白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

何が見える? 春の飯縄山

2023年03月21日 20時18分53秒 | 日記
すっかり春めいて、毎日眺める飯縄山の雪解けが進んできた。
左は飯縄山、右は霊泉寺山。
白い部分はスキー場。
ここに雪形が現れる。
さあ、何が見える?
天空の城ラピュタで植物や小鳥たちの世話をするお世話ロボット。(多分名前は付いていない)
そんな想像をして楽しんでいるうちに、他に四つの動物を発見した。
雪が解け始めて、少しはっきりしなくなってはいるが、ニワトリ、魚、ペンギン、蝶が隠れている。
信州の春は雪形で楽しめる。

三月のそば会

2023年03月19日 18時04分41秒 | 日記
月に一度のそば会。
今日は僕を含めて六名の参加。
新しい人が一人参加。
前回見学に来たご婦人。
新しい人が増えるのはうれしいことなのだが、それに伴って必要な道具が増える。
先ずはこね鉢。そば打ち台。麺棒。それに、架台。麺切り包丁。まな板。駒板。
これだけ必要になる。
こね鉢は三名が自分のものを用意した。
麺棒、駒板、麺切り包丁は二名が専用のものを持っている。
架台は一名が専用に持っている。
足りない分は僕が用意しているのだが、急に参加者が増えると足りなくなってしまう。
今回は麺切り包丁を二つ新調した。
一回千円の会費なので、なかなか厳しい。そばの材料費だけで八百円くらいかかる。
ほとんどの物は手作りだが、こね鉢と麺切り包丁だけは作れない。
参加者が増えるのはうれしいのだが、艱難も増す。





新しい参加者中心に写真をアップしました。
ぞれぞれに課題があって、問題意識を持ってそば打ちをしているのですが、どうしても基本から離れて我流に陥り、泥沼にはまった状態になり勝ちです。
そんな中で、何も知らない初心者が、言われたとおりに打ってうまく行くことがあります。
この方がまさにそうでした。今日一番の出来。
つくづく初心に帰る大切さを感じました。

残念なことには自分で打つことがなかなかできません。
まあ、自宅で打つことにしましょう。
*****
以前、施設などへ出前そば打ちをされていた素庵さんの投稿が途絶えて久しいのですが、お体を悪くされたのでしょうか。陰ながら案じております。

能登の旅

2023年03月13日 21時27分29秒 | 日記
能登和倉万葉マラソンに息子が参加を申し込んだ。
現地までの同行を頼まれ、カミさんと三人で行くことにした。
前日の十一日に能登島の民宿で泊まることにした。
全国旅行支援とかでお得に泊まれるということだったが、ワクチン接種証明書ダとか陰性照明だとか厄介なことが付属するので、そんなものは使わないことにした。
もともと民宿なので、それほど料金は高くない。
一泊二食で八千八百円。

氷見道の駅で食べた氷見うどん。
きしめんを細くしたような食感でおいしかった。

富山から見る北アルプスは、自分が毎日眺める方向とは反対になる。
雪の山々が見えたが、どれがどの山か、よくわからなかった。
その日がときたまそうだったのか、カスミがかった空が頭上を覆っていた。
スッキリとした青い空が多い自分の住む信州との違いを感じた。

能登島の一番奥にある民宿太左エ門さん。
その日は我が家だけの貸し切り状態。
最盛期は夏の海水浴の時期だという。
広い畳の部屋で十分くつろぐことができた。
民宿の裏は富山湾。






夕食。
次々に出される海の幸。
どちらかというと肉よりも魚派なので、美味しくいただいた。
ただ、量が多すぎて食べ過ぎてしまった。
歳をとるという事はたくさん食べられなくなることなのだな。

手作りの朝食。
写真の上部がカットされてしまったが、卵焼きと、ミリン干しがある。
昨夜の食べ過ぎで、これだけのご飯の量だが、おかずを残してしまった。
多分人生で初めての経験だ。

おかみさんはマラソンに参加すると聞いて、激励してくれた。
娘さんは同居していないが、十キロに参加して、明日泊まることになっているという。
民宿も後継ぎがいないので、あと十年もやれればいいかな、という。
僕はどんな豪華なホテルよりも、民宿の方が好きなので、頑張って続けて欲しいと思う。

会場の和倉温泉に着くと、多くのランナーが集まっていた。
スタートを待つ。

息子のゴールを待ちながら足湯。

富山湾の前でアップするランナー。

五キロから始めて、十五キロ、ハーフ、そして今回のフルマラソン、少しづつステップアップしてここまで来た息子にエールを送る。
昨年の十一月、一緒にハーフを走った。
そこで僕は引退宣言。もう時間を気にしながら走るのは終わりにした。ただ走るのは辞めるわけじゃない。
息子は次に安曇野ハーフマラソンにエントリーしている。

結果五時間二十分台で完走した。
完走おめでとう。





気配

2023年03月10日 19時02分26秒 | 日記
気配を感じるという事は、実際にあるのだろうか。
長い間、何となく考えるともなく思っていた。

つい先日のことだ。
北側斜面の林の中、まだ雪が残る斜面を下っていた。
滑らぬよう、転ばぬよう足元に注意を払っていた。
その時、ふと足を止め、左45度上方を見た。


どうしてそこを見たのか自分でも説明できない。
音がしたわけでもない。動いたわけでもない。
敢えて言えば、気配を感じたというしかない。
後から降りて来たカミさんはまったく気が付かなかった。
じっと見ていても、カモシカは微動だにしない。
神々しさを感じて、長い間見ていた。

中野市と山ノ内町の境にある箱山。
標高695メートルの里山。




山頂からは妙高をはじめ、信越国境の山々が見えた。

春が近い。