日本の調査捕鯨は完全に合法的であり日本の国益に合致するものである。
捕鯨は日本の食文化や古典芸能を支えてきた。
鯨肉は将来の食糧資源として貴重だ。
増えすぎた鯨は漁業資源にとって有害であり、適度の駆除が必要である。
捕鯨に反対する外国人は自分達が牛やブタを殺すという残酷な所行に及びながら、捕鯨が残酷だというのは矛盾している。偽善である。
どれも正しい指摘だ。
これらの明らかに正しい主張を認めつつ、私はなお日本の調査捕鯨に疑問を持っている。
問題は「正しいかどうか」ではない。
日本にとって「得か損か」という視点で考えるべきではないだろうか。
米環境保護団体「シーシェパード」の男性活動家2人が日本の捕鯨船に乗り込むなどの蛮行に及んだ。許し難い行為である。
しかし、彼らの蛮行の背後に、捕鯨に対するキリスト教徒(つまり大部分の先進国の白人)の根強い反感があることを忘れてはならない。
なぜキリスト教徒が捕鯨に強い反感を持つのか、その理由というか背景を私は知らない。ただ不当なものだと思うだけである。
キリスト教徒の反捕鯨は理屈ではなく、宗教的な感情なのかもしれない。それはともかく、事実として日本の調査捕鯨は先進国の人々の強い反感を呼び起こし、日本人への悪感情を生んでいいる。
彼らの反捕鯨感情が反日感情に転化するとすれば、それは明らかに日本の国益を損なう。
つまり、捕鯨により日本の国益は守られるが、一方で失われる国益があるということだ。
これが現実であり、正しいかどうか、不当かどうか、そういう問題ではない。得か損か、なのだ。
損得を天秤にかける必要があるのではないか。
私は、将来必ず日中対決があるだろうと考えている。戦争になるかも知れないが、戦わずして中国の植民地にされるかもしれない。
なぜそんなことを言うのか。
中国は、いずれ必ず13億人を自国内で養えなくなる時が来る。環境破壊や水不足などにより人の住めない土地が次第に増えつつあるようだし、一方で、人々の生活水準が上がるにつれて欲望はさらにふくらむ。地球上の資源、食糧、耐環境負荷は有限だから、欲望を満たしきれなくなり、不満が爆発寸前までふくらむだろう。
その時、中国は外に打って出るしか民衆の不満をそらす手段がなくなる。
強力な軍事力は構築済みだ。最初に狙うのは台湾だろう。すでに十分な口実を作り上げたから、いつでも料理できるわけだ。
その次は、間違いなく日本だ。尖閣諸島や沖縄の領有権を主張することで侵略の口実を作ることができる。
中国は日本の国際的評価を傷つけることに大きな成果を収めた。
常任理事国入りへの反対、靖国問題・慰安婦・南京虐殺を声高に非難すること、などによってだ。これらの動きは日本侵略のための準備だと解釈できる。日本の外堀はすでにかなり埋められてしまった。
この次は世界中に散らばった中国人を使って、尖閣諸島や沖縄の領有権を主張する大キャンペーンを開始するだろう、と私は予想している。歴史資料などいくらでもあるだろうし、捏造することだってできる。
国際社会が中国の主張を認めれば、日本は中国固有の領土を不法占拠した侵略者とみなされることになる。あとは日本国内の親中勢力と呼応すれば、侵略者である日本をこらしめるための日本全土の占領を正当化するのは容易だ。核で威嚇されれば、局地戦すら戦わずに日本は降伏せざるを得なくなる。米国は中国からの核攻撃を覚悟してでも日本を守る、などと甘い期待をしてはいけない。
中国による占領の後に待っているのは奴隷の幸福か、それとも民族の消滅か、私には予測できない。予測したくもない。
このような悲観的な将来が日本を待ち受けているという前提で捕鯨問題を考えてみるべきだろう。
今回の捕鯨騒ぎで、中国の戦略家はにんまりとほくそ笑んでいるに違いない。日本が自ら進んで墓穴を掘っているわけだから。
中国の脅威に直面したとき、先進国の支持が日本にとって死活的に重要であることを考慮すれば、捕鯨により失われる国益の方がはるかに大きいのではないか。
私はそのような心配をしている。
(註)
私は捕鯨から完全に撤退せよと主張しているわけではない。殺された親クジラと子クジラが並んで捕鯨船に引き揚げられる写真が欧米主要メディアに掲載された。日本がさらし者になっているのだ。こういうことが起きないよう慎重に行動せよ、と主張しているにすぎない。
調査捕鯨を実行するにしても規模を縮小するとか、他の捕鯨国と共同で実施するとか、反対が特に強いザトウクジラの捕獲を見合わせるとか、反発を和らげる配慮をしていれば今回のようなひどい状況には陥らなかっただろう。日本政府はオーストラリア政府の強硬な反対に直面してザトウクジラの捕獲中止を決断したが、時すでに遅しであった。
捕鯨は日本の食文化や古典芸能を支えてきた。
鯨肉は将来の食糧資源として貴重だ。
増えすぎた鯨は漁業資源にとって有害であり、適度の駆除が必要である。
捕鯨に反対する外国人は自分達が牛やブタを殺すという残酷な所行に及びながら、捕鯨が残酷だというのは矛盾している。偽善である。
どれも正しい指摘だ。
これらの明らかに正しい主張を認めつつ、私はなお日本の調査捕鯨に疑問を持っている。
問題は「正しいかどうか」ではない。
日本にとって「得か損か」という視点で考えるべきではないだろうか。
米環境保護団体「シーシェパード」の男性活動家2人が日本の捕鯨船に乗り込むなどの蛮行に及んだ。許し難い行為である。
しかし、彼らの蛮行の背後に、捕鯨に対するキリスト教徒(つまり大部分の先進国の白人)の根強い反感があることを忘れてはならない。
なぜキリスト教徒が捕鯨に強い反感を持つのか、その理由というか背景を私は知らない。ただ不当なものだと思うだけである。
キリスト教徒の反捕鯨は理屈ではなく、宗教的な感情なのかもしれない。それはともかく、事実として日本の調査捕鯨は先進国の人々の強い反感を呼び起こし、日本人への悪感情を生んでいいる。
彼らの反捕鯨感情が反日感情に転化するとすれば、それは明らかに日本の国益を損なう。
つまり、捕鯨により日本の国益は守られるが、一方で失われる国益があるということだ。
これが現実であり、正しいかどうか、不当かどうか、そういう問題ではない。得か損か、なのだ。
損得を天秤にかける必要があるのではないか。
私は、将来必ず日中対決があるだろうと考えている。戦争になるかも知れないが、戦わずして中国の植民地にされるかもしれない。
なぜそんなことを言うのか。
中国は、いずれ必ず13億人を自国内で養えなくなる時が来る。環境破壊や水不足などにより人の住めない土地が次第に増えつつあるようだし、一方で、人々の生活水準が上がるにつれて欲望はさらにふくらむ。地球上の資源、食糧、耐環境負荷は有限だから、欲望を満たしきれなくなり、不満が爆発寸前までふくらむだろう。
その時、中国は外に打って出るしか民衆の不満をそらす手段がなくなる。
強力な軍事力は構築済みだ。最初に狙うのは台湾だろう。すでに十分な口実を作り上げたから、いつでも料理できるわけだ。
その次は、間違いなく日本だ。尖閣諸島や沖縄の領有権を主張することで侵略の口実を作ることができる。
中国は日本の国際的評価を傷つけることに大きな成果を収めた。
常任理事国入りへの反対、靖国問題・慰安婦・南京虐殺を声高に非難すること、などによってだ。これらの動きは日本侵略のための準備だと解釈できる。日本の外堀はすでにかなり埋められてしまった。
この次は世界中に散らばった中国人を使って、尖閣諸島や沖縄の領有権を主張する大キャンペーンを開始するだろう、と私は予想している。歴史資料などいくらでもあるだろうし、捏造することだってできる。
国際社会が中国の主張を認めれば、日本は中国固有の領土を不法占拠した侵略者とみなされることになる。あとは日本国内の親中勢力と呼応すれば、侵略者である日本をこらしめるための日本全土の占領を正当化するのは容易だ。核で威嚇されれば、局地戦すら戦わずに日本は降伏せざるを得なくなる。米国は中国からの核攻撃を覚悟してでも日本を守る、などと甘い期待をしてはいけない。
中国による占領の後に待っているのは奴隷の幸福か、それとも民族の消滅か、私には予測できない。予測したくもない。
このような悲観的な将来が日本を待ち受けているという前提で捕鯨問題を考えてみるべきだろう。
今回の捕鯨騒ぎで、中国の戦略家はにんまりとほくそ笑んでいるに違いない。日本が自ら進んで墓穴を掘っているわけだから。
中国の脅威に直面したとき、先進国の支持が日本にとって死活的に重要であることを考慮すれば、捕鯨により失われる国益の方がはるかに大きいのではないか。
私はそのような心配をしている。
(註)
私は捕鯨から完全に撤退せよと主張しているわけではない。殺された親クジラと子クジラが並んで捕鯨船に引き揚げられる写真が欧米主要メディアに掲載された。日本がさらし者になっているのだ。こういうことが起きないよう慎重に行動せよ、と主張しているにすぎない。
調査捕鯨を実行するにしても規模を縮小するとか、他の捕鯨国と共同で実施するとか、反対が特に強いザトウクジラの捕獲を見合わせるとか、反発を和らげる配慮をしていれば今回のようなひどい状況には陥らなかっただろう。日本政府はオーストラリア政府の強硬な反対に直面してザトウクジラの捕獲中止を決断したが、時すでに遅しであった。
捕鯨問題の根底にあるのは人種差別です。
国益を問うなら捕鯨問題を妥協して守られる国益よりも失う国益のほうがはるかに多い。
あなたのように相手を刺激しないことが国益につながるなんてことを考えている人がいるから、日本は溶解している。
現実を直視すべきだ
現実に東京の人口の100人に1人は中国人です。
日本も、一定の資産がある外国人にのみ移住を認めるという、どこでもやっていることを実行すればと思いますが、仕事を求めて来る人をいれ、失業保険を振舞い続けるアホさです。
中国人による地球への負荷は必ず戦争につながるでしょう。
劣勢の状態から数十年かかってほぼ互角の状態までこぎ着けたのに、いまさら捕鯨国のリーダー格である日本が引き下がるのは国益の大きな損失だ。
ノルウェー、アイスランド、デンマーク、ロシア、カリブの国々、アフリカ、アジア諸国などなど、日本の主張に共鳴して捕鯨賛成にまわった国々を裏切ることになり、世界中から失笑されるだろう。
何が何でも捕鯨をやりたいなら、捕鯨賛成国と共同で調査をするとか、強硬な反発を呼び起こすことが事前にわかっていたザトウクジラの捕獲を見送るとか、捕獲予定頭数を抑制するなど、摩擦を軽減するための配慮をすべきだったのではないでしょうか。
日本人の戦略的思考力の貧困や視野の狭さなどが仇となり、今回の捕鯨摩擦を生み出したということだと考えます。
北京オリンピックの標語「1つの世界、1つの夢」"One world, one dream" 。ここには恐ろしい意味が込められていると見るのはうがちすぎでしょうか。
米国における中国のスパイ活動は、かってのソ連によるスパイ活動を彷彿とさせます。人権問題による中国たたき、中国製品へのボイコットの機運など、中国vs世界の構図が姿を現しつつあるように思えます。
それでも譲れない部分というものは、あなたの仰る人間関係とやらでもあるんじゃありませんか?
それからザトウクジラは今現在捕獲していないはずです。
http://www.whaling.jp/qa.html#02_02
Q. クジラは絶滅に瀕しているのでは。世界中にどのくらい生息しているのでしょう?
によれば、ザトウクジラは88年、92-93年に捕獲しているきりですね。
ちなみにこのQ&Aの票ははIWCのホームページからの表だそうです。
あの~、きちんと調べてから書いてますか?
せめてここのQ&Aくらい読みましょうよ。
それから国際関係を人間関係にたとえるのはやめたほうがいいですよ。
人間関係には真の友情は存在しますが国際関係にはそんなものは一切ありません。
当然です。国は個人の集合体であり、トップは常に国民の利益を考えなければなりません。
対人間のような感情に流されては食われてしまうのが国際社会というものです。
今回の調査捕鯨船団はザトウクジラ50頭の捕獲を計画していました。強い反発が予想されていたにもかかわらず。そして、実際に(予想以上の?)強い反発があり、政府はザトウクジラの捕獲見送りを決定しました。譲歩すると「世界中から失笑される」という人がいますが、すでに政府は譲歩したのです。失笑されたかどうか知りませんが、正しい決定だったと思います。というより、最初から計画すべきではなかったのです。
>人間関係には真の友情は存在しますが国際関係にはそんなものは一切ありません。
そんなことはないでしょう。国民感情は外交政策に強く影響します。もちろん、冷徹な国益追求が国民感情と一致しない場合もあるでしょうが、友好関係を維持して損をすることはありません。
この資源の無い国をですか??
まだ北朝鮮のほうが可能性ありますよ
レアメタルが眠っている鉱山がありますからね
と言う事で、妄想以外の何者でもないですね
ちなみに、キリスト教には食べ物に関する「禁忌」はありません
お勉強してくださいね
日本の文化を守らずに、中国の言いなりになれって
馬鹿げた妄想です
鯨食いという文化を捨ててしまう方が
主体性の無い国、自国文化に敬意を払わない軽い国だと却って軽蔑されるけどね。
損得だけの一時しのぎは安易にやるべきじゃない。
はっきり言って捕鯨を続けても”世界”を敵に回すことにはなりません。事実日本は長年捕鯨を続けてきたのですよ。何か制裁を受けましたか?確かに20数年前は激しい反捕鯨運動があったようです。福田パパ首相は訪米中に反捕鯨デモの洗礼を受けたそうです。福田息子首相が同じ目に逢うでしょうか?小泉首相は欧米訪問で襲われましたか?そうです、何もないです。アメリカをはじめ反捕鯨運動は明らかに下火です。大騒ぎしている政府はオージーとNZぐらいです。マスコミというのは日本でもそうですが一部勢力にのっとられて大騒ぎすることがあります。捕鯨で日本が嫌いになったとか言う外人は元々日本が嫌いな人ですよ。それに日本製品ボイコットなどまったく何の影響もないことは過去が証明しています。
中国との戦争があるのかないのか私には分かりませんが、捕鯨問題で日本が孤立することはありえません。ノルウェーが孤立しないのと同じです。日本人に多いのが、びくびくしすぎて気を回しすぎる人です。堂々と商業捕鯨を再開してしまえばオーストラリアは何もできません、口で抗議する以外は。オーストラリアに嫌われたら困るなんて下請企業みたいな発想はやめましょう。オーストラリアだって日本人に嫌われたら困るでしょう?お互い様だということです。