スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

一宮記念&ドロップアウト

2009-05-11 18:44:35 | 競輪
 こちらも日程の都合上,S級S班が出走できなかった一宮記念は,昨日が決勝(動画)でした。
 池田ー小林の関東,石橋に岩津,中部4人は分かれ,柴崎ー山内ー伊藤の中部と稲垣ー志智の近畿中部という並び。後方になった稲垣選手が上昇を始めると,池田選手が追走。バックで稲垣選手が前受けの石橋選手を叩くとさらに外から池田選手が叩いて打鐘から先行。中団から追い上げてきた柴崎選手と内の稲垣選手で3番手の取り合いとなり,激しい攻防になりましたが,隊列が短くなったところを石橋選手が一捲り。直線はマークの岩津選手が交わして優勝。石橋選手が2着で,池田選手の番手から小林選手が3着。
 優勝した岡山の岩津裕介選手はこれが記念競輪初優勝。まったくの即席ラインだったのですが,組んだ石橋選手には絶好の展開となり,シャープな末脚を発揮しました。一宮はわりに直線も長いですし,石橋選手も好調とはいえない近況で,メンバー的な面も含め,運にも恵まれたかもしれません。ただ岡山勢はここ2年くらいは上昇ムードにあるような気がします。

 病院での診察はたった1回で,症状もこれ以上はきつくはならなかったのですが,僕はこの年の春から夏にかけては,自宅で療養生活を送っていました。何しろこういう症状が出ることがあるので,外食をするということに少々の恐怖感があったのです。そのために,友人たちと会うということもこの期間はありませんでした。
 この頃はすでに家族が4人。両親は結婚以来ずっと共稼ぎで,現在は定年で退職していますが,この頃はまだ仕事をしていました。そのために家事などはしていましたし,知的障害のある妹を病院に連れて行くなどのことはしていましたが,いわゆる社会的な生活ということから考えれば,この時期は若くしてセミリタイアといっていいような状況でした。
 前にもいったように,僕はひとりで酒を飲むということはあまりしませんでした。そしてこの頃はそもそもだれか家族以外と食事をするということがなかったわけですから,酒は一切飲まなかったということになります。再検査の後で,自然に僕は酒を飲まないようになっていったといいましたけれども,もしもそれに直接的なきっかけがあったとすれば,それはこの時期の療養生活であったということになるでしょう。
 このセミリタイア状態はすぐに解消されることになりますが,疾患の原因がおそらくストレスにあるということもあり,その後は僕にとっての労働は,単に金を稼ぐ手段となりました。つまり仕事で自己実現することを目指すとか,出世をするとか一旗上げるとか,そういうことはまったく目指さず,単にそれなりの生活を維持していくための手段としてのみ仕事を考えるようになりましたこの状況は現在までずっと続いていますので,資本主義的社会の観点からみれば,僕はそこからはドロップアウトしてしまっているといえるかもしれません。
コメント
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