白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

手前味噌

2022年02月22日 19時31分02秒 | 日記
隣の1人暮らしのおばさんが、おやきを作ったと持ってきてくれた。
わが家は味噌の仕込みをしたと話したら、おばさんの家にも味噌がたくさんあって、三年味噌になってしまったと、寂しそうに笑った。
別世帯で、数人の子供さんがいるが、今の若いもんは、みそ汁なんか飲まないんだよ、という。
わが家では味噌汁は欠かせない。
3キロの一人娘で、12キロの味噌ができる。
麹は4キロ入れた。

先日購入したミンサーをさっそく使ってみた。
ハンドルの棒が長いので、机の端で逃がすか、当たらないところまで高くする必要がある。とりあえず材木を重ねたが、ちゃんとしたものを作って、ねじ止めしたほうが、安定していいようだ。
ハンドルを回すと、面白いようにミンチになった大豆が出てくる。
力もそんなに要らない。
7,400円の買い物だったが、良い買い物だった。


麹、塩を混ぜ合わせて、樽に詰めた。
昔は味噌玉を作ったが、今は密閉して床下に置くだけだ。
お盆を過ぎるころには、熟成して食べられるはず。
こうして作ったわが家の味噌は美味しい。
これこそ手前味噌というのだろう。

またしても激しい雪が舞う中、温泉に入りに行った。
よほどのことがない限り、毎日行く。

すっかり雪の中。

長~く伸びたつらら。

帰りには、名水を飲む。


今はもう造り酒屋ではないけれど、醸造水は流れている。
この水を汲んで、毎日のコーヒーを淹れる。
とても美味しい。(ような気がする)
まあ、この地は水道水もとてもおいしいので、水道水でも十分なのだが、気分というのもとても大切。
もう203年も前に、酒造りに使われた水だと思うだけで、美味しい気がする。

*****
わが村のコロナ新規感染者は、昨日の0から、今日は4に増えた。
なかなか収まらない。






白い悪魔

2022年02月21日 19時04分12秒 | 日記
雪が降る 雪が降る 君の黒い眼の中に~

雪が降る~ あなたは来ない~

雪の降る街を 雪の降る街を~

色々な雪の歌が浮かんでくる。
どれも大好きだ。
だけど、この冬の雪の降り方は尋常じゃない。
こんなに降るのは何十年ぶりだろうか。
この地は日本海気候の影響を受けつつも、内陸部にあることもあり、太平洋気候の影響もないことは無い。
東の志賀高原の向こう側は空っ風の上州だ。

昨日から降り続いた雪は、の山を白一色に覆った。
歩道の両側は、子供の背丈ほども雪がある。
日課のウォーキングをしていると、改めて、ここは雪国なんだなあと感じる。
この数年は、ほとんど雪なんかなかったといっていい。

トラックが立ち往生していた。
こんな大きなトラックでは押してあげるというわけにもいかず、「健闘を祈る」、と心の中で呟いて、通り過ぎた。

ロマンチックな雪景色、というのは、ほどほどの雪の時に使う言葉なのだな。
白い悪魔と化した雪を見ながら、春を待ちわびている。



ようこそ 奥深い素敵な世界へ

2022年02月20日 18時05分09秒 | 日記
月に一回の蕎麦の会の定例会の日。
肩が痛くて、腕が上がらない、とか、屋根の雪下ろしと雪かきで腰が痛い、とか、低気圧が三個もやって来ているので、気管支が痛むとか、その他、多分忘れているとかの諸々の事情でいつもの参加者は誰も来ない。

今回は、我々の世代からすると、ずいぶん若い人が参加を申し込んできた。
以前から誘っていて、蕎麦の会便りを届けていた人だ。
「そんなもの配っても、ろくに読まないんだから、無駄じゃないの?」
というかみさんの言葉にも負けず、配り続けてきた甲斐があったというものだ。

そんな訳で、今回は二人だけの蕎麦打ちとなった。
寒い折なので、今回は和室で、石油ストーブとエアコンで暖を取りつつ蕎麦打ちを始める。
こね鉢以外は、みんな手作り。


簡単に説明するだけで、初めての蕎麦打ちにしては呑み込みが早い。

色々な話をしながら蕎麦打ちを進める。
世代間のギャップなど、蕎麦打ちや、登山の話で、簡単に埋まってしまう。

四角にのすところは、形は不格好だが、均一にのせていて、申し分ない。

包丁の使い方は、人差し指を包丁に沿わせ、伸ばして使うのが本寸法だが、多くの人はなかなかそれができない。
切り幅も揃っていて、うまく切れている。

そばの茹で方を書いた紙を渡して、簡単に説明した。
本当は、その場で、茹で方の実演をしながら、試食したいところだが、コロナ騒ぎのもと、それもはばかられる。
蕎麦切れもないし、多分美味しく食べられるだろう。

若い人が蕎麦打ちの技術を身に付ければ、技術の伝承にもなるし、その人にとっても一生ものだ。


自分が打った蕎麦は、天ぷらそばにした。

*****
わが村、新規コロナ感染者は、ゼロ!

果物は欠かせない

2022年02月19日 19時17分59秒 | 日記
先日、リンゴ農家の友人が、雪から掘り出したといって、リンゴを届けてくれた。
普通、この時期のリンゴは、ミツが抜けてしまうものだが、しっかりミツが残っていた。
寒さに耐えるため、糖分を増したリンゴは、シャキッとして甘かった。
雪の下人参とかもあるが、雪の下リンゴは初めてだ。
低温貯蔵庫となっていたのだろう。
もうそろそろリンゴの季節も終わり、柑橘系に切り替わる。

晩白柚。
パンペイユ、と読むらしい。
世界一大きい果物として、ギネスで認定されたという。
ザボンの一種で、食べてみると、グレープフルーツに近い感じだった。
これは、次男が、珍しいものがあった、と買ってきたものだ。
毎食後、何らかの果物は必需品だ。
果糖がたくさんあって、取り過ぎは禁物だとは思うが、やめられない。
この地の果樹は、主力がリンゴだったが、近年葡萄が増えてきた。リンゴでは収益が上がらず、葡萄に切り替えている。寂しいことだ。

*****
本日のコロナ新規感染者は、わが村では1人。


簡単には戻せない

2022年02月18日 19時41分44秒 | 日記
昨年の秋、体重が60キロを超えた。
運動量が減ったのと、何と言ってもたくさん食べるリンゴのせいだと思っている。
ベスト体重は、自分では57~58キロだと感じている。
BMIは22~23くらい、体脂肪率は14%台だった。
肥満とは言えないが、問題は内臓脂肪。10以上が要注意だが、11~12を指していた。
2月になって、ウォーキングとランニングを開始した。
リンゴの量も減らした。
15日を過ぎるころから、体重57~58キロ、BMI21台、体脂肪率12~13%台、内臓脂肪8~9に落ち着いた。
ウォーキングは1日12000~20000歩を目安に歩いている。
ただ、週に4日はランニングに代替え。
ランニングは、一応5キロ29分30秒を目標にしている。
去年の春は25分を切っていたので、楽な目標だと思うのだが、なかなか、そうではない。
足の痛みから、8か月ほどランニングを休んでいた。
最大酸素摂取量Vo2Maxは49だったが、今は44から上がらない。
信頼と同じで、走力も、失ったものは簡単には戻せない。
ただ、地道に、黙々と努力するのみ。
この時期に走り込んだものだけが、春、夏、秋のシーズンを乗り切れる。
今は、雪道だったり、凍っていたり、条件はあまりよくない。
「焦らない、焦らない」と自分に言い聞かせ、黙々と走っている。
タイムは別にして、体重、体脂肪率、内臓脂肪の数字が目に見えて改善されているのは、大きな励みになっている。

今日は激しい雪降り。

夜、注文しておいたミンサーが届いた。
これで、味噌つくりをする。
これまでは大豆を、足で踏んでつぶしたり、パン焼き器を使ってみたり、素行錯誤していた。
電動式のものもあったが、高いのと、何もかも電動、というのも少し抵抗があって、手回し式にした。
味噌つくりが楽しみだ。

*****
本日、わが村のコロナ新規感染者はゼロ。
人口6700人余り、感染者の割合は60人に1人ほどにもなる。
これは、全国平均よりかなり高い。
何とか鎮静化して欲しいものだ。