一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

映画『チワワちゃん』…新鋭・二宮健監督と新人女優・吉田志織が生んだ傑作…

2019年01月31日 | 映画
本作『チワワちゃん』は、 岡崎京子のコミックが原作の映画である。 岡崎京子のコミックが原作の映画と言えば、 蜷川実花監督作『ヘルタースケルター』(2012年、主演・沢尻エリカ) 行定勲監督作『リバーズ・エッジ』(2018年、主演・二階堂ふみ) を思い出すが、(タイトルをクリックするとレビューが読めます) いずれも傑作であった。 だから、『チワワちゃん』(2019年1月18日公開)も早く見たいと . . . 本文を読む

映画『マスカレード・ホテル』 ……長澤まさみの姿勢と佇まいに魅了される……

2019年01月30日 | 映画
※文字が小さく感じられる方は、左サイドバーの「文字サイズ変更」の「大」をクリックしてお読み下さい。 今年(2019年)になっても、 (佐賀では遅れて公開される映画が多いので) 昨年(2018年)公開の映画ばかり見ていた。 先日、ようやく昨年公開の映画を見終わり、 今年公開された映画にやっと目がいくようになった。(笑) 今、最も話題になっている映画は、『マスカレード・ホテル』(2019年1月18 . . . 本文を読む

天山 ……ホームマウンテンで、今年初めての雪山を楽しむ……

2019年01月27日 | 天山・彦岳
昨日(1月26日)の日中、少し雪が降った。 平地では積もらなかったが、 天山では少し積もったのではないかと考えた。 今年はまだ雪山を体験していない。 で、かすかな望みを抱いて、早朝に家を出たのだった。 今日は、小城市の晴気の方へ車を走らせる。 旧・晴田小川内分校(現・河内野外研修センター)から少し上がった所で、 道に雪が見られるようになった。 ノーマルタイヤだったので、ここに車を駐め、 登山 . . . 本文を読む

第5回 「一日の王」映画賞・日本映画(2018年公開作品)ベストテン

2019年01月26日 | 「一日の王」映画賞
2015年(2014年公開作品を対象)に創設した「一日の王」映画賞も、 第5回となった。 ブログ「一日の王」管理人・タクが、 たった一人で選出する日本でいちばん小さな映画賞で、 何のしがらみもなく極私的に選び、 勝手に表彰する。(笑) 作品賞は、1位から10位まで、ベストテンとして10作を選出。 監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞は、 これまでは5名ずつを選出していたが、 . . . 本文を読む

映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』 ……太賀、吉田羊の迫真の演技に拍手……

2019年01月23日 | 映画
※文字が小さく感じられる方は、左サイドバーの「文字サイズ変更」の「大」をクリックしてお読み下さい。 本作『母さんがどんなに僕を嫌いでも』も、 昨年(2018年)11月16日に公開された作品である。 「私の好きな吉田羊が出演している」 という、只その一点で気になっていた作品であった。 佐賀では、約2ヶ月遅れの、今年(2019年)1月11日から公開され始めた。 で、先日、ようやく見ることができたのだ . . . 本文を読む

日ノ隈山 ……市街地に近い標高158mの低山で、美しい木々と展望を楽しむ……

2019年01月22日 | その他・佐賀県の山
1月20日(日) せっかくの休日であったが、 朝から雨が降っていた。 午前中は、佐賀市内で用事を済ませ、 午後からは、映画を見ようと思っていた。 だが、映画館へ行ってみると、 駐車場は満車で、映画館も人で溢れていた。 それですっかり嫌気がさし、 〈もう帰ろう!〉 と思ったのだが、 それを待っていたかのように晴れてきた。 車に山道具は積んでいたので、即、 〈山に登ろう!〉 と思った。 近くの山 . . . 本文を読む

映画『ハード・コア』……山田孝之、荒川良々の演技が秀逸な山下敦弘監督の傑作……

2019年01月21日 | 映画
もうそろそろ、 《第5回「一日の王」映画賞・日本映画(2018年公開作品)ベストテン》 を発表しなければならない時期なのだが、 昨年(2018年)公開された作品で、 まだ見ていない作品が数作残っている。 佐賀の映画館では数ヶ月遅れで上映されることがザラにあり、 第2回「一日の王」映画賞では、 2015年12月に公開された映画『ハッピーアワー』の佐賀での公開が、 2016年2月20日にまでずれ . . . 本文を読む

映画『生きてるだけで、愛。』…剥き出しの趣里が疾走する関根光才監督の傑作…

2019年01月20日 | 映画
以前、映画『愛しのアイリーン』のレビューを書いたとき、 次のような持論を述べた。 映画評論家のレビューを読む場合、 自分と同じような感性の持ち主の評論家と、 真逆の感性を持つ評論家の両方を用意しておくと良い。 そして、映画を見たいと思わせるのは、 大抵、自分とは真逆の感性を持つ評論家の方なのである。(笑) 『キネマ旬報』のレビューのコーナーに、Kという女性の映画評論家がいる。 このKは、たい . . . 本文を読む

作礼山・897ピーク ……静寂に包まれた冬の散歩道でブナやツチグリに出会う……

2019年01月16日 | 作礼山
新年(2019年)を迎え、 これまで、金立山、猪熊山、天山、鬼ノ鼻山と登ってきた。 今日は、今年になってまだ登っていない作礼山を歩くことにしよう。 登山口に、新しい道標ができていた。 “冬の散歩道”をゆっくり歩いて行く。 ここから左折し、東峰への直登ルートへ。 急坂を登って行く。 夜に粉雪が降ったのだろうか…… 作礼山版「根性の木」。 「東展望岩」に到着。 天山方面 . . . 本文を読む

映画『斬、』 ……池松壮亮と蒼井優の表現力に驚かされる塚本晋也監督作品……

2019年01月14日 | 映画
塚本晋也監督作品である。 以前、『野火』(2015年)という作品を見て、 レビューを書こうとしたのだが、 原作本を読み返したりしているうちに時間が経過し、 書く機会を逸してしまった。 『斬、』は昨年(2018年)の11月24日に公開された作品で、 私は佐賀のシアターシエマで12月12日に見たのだが、 これも、どういう風に書こうかと悩んでいるうちに、 早1ヶ月が経とうとしている。 このままだ . . . 本文を読む