隊長のブログ

中国上海に2003年12月から2008年1月まで駐在。趣味はヒップホップダンス、ジャズダンス、旅行、映画、スポーツ観戦。

映画 Film109 『いつまた、君と ~何日君再来~』

2017年07月31日 | 映画

隊長が、これまでに観た「映画」を紹介するシリーズの第109回は、『いつまた、君と ~何日君再来~』をお送りします。


この映画は、向井理の祖母・芦村朋子さんの自伝「いつまた、君と ~何日君再来~」をもとに制作された日本映画で、6月24日から全国で公開されています。


公開中の日本映画を観覧したのは、今年3月の『チア☆ダン』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e31e03e457a76218920d0b3bda59fbb3 以来です。


主演は、向井理と尾野真千子。他の出演者は、岸本加世子、駿河太郎、イッセー尾形、成田偉心、野際陽子、など。


『いつまた、君と ~何日君再来~』は、6月13日に81歳で亡くなられた野際陽子さんの遺作でもあります。


監督は、深川栄洋。脚本は、山本むつみ。


物語の始まりは、昭和15(1941)年の喫茶店。デートをしている吾郎(向井理)と朋子(尾野真千子)。店には、「何日君再来(Hérì jūn zàilái)」のレコードが流れています。


プロポーズを受け入れた朋子は、吾郎の任地 中国南京について行き、敗戦。


上海から日本へ引き揚げて来た朋子たち夫婦は、日本各地を移り住み、そして貧しくも明るく暮らす日々を送っていましたが。。。


この映画を観たいと思ったのは、「何日君再来」の曲がテーマになっているからです。


一番最初は、隊長が好きな歌手「テレサ・テン」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8e93d5fd98bcd81822dc14020b19cc21 が、この曲を歌っているのを聴いてからです。


それから、この曲や「夜来香」を歌った「李香蘭(山口淑子)」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c480053b386de9398f64f43167273f0d に興味を持ちました。


映画公開直後は、イタリア旅行⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/38cc1df92a227c1d00f3da7e67fe081e の準備等で多忙で行けませんでした。


帰国後に調べたところ、都内の主要館で上映しているのが「TOHO CINEMAS 新宿」だけでした。


上映最終日の7月20日に行ったのですが、新宿歌舞伎町の同館の前には、映画「トランスフォーマー」の巨大な“オプティマス・プライム”が置かれていました。


3階から見下ろすと、舞台などのセッティング作業が慌ただしく行われていました。係員に聞くと、同日夕方の「トランスフォーマー/最後の騎士王」ジャパンプレミアの準備だそうです。


さて、肝心の『いつまた、君と ~何日君再来~』ですが、オープングの二人のデートシーンから、当時の時代背景が丁寧に描かれていて、良かったです。


冷房など無かった当時、扇子で仰ぎながら食べていたアイスクリーム。今では、殆ど見かけなくなった器にウエハースが添えられています。


レコードから流れる「何日君再来」の曲も当時の音源、そのままを使用しているのでしょうね。


貧しくて何もなくても、未来に希望を持ち、必死になって生きてきた多くの名も無き日本人たちの一家族を丹念に描いています。


もっと泣けるかと思ったら、意外と泣けませんでした。これも、“お涙頂戴”的なドラマチックな演出ではなく、淡々と物語を展開しているからで、好感を持ちました。


チラシには載っていないキャストの中で、強く印象に残ったのが、片桐はいりさんです。


上海から引き揚げ船内で、片桐はいり演じる女が、朋子の次男・暸を突然抱きしめ、「マサオ」と叫びます。


暸を中国に息子を置き去りにしてきた自分の息子と信じ込んでいるのです。その虚ろな表情が、残留日本人孤児の問題を改めて問いかけているかの様に映りました。


エンディングに流れる、高畑充希が歌う「何日君再来」も良かったです。

 

 


===「映画」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f

Film1~95  省略

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