは百害あって一利なし、と私は思っております。 
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

How insensitive

2017-04-11 | Weblog
背景の情報の真偽が不明なので、判断しかねる部分もありますが、アメリカのシリア政府へのミサイル攻撃はどう考えても短慮であったと思います。アサド政権が化学兵器を使用したという証拠はなく、これからその真偽を確かめようとしていたところで、もちろん、シリア政府も否定。

シリアは地政上、微妙な場所にあります。2012に合意されたイラン-イラク-シリアを結ぶ石油パイプラインの建設は、潤沢なイランの石油をアメリカの支配を通さずにEUへ供給することを意味し、オイルによって維持されてきたアメリカドルの崩壊、さらには中東におけるアメリカの弱体化と、ロシア勢力の拡大を意味すると考えらえました。
シリアの内戦の長期化は、この石油パイプラインの建設を阻止するために、NATOとアメリカがシリアの反政府勢力を煽ってきたせいであると考えられています。

そこへ、おだてに乗せられやすい短絡的なトランプ、アメリカ軍産勢力らの口車に乗ったのでしょうか、オバマが軍産を抑えてイラク戦争の時の泥沼を恐れて慎重にやってきたのに、いきなりミサイルを撃ち込むという暴挙。人が苦労して積み重ねてきた努力の結果を、一瞬で台無しにするXXです。あのブッシュでさえ、イラク侵攻には多少の逡巡を見せましたからね。しかもミサイルは打ち込んだものの、アサド政権に対する長期的なプランは何もない、という話。後先考えずに感情のおもむくまま、野生の動物でももっと利口です。

国際社会は反発。特に、ロシア、中国が批難。アメリカ国内でも抗議行動。ノーム チョムスキーはニューヨークの独立報道番組・デモクラシー・ナウのインタネットサイトのインタビューで、「アメリカでの世論調査により、アメリカ自体が世界の平和に対する最大の脅威と見なされている。アメリカはこのことをロシアやイランに対する自国の防衛力の拡大という主張のもとに行っているが、この主張は受け入れがたい」とコメント。

ま、いつものアメリカの手口、人権擁護は建前、本音は、金と力。そのために、他国にいきなりミサイルを打ち込んで、一般市民を含む人間を殺しておいて、なお正当性を主張する。利用する側にとってみれば、トランプのような思考力がない上に感情的になりやすく、エゴと自己顕示欲が強いような人間を、そそのかすのは容易いのでしょう。

私は、トランプの過去と現在の言動や行動から、この男は見た目通りの底の浅い頭の弱い俗物だと信じてますが、田中宇さんはトランプには一端の政治理念があって、計算のもとでバカをやっていると考えられておられるフシがあります。田中宇さんの記事

 米軍はこれまで、ロシア軍と協調し、シリア東部でIS退治の空爆を続けてきた。だが今回の濡れ衣的なミサイル攻撃で、ロシアは怒って米国との協調を解除した。米軍がシリアで活動するのは困難になった。今回の件は、シリアの将来を決める国際体制から米国が追い出され、ロシアやイランの影響力が増し、露イランの傘下でアサドが続投する多極化的な事態に拍車をかけそうだ。


と述べた上で、

 トランプは、米国の諜報機関やマスコミなどの軍産複合体が、アルカイダやISをこっそり支援したり、アサドやイランなどに濡れ衣をかけて攻撃したりする体制を破壊するために、大統領になったはずだ。、、、それなのに今回、トランプは突如、軍産お得意の濡れ衣戦争を、自分から積極的にやり出している。これは何を意味するか?


と、トランプの意図を考察しています。(そんなもの、無いんじゃないかな、とつぶやくワタシ)

ま、しかし、過去の事件をつらつら振り返ると、陰謀論者が世の中の裏を読み取ろうと深読みするほどには、世の中は複雑ではなく、大抵は、見た目通りのことが多いと思います。今回のことも、トランプがシリアから手を引くために、わざわざ批判を招く効果しかないミサイル攻撃をした、というのはありえないだろうと思います。大統領になるずっと前からの行動を見ても明らかな通り、自分が一番の目立ちたがり屋のトランプはアメリカのために憎まれ役をやるような男ではなく、直情型を利用されて軍産の口車に乗っただけでしょう。

トランプの理性の欠如、その認識の欠如は特筆に値すると思います。相当に鈍感でなければ、あの数々のバカな振る舞いや言動はしないでしょう。そして、そんな幼稚な男を常に賞賛するしか能がない太鼓持ちの日本の首相。「トランプ様はいつも正しい、それはアメリカの大統領だから」というのは、「オレ様は常に正しい、それはソーリ大臣だからだ」というのと同じです。

その傲慢さゆえの愚かな行為に対する世界の人々の正当な批判が、鈍感さに基づくバカの壁に跳ね返される現実。誰でもバカの壁はあるといいますが、その程度には客観的な違いがあると思います。

"How insensitive (ポルトガル語の原題は「愚かな行い」)"というボサノバのスタンダード曲を連想しました。


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

世界にかける橋

2017-04-07 | Weblog
数日前のニュース。
電子楽器大手ローランド(浜松市)の創業者で、米グラミー賞の技術賞を受けた梯郁太郎(かけはしいくたろう)さんが一日死去した。八十七歳。大阪府出身。通夜、告別式は近親者のみで行う。

年代がバレますが、大阪梅田、第三ビルの二階にかつてあったローランドのショールームは、われわれ金もない中高生の溜まり場でした。土曜日の午後に決まって出かけて行っては、まだ導線で繋ぐ式のシンセサイザーをいじって遊び、そこの従業員とムダ話をして、同じビルのジャズ喫茶によってから帰るという生活をしていました。高校を出てからもしばらく良く遊びに行ったもので、そのショールームの隣にローランドが併設したコンピューターを売る小さな店には、浪人した同級生がそのまま店員となって就職しました。そんなこんなで、不思議な電子楽器を作るローランドという会社の、(当時はインターネットもない時代ですから)顔も見たこともない「カケハシ イクタロウ」といういう芸名のような名前を持つ社長は、われわれの間ではちょっとしたアイドルだったのです。店員になった友人が、「この間、カケハシ イクタロウが店にやってきた」と興奮して喋っていたのを思い出します。

そのショールームには有名ミュージシャンが時折に訪れることもあって、直接相手をした従業員の人からそんな話を聞くのも楽しいものでした。覚えているのはドウビーブラザーズとオスカーピーターソン。今は亡きオスカー ピーターソンは当時、ローランドのコマーシャルでキーボードを弾いていた関係でショールームにやっていたようですが、その時は、本当に学校をサボって行こうかと思いました。

オスカー ピーターソンは中学生の頃にたまたま読んだリーダーズダイジェスト日本語版での伝記の記事がきっかけで知りました。私にとっては、ジャズの主流から外れた人で、ブルーノートをあまり使わず、ダイアトニックスケールをひたすら早く弾きまくる人(というと異論を持つ人もあるでしょうが)という認識で、好きなスタイルではないものの純粋に早弾きすごいなと感動するピアニストでした。そういえば、上原ひろみさんは、オスカーピータソンがアイドルだと言っていたのを聞きました。意外だな、と思いましたが、上原さんの「トムとジェリー」とかを聞くと、なるほど、と思います。

ローランドやヤマハやパール、外国のプロのミュージシャンがこれらの楽器をコンサートなどで弾いているのを見ると、なんとなく誇らしげな気持ちになる日本人は少なくないでしょう。青は藍より出でて藍より青し、ではないですが、西洋音楽のために外国で生まれた楽器を日本の誇るべき会社が、その信頼の技術を磨いて世界に広めたのだなあ、愛国主義者でなくても感動はします。

顔も知らぬ「カケハシ イクタロウ」という名前の才気あふれる日本人が、世界に橋をかけ、日本発のシンセサイザーを広めた、当時の中高生の単純なわれわれにとって、その名前は、夢と希望を掻き立てる一つのシンボルでした。

関係ないですけど、オスカーピーターソンのCakewalk。Cakewalkは奴隷時代のアメリカ黒人の風習に由来するダンスです。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加