パリのストリート・アート。
例えば、モンマルトル Montmartre の丘の周辺。
19世紀の末には芸術家たちが集まったコミューン、今は賑やかな観光地です。
↓9月8日の記事のリンクを貼りました。見てください。
パリ、その4、観光地、モンマルトルはパリを歩いた気分を満喫できるアートとキッチュの混成地!
似顔絵かきや、自分の作品を屋外で展示して売るアーティストでにぎわう観光名所、テルトル広場 Place du Tertre に面した、高級画廊、その裏口の写真です。
外壁の落書きを放置している鷹揚さ。
現代美術の展示をしている、個人経営の画廊です。
アクリルで型どりした、しわくちゃの実物大ジーンズのオブジェや、つぶした空き缶でモザイク表現したマイケル・ジャクソンの肖像画など、テアトル広場の観光客向け俗物アートに抵抗するかのようなオリジナルなコンセプトの展示でした。
ストリート・アートに通じるセンスがありました。
外壁の落書きにも理解がある?
画廊のすぐ前、下の道路に続く急な坂。
横の壁が、上手いの下手なの混在の、寄せ書きふう落書き発表会の場になっています。
特に注目したのが、石膏で型どりしたデスマスク風、「立体顔面オブジェの集合」
地下鉄の、ラマルク・コーランクール駅 Le Métro Lamarck-Caulaincourt。
モンマルトルの坂の下にあります。・・・・みえますか?
入り口上にくっついていたデスマスク風、「立体顔面オブジェの単体」
同じアーティストによる作品と思われます。
芸術家のコミューンの伝統を誇る、モンマルトル界隈の観光化というか、俗物化(・・・それはそれで、観光客として楽しめるのですが)に対する無名の若いアーティストたちによる、無言の抵抗…と、ロマンチックに解釈することもできるかもしれません。
少なくとも、茶化し半分、注目を集めたい気分も少しあると思うんです。ゲリラ的に自然発生した彼らの「制作発表」テルトル広場で売られている、パリの名所風景や、お花やネコなど観光客のお土産用の絵よりもずうっと興味深く、見ごたえがありました。
でも、観光地なのに、いいんでしょうか、落書き・・・?
とにかく、とてもたくさん見かけました。なかなか茶目っ気のある、センスのいい落書きが多かったんです。
ほんの一例・・・です。
ハンガーが壁の外にかかっているのは・・・?
映画「アメリ」に登場する、コリニョン食料品店の店頭シーンの撮影に使われた店、Au Marché de la Butte の向かいに見かけた謎の生物の絵。
遠くて見にくいですね。
ほかにも、モンマルトル界隈には、人体に動物の顔、爬虫類に犬の顔を付けた謎の生物の想像力あふれる落書きが多数見られました。
モンマルトル周辺の衝動的な落書きと違って、組織的に、手間をかけて制作された、一連の 小さなモザイク作品も見かけました。
セーヌ川の中州、シテ島 Île de la Cité で見かけた、古い通り名を挟むこの上のペアはいったい何でしょう?
パリじゅう、いたるところに数限りなく刻印された、現代社会のアイコン的イメージ。
シテ島をまたぐ、パリでいちばん古い橋、ポン・ヌフ Pont Neuf。
セーヌ河岸一帯は世界遺産指定地域です。ポン・ヌフも対象物件。
いいのか・・・?
これは、ピクセルが細かいですね。
私たちが滞在した、夫の妹のアパルトマンのすぐそば、中庭に噴水のある豪華なホテルの外壁に取り付けられていました。
ほかと違って、あまり高くない位置にあったので よく見たら、どうやらセメントで陶器のタイルが張り付けてあるようです。
ほんとうに、いいのか・・・?
建物の持ち主や、観光局(文化遺産保存協会?)に断ってとりつけられたとは思えないのですが・・・
ほかにもものすごく、たくさんありましたよ。
パリは、すべてが文化遺産のような街並みです。
マンチェスターのような、プロのアーティストに町が依頼して描かせた、落書き風、ミューラル(壁画)のような大作は見かけませんでした。
パリにはそういえば、マンチェスターではおなじみの、取り壊された古い建物の隣のむき出しのレンガ壁、閉店して久しい、空き店舗のとじられたままのシャッターが並ぶ景気の悪い通り、などというものがないからかもしれません。
パリ市内と空港を結ぶ在来線の線路沿いのレンガ壁には途切れることなく、独自の書体の「タギング」が見られました。
世界中どこの都市でも見られる、主張や名前などをスプレーで殴り書きした、若者たちのうっ憤のはけ口、景観破壊行為です。
昔(私が高校生だった頃です!今でもありますか)、暴走族が「XX参上!」と書き残していった、日本のナワバリ主張行為に通じるかもしれません。
ストリートアートは、明らかにそれとは一線を画しています。
ストリート・アートではありませんが、モンマルトルのアート小物?屋のショーウィンドウで見かけた、石膏の、エジプシャン・キャットのおきもの。
このポーズは、何?
この店は、観光地のただなかにあって、夏季休暇閉店していました!
フランスの、高圧電流に注意を呼び掛ける警告標識。
イギリスのに負けず劣らず、怖い!わかりやすい!
服を着ているところにも 注目です。
比較用:イギリスの標準版、高圧電流警告表示。
もう死んじゃってますね。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
例えば、モンマルトル Montmartre の丘の周辺。
19世紀の末には芸術家たちが集まったコミューン、今は賑やかな観光地です。
↓9月8日の記事のリンクを貼りました。見てください。
パリ、その4、観光地、モンマルトルはパリを歩いた気分を満喫できるアートとキッチュの混成地!
似顔絵かきや、自分の作品を屋外で展示して売るアーティストでにぎわう観光名所、テルトル広場 Place du Tertre に面した、高級画廊、その裏口の写真です。
外壁の落書きを放置している鷹揚さ。
現代美術の展示をしている、個人経営の画廊です。
アクリルで型どりした、しわくちゃの実物大ジーンズのオブジェや、つぶした空き缶でモザイク表現したマイケル・ジャクソンの肖像画など、テアトル広場の観光客向け俗物アートに抵抗するかのようなオリジナルなコンセプトの展示でした。
ストリート・アートに通じるセンスがありました。
外壁の落書きにも理解がある?
画廊のすぐ前、下の道路に続く急な坂。
横の壁が、上手いの下手なの混在の、寄せ書きふう落書き発表会の場になっています。
特に注目したのが、石膏で型どりしたデスマスク風、「立体顔面オブジェの集合」
地下鉄の、ラマルク・コーランクール駅 Le Métro Lamarck-Caulaincourt。
モンマルトルの坂の下にあります。・・・・みえますか?
入り口上にくっついていたデスマスク風、「立体顔面オブジェの単体」
同じアーティストによる作品と思われます。
芸術家のコミューンの伝統を誇る、モンマルトル界隈の観光化というか、俗物化(・・・それはそれで、観光客として楽しめるのですが)に対する無名の若いアーティストたちによる、無言の抵抗…と、ロマンチックに解釈することもできるかもしれません。
少なくとも、茶化し半分、注目を集めたい気分も少しあると思うんです。ゲリラ的に自然発生した彼らの「制作発表」テルトル広場で売られている、パリの名所風景や、お花やネコなど観光客のお土産用の絵よりもずうっと興味深く、見ごたえがありました。
でも、観光地なのに、いいんでしょうか、落書き・・・?
とにかく、とてもたくさん見かけました。なかなか茶目っ気のある、センスのいい落書きが多かったんです。
ほんの一例・・・です。
ハンガーが壁の外にかかっているのは・・・?
映画「アメリ」に登場する、コリニョン食料品店の店頭シーンの撮影に使われた店、Au Marché de la Butte の向かいに見かけた謎の生物の絵。
遠くて見にくいですね。
ほかにも、モンマルトル界隈には、人体に動物の顔、爬虫類に犬の顔を付けた謎の生物の想像力あふれる落書きが多数見られました。
モンマルトル周辺の衝動的な落書きと違って、組織的に、手間をかけて制作された、一連の 小さなモザイク作品も見かけました。
セーヌ川の中州、シテ島 Île de la Cité で見かけた、古い通り名を挟むこの上のペアはいったい何でしょう?
パリじゅう、いたるところに数限りなく刻印された、現代社会のアイコン的イメージ。
シテ島をまたぐ、パリでいちばん古い橋、ポン・ヌフ Pont Neuf。
セーヌ河岸一帯は世界遺産指定地域です。ポン・ヌフも対象物件。
いいのか・・・?
これは、ピクセルが細かいですね。
私たちが滞在した、夫の妹のアパルトマンのすぐそば、中庭に噴水のある豪華なホテルの外壁に取り付けられていました。
ほかと違って、あまり高くない位置にあったので よく見たら、どうやらセメントで陶器のタイルが張り付けてあるようです。
ほんとうに、いいのか・・・?
建物の持ち主や、観光局(文化遺産保存協会?)に断ってとりつけられたとは思えないのですが・・・
ほかにもものすごく、たくさんありましたよ。
パリは、すべてが文化遺産のような街並みです。
マンチェスターのような、プロのアーティストに町が依頼して描かせた、落書き風、ミューラル(壁画)のような大作は見かけませんでした。
パリにはそういえば、マンチェスターではおなじみの、取り壊された古い建物の隣のむき出しのレンガ壁、閉店して久しい、空き店舗のとじられたままのシャッターが並ぶ景気の悪い通り、などというものがないからかもしれません。
パリ市内と空港を結ぶ在来線の線路沿いのレンガ壁には途切れることなく、独自の書体の「タギング」が見られました。
世界中どこの都市でも見られる、主張や名前などをスプレーで殴り書きした、若者たちのうっ憤のはけ口、景観破壊行為です。
昔(私が高校生だった頃です!今でもありますか)、暴走族が「XX参上!」と書き残していった、日本のナワバリ主張行為に通じるかもしれません。
ストリートアートは、明らかにそれとは一線を画しています。
ストリート・アートではありませんが、モンマルトルのアート小物?屋のショーウィンドウで見かけた、石膏の、エジプシャン・キャットのおきもの。
このポーズは、何?
この店は、観光地のただなかにあって、夏季休暇閉店していました!
フランスの、高圧電流に注意を呼び掛ける警告標識。
イギリスのに負けず劣らず、怖い!わかりやすい!
服を着ているところにも 注目です。
比較用:イギリスの標準版、高圧電流警告表示。
もう死んじゃってますね。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
反り返り方や手の張り方がドラマチックですね。ここまでやらないと警告になりません。漫画的表現は国境を越えて強烈な警告になります。日本は稲光マークだけでしたっけ?見慣れている、イギリスの警告シンボルと比べてみたくなりました。以前、記事に載せたのを掘り出してきて載せてみることにしました。
探すのたいへん。
日本の洋菓子はやっぱりフランス風が主流ですよね。ポン=ヌフって洋菓子屋は全国にあるみたいです。レストランも多数。
千葉の実家の近くに、ポン=ヌフという洋菓子屋があったような???
手塚治虫の漫画や石森正太郎のサイボーグ009で(いくつやねん)、悪い科学者が自分が発明したロボットに反抗されて、死んでしまう...みたいな場面で、出てきそうな絵ですね。