忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

何これときになり

2010-05-17 | 共に
 山々山を両側に見ながら走る。道路側には人家や畑もあるが、川の向こう側は急斜面の桧か杉かの山林だ。雑木混じりの放任林ではなく、珍しくきれいに手入れされている。
 「あれ、なに、どうして」 その川に近い山林で高く成長している木のてっぺん辺りが数m、枝も皮も無くなり白っぽく丸裸状態で箸の先のようにも見える。それもばらばらであちこちにある。
 並んだ短い間隔なのに場所により被害の無い山林もあり、少い山林と多数の山林とがある。風の被害ではないはずだが、雪だろうかと気になってしかたがない。どちらにしても最近のできごとには違いない。
 外は小雨が降っている。あっ郵便局、ちょっと行ってくると駐車場に車が入った。私も外に出てあの木の原因を知りたいと誰かを探す。近くで工事中の人たちに聞くわけにもいかない。ガードマンに「雨でたいへんやな」と声かけながら他の人を待つ。
 道路の反対側に老人を見つけた。離れているが急いで横断歩道を渡り、頭を下げ尋ねてみた。さすがに地元の人で詳しく教えてもらった。今年3月に降った雪の被害だとのこと。
 暖かい時季に降る雪は低地になるほど湿った重い雪で、それが枝に積もりあの被害となった。伐採し山から出すにも経費ばかりで放ってある現実とは‥‥。マイ箸でエコをさみしく思うこの国。