昨日は最低気温が28度、最高気温は36度の猛暑日だった。
その中で9時から16時までシルバー人材の剪定作業をした。
わたしはこんな猛暑の中でも本当に仕事をするだろうかと中止になることを願っていたが、班長の立場になると、さすがに責任感が強く、予定の仕事はこなして行かなければならないという気持ちが優先するようで、安易に「中止」と云う訳にはいかないようだった。
わたしも中止を願いつつ、作業は予定通り行われるだろうとは思っていたので、クーラーボックスに、アイスノン、冷たい飲み物、水にぬらしたタオル、着替え用の服、団扇などを用意した。
わたしは他の剪定班のメンバーよりも熱中症にかかりやすいことは経験的にわかっていたので、何とか乗りきるにはこれぐらいの準備は必要だった。
この日は個人のお宅ではなく、忠魂碑のある公園のような所だったので、遠慮なく上半身裸になることが出来、その点も大いに助かった。他の人は汗に濡れた作業服のままで休憩しているが、私がそれと同じことをしていると、身体が火照ったままで息苦しいのだが、日陰で上半身裸でいれば、ずいぶん楽なのである。
また、アイスノンで冷やした濡れタオルで顔や体を拭くととても気持ちがよく、これで火照った体が冷やされてかなり楽になる。そして団扇でパタパタ仰ぐ。
通常は1日仕事の場合、休憩は午前、午後各1回だが、この日はさすがに午前、午後20分程度の休憩を2回取ってくれたので、大いに助かった。
しかし、メンバー6人のうち、1人は10時ころスズメバチに指をさされて救急車で運ばれ、また去年から剪定班に入ったいちばん若い人(65)が午前中でダウンし、昼からの作業は棄権という、なかなか過酷の作業だった。
わがシルバーの剪定作業は、7,8月は休みで、9月がシーズン初めである。そしてこの日が私の2回目の作業日でまだ身体も作業に慣れておらず、猛暑の予想でもあったので、迷惑を懸けることにならないかと心配したが、前日に、少しでも暑さに慣れていこうと、炎天下の中を1時間以上歩いたりの準備もした。そして、何とか最後までやり通せて、ほっとしたのだった。
大げさかもしれないが、こんな猛暑の中の1日仕事は、私にとっては記念すべき1日だった気がするのである。