百醜千拙草

何とかやっています

永田町新喜劇

2017-03-28 | Weblog
相変わらず、森友関連の話題でナンですが、先週のアベの答弁、「妻の携帯は水没中」には、呆れ果てて、目が点になりました。本当に、コレ国会?吉本新喜劇か浅草演芸ホールの間違いでは?もう物理的に大阪名物ハリセンチョップでツッコむしかないレベルです。これでアベ政権が終わらなかったら、日本が終わってます。

ところで、「日本会議の研究」の菅野完さんの最近の講演から、「日本会議は右翼ではなく、反左翼である」という解釈を聞きました。たとえが面白い。暴走族が「八紘一宇」とかいう文字を刺繍した服を着て暴走行為をしても彼らが右翼というワケではない、それと同じだというのです。なるほど、そういえば元暴走族アイドルの自民党議員がこの四文字熟語を口にしてバッシングされていたな、なるほど、と腑に落ちました。アベも右翼風だが本当の右翼ではなく、自分の権力を維持していく道具として右翼思想を利用しているだけの偽右翼なのでしょう。

そして、菅野氏、籠池氏とかなり深い話をしたようで、「アベ首相バンザイ」とかいう気持ち悪い選手宣誓を園児にさせていたのも、思想上のものではなく、むしろ、国が推進しようとしている右翼教育に迎合して、アベに取り入れば、先代からの悲願である小学校の開校を実現できるかもしれないという思惑からであると認めたようです。つまり、本人は保守思想主義者ではあるが、右翼思想を人民コントロールの手段とする日本会議とは異としており、アベ礼賛も実は小学校開設という代々の悲願のための方便であった、ちゅーことのようです。

とすると、「アベ首相バンザイ」はある意味、大阪人の悪ノリと解釈できないこともありません。(もちろん、そのために幼稚園児を利用するというのは許せませんが)そのノリを真に受けたアベ夫人は単純に感動して口利きをし、官房機密費(という噂)から寄付をし、そして必死に森友との関係を否定するアベのために、官僚作文のウソをフェイスブックにあげざるを得なくなり、あげくに携帯電話が水没したワケです。

どう見ても、もうアベを降ろさないとどうにもならない状況となっています。アベ氏、そろそろ病気を口実にして辞任するのではないでしょうか。アベ氏が辞めたからと言って事態が急に改善するものではないですが、まずは最初の一歩です。

あと、この件をきっかけに、衆院を解散するのではないかという質問に答えた民進党幹事長のドジョウ、「いつでも受けて立つ」と強調したそうです。この男もハリセンチョップのツッコミが必要なボケっぷりです。自民党に政権を譲り渡した最大戦犯のくせに何を言っているのでしょうか。「携帯電話水没中」にしても「いつでも受けて立つ」にしても、コテコテの喜劇のギャグにしか聞こえません。
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籠池砲湿らず (追記、ツイート集)

2017-03-24 | Weblog
「共謀罪」法案を閣議決定とのニュース。気が滅入ります。権力者側の都合で、彼らにとっての邪魔者を排除するためのものです。沖縄米軍基地に反対するリーダーを微罪で五ヶ月も拘留する国です。今度は、犯罪事実がなくても、そのグループの一人を有罪にすればグループ全員を処罰することができることになるのだから、政府の市民運動に対する弾圧はやり放題、誰か一人にイチャモンをつけて、根こそぎにしてやろうということでしょう。
こう言うスキームを考えた奴こそ有罪にして与党全員を共謀罪でしょっぴくべきでしょう。

「共謀罪」法案を閣議決定 「テロ」の文言つけ足し
、、、政府は今国会での成立を目指し、過去の共謀罪法案との違いを強調して「テロ対策」を前面に押し出すが、捜査機関の裁量によって解釈が拡大される余地を残すなど、依然として問題点が多い。
 今回の改正案では「テロリズム集団その他の組織的犯罪集団による実行準備行為を伴う重大犯罪遂行の計画」を処罰する罪を新設。政府はテロ対策として「テロ等準備罪」と呼んでいるが、合意を処罰する「共謀罪」と本質的に変わらない。当初の法案には条文に「テロ」の文言が含まれず、与党から批判が上がったため、政府が修正案で「テロリズム集団」を盛り込んだ。、、、


なんとテロを防ぐという名目のくせに、テロという言葉さえ条文になかったのだから、本当の目的は知れたものです。市民運動つぶし、特に沖縄基地問題が頭にあるのではないでしょうか。

処罰の対象となるのは、犯罪の実行が共同の目的である組織的犯罪集団。団体の活動として二人以上で犯行を計画した人物のうち、一人でも準備行為を行えば全員が処罰される。実行前に自首した場合に刑を減免する規定があるため、密告を奨励し、市民監視につながる恐れもある。


確か、江戸時代でしたが、五人組とかいう相互監視システムがありましたな。人権もクソもあったものではないです。

さて、23日の籠池氏の国会証人喚問、籠池氏、あらためて、アベ夫人から100万円の寄付を受け取ったことを証言。この国がマトモであったなら、アベ夫人をこの件で当然、証人喚問すべきです。
 焦点は、アベが国会で、小学校に妻も自分も関与していたら議員をやめる、と見栄を切ったことを根拠のアベ氏を辞めさせることです。この問題は実は氷山の一角にしかすぎず、アベ氏とその取り巻き(維新を含む)それから「忖度」官僚、が、法律、規則を捻じ曲げて、自分と関係する一部のものに、国民の財産を不正に横流ししているというもっと大きな問題です。諸悪の根源はこの国有財産の私物化するアベ一味であり、元を断つには、アベをとにかく辞めさせるのがまず第一ですから、そこを外さないようにしてもらいたい。

 この「私人」である籠池氏を証人喚問という罰則つきの場に呼び出して集団リンチにしようとした与党、塞ぐつもりの口からますます都合の悪いことが公になり、売却交渉時の財務省理財局長だった迫田英典国税庁長官、近畿財務局長だった武内良樹財務省国際局長を24日の参院予算委集中審議に参考人として呼ぶことを決めた、とのこと。つまり、これを官僚レベルの不祥事として始末したいという、第二のトカゲの尻尾切りです。しかし、決済印を押した役人(払い下げ事件の直接の直接の関与者)の方が罰則なしの「参考人招致」という待遇の差はどうよ、ちゅー感じですね。思うに、証人喚問になって「偽証罪、でんでん」と野党に騒がれると与党は幕引きが遅くなるので、参考人招致した上で詰め腹を切らせて、ここで収めたいという意図でしょう。

 しかし、同じ切るなら、トカゲの尻尾はアベ政権まで切らないとダメです。野党は、アベ夫人の証人喚問を要求、当然ですが、役人に詰め腹切らせて、アベ政権や大阪維新の連中を放置という結末では情けなすぎます。しつこくアベ氏、アベ夫人の関与を追求して、第二、第三の森友事件をほじくられたくない自民党がアベを降ろさないと幕が引けないという決断する状況に追い込まねばなりません。

それにしても尋問した自民の議員のヤクザぶりはひどかった。

籠池氏、正直に話しているように感じました。自民ヤクザの集団リンチ、籠池氏はなかなか打たれ強いです。マットに沈むのはアベ政権の方でしょう。

笑ったのは、下のやり取り。
籠池氏「(はしごを外したのは)大阪府、松井(一郎)知事というふうに思っています」
山本氏「大阪府知事以外で、『ハシゴを外された』と強くお感じなられる方はいらっしゃいますか」
籠池氏「大阪府知事です」

追記。この件に関して、目に付いたツイートを二、三。

内田樹さん。この人(籠池氏)が詐欺師であれば、詐欺師に肩入れした総理夫妻の見識が問われ、この人が正直者なら、総理夫妻は嘘をついている」というダブルバインド状況があきらかになりました。

Shimpei Aokiさん。今日の証人喚問、籠池氏がまともに見えるってスゴいですね。氏の主義主張については全く共感できませんが、本日尋問した自民と維新議員の「輩」感、某首相と某防衛大臣の嘘つきっぷりを鑑みると、あんな奴らに「教育者たるもの」なんて言われたくないだろうね、籠池氏も。そこには少し共感しちゃう。

以下、FBでアベ夫人が籠池氏の寄付をもらったという証言を否定したことに対して。

菅野完さん。すげぇな。証人喚問への反論がフェイスブックとか。どんなけ舐めとんねん。書く方も書く方なら、ニュースにする方もニュースにする方だわな。/NHKニュース。

絶対FC東京さん。FBでは真実、嘘どちらを記していても法的には問題ない。証人喚問に出て同様に答えなければ信憑性ゼロ。裏を返せば証人喚問に出ない=嘘であると認識するのが妥当。

鋼の硬派さん。.(アベ夫人が、寄付をした記憶がないと釈明していたことに関して)記憶がなかったはずが、なぜ突然、寄付していないと断言できるようになったのか。合理的な理由が記されていない。
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筋の通らない話

2017-03-21 | Weblog
週末のニュース。とりあえず、喜ばしい。しかし、そもそも有刺鉄線を切っただけで、5ヶ月、身柄を拘束されるということ自体が異常なことで、筋の通らない話です。市民運動に対する見せしめ、権力による嫌がらせ、ですな。

辺野古移設反対派のリーダー保釈 抗議活動事件、拘束5カ月
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設の反対派リーダー、沖縄平和運動センター議長山城博治被告(64)が18日夜、保釈された。、、、 山城被告は、米軍北部訓練場(東村など)のヘリコプター離着陸帯建設の抗議活動に伴い、有刺鉄線を切断した器物損壊容疑で昨年10月に逮捕された後、約5カ月にわたって拘束。移設反対派や国際人権団体が早期釈放を求めていた。


しかし、これで辺野古の強硬工事がやむわけではなく、権力側の一つの人権侵害が除かれたと言うだけです。

それから、国会での招致を23日に迎える期待の籠池砲。毎日新聞の社説が鋭いことを書いています。なぜ、民間人の籠池氏だけを「証人喚問」という形で呼び、一方で名前の上がっていてこの事件に関与したとされる、大阪府知事や官僚それからアベ夫人を「喚問」することを与党は拒否するのか。そもそもこの喚問が決まったのは、籠池氏がアベ氏から100万円の寄付をアベ夫人経由でもらったと発言した後に、「首相への侮辱」という理由で与党が決めたのだから、それこそアベ夫人を同時に喚問しなければ
筋が通らない話です。

籠池氏証人喚問 国民のため真相究明を
国会による国政調査権がきちんと機能するかが試される場となる。
、、、ただし、急転直下、籠池氏の喚問が決まった経緯には疑問もある。これまで野党は籠池氏を参考人として招致するよう再三求めていた。だが、与党は「民間人の招致は慎重に対応すべきだ」などとして、かたくなに拒んできた。ところが、籠池氏が「2015年9月5日に首相夫人の安倍昭恵氏を通じて安倍晋三首相から100万円の寄付を受けた」と発言した。首相側はこれを全面否定し、自民党は籠池氏の喚問要求に転じた。
 参考人招致とは異なり、証人喚問は出頭を拒否したり、虚偽の答弁を行ったりした場合は、議院証言法に基づき処罰される。喚問を実施するのは当然にしても、安倍内閣に不利な発言が目立ち始めた籠池氏をけん制した面もあるのではないか。
 竹下亘自民党国対委員長は「首相に対する侮辱だからしっかり受け止める」と喚問要求に転じた理由を語っている。首相の寄付をめぐる籠池氏の発言の真偽をただすことは確かに重要だが、証人喚問は自党の都合で利用すべきものではない。
 野党は籠池氏のほか、国有地売却交渉時に財務省の理財局長だった迫田英典国税庁長官や、当時の近畿財務局長らの招致も要求している。私人の籠池氏の喚問を要求する一方で、公人である官僚の招致に応じないというのでは筋が通らない。昭恵氏にも国民に森友学園との関係を説明する責任がある。
、、、昭恵氏が100万円の寄付を仲介したとの籠池氏の指摘も首相側は否定している。自らの潔白を証明する意味でも国会や記者会見を通じて森友学園との関係を説明すべきだ。


それにしても「首相に対する侮辱」で一般人を証人喚問?北朝鮮ですか?しかも侮辱というのは何を指しているのか、籠池氏は「安倍首相から寄付をいただいて有難い」と言ったのですよ。これ侮辱?そもそも「しっかり受け止める」のは「アベ政権に対する国民の批判」です。侮辱をしっかり受け止めてどうするのか。
 一般人を「不敬罪」で証人喚問するのだから、アベ夫人や名前の出ている国側の人間の証人喚問も一緒にやらなければ筋が通らない。偽証罪の可能性という恐怖で籠池砲を封じるつもりなのでしょうが、籠池氏かなり手の内を正直に明かしているわけで、そういう与党の思惑は通らないでしょう。
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第一弾、炸裂

2017-03-17 | Weblog
ついに点火、籠池砲、第一発目の砲弾が炸裂。

時事通信から。
学校法人「森友学園」(大阪市)が小学校新設のため国有地を格安で取得した問題をめぐり、同学園の理事長退任を表明した籠池泰典氏は16日、「安倍晋三首相から昭恵夫人を通じて100万円の寄付を受けた」と明らかにした。現地調査を行った参院予算委員会メンバーらに語った。菅義偉官房長官は同日の記者会見でこれを否定した。
 籠池氏は予算委メンバーとは別に、民進党など4野党の幹部らと面会。この中で、「国会の場に出て話をしたい」と述べ、野党側が求めている参考人招致に応じる意向を示した。これまで国会招致を拒否してきた与党は、籠池氏の証人喚問を求める方針に転じ、民進党と23日に実施することで一致した。


アベ、稲田、籠池をつなげている右翼団体、日本会議について書かれたベストセラー「日本会議の研究」の著者、菅野完さん、本来、敵同士であった籠池氏の懐に入り込み、今や、保身を図るアベ氏、稲田氏に強い嫌悪感を抱くようになった同氏の代理人かのような立場となり、爆弾発言を連発。

菅野氏、ツイッターが面白い。

籠池の爆弾出たね 「この学園の建設には、安倍晋三内閣総理大臣からの、寄付をもらっています」
これが俺がいうてた爆弾じゃ。これ、書かへんかったの、どんなけしんどいか。 どんなけ我慢したと思てるねん。おっさん本人がいうのが一番やとおもて、こないした。

(与党が否定しているアベ氏の籠池氏の小学校への寄付について)違法性がないって言うてるやんずっとw  だから安倍は「ええ。瑞穂の国小学校に、100万円を寄付しましたよ」と国会で証言すればいいんじゃないかな

橋下x羽鳥から、出演オファーがありましたが、「松井一郎が出るならば、出る」と言う条件をつけたら、「番組上、それは無理」と、キャンセルになりました。以上、ご報告致します。

(身の安全を心配するコメントに答えて)いや、大丈夫ですよ。あんまり心配してない。税務調査されて、なんかで逮捕されて、「クソ野郎」とメディアに書かれるだけって言う、既定路線を進むだけでしょう。まあ、そうなったら、「展開がベタ」「ひねりなさい!」と、突っ込んでやってくださいw


アリの一穴、豊中市議の情報開示請求から始まって、政権につながった疑惑。防衛大臣の虚偽答弁、官僚の虚偽答弁が明らかにされて、徐々に穴が大きくなってきた中、切り込み隊長、菅野氏に続いて、籠池砲、第一弾目が炸裂。ついに国会招致で合意。これを大きな流れにしないといけません。

もうおそらく自民党側はアベ降ろしの具体的なシミュレーションをしているのではないでしょうか。事件をうやむやにするにはその最大のターゲットを下ろして、本丸への追求を断つことです。しかし、野党が弱すぎる今、功を焦ってはいけません。まずはきっちり、アベ政権にトドメを刺すこと、全てはそれからです。(それでさえ、今の野党では難しいかもしれませんが)
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コピー、転回、ペースト

2017-03-14 | Weblog
ちょっと何かと行き詰まりという感じでプレッシャーを感じています。比較的早期に取り掛からねばならないことは、何らかの新しい研究の分野を開拓していかねばならないということです。問題は、どの方向に進めば良いのかがはっきりしないことです。今のスタイルでは五年先に研究費を獲得するのは困難でしょう。五年前にも同じことを考えていて五年は何とか持つかな、と思っていたのですが、実際、五年が経ってみると、予想以上の困難を感じました。明らかに時代の流れは早くなっており、世間の期待度のレベルは上昇しており、競争は熾烈になってきています。加えて、従来の研究技術で得られる知識は飽和してきており、かといってより深いレベルで掘り進むための技術の開発は追いついていないという状況で、特にリソースの限られた弱小研究室にとって、その独自性、優位性を示すことが非常に困難になっています。新しいアイデアで、新しい分野、しかもその重要性が比較的明らかであり、自分のこれまでの研究の流れと繋がるもの、という困難なcriteriaを満たすようなものを見つけないとなりません(書いてみると、あらためてその難しさを感じますね)。そのための障害は、いわばこれまでの自分です。これまでの自分を競争相手とみなし、その相手に十分な差をつけて勝つにはどうすれば良いのかを考えています。なかなか見つからない答えを探しつつ、悶々としています。

ところで、森友学園問題、あの手この手で事件収束を図ろうとする政府とアベ政権をなかなか追い込めない野党、歯がゆい思いで見ております。マスコミも表立ってこの事件を報道したところは、ここでアベ氏にしっかりとトドメをさしておかないと、後で陰湿ないじめに会うことになります。もう後戻りは考えずに突っ走ってもらいたい。

アベ政権を追い込むキーになるのは、他ならぬアベ夫人と、歩く地雷、籠池砲と呼ばれている森友学園理事長ではないでしょうか。

アベ夫人、かつて辺野古に政府が強硬工事に出た時、抗議活動グループのキャンプに訪れて、驚かせたことがありました。その理由が、自分の目で実態を見ておきたかったから、でした。新聞は「常識を疑う」とその行動を批判しましたが、首相夫人がこういう行動をとる以上、私は何か深いものがあるのではないかと多少期待したことを思い出しました。その後のいろいろな行動を見る限り、辺野古に行った理由は、本人が言った以上の意味はないことが明らかでした。そして今回の森友学園疑惑で、注目を浴びて戸惑っている、と述べたことから想像できるように、この方は自分の行動の是非を客観的に判断するということをしない人のようです。思想的、信念的なものに基づいて覚悟があって行動しているのではなく、多分、軽い気持ちで辺野古に見物に行き、深く考えずに極右小学校の名誉校長を引き受けたのでしょう。深く考えずにとった行動に批判を浴びれば、そこから逃げ出したいと思うのが人間です。税金で給料が支払われている人間が5人も付いて行動をしているのだから、その行動は公人としての責任がつきまといます。そこは追求しても良いでしょう。アベ氏と違い、夫人には政権に対する執着はないでしょうから、自分のとった軽率な行動を批判されれば、「家庭内野党」が積極的にアベ降ろしをしようとするかもしれません。

そして、籠池砲、是非、その破壊力を国会の場で見せつけて欲しいものです。この事件、叩けばホコリだらけ、あまりに疑惑が多すぎて、どれをネタにするか迷うほどですが、追求はアベ政権との繋がりといういう視点から外れないようにしてもらいたいです。理事長本人もトカゲの尻尾きりだ、と述べた通り、この事件に関係している官僚、政治家は他にもいるのです。ところが、籠池砲、開校断念を皮切りに自らその砲口を塞ぐかのように、大阪府議会の参考人招致も当初の意向を翻して拒否する方針を明らかにし、「トカゲの尻尾切り」発言の入ったYoutube動画も削除、何らかの取引、圧力があったことを思わせる行動。野党はしつこく突いて矛盾を炙り出してほしいです。ま、まだまだ稲田防衛大臣の虚偽答弁疑惑、それから、政府の公文書の虚偽記載疑惑、などなど、可燃性のものは残っています。そしてタイミングを外さずに、第二の森友、加計学園疑惑、今治ルート、ならびに、銚子ルートを追求し、これら国有財産私物化に絡むアベ氏の関与を明らかにしてもらいたいです。

さて、その公文書虚偽記載疑惑ですが、政府がゴミの撤去費用の算定の根拠として提出した資料に、明らかに操作の後があったという話で、その手口を聞いて思わず笑ってしまいました。。研究業界ではお馴染み、コピーして角度や縮尺を変えて貼り付ける、陳腐なやり口です。古くは韓国のヒトのクローニング論文、最近ではSTAP論文、retractionとなった多くのhigh profile論文で使われました。政府がウソをついたり証拠を捏造したりするのには今更、驚きませんが、その手口があまりに稚拙で杜撰です。何らかの目的でワザとやったのか、あるいは国民を舐めきっているのかとしか思えません。
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政権の詰み筋

2017-03-10 | Weblog
森本学園問題は海外にどう見られているか? という「続 壺 齋 閑 話」の記事で、Economistの記事が引用されていました。
内容にある事実関係は周知のことで目新しいことはありませんが、(記事の著者が代表すると思われる)アメリカ知識人のこの事件に対するスタンスが明らかです。

(一部を意訳)

極右国益主義の日本の幼稚園、首相との恥ずかしい繋がり。

毎朝、塚本幼稚園の子供達はその小さな足を踏みならして軍歌を歌い、天皇の写真に敬礼し、国体を護るためにその身を勇敢に捧げることを誓う。学校方針として、その3歳から5歳の子供たちは、外国からの脅威に対して、親たちが日本を守るように監視するように教えられている。
、、、最近まで、そのような好戦的愛国主義を教え込んでいる私立学校があることをほとんどの日本人は知らなかった。しかも政府がそれを推奨していることを知って彼らは驚いている。
、、、森本学園は、アベ氏と同じく針のムシロだ。大阪当局は、建築が終わっても学校は認可されない可能性があると言っている。入学希望者も予想よりも少ない。そして、学校はもったいぶった「アベ シンゾー記念小学校」という名前を「お米の土地(瑞穂の国)記念学校」と変えざるを得なかった。


ここで問題視されているのは、不正国有地払い下げ問題ではもちろんなく、日本の首相が右翼軍国教育をする幼稚園と強い繋がりがあるということです。国会の答弁を見ていると、これを2段階下の問題に矮小化しようとしています。すなわちこの取引が法的に適切であったかというどうか問いう点だけを焦点にしようと政府側はしてきました。問題はそれ以前のところにあります。法的な手続きを「でんでん」する前に、一三億の評価額の土地がいろいろな怪しい理由でディスカウントされてタダ同然に払い下げられたという事実、そこに明らかに政治の介入があり、コンニャクだかレンガだかが出てきたこと、アベ氏が安保法案の審議をサボって大阪に行った翌日に、突如、学校の認可が下りて、その夫人が名誉校長に就任したこと、そして何より、このアベ氏の名前をつけようとした学校が戦前回帰の極右洗脳教育をしており、中国、韓国に対する差別的表現の入った文書を保護者に配っていたこと、が問題なのです。

アベ氏に関しては、別に36億円の今治市の土地がアベ氏の友人が経営する学校法人に無償譲渡された第二の森友事件の追及が待っており、右にならえの日本のマスメディア、赤信号、みんなで渡ればこわくないとばかりに、森友事件報道、ワイドショー化が、一斉解禁されたので、さすがにこれでアベ政権は詰むでしょう。自民党でもようやくアベ降ろしが始まりつつあるかのようです。せめて、引き際はわきまえて欲しいと思いますが、病識の乏しさと自覚のなさではトランプなみのアベ氏です、最後の最後まで気をぬかずにやらねばなりません。
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The Persuit of Funding

2017-03-07 | Weblog
ようやくグラントを提出しました。これで半年ほどホッタラカシになっている仕事に取りかかれそうです。今日は平日ですが、帰ったらお気に入りのホップとシトラスの風味のビールを飲んでリラックスします。試験を終えた受験生の気分です。

それにしてもどういうわけか、グラント書くのが、自分にとって、年々難しくなってきているように感じます。自分では作文の技術は上達したと思うのに、十年前よりも3倍は余分に時間がかかるようになったのはどういうわけでしょうか。このネタは五年前からのもので、取り掛かりは良かったものの、なかなかグラントの中心仮説を立てるためのいいデータが出ずに、ずっと書けずにいたものです。前回、前々回、と見送り、今回の締め切りが最後と考えて、半年前から、本格的に書き始めたのですが、最初の一ページを書くのに数ヶ月かかり、足りないデータを出すために実験を追加したりしている間にあっという間に時間が経って、なんとか初稿を書き上げたのが3週間前、そこから頼み込んで、同僚数人に読んでもらって推敲を重ね、締め切りギリギリ、提出の日の朝まで校正作業をしていました。今回は熟成期間が不足しています。

リンカーンは『もし8時間、木を切る時間を与えられたら、そのうち6時間を私は斧を研ぐのに使うだろう。』といったそうですが、グラント書きに関しては、私はお勧めできません。斧を研いでいる間にすっかり精神力を使い果たしストレスがたまり、残り2時間となって焦って書き始め、結局、その仕事の質をチェックする時間が十分に取れませんでした。頻繁に斧の切れ味を確かめて、研ぐ時間と切る時間のバランスを図り、十分な余裕を持って切り追えるようにできないようならば、その仕事はやめた方が良いと感じました。一旦仕事を完成させてから、熟成期間を置き、仕事の質を客観的にチェックするのことは良い計画書を書くにの不可欠です。思うに、グラントに関してのベストは、木を切り終えてから、その木を切る計画を申請することです。すでに仕事が終わっているのだから、完璧な計画が立てられます。しかし、現実はなかなかそう簡単にはいきません。建前上、木を切るために必要な金がそもそもないので研究費を申請するわけですし。

また、計画書は面白いノンフィクション小説のようである必要があります。読み手の興味を引きつけ、期待を高めた上で、意外な展開を導入して飽きさせず、そして高揚感のあるフィナーレまで引っ張っていかねばなりません。しかし、言うは易し、行うは難しです。そんなことが簡単にできれば、失敗しない映画はないでしょう。そのためには、レビューアというシニカルなお客様の視点にどこまで近づけるかがキーであるのは間違いありません。彼らがどういう研究が意義があると考えているのか、彼らにとってのブレークスルーやイノベーションとは何か、彼らがどういう言葉遣いを好み、どういう考え方を嫌うのか、そうした分野に特有な明文化されない文化、共有された無意識とでもいうような部分に入り込み、彼らの興味と共感を得た上で、しかもそこから一歩先を目指す、という微妙なバランスが要求されます。、、、自分で言っていて虚しくなってきました。

それにしても今回のグラントは辛かったです。今年はあと二本は別の小さなものを出すことが決まっていますし、今回ものが採用されなかった時の予定も組み込んでおく必要があります。いずれも、今回ほど困難ではないと予測していますが、すでに頭が痛いです。いつまで続くのでしょうか、この綱渡り人生は。
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優先度quadrant I 案件

2017-03-03 | Weblog
森友学園をめぐる醜聞、ここで野党とマスコミが一気に畳み掛ければ、政権は崩壊する可能性が高いと思います。日頃から政府広報でアベ政権から仕事をもらい、何かにつけ美味しいものを奢ってもらっている及び腰だった大手マスコミも問題が大きくなってきて、さすがに無視できず、読売、産経、アベ様のNHKまでもが報道し始めました。月曜日の夕方には、アベ氏、内閣記者会加盟報道各社のキャップを集めて、赤坂飯店で会食したことが話題になっていましたが、中華珍味と毒まんじゅう、マスコミ対策は効果があったのか、なかったのか。

アベ友学園寿司の会や中華三昧に呼ばれない弱小メディア、タブロイド紙、それから朝日と東京新聞が頑張ってきましたが、小池副委員長の国会での追求から鴻池参議院議長の関与が明らかになり、事件は拡大傾向。ただ、この事件をアベ氏から切り離して、土地不正払い下げ事件に矮小化し、鴻池氏一人をスケープゴートにして政権を守ろうとしているかのような感じもします。それから、籠池理事長もここで沈黙していてはいけません。アベ氏とは志を同じくする日本会議の同志。行くも帰るも同じ船、尻尾切られるトカゲでも、残る意地とプライドで、アベ政権を道連れに、目指す吉野の千本桜、パッと砕けて玉と散る、花に嵐の喩えもあるさ、さよならだけが人生だ、、、てな、具合で開き直ってもらいたいですな。

加えて、政権に対して打撃が大きいのは、外国大手メディア、ニューヨークタイムス、ルモンド、ワシントン ポストなどが取り上げて、この事件の学園の体質を「危険」な軍国主義に走るアベ政権を象徴するものとして批判していることです。日本の軍国化に敏感なのはアジアでの帝国主義を推進した挙句、負けると分かっている戦争に猪突猛進したという過去があるからでしょう。神風特攻隊を見て、重いコンダラ、試練の道でも、日本人は理解不能のキチガイじみた行動をすると彼らは恐れているのではないでしょうか。その戦前の教育をする学校を日本の首相夫人が「素晴らしい」と言って名誉校長に就任していたとなれば、外国が警戒するのは当然です。しかも、気持ち悪いほどアメリカ政権にはへつらうアベ氏が、国内には内弁慶で「戦後レジームの脱却」と言い、改憲を試みようとしている、すなわちアメリカGHQと戦後の日本が合意し踏襲してきた方針を否定しようとしているとしか思えない行動を取っているのです。外から見れば、アジアと世界の平和を脅かす行動にしか見えません。このアベ氏の面従腹背にしか見えない行いこそ、何を考えているのかわからない気味が悪い信用できない人間、と諸外国に思わせているのです。(おそらく本人は自覚していないでしょうが)アメリカが日本の軍国化、戦前回帰傾向を強く警戒するのは当然です。

小池副委員長の追求で、参議院鴻池議長に火の粉が飛び、学園の理事長と面会したことを認め、金を差し出されたと明かしました。その後、同理事長から献金を受け取ったことを指摘され、ボケ老人のふり。ま、この不正払い下げ疑惑、保身が至上命題の官僚が己の意思でやるわけがありません、政治的圧力があったからこそ。国会では、放射能被爆問題、沖縄米軍基地の反対運動指導者の不当長期勾留、破産寸前の財政、と本当に重要な問題にどう対処するかという議論がこのスキャンダルで後回しになっているのは残念ですが、思うに、アベ政権を退陣に追い込むことがすべての問題の解決への近道ではないでしょうか。

対処を必要とする問題を整理する上で、私はCovey quadrantを使っています。問題を「重要性」と「緊急性」の組み合わせで、四つのカテゴリーに分けて優先順位を決める方法です。
この森友学園問題は、政治権力闘争のための具ではあるわけですが、そもそも議会というものは各政党や議員が代表する国民の利害に沿って予算を奪い合う闘争の場です。アベ政権を終わらせることは何より国民の利益に重要ですから、野党にとってもまた国民にとっても、これは「緊急」でかつ「重要」な優先度Quadrant I の案件だと私は思います。マスコミ、外圧、参考人招致、利用できるものは何でも利用して追い込んでもらいたいものです。

山本太郎氏、この事件が「アッキード事件」と呼ばれている、と発言して、アベ氏が文句を言ったそうですが、なかなか言いえて妙ですな。首相夫人も鴻池氏も軽い気持ちで関わったのでしょうが、それが豊中市の一議員の告発から政権を揺るがす事件に発展しました。角栄もピーナッツのやり取りはごく当たり前の慣習だと考えていたでしょう。ついでに、ビル クリントンも軽い気持ちの不倫事件が偽証罪にまで発展するとは思っていなかったに違いありません。

ついでに、この事件ですっかり扱いが小さくなった豊洲問題。さすが地上げ屋さんの情報は早いですな。豊洲極悪5人衆を発表してから10日、ようやく朝日新聞が副知事の関与を記事にしました。百条委の後に血の雨が降りそうです。それにしても欲に駆られた人間というのはバカなことをするものです。
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よこしまな愛国心

2017-02-28 | Weblog
戦前の全体主義への復帰を目指すカルト集団、日本会議の大阪部長とアベ氏の絡んだ不正国有地払い下げ疑惑。海外のメディアも首相夫人が名誉校長をつとめる学校が幼稚園では洗脳軍国教育をやっていた上に十億円以上の価値のある国有地を実質タダ同然で手に入れた上、安倍晋三小学校という名前で寄付を募っていたというスキャンダルを取り上げ、産経新聞の子供じみた火消しも焼け石に水、政権を揺るがす大火事となりそうな気配です。ちなみに、ネットで見られるこの幼稚園の運動会の宣誓、キョーレツに気持ち悪いです。この北朝鮮顔負けの洗脳幼稚園、大手メディアも取り上げ始めました
森友学園・塚本幼稚園、教育基本法に違反する政治活動を行っている「個別具体的事例」の文字起こしから。

あついあつい夏がすぎて、ぼくたちわたしたちの待ちに待った、平成27年度 秋の大運動会がきました。
、、、、大人の人たちは、日本が他の国に負けぬよう、尖閣列島・竹島・北方領土を守り、日本を悪者として扱っている、中国、韓国が、心改め、歴史で嘘を教えないよう、お願い致します。安倍首相、ガンバレ! 安倍首相、ガンバレ!安保法制国会通過よかったです!僕たち、私たちも、今日一日、パワーを全開します。日本ガンバレ!えいえいおー!”


みなさん、だいじょーぶですかあー(陽水風に)

子供にこんなことを言わせる学校、ここまでくると措置入院ものですが、こうした自己中心的な考えを絶対的に正しいと信じ込んでしまうのはアベ氏や日本会議だけに限りません。人のbelief systemというのは危ういものです。権力者に都合の良い全体主義を「愛国心」の名のもとに押しつけ、日本は神国だという全く根拠のない理屈で「日本、すごーい」プロパガンダで持ち上げて他国を見下させて政府への不満を逸らせ、正論には「非国民」と非難して黙らせる、政府の役人と政治家はずっと国民をバカにしてきたのでしょうな。

同じ「愛国心」と言ってもNationalism とPatiotism は違うのだと言う人もいますが、ま、それは詭弁というものでしょう。この根底には、自と他を比較して、自国のその優位性を感じようとすることに変わりなく、それが意識的か無意識的かの差ぐらいのものだと思うからです。いずれもエゴの産物と言えなくものありません。

2003年のインタビューで、チョムスキーは愛国心の別の区分をしています。
第一に、愛国心をめぐるお話は馬鹿げています。 二種類の愛国心があると言っていいでしょう。 指導者がいうことに反射的に従う愛国心がその一つです。 もう一つは、自分の国、社会の人々とその運命に対する憂慮と関心、私の孫や隣人などなどに何が起きるだろうといった思慮にもとづくものです。 これはもう一つの愛国心です。これは分別のあるものです。 この意味でならば、戦争に反対して抗議行動を行う人々は愛国者であると言うことができます。 こうした人々は、自分の考えに従って、そして私が知る限りでは世界の人々が考えるのと同じように、自国の利益になるように行動しているからです。


なるほど、国の人々に善なることを考えることこそ愛国心の行いであり、その二次的感情あるいは行動指針としてのNationalismやPatriotismは「愛国心」の本質ではない、という考え方もありますね。

世界でナショナリズム傾向が進む中、しばらく前の東京新聞のコラム「筆洗」が秀逸です。

筆洗 2/22/17から
愛国心とは何か。英国の劇作家バーナード・ショーは「自分が生まれたという理由で、その国が他より優れているという思い込みだ」と定義した▼米国の作家アンブローズ・ビアスは「自分の名声を明るく輝かしいものにしたい野心を持った者が、たいまつを近づけると、じきに燃え出す可燃性の屑物(くずもの)」だと『悪魔の辞典』に書いた▼ショーは二つの世界大戦の時代を生き、ビアスは南北戦争の激戦をその眼に刻んだ。だから、「愛国心」という言葉には危険なトゲが潜んでいることを、毒舌に込めて伝えたのだろう▼さて、この学校はどんな「愛国心」を、子どもたちに伝えたいのか。四月に新設され、首相夫人の安倍昭恵さんが名誉校長を務める大阪の私立小学校は、教育理念に「日本人としての礼節を尊び、それに裏打ちされた愛国心と誇りを育て」ることを掲げる▼だが、この学校をつくる学校法人が運営する幼稚園は保護者に「よこしまな考え方を持った在日韓国人や支那人」と記した文書を配っていたという。隣人への憎悪をあおる言葉を使うのが「日本人としての礼節」なのか。それはどんな愛国心や誇りにつながるというのだろう▼この学校法人をめぐっては、国有地払い下げをめぐる問題も注目されている。国民の大切な財産が不当な形で売り払われていたのかどうか。これもまた、「礼節」が問われる問題だ。


このような軍国洗脳教育をする学校やアベ政権のいう「愛国心」は間違いなく、まがい物であり、それこそ「よこしま」なものです。
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はやりを追う

2017-02-24 | Weblog
グラント書きで苦しんでいますが、忙中閑あり、ふと「はやりを追うな」ノーベル賞の大隅教授、生徒らと交流 というしばらく前のニュースを思い出しました。

 昨年のノーベル医学生理学賞を受賞した、大隅良典・東京工業大栄誉教授(72)が11日、愛知県岡崎市で講演し、子どもたちと交流した。「はやりを追うことはやめ、人と違うことをやってほしい」と話した。

子供に対してのアドバイスなのでしょうけど、研究者の立場からすると複雑な気分です。
果たして、はやりを追うことは悪いことなのか良いことなのか、そもそもどうして、はやりを追う人間と追わない人間がいるのか、はやりを追う人間はそのことによってどういう利益を得ているのか、その辺、大隅先生はどう考えておられるのか、聞いてみたい気がします。

現実の状況を見れば、研究者といえども、生活もあり家族もあり、研究という狭い世界の中で、生き延びていかなければならないという現状があります。研究をするには金が要り、その金は大抵の場合、他から回ってくるわけですが、その金を回すの回さないの判断は、回す側の都合です。仲間や敵や第三者の入り混じった狭いコミュニティーの人々がお互いを評価し、誰に金を与えるかを決めるのですから、研究ができるかできないかは、周りの人間がその人やその人の研究をどう考えるかによります。そんな場所で、はやりを追わず人と違うことをやって評価されるというのは簡単ではないと思います。レビューアは経験を積んだ研究者である一方、非常に限られた時間の中で他人の研究を評価しないといけないという制約があります。人と違いすぎて価値がわからないもの、はやりに注意を払っていないもの、は高評価を得るのは難しいだろうと思います。事実、ノーベル賞の研究がしばしば、研究費の獲得に苦労して、他のソースからなんとか都合して研究を続けたというのはよく聞く話です。真にオリジナルな研究はそれが目にみえる形で結実するまで、周りの人間がその価値を評価できないことが多いということでしょう。

シニカルに言えば、ノーベル賞になったからこそ、「逆張り」で人と違うことをやることが良いストラテジーであると言えるわけで、思うに、普通の人が逆張りした場合、おそらく、研究費ももらえず成果も上がらずに消えていく率は、それで一発当てた人々よりも、はるかに高いであろうと予測されます。

思うに、研究の世界では、人と違うことをやれる機会を与えられるようになるためには、人と同じようなことを人よりもより良くできるようになることによって、周りの人間に認められるというステップが必要なのではないでしょうか。

客観的に見て、人と違うことをやれるようなポジションを手に入れるための最短な近道は、最高の大学に行って、優秀な成績で卒業し、奨学金をもらって、一流の研究室の元で修行し、そこで頑張って一流雑誌に仕事を載せることです。大学の格も研究室や雑誌が一流かどうかも、大勢の人々のコンセンサスで決まっています。普通、人気があって流行っているもののはそれなりの理由があります。人の基準(流行)に従いつつ、その最も上のところをクリアしていくというのが、人と違うことをやれるようになる近道だと思います。つまり、まずは人と同じことを、人よりも努力して、人よりもよくできるようになるという基礎修練がなければ、そもそも人と違うことなどできないのではないでしょうか。

すなわち、最初は、流行を追いこす勢いで追いかける。そして運よく研究費がもらえたら、その金を使って、オリジナルなことをやって実績を積む。これがうまくいけば、その新しい分野での一人者となって、資金繰りと研究を軌道に乗せることが可能になるのではないか、と思います。(最初の段階でつまづいた私には、偉そうなことを言う資格はありませんが)

これは、常にsuvival modeの二流研究者が考えていることで、一流の研究者の人は違う意見もあるでしょう。
ま、理想と現実の乖離と言うものは人生の味わいです。生きるか死ぬかの勝負に快感を感じる人は、思いっきり人と違うことを流行を気にせずにやってみて、大成功を目指す、あるいは、それで外れた場合は「人生いろいろ」と言って別の道に去っていく、そういうのもありでしょう。

などと思った次第。

ちょっとだけ、その他のニュース。
カルト集団、日本会議とアべ氏が関わったとされる不正国有地払い下げ疑惑。提灯持ち新聞、産経、読売は、(当然ながら政権擁護のためでしょう)この疑惑を取り上げた国会議員を攻撃、一方、ローカルメディアや一部のテレビなどは、うまくいけばアベ内閣退陣へ持ち込めるかもしれないこのスキャンダルを煽っています。この攻防があまり露骨で笑えます。NHKが全くこの問題に触れようとしないのも、さすがにアベ様の日本偏向報道協会。みんな我が身がかわいいですからね。また、局内トイレで自殺か?みたいな人生の終わりかたをするのは誰でも嫌です。

沖縄、米軍の飛行差し止め訴訟、原告団の訴えは一部認めたものの、飛行差し止め叶わず。騒音で夜も眠れず、難聴になった人々は、憲法にも守られず、アメリカの下請け政権に牛耳られる司法にも見捨てられ、ということですか。アメリカ様と行政の機嫌を伺う日本のヒラメ司法、なんとか、ならんのですかね。
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懐かしい感じの歌

2017-02-21 | Weblog
研究者の活動の中で最も非生産的なもの、それはグラント書き。
私、書くことそのものはそう嫌いではないし、人の顔色を伺って育ったせいか、読み手の反応を図りながら書くのは、どちらかといえば得意な方です。しかし、いくら良いグラントが書けても、そのもの自体には何の価値もありません。電話セールスと同じようなもので、買う気の乏しい相手と何時間もかけて話をして、最高のセールスピッチをしても、売れなければくたびれもうけです。

研究という何か意義のあるものを発見、発明するという活動の中で、サイエンスフイクションを書くのに大半の時間を割かねばならないという皮肉。その間、実験は半分止まった状態になり、グラントのために急いでデータを出そうとすればクオリティーの低い出版に耐えないようなものになりがちとなって、二度手間となります。挙句にグラントは当たらないとなれば、そのプラスマイナスで損害は甚大です。この年になって、こういう非生産的な活動に人生の多くの時間を割いて、週末も朝から晩までコンピューターに噛り付いて、パワーポイントでお絵描きしたり、売り文句を考えたり、コレが仕事か、と思うと情けない気持ちになることもしばしばです。私の昔の優秀な友人は、グラント書きは労働時間の30%に抑えることにしていると言っていました。そういう余裕が欲しいものです。
採択率が史上最低となっている現在、グラントはサイコロばくちと変わらないと言われます。当たらずとも遠からず、しかも一部ではイカサマがまかり通っているというところまで似ています。しかも、Post-truth の時代、グラントも真実よりも、ワクワク感覚が優先されます。レビューアがワクワクするようなネタでなければいくら堅実で意義があるものでもダメで、逆にワクワクさせることができるようなものであれば、真実性は軽視される。

世界最強の国の政権が堂々とウソをついて、それを「alternative fact」だと詭弁を弄するような時代ですからね。ま、ウソとゴマカシという点では、アベ政権の右に出るものはいませんが。どうでもいいですけど、折角、アベ氏と日本会議が絡んだ不正国有地払い下げ疑惑というネタを掴んんだのだから、野党も退陣に追い込むまでとことん追求してもらいたいものです。問題はマスコミがほぼ沈黙状態。さすがに、政権に餌付けされているマスコミでも訴訟になったとなればイヤイヤでも報道せざるを得ないようですが、それでも、および腰、日本のマスコミのジャーナルズムは死んだと言われていも仕方がないです。何しろ、日本は、報道の自由度ランキング180国中72位、すでに、隣国の台湾、韓国よりも下位、中国や北朝鮮よりはマシというものの、報道後進国とのお墨付きではあります。それにしてもこの日本会議の学校、キモチ悪いですな。園児に旗を振らせて教育勅語を唱えさせるところなど、日本会議というより一党独裁の北朝鮮最高人民会議のようです。この森友学園、中国や朝鮮人を誹謗する文書を保護者に配布していたそうですが、己の醜い姿が見えんのですかね。カルト集団が目論む、形骸化した民主主義に守られた独裁主義、教育という名の洗脳、おぞましさで寒気がします。
ついでにこの事件とは桁はずれの利権が動いた豊洲問題について、地上げ屋さんが豊洲極悪5人衆の解説。自称文豪、暴走老人は第3位らしいです。

アメリカでは、またトランプがスウェーデンでテロがあったかのようなウソ発言をして、スウェーデン大使館が困惑。ちょうどカロリンスカの知り合いからメールで、「平和だよ、またトランプがウソを言ったらしいね」とのこと。ま、反省、思考力、判断力、謙虚さに危機的にかける人間ですから、力づくで辞めさせるしかありません。トランプの罷免を求めるための署名活動や弾劾裁判への運動が広がっているようです。このトランプの調子では、遠からず、実際に罷免まで行きそうな気がします。どうもロシアに対するペンスの言動を見ると、すでにトランプ弾劾に向けて共和党内部でも計画が練られているのかもしれませんね。そうなったら、アメリカの政権に尻尾を振るしか能がない誰かさんはどうするのでしょう。
ま、愚痴はこの程度にしましょう。どうもこの日米の二大XXのことになると頭に血が上ってしまっていけません。

グラント書きも一段落し(これから恐怖の推敲が待っているのですが)、去年、映画で使われたのを聞いてから、その懐かしい感じが好きになって聞いているNino Bravoのvivirを聞きながら、夜のひと時をリラックスして過ごしています。昔のスペインの流行歌ですが、私の子供の頃の古き良き希望に満ちた時代を思いださせるんような雰囲気に満ちています。ちょっと大げさなアレンジでストリングスとビッグバンドの重厚な伴奏は、高度成長期の日本の歌謡曲を思い出させます。昔が懐かしいとは、年ですな。
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ゆるむ

2017-02-17 | Weblog
年を取ってくると、体のいろいろな部分が緩んでくるようです。
肉体に限らず感情の蛇口もゆるくなるようで、普段から、怒りや憎しみや妬みなどの感情を抱かないように、慈しみと思いやりを持つようにしないといけないと思わされます。そうしたものがふとした時に漏れ出てきますからね。

週末は、子供の親友のお兄さんが小さな子供を残して突然死したためにお通夜に出向きました。ウチの子供によくしてくれて、小さい時は色々と遊びに連れて行ってくれたりしました。私自身はほとんど接触がなかったので、話で知っている人という程度で、奥さんは子供を残して出て行ったので、子供が気の毒だなあと思ったぐらいでした。

通夜に出向き、いざ両親にお悔やみを言う段になって、私の中にその両親の気持ちが入り込んできました。急に感情が高ぶってしまって自分でも驚きました。多分、心の栓も緩くなっていて、感情の出入りが激しくなったのでしょう。棺の中に眠るまだ若い我が子を送り出さねばならない両親の悲しみは推し量るにあまりあります。老人が大往生して、天国での次の人生を祝うといったようなものではないのです。ただただ痛々しく、かける言葉を失い、その両親の肩をさするばかりでした。

私は、若い頃は打算的な方で、心から人に共感するということが少ない方でした。自分のことだけで精一杯で先のことばかりを心配して何かと忙しく人のことを考える余裕もなかったのだと思います。社会のことにも関心もなく、新聞を読むのも三面記事ぐらい、仕事と遊びのことだけしか考えていませんでした。それが、年を取って、隙ができていろいろ緩んできたのでしょうか、いろいろな情報を受け入れることができるようになり、そして人に共感する余裕もできてきたように思います。また、悪いことがあっても引きずらなくなってきました。大抵は「ま、いいか」とか「仕方ない」で済ませれるようになりました。しかし、一方では共感する能力というものに絶対的に欠けているように見えるアベ政権やトランプに対しては、怒りを感じるようになりました。この辺、なかなか達観できないものです。

遠方から、かつて一緒にやっていたプロジェクトを仕上げに共同研究者が短期の予定でやってきました。彼女も人の親で、プロジェクトの仕上げが遅れたのは子供が病気で精神的に研究のことを考える余裕がなかったからでした。折々のメールで「止まない雨はないよ」とは励ましつつ、どうなるだろうかと案じていましたが、半年経って元気になった子供が旦那さんと一緒に尋ねてきてくれました。元気な様子を見て、しみじみと良かったなあ、という感情が急に湧いてきて、また驚きました。

年をとって涙もろくなるという話はよく聞きますが、コレのことか、と思いました。多分、あちこち、ゆるくなっていて感情の流れのコントロールが悪くなっているのでしょう。

でも、締め直す気はありません。ゆるくても、実さえ出なければ、「ま、いいか」です。
グラント書きながら、元気に仕事をしている彼女を見て、ちょっとしみじみしてます。
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外国の目

2017-02-14 | Weblog
なるべく批判や悪口はやめようと思っているのですけど、アベ氏、不愉快な話題を作るのは天才的です。世界各国でトランプへの批判が高まり、各国首脳がトランプとの距離を測ろうと慎重になっている中、就任前から飛んで行って、その異常さに世界を驚かせたアベ氏、先週末、トランプに揉み手で会談。会談内容が発表されず。ゴルフの話に終始しているということは、プーチン会談の時と同様、何一つ日本に有利なものは引き出せず、日本国民の年金や税金をアメリカのインフラ改善と雇用上昇のために投資する(リターンの見込めない投資は、「貢ぐ」というのですけどね)という約束でもさせられてきたのでしょうな。アベ氏の異常な対米隷属ぶり、内弁慶のくせに、アメリカとロシアには言いなりは、外国の目からもかなり異常に見えるようです。確かに、提灯記事を垂れ流すプロパガンダ新聞の行間を読むよりも、ストレートに書いてある外国のメディアの記事の方が真実を知るのに都合が良い場合もありますね。

タイムから。アベ氏の異常なゴマスリぶりを皮肉る記事。

Japan's Prime Minister Showed the Way to President Trump's Heart: Flattery Zeke j Miller.:日本の首相がトランプの心へ入り込む方法を示した;「へつらい」である。

、、、大統領選が終わった数日後には、日本の首相アベシンゾーがNYへ飛んできた。、、、この会合で、アベは金の象眼の入った40万円のゴルフクラブをトランプに贈った。、、、
金曜日には、彼はホワイトハウスでトランプに会う世界で二人目のリーダーとなった。、、、イーストルームでは会見で、アベは大げさにトランプを持ち上げた。、、、
アベがお世辞をふりまいている間、トランプはうなづいたり、アベ向けての仕草を見せたりしたが、どうも同時通訳のイヤフォンはつけていなかったようだ。、、、
「私のゴルフのスコアはトランプ氏には及ばないが」と前置きして、アベ氏は、目的を達成するには注意深いよりもやり過ぎるぐらいの方が良い、という意味のゴルフの格言に触れ「私のポリシーは、届かなければ、入らない、常にカップを目指すだ」といった。


つまり、ゴマスリもやり過ぎるぐらいでないと効果がない、と言っているわけですな。

記事よりマンガの方が外国人がアベ政権の異常な対米隷属ぶりをよく風刺していると思います。(以下、風刺画へのリンク)
GLOBAL TIMES アベのトランプ政権との関係への過剰な自信は実利性を無視している。

以下は大統領就任前に慌ててトランプに会いに行った異常なアベ氏の行動を皮肉ったもの。
Global times 一度は冷たくしたトランプに擦り寄るアベ

SPUTNIK Abe's Trump Card?


第二次大戦の大きな犠牲を無視して、アメリカの言いなりに使われるアベ氏を皮肉ったニューヨーク タイムズのマンガ。
日米同盟の実態というのはこういうことです。

歓迎の絨毯を引くアベ氏

トランプの行動のトゲに最も敏感なアベ氏
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深まる対立(2)

2017-02-10 | Weblog
東京新聞で報じられている最近の辺野古の動き。

辺野古、ブロック投下作業を開始 沖縄反発、対立深まる   
政府は7日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とする名護市辺野古の沿岸部で、埋め立てに向けて汚れの拡散を防ぐ膜を海中に張る際の重りにする大型コンクリート製ブロックを海底に設置する作業を始めた。6日に始まった海上工事の本格化で辺野古移設に反対する沖縄は強く反発し、政府との対立が深まりそうだ。

辺野古、海上工事を本格化 反対の市民が海上で抗議
六日に始まった海上工事の本格化で辺野古移設に反対する沖縄は強く反発し、政府との対立が深まりそうだ。

辺野古海上工事 米の「外圧」利用 政府、国防長官会談後に開始
政府が沖縄県名護市辺野古(へのこ)の新基地建設で、六日に海上本体工事入りしたのは、ワシントンで十日に行う安倍晋三首相とトランプ米大統領の初の首脳会談を見据えた対応と受け止められている。、、、、、共産党の小池晃書記局長は記者会見で「首脳会談の直前に工事を強行したのは、会談に備えて、トランプ氏の言うことを聞く姿勢を示したと言われても仕方がない」と批判した。

国民よりも国土よりも独立国の矜持よりも、ご主人様の臭い靴を舐める方が大事なようです。

辺野古海上工事 民意は置き去りなのか

日本は法治国家だが民主主義国家でもある。安全保障は国の専管事項でも、選挙に表れた沖縄県民の民意を置き去りにしては、日米安全保障条約で課せられた基地提供の義務は円滑には果たせまい。
 、、、 沖縄県や名護市など、地元自治体が強く反対する中での工事の着手である。到底、容認できない。、、、安倍内閣は自由、民主主義、人権、法の支配という基本的価値を重んじると言いながら、翁長雄志県知事や稲嶺進名護市長に託された「県内移設」反対の民意をなぜないがしろにできるのか。、、 稲嶺氏は、海上での工事着手を「異常事態だ。日本政府はわれわれを国民として見ているのか」と批判した。怒りの矛先は、法治国家と言いながら、憲法に定められた基本的人権を沖縄県民には認めようとしない政府に向けられている。本土に住む私たちも、そのことを自覚しなければならない。

一方、植草さんは、県知事の対処にも問題があるとの見解。

識者、法律研究者らは、以前から、埋め立て承認を法的に撤回することが可能である事、その撤回を速やかに行わねばならないという事を提言、要請をしてきたにもかかわらず、翁長知事が、その要請や提言を無視してきたことが疑念となっているようです。

翁長雄志氏が本当に「辺野古に基地を造らせない」と考えるなら、知事選の公約に「埋立承認撤回・取消」を明記していたはずだ。そして、知事就任直後に「埋立承認撤回・取消」
に動いたはずだ。ところが、翁長氏の行動はあまりにも遅かった。「埋立承認取消」に動いたのは、辺野古基地本体工事着手に必要な事前協議書を沖縄県が受理してからだった。本体工事に着手する条件が整うまで、「埋立承認取消」を先送りしたものだと理解できる。


仲井真前知事の最後の心変わりの例もありますが、翁長知事は沖縄と民主主義のために誠実に取り組んでいると信じたいと思います。
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辞めさせる方法

2017-02-07 | Weblog
I swear I will not dishonor my soul with hatred, but offer myself humbly as a guardian of nature, as a healer of misery, as a messenger of wonder, as an architect of peace. ー DIANE ACKERMAN

世界の名言をメールで毎日受けとるサービスをいくつか利用していて、朝の一服の時間に、そんな言葉を味わってみるようにしています。上のは「A Network for Grateful Living」というサイトの「本日の名言」で送られてきたものです。

私の魂を憎悪で汚さないと誓います、、、ハッとしました。オレンジを絞ればオレンジジュースが出てくるの喩えの通り、私から出てくるものが不平や不満であるのなら、私は自分で自分の魂を汚しているのです。

ちょうど、トランプ政権とアベ政権のデタラメぶりにまた憤っていたところだったので。
憤ったり怒ったり憎んだりするのではなく、そういうネガティブな感情を抜きに、坦々と現状を客観的に分析しそれを良くするのに何をすべきかにもっと集中すべきなのでしょう。

沖縄基地問題では、沖縄県と県民の意向を一顧だにすることなく、「辺野古が唯一の選択肢」と言い切ったアメリカ国防省とその飼い犬の日本政府に、訪米中の翁長知事はあらためて、抗議の声明
「沖縄県民に対して大変失礼なやり方だ。絶対に阻止する決意は変わらない」と批判した。「私の決意はかえって強くなっている。沖縄県民は国を相手に闘っていると気付いたと思う」

しかし政府は、強権的に工事を再開、辺野古の海を破壊するためのコンクリートブロックを問答無用で搬入し始めました。

アメリカ隷属が唯一の選択肢という無能極まりないアベ政権に腹を立てないというのは難しいです。しかし、その感情にとらわれて愚痴や悪口を言って終わりではなく、理性と思考力を使って、どうやったらアベ氏を辞めさせられるのか、という問題に集中すべきです。悪口も皮肉も批判も効かない相手です。さすがに己の能力の限界は自覚しているでしょう。それでも権力を持っていてそれを手放したくないと思っているのです。そういう厄介な相手とどう戦うか。

先日の国会で、山本太郎氏は、アベ政権ののデタラメ政策とウソをあげて、「このままでは国が持たない。いつ総理を辞めてくれますか」という質問をしました。その内容の一部を議事録から一部を削除すると言われたそうです。
経緯は、以前、アベ氏が国会(2016 5.16)で「自分は立法府の長だ」と発言して、「行政府と立法府の違いもわからない首相」とネットで散々批判されたことがあり、今回、山本氏は、それを踏まえ、アベ氏の強権ぶりを批判して、そのうち「司法の長にもなる」と発言したことを、議事録から消すと言われたわけです。しかし、驚いたことに、議事録そのものがすでに改竄されており、この昨年のアベ氏の発言は立法府の長ではなく、行政府の長と言ったことにされていたという事実が明らかになりました。立法府の長」発言が国会議事録で改竄されて記録されたために、事実を述べた山本氏の発言の方が記録上、誤りだと強弁せざるをえなくなったという話のようです。権力側が白といえば黒も白、さすがウソとゴマカシはお手の物のアベ政権ですな。(【議事録から削除される?】山本太郎議員の参議院代表質問を書き起こしました
、、、安倍晋三閣下は、行政府の長であるばかりか、立法府の長でもあるとご本人が宣言されました。司法の長になられるのも時間の問題ではないでしょうか?そのためにも現行憲法など守っていられませんし、守りもしません。当然です。不都合な真実、事実を声高に叫ぶ人間は邪魔です。、、、、次の事故が起きたとしても、安倍総理ならもっと上手に誤魔化せます。、、、皆さん、安倍総理を信じて、このバスに乗り込みましょう。次の停車駅は、地獄の一丁目一番地です。今回無理をして、批判は避けようと思いましたが、どう考えても無理です。総理、あなたがこの国の総理でいる限り、この国の未来はもちません。最後にお伺いします。総理、いつ、総理の座から降りて頂けるのでしょうか?教えてください。


ま、気持ちはわかります。アベ政権、デタラメですもの。しかし、ウソつきにウソを言うな、バカに賢くなれ、といっても全く無駄なように、辞めたくない人間に辞めてくれと頼んでも辞めてくれるワケもありません。どうやったら、辞めさせれるのか、を考えて実行するしかありません。

その点で、トランプ政権に関するニューズウィークの次の記事は、もう一歩踏み込んでいると思わされます。

トランプを追い出す4つの選択肢──弾劾や軍事クーデターもあり

われわれは本当にあと4年、あの男で我慢するしかないのだろうか。
今、世界中の多くの人が同じことを考えていることだろう。ドナルド・トランプがアメリカの大統領に就任してからわずか1週目で、誰の目にも明らかになったからだ。皆が恐れた通り、彼は常軌を逸している。、、、、
 トランプの就任直後の支持率は調査開始以来の最低を記録した。大統領としての仕事ぶりに肯定的な評価を下した国民はたった36%。さらにイギリス国民の約80%がトランプは「悪い大統領になる」と回答。フランスでは77%、ドイツでは78%が同じように回答した。わずか1週間でこの有り様だ。

トランプを追放する方法は4つある。1つ目は、次の大統領選がある2020年11月まで、ひたすら辛抱強く待つこと。その頃には、さすがにアメリカの有権者も目を覚まし、無能な男を切り捨てる心の準備ができているはずだ。、、、
だが1週目であの破壊力を見せつけられると、とても4年は耐えられそうにない。となれば2つ目の選択肢、「弾劾」だ。、、、
世界の一部の人々は、合衆国憲法修正第25条を心の拠り所にしている。これが3つ目の選択肢だ。これまであまり注目されたことがなかったが、この条項には「副大統領と......各省長官の過半数」が、大統領には「職務上の権限と義務を遂行できない」と判断した場合、「副大統領が直ちに大統領代理として、大統領職の権限と義務を遂行する」と明記されている。これならマイク・ペンス副大統領の野心もくすぐるだろう。ペンスはいつか大統領になりたいと思っているはずだ。彼は政治家として、必ずしも穏健派ではない。絶えず同性愛者を差別する政策を掲げ、気候変動にも懐疑的。それでも彼は、狂ってはなさそうだ。、、、
4つ目の選択肢は、アメリカではまさかあり得ないと思われるかもしれないが、軍事クーデター、或いは米軍の上層部が大統領命令の一部に従うのを拒否することだ。、、、、みんな覚悟が必要だ。どう転んでも、これからの数年は荒れ模様になるだろう。


なるほど。私は予感が当たることが多い方ですが、トランプが大統領に選ばれた時に比較的楽観視していたのは、この男がまともに任期を勤め上げることはできないのではないか、という予感がしたからです。死亡以外の理由で任期中に辞めた大統領といえばウォーターゲート事件のニクソンを思い浮かべますが、ビル クリントンも結構危ないところまで行きました。トランプも史上二人目の任期中に辞任(もしくは罷免)される大統領になるような気がします。それでもニクソンはスキャンダル以外ではそれなりの仕事を評価されていますが、トランプがそのように評価されることはないでしょうね。

あいにく、日本と言えば、問題は、民主党政権の大失望をトドメに、政治への人々の関心が急降下してしまい、アベ氏を本気で辞めさせなければならないと思う国民が、トランプを辞めさせないと大変なことになると案ずるアメリカ人よりもはるかに少ない事でしょう。ワシントンには外様のトランプと違い、アベ氏は連綿と続く長州藩、政府官僚と経団連の馴れ合いに守られています。弾劾も憲法25条もクーデターも難しい。選挙で落とすことが実際的には唯一の手段かと思われます。国民の意思次第ということなのですが、それを受け止める野党がまだまだ。公明党が離脱して、民進党が隠れ自民を追い出して、野党連合に合流すればイケると思うのですが。学会員の良心が公明党を動かして欲しいと思いますけど、権力のために自民と一緒になった公明党に、もう一度、日蓮の教えを思い出せというのは、アベ氏に辞めてくれと頼むのと同じく難しいことなのかもしれません。
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