一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

金立山・日ノ隈山 ……セルフレスキュー講習会の後に……

2009年11月29日 | 金立山
今日は、佐賀県勤労者山岳会主催のセルフレスキュー講習会に参加してきた。 プロの山岳ガイド3名を招いての本格的な講習会で、場所は、金立山。 3日前に登ったばかりだが、あの紅葉にまた逢えると思うとワクワクした。 集合時間の午前9時に登山口に行くと、もうかなりの人が集まってきていた。 わが「からつ労山」からは、会長、副会長、事務局長、のど自慢さん、+3Kさん、タクの6名参加。 登山を楽しみにしていたが、 . . . 本文を読む

天山・金立山 ……壮麗なる御来光、華麗なる紅葉……

2009年11月26日 | 金立山
このところ公私ともに忙しく、山にしばらく行けなかった。 (とは言っても、10日間ほどなのだが……) 今日の休みは、どっぷり山に浸りたいと、かねてより思っていた。 数日前、お母ちゃんから、金立山へのお誘いの連絡があった。 リーフさん、ミーちゃん、ミーpapaさん、yanさん達と登るとのこと。 なんでもマイナールートを紹介して下さるらしい。 私はこれまで金立山は正面登山道からしか登ったことがなかっ . . . 本文を読む

映画『のんちゃんのり弁』 ……本気で生きることを選んだ女性の物語……

2009年11月22日 | 映画
雨の日曜日。 今日は、佐賀市内にあるシアター・シエマに、映画『のんちゃんのり弁』を見に行った。 映画を見る前に、佐賀県立図書館に寄った。 図書館で調べものをした後、映画の上映開始時間まで周辺を散策。 県庁前の桜並木の所まで行ってみる。 最近、水彩画家の或る女性から、 「桜の紅葉を見たことがありますか?」 と訊かれた。 〈桜の紅葉……あまり意識して見たことないな~〉 と思いながら、 「たぶん見たこと . . . 本文を読む

笹本稜平『未踏峰』(祥伝社) ……登った者の胸の裡だけに刻まれるもの……

2009年11月19日 | 読書・音楽・美術・その他芸術
ハンデを背負った3人の若者、 コンピューターのシステムエンジニアだったが、過労に耐えるために薬物依存となり、万引で捕まり、どん底で喘いでいた橘裕也、 小学校の高学年くらいの精神年齢しかない知的障害者の勝田慎二、 アスペルガー症候群という心の障害をもつ戸村サヤカ。 どこに勤めてもうまくいかない3人を、北八ヶ岳の山小屋「ビンティ・ヒュッテ」の主人・蒔本康平が雇い入れる。 パウロの愛称で親しまれている蒔 . . . 本文を読む

映画『天然コケッコー』 ……抱きしめたくなるほど愛おしい作品……

2009年11月18日 | 映画
ローカルな話題で恐縮なのだが、現在、佐賀市内にある109シネマズ佐賀で、『天然コケッコー』が上映されている。 『天然コケッコー』といえば2007年に公開された作品。 なぜいまリバイバル上映されているのか? 「っていうか、『天然コケッコー』って、どんな映画?」 と訊かれそうなので、ちょっとだけ解説すると、 カリスマ漫画家のくらもちふさこの名作コミックを映画化したもので、 田舎(ロケ地・島根県浜田 . . . 本文を読む

弥山(安芸の宮島) ……世界遺産・日本三景の聖地に広がる奇跡の空間……

2009年11月15日 | 山岳会時代の山行
若い頃から旅行が好きで、全国の都道府県にはすべて足を踏み入れている。 しかし、有名な観光地には、驚くほど行っていない。 興味があったのは、あまり人の行かない田舎の町であったり、小さな漁村だったり……。 14年前に、徒歩日本縦断した時も、観光地巡りはほとんどしていない。 だから今回の月例山行の弥山には、当初とんと興味が湧かなかった。 「どうせ安芸の宮島の借景みたいな山なんだろう」 と思った。 ロープ . . . 本文を読む

作礼山・環境芸術の森 ……これからの季節、低山歩きが断然楽しい……

2009年11月12日 | 作礼山
発売されたばかりの『BE-PAL』12月号を読んでいたら、低山ハイクについての小特集を組んでいた。 (ちなみに大特集は「焚き火のすすめ」で、こちらも面白い!) 《気楽に行けて、楽に登れて、のんびりできる。 低山ハイクは秋の季節にぴったりの外遊び。 この秋は、ごく身近にあるすてきな低山へ ゆっくりとした時間を過ごしに行きませんか。》 と初心者への「低山登山のすすめ」を説いている。 ウェアは? . . . 本文を読む

映画『母なる証明』 ……圧巻のラスト30分、踊るキム・ヘジャに鳥肌が立った……

2009年11月08日 | 映画
ポン・ジュノ監督作品『母なる証明』を見に行ってきた。 福岡のソラリアシネマまで……(笑) 佐賀でも、シアター・シエマで12月19日(土)より公開が予定されているが、それまで待てなかった。 それほど見たかった映画なのだ。 ポン・ジュノ監督作品と言えば、『殺人の追憶』(2003年)と『グエムル ―漢江の怪物―』(2006年)。 特に、『殺人の追憶』を初めて見た時の衝撃は、忘れることができない。 韓 . . . 本文を読む

大平山 ……秋の里山は純文学の香りがする……

2009年11月05日 | その他・佐賀県の山
山は、文学に似ている。 そう誰かが言っていた。 私もそう思う。 くじゅうや阿蘇などの誰でも知っていている山は大衆文学。 それに対し、有名ではない低山は純文学と言えるかもしれない。 純文学は、今ではあまり読まれることは少なくなった。 読者に魅力がいまひとつ伝わらないからだ。 だが、純文学は、深く文学に関わっていると、その魅力が次第にわかってくる。 じわじわと浸透するようにわかってくる。 大衆文学より . . . 本文を読む

雲仙普賢岳・国見岳・妙見岳 ……今日という一日がずっと続けばいい……

2009年11月01日 | その他・佐賀県外の山
激しい雨が降った今日の日曜日、山に登った人はあまりいないのではないだろうか? 私はというと…… 「登ってきました~」(笑) 私は、雨の日は嫌いではない…… っていうか、むしろ好き。(笑) っていうか、 「雨の日にこそ登りたい」(爆) 雨の日の登山は、案外楽しいものだ。 雨の日は、登山者がほとんどいない。 雨の日は、植物が喜んでイキイキしている。 雨の日は、普段見せない姿を山が見せてくれる。 雨 . . . 本文を読む