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「晴行雨筆」の日々から生まれるもの

最終講義のご報告

2015-03-01 08:24:17 | 最終講義
最終講義のご報告
 ご案内していました最終講義を予定どおり3月7日におこないました。私の研究の紹介、生い立ち、私がなぜこの研究をすることになったかなどについて話しました。研究の各論のほか、動植物をよく観察するという研究スタイルの大切さや、研究というのはコツコツと粘り強く継続することが大切だということ、本を書くことの意味、私にとって論文を書くことなどについても話しました。


最終講義で冗談をいう

 講義の内容はこちらをごらんください。<最終講義
 また最終講義の感想などもご覧いただけます。
 最終講義とはどういうものになるかわからない部分がありましたが、私の「伝えたい」という思いと、聞き手の「聞こう」という気持ちが交流しあったようでした。200人を超える方が集まってくださり、会場は満員だったにもかかわらず静かでした。「静か」にもいろいろあるでしょうが、その場の空気は真空であるかと思えるほど静寂で、私のことばが一人一人の胸に入って行くという感覚を得ました。すばらしいものになったと思います。
 私は子供の頃から物事に熱中するとほかのことがわからなくなり、忘れ物をしたりして、周囲にご迷惑をかけることが多く、無事最終講義の日を迎えることができたのは、皆様のおかげと感謝しています。
 会場には、私が東北大学の学生のころに知り合った人、北海道、青森、静岡、大阪、香川、愛媛、宮崎などずいぶん遠くから来てくれた人もありました。
 その後、懇親会があり、これも広いホールにいっぱいの皆さんが集まってくださいました。そして、来賓の方々が心のこもったご挨拶をしてくださいました。とくに樋口広芳先生、三浦慎悟先生のことばは心に染みました。


思い出を紹介する伊藤健彦さん(鳥取大)の話を聴く聴衆。手前は高槻と孫

それから学生の皆さんから手作りのプレゼントをたくさんいただき、感激しました。


研究室の落合さんから花束をもらう


妻知子とともにお祝いの花束をもらう


絵の好きな卒業生から動物の絵を描いたプレートをもらう

 私は胸がいっぱいで、自分の気持ちを表す適切なことばがみつからず、お礼をこめて「ふるさと」の歌をギターを弾きながら歌いました。会場は大合唱となり、ホールに歌声が響きました。それは私にとって忘れがたい思い出になりました。
 本当にありがたく、うれしいものになりました。準備をしていただいた南正人先生と学生のみなさんに深く感謝します。


集合写真 1


集合写真 2

 私もこれで大学を「卒業」しますが、この最終講義と懇親会により、すばらしい門出になりました。参加された皆様、お一人お一人にはお礼を申し上げることはできませんが、衷心のお礼を申し上げます。また、今日まで私と生き物を調べる喜びを共有し、私を支えてくださいました多くの皆様、本当にありがとうございました。

最終講義に参加した人からのメッセージ
 会場に用紙が用意されており、メッセージをいただきましたので紹介します。人数が多すぎて記入用紙が足りなくなったのは残念でした。
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