SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

季節が僕たちを変える

2005-08-30 08:09:01 | 
秋だから?

いや、秋でなくとも


生きている


というのは

なんだか懐かしいものだね

人類の記憶かしら

初めてのことですら、懐かしいんだもの

デジャヴュ?

いやいや、

そんな興醒めなこと言わないで

僕たちは、少しずつ覚醒してゆく





黄金風景

2005-08-30 07:59:54 | 
多摩川の斜陽

二子玉川辺り

私の育ったトコよりはちょっと上流だけど、

この夕陽を、ずっと見てきた

だからこんなに目が大きいのかな・・・


(この画像は友人のsadakumiちゃんから拝借しました
 20日の花火大会のときのもの。今年は見れなかったな。)

惜別

2005-08-28 06:26:02 | 
向日葵をたくさん抱えた女の人を、見かけた

過ぎてゆく夏を惜しむかのようだった

その人は、かなしげな微笑みをたたえて立っていた


今年の夏は、いかがでしたか?

忘れられない夏に?


ア、秋

2005-08-28 06:22:09 | 太宰
「秋ハ夏ト同時ニヤッテクル」

「秋は、ずるい悪魔だ。夏のうちに、全部身支度ととのえて、
 
 せせら笑ってしゃがんでいる。」

                 「ア、秋」  太宰治



秋とは、仲良しなんだ

とにかく安心するの

よく一緒に散歩する

手をつないでね

するといつも気持ちいい風が吹くんだ

何度も別れて

何度も出会った

これからもずっと

新しい秋と出会い続ける









それは、必ず来る

2005-08-28 06:01:58 | 
どんなに愛していたって

どんなに大事に思っていたって

必ず、別れが来る

かなしいけれども


あなたを失った自分を想像できない

私は、どうなってしまうだろう

案外、平気な顔して生きていくのかもしれない

平気な顔して・・・

生きていかないといけないのかもしれない

なんだか、切ないものだね


「あなたの面影を胸に宿して」

なんてそんなことを思っただけで

胸がつぶれる思いでしたよ



愛するすべての人へ







花一輪  (再掲)

2005-08-28 00:33:01 | 太宰
さて、今日は、すてきなすてきな詩をご紹介したいと思います。
例によって、太宰さんです。


「花一輪」

サインを消せ
みんなみんなの合作だ
おまえのもの
私のもの
みんなが
心配して心配して
    やっと咲かせた花一輪
ひとりじめは
    ひどい
「どれどれ
 わしに貸してごらん」
やっぱり
ぢいさん
ひとりじめの机の上
いいんだよ
さきを歩く人は
白いひげの
    羊飼いのぢいさんに
きまっているのだ
みんなのもの
サインを消そう
みなさん
みなさん
おつかれさん
    犬馬の労
骨を折って
      やっと咲かせた花一輪
  やや
  お礼わすれた
  声をそろえて

  ありがとう、よ、ありがとう!
      (聞こえたかな?) 


すてきなすてきな詩に、説明は蛇足ですね。
詩は、人間が生むものなんだけれども、生まれてしまったら、もうその人の
ものではない、そんな気がするのです。

あたらしくうまれた、いのち。

たとえば、風の音、匂い、温度。
感じる人は、敏感に反応します。皮膚感覚?
感度の差は、どうしようもないもの、仕方ない。
わかるものは、わかる。
わからないものは、やっぱりわからない。
それでいい。
わからないのに、わかったような顔するのは、
なんだか、哀しくなりますね。

感じたものを、その感触を損なわず、言葉に移しかえる。
あなたの感覚は、この星をどんなふうにとらえるの?





隔離

2005-08-25 05:45:38 | 
夏の雨

昼間なのに真っ暗で、とめどなく降る雨が好き

誰もいない

ひとりの部屋で

しゃがんで外を見ている

雨の音を聴いてる

もっと降れ、もっと降れ

多摩川があふれたら、どうしよう

僕も流されちゃうな

どこまで流されちゃうのかな



もっと降れ、もっと降れ

もっと僕を閉じ込めて

ここを誰もいないところにして



ひとりあることの恍惚



この星の現在位置

2005-08-25 02:00:31 | 
いま、ここに立っているのは

飛ぶためではなくって

飛び降りる為かもしれない

(決してそれは死を意味しないが)

それでいいのか?

それでいいのか?

多くの人を哀しませる

結果になろうと

それでいいのか?

わからない

人を哀しませてまで、することなのか?

わからない

わかんないよ


そしてまたやってきた

2005-08-25 01:53:59 | 
意味のない言葉を繰り返すだろう

向こうの見えない花束のよう

甘いニヒリズムが笑うときにも

・・・・

・・・・・・・・

そのあとが、歌えない

歌えない

歌えないんだ



僕があなたに捧げる

言葉の花束は

思いの花束は

ひどく陰鬱な色かもしれない

それでもいいの?