白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

物悲しい3月の終わり

2020年03月31日 21時08分58秒 | 日記
世界中コロナウィルスに怯えてる。
いつもの年なら桜の便りがきこえ、うきうきした気分に包まれているのに。
先日の日曜日には真冬にも劣らないような大雪が降った。
オリンピックの延期も決まった。
日本中が閉塞感に包まれる中、志村けんさんがコロナウィルスによる肺炎で亡くなった。プロ野球選手にも感染者が出た。
この田舎でも学校は休校、区の総会は短時間で懇親会は中止、公民館の行事は中止、
マスクは品切れと、明るい材料などどこにもない。

それでも季節は歩みを止めない。
太陽は着々と高度を増し、庭の梅の花も咲き始めた。
この花の香りが濃い。
梅の実は梅干になる。

二日前の庭はこんな状態だった。
この雪の日は、久しぶりに小屋に籠もって、コーヒーの焙煎。

モカ50%、サントス30%、マンデリン20%のオリジナルブレンド。
これまでほとんど単品のストレートで飲んできたが、ブレンドすると味わいが広がり、深まり、豊かになった。今回は中煎り。子のブレンドはかなりイケる。

さらに石臼で蕎麦を挽き、打った。
殻ごと挽いたので、粉は黒っぽい田舎蕎麦になった。
竹輪とほうれん草を入れただけの温蕎麦。
石臼で挽くのは手間がかかるが、挽き立て、打ち立て、茹で立ての蕎麦はやっぱりうまい。
年金生活者の暮らしだが、結構やることはある。
菜園の準備も始める時期だ。

月の終わりなので、先月の初めから取組んで来た体の作り直しレポートを提出しよう。


2/1で19%近くあった体脂肪率。3/31では13.7%。
内臓脂肪は11.5~12あったが、3/31では8.5.これは正常範囲(9.5以下)。
体重は減ったが、筋肉量と体内水分率は増えている。
日々努力。これしかない。

本日のウォーキング中、カモシカと遭遇。久しぶりだ。
神の使い。そろそろ山に登っていいよという知らせだろうか。
中性脂肪は悪者にされやすいが、実はこれは大事なエネルギー源でもある。
これを減らしたことで、スタミナはどうなるのだろう。早く登って確かめたいものだ。

最近、あまり他の人のブログを読まなくなった。そして自分でも書かなくなった。
そんな中で、実は余命宣告を受けていて、その時期が来た、と明かしたブロガーがいる。胸が痛む。忙しくなったので、ブログを休止すると告知したブロガーもいる。時は非情に刻々と過ぎる。
自分は、スマホも携帯も持たない生活だが、世の中の動きや人類が今どこにいるのか、どこへ向かおうとしているのか、最先端の文化、技術はどこまで到達しているのか、受け継ぐべきものは何か、捨てるべきものは何か、常に関心を持っていたいと思う。だから、ネットの世界も覗く。
そうした世界からの離脱も時には必要だ。
野に出て風に吹かれ、山に登り、花を見て、地を耕し種を播く。
絶妙なバランス感覚こそ必要なものだ。

こんな暗いニュースばかりが飛び交う日々の中でも明るいニュースがある。七月には二番目の孫が生まれる予定。温暖化、原発、自然災害、ウィルス騒ぎと大変過ぎる世の中を少しでも良くしないと生まれてくる孫に申し訳ない。下を向いてばかりいられない。








ノウコウセッショク

2020年03月08日 02時46分15秒 | 日記
世間では新型コロナで大騒動。
ニュースでは”ノウコウセッショク”という言葉が頻繁に出てくる。
普段あまり使われない言葉だ。
不謹慎だが、私などは濃厚接触などと言われると、ついあらぬ方向への...。

調べてみると
『濃厚接触とは、“電車の中ですれ違うだけ”といったものは当てはまらず、同居する家族、または学校や職場など、同じ空間に長時間いるという、文字通り濃厚な接触のことを意味します。
濃厚接触の例はこちら。
  • 満員電車などで患者の咳やくしゃみの飛沫が飛ぶ1~2mの範囲内にいる。
  • 航空機内で患者から2m以内の席に座る。
  • 職場や学校、医療機関の待合室などで患者と向き合って話す。
  • 渡航中に患者と一緒に行動したり、触れたりする。』
ということだそうです。

早く鎮静化してもらいたいものです。
長野県でも3人目の感染者が出たそうです。幸い近隣ではないので、どこか対岸の火事のような気分ではありますが、村の温泉施設にあるトレーニングジムは当分閉鎖です。もっとも利用していないので私には関係ありません。
もっぱら、野外でランニングしたり、ウォーキングしたり、プチ登山したりの日々です。

台風19号の被害で小布施橋の周辺も、千曲川が堤防を越えました。
毎年ゴールデンウィークの頃には桜と一面の菜の花に彩られるこの辺も、今は埋まった土砂の撤去作業が続いています。
背景の飯綱山の雪もだいぶ消えてきました。

ノウコウセッショクの話に戻りますが、私の頭の中では”農耕摂食”に変換されました。家庭菜園で自給自足を目指す私は農耕摂食者です。
中性脂肪の値が高いという検針結果を受けて、食べ物に気を付け、運動をし、早寝早起きをし、修験者のような生活を続けてひと月余り。
その結果、内臓脂肪レベル12(やや高い)から9~9.5(正常範囲)に下がりました。
体重は約2.5~3キロ減。筋肉量は約1キロ増。体脂肪率は19%から14%に。
それにしても内臓脂肪は1グラムで9キロカロリーものエネルギーを生み出すのですから、使える体になればすごい働きをするのです。やみくもに減らすのではなく、必要な時に使える体を作る、が次の目標です。
都会の人口密集地に居る方々にはお気の毒ですが、とても景色の良い千曲川の隣りを走り、歩いています。

甲州街道歩きは日本橋を目指して1月に相模湖駅まで行きましたが、そこはまさに新型コロナ騒ぎの渦中。当分凍結です。

日々変わっていく残雪の後立山連峰の姿を眺めてはそろそろ山に行きたいなあと、故郷を遠く離れた人がホームシックにかかるような思いで、天気の予報などチェックしたり、山道具のカタログを眺めたりしています。
こんな風に私の3月上旬は過ぎていきます。





努力は裏切らない

2020年03月01日 09時00分11秒 | 日記
世間ではコロナウィルス騒ぎ。
検察官の定年延長問題や桜見る会問題で安倍首相は”もう詰んでいる”(将棋用語ですね)状態で、強引な全校休校要請や、対応の後手後手を指摘されるのが嫌さに強引な全校休校要請など、やることがめちゃめちゃですね。表皮税10パーセント引き上げによる経済情勢の悪化はもはや隠しようがない。早く退陣された方がいい。
あの3.11から9年のメモリアルデーなどどこかへ行ってしまった感がある。

そんな世間の風潮など我関せず、2月は修験者のような生活をしていた。
区の役員選考委員をしているので、次期役員の選出のために大分時間は取られてはいたが、概ね思うような生活ができた。
2月の初め、究極の個人情報を公開した。その折、2月末にはどうなっているか楽しみだと書いた。その結果をここに公開しよう。

もともとは、中性脂肪の値が高いと健康診断で指摘されたことがきっかけだった。
確かに2/1では内臓脂肪が11.5と高かった。正常範囲は9.5以下ということだ。
3/1ではそれが9.0に下がった。
体重はそれほど変わっていない。筋肉量が2.25キロ増えた。体脂肪率が5パーセント減った。
体内水分量が6パーセント以上増えた。
これが一ヶ月の修行の結果だ。

実は、タニタの体組成計には通常モードの他にアスリートモードがある。これは一週間で12時間以上のトレーニングを行う人や部活などで激しい運動をする人向けのモード。自分などは、とてもおこがましくて使うのがはばかられた。ランニングとウォーキングで修業をしている身には、通常とアスリートの境界がよく判らない。
こっそりアスリートモードで測定すると、体脂肪率は8.9パーセント、内臓脂肪は何と4.0の値をたたき出す。

もうひとつの指標がある。


Vo2Max、いわゆる最大酸素摂取量だ。2月初め、この数値は39だった。39はこの年齢での、普通の上位というランクだ。それが、48になった。一流のマラソン選手は80を超えるというから、すごいものだ。ただ、努力は裏切らないという言葉があるが、この数値、まさにそれを現していると思うのだ。
雪が極端に少なかったこの冬、春が早く来る。山のシーズンが始まる。これまでトレーニングと言えるものはもっぱら山に登ることだった。今年は日常の中でのトレーニングを心掛けているので、もっと遠く、もっと高く、もっと楽しく山へ行けるのだろう、多分。過労で動けなくならなければの噺だが。