忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

メールより英語よりまず日本語

2017-02-22 | 共に

 【 地 軸 】 2017/2/18 地方紙1面下段コラムより

[ エアメールと言えば国際便、ではなく航空便。1911年のきょう、インドで初めて飛行機で郵便物が運ばれた。8㌔先の駅まで、6千通が空を飛んだとか。
 ▲100年たって、「空飛ぶ手紙」は圧倒的に電子メールの時代になった。世界の1日のメール総数は2千億~3千億通とも。飛び交う情報の膨大さに、息をのんで空を見上げる。
 ▲「国語の授業で、中学2年生に電子メールの書き方を教えよ」ー文部科学省が、次期学習要領の改正案で示した。確かにメールの「正確な理解」と「適切な表現」を磨くことは、新時代の必須の学力かも。
 ▲短文読解は長分よりも難しい。メールなどは感情が見えにくく、誤解や思い込みも生じやすい。ただ「電子表現」に疎く、舌禍を引き起こしているのはむしろ大人。無理して指導するより、自身の読解力を高めることこそ大切。
 ▲だが、大人の表現力たるや赤点もの。うそや悪口をツイッターで2千万人に発信する米大統領、「共謀罪」の必要性を問われ「判例にある」「なかった」「判例的な考えだ」とぐだぐだな日本の法相…。当の文科省も天下りのあっせんは「人助け」と言い張る。「正確な理解」を求めるのは、ちょっとずうずうしい。
 ▲メールより英語よりまず日本語。「わたしたちはスマホと大人になっていく、たぶん初めての人類だ」。そんな通信会社CМのように、大人を反面教師に、軽々と飛び越えていく力を子どもたちに。]

 ( 忘却への扉 ) うそや悪口をツィッターで発信する米大統領は、公の場でも暴言を吐き続ける。だが、報道陣が質問を浴びせ、真実を報道し続けているのが日本との違い。
 トランプ米大統領の新聞社批判に対し、抵抗を止めないテレビ画面を知人と見ていて、安倍晋三政権の圧力に負け追及をひかえ過ぎの日本メディアは恥ずかしくないのかと思う。
 暴走安倍政権を支える閣僚(官僚)たちも、国民向けに日本語を曖昧にし誤魔化すことで、組織が何とか成り立っているのはご存知の上。政権側にとっては、読解力が向上しては困るのだ。

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