カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ バージーラーオ・マスターニ ~

2016年01月12日 22時51分59秒 | 映画 / MOVIE
実在した歴史的人物を題材にした映画である。
観るつもりはなかったのだが、突然、学校が休みになったため観た。
観るつもりがなかった理由としては、
歴史物だとヒンディー語が難しいので理解できないだろうと言うのが最大の理由。

 主人公は1720年に歳でマラーター王国のペーシュワー(宰相)に任命された、
バージーラーオ1世とその第二夫人マスターニである。

バージーラーオ1世(1700~1740年)は、
1720~1740年に渡り宰相を務めたが、
最期はデリーを攻めようと出征し途中のインドール近郊で熱中症で死んでいる。
その死に絡めて異教徒である第二夫人との愛を描いているのだが、
本当にそうだったのかなぁと思ったが、
全体的な衣装の豪華さや画像の綺麗さ、踊りは観るべき物があったと思う。

 <ストーリー> 

 バージーラーオ

映画はバージーラーオ(ランヴィール・シン)が宰相に任命されるシーンから始まる。
そして「インド全土を配下にする」ためバージーラーオは軍を率いて出征する。

ある時、バージーラーオの出征先にブンデルカンド王国の王の娘マスターニ
(ディーピカー・パードゥコーン)が訪ねてくる。
マスターニはムガル帝国の軍に城が包囲されてしまったため、
バージーラーオに助けを求めに来たのだった。

 マスターニ

バージーラーオは助太刀してムガル帝国軍を打ち破る。
それが縁でマラーター王国とブンデルカンド王国は同盟を結び、
マスターニはバージーラーオの嫁になった。

 カーシーバーイー

 バージーラーオにはカーシーバーイー(プリヤンカー・チョープラー)と言う正妻がいた。
バージーラーオの母ラーダーバーイー(タンヴィー・アーズミー)と
弟のチムナージー・アッパー(ヴァイラヴ・タドヴァンディー)は、
マスターニがムスリムであった事が気に食わなかったようで、
あれやこれや意地悪をする。

カーシーバーイーとマスターニーは同時期(1734年)に男子を産むが、
カーシーバーイーの方は1720年生まれの長男バーラージおり、
次男はラグナートと名付けられる。
マスターニの長男はクリシュナ・ラーオと名付けられるが、
ムスリムの息子のためシャムシェール・バハードゥルと改名させられる。

そんな中、別に暮らしていた長男バーラージ(映画ではナーナー・サーヘブ)が、
城に帰ってきて母親がマスターニのせいで苦しんでいる事を知り、
バージーラーオの出征中にマスターニと息子を監禁してしまう。

バージーラーオは出征先でマスターニが囚われの身となった事を聞いて、
解放するようにと言う手紙を送るのだが、弟が妨害する。
バージーラーオはそのまま発狂し死んでしてしまうのだが、
囚われたマスターニもそれを感じ取ったように同時に死んでしまう。

・・・・と言うストーリーなのだが・・・
三角関係と言うのはどうだろうか
あの時代、権力者たるもの妻が複数いることは当然であろうし、
正妻が第二夫人に嫉妬すると言うのも不自然な気がする。

カーシーバーイーの心中は、激しく嫉妬していると言うわけではなく、
面白く思っていない程度にしか感じられなかった。
カーシーバーイーよりもバージーラーオの母親と弟の方が何十倍も憎しみがこもっていた。

バージーラーオの母親や弟は嫉妬と言うより、
単にイスラム教徒である事が気に入らなかったように思われたが、
世継ぎ争いで正妻の家族が第二夫人の子供を殺そうとする事も考えられるが、
年の離れた長男もいるのだし、ちょっと不自然な気がした。

結局マスターニは死んでしまうのだが、
劇中では息子のシャムシェールがどうなったのか解らない。
歴史上では生きており、その後の戦いで戦死している。

 プリヤンカは「DON2」「メアリー・コム」で鍛え上げられた肉体を見せてくれたのだが、
ここでは別人のようなインド人体型になっており驚いた。
まぁ役柄とは合っているのだが。

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コメント
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