スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

竜王戦&HbA1c

2012-07-14 18:40:58 | 将棋
 第25期竜王戦決勝トーナメント。展望で名前を出した佐藤天彦七段は一昨日が緒戦で,飯島栄治七段と対戦しました。対戦成績は飯島七段が1勝,佐藤七段が2勝。
 振駒で先手は飯島七段。佐藤七段は得意の横歩取り。8五飛,5二玉,5一金型で先手も中住いからわりと早めに戦いになりました。
                         
 後手が歩を垂らしたところ。ここで先手は☗4四桂とただのところに跳ね出し,☖同飛に☗3六飛と浮きました。☖5五桂☗4八金の交換は入りましたが,角取りは残っていますので☖8七角成は仕方ないところ。しかし☗8八歩と打たれると☖5四馬と引き上げるほかなく,☗9六飛の大転換が成立しました。
                         
 第1図では少しばかり働きに乏しかった飛車が確実に成り込むことができるようになったわけで,ここでははっきりと先手がリード。このまま押し切って勝利を収めています。

 検査の結果で重大だったのは,ヘモグロビンA1cの値が8.0%になっていたことでした。ただし,ここではひとつ,注釈が必要です。
 実はHbA1cにはこれまで,国際的に広く使用されていたNGSPという国際標準と,日本で使用されていたJDSという日本標準がありました。これまで僕がこのブログで示してきたHbA1cの値というのは,日本標準のものです。いい換えれば,日本標準の検査結果がオーダーの書かれた検査詳細情報に示されていたわけです。しかし今年の4月からは,日本も国際標準化されました。つまり今回の検査結果である8.0%という数値は,これまでの日本標準値ではなく,国際標準値であるということになります。
 どういった理由から日本ではダブルスタンダードのようなことになっていたのかは僕には分かりません。そもそも,日本標準と国際標準があるということすら,僕はこの日になって初めて知ったくらいなのです。ただ,僕が思うに医学というのは,国境などとは関係なく,人間の健康のためにあるべき自然科学です。そのためには,病気を示すような数値というものが,国によって異なるなどということは,本来はあってはならないことではないかと思えます。ですから,日本も国際標準化されたということは,非常に結構なことであるとは思いますが,そもそも別の基準があって,それを採用していたということの方がおかしなことなのであって,この国際標準化は,遅まきながらと形容されて仕方がないのではないかと思います。
 日本標準と国際標準でどのように異なるかといいますと,国際標準ではこれまでの日本標準と比較した場合に,およそ0.4%ほど,その値が高くなるということです。したがって,これまでHbA1cの正常値の上限は5.8%とされてきましたが,それが6.2%になりました。同様に今回の僕の検査結果として出た8.0%という数値は,もしもこれまでの値で示すならば,7.6%ほどであったと考えてよいでしょう。それでもこれだけの数値というのは,昨年の2月に7.9%という結果が出て以降は,1度としてありませんでしたから,そのときに比べればまだよかったとはいえ,かなり悪化していたということは間違いありません。単純に数値だけでいうならば,すぐに入院を宣告されてもおかしくないだけの数値であるといえますし,この日はそうはなりませんでしたが,次回も同じような値なら,入院して詳しく検査することになるとU先生には言われました。

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