「冬の旅人と春待ちの樹木」 冬鳥と冬芽、癒しの情景に出会えるかも?
今週初めは雨模様の予報で屋内でのクラフト教室の準備もしていましたが、前日予報降水確率0%で散策会を実施出来ました。
公園のビジターハウス前に集合、スタッフ及び本日の内容の紹介と軽いストレッチ運動を行い出発です。
ジンチョウゲの花
「植物見本園」の山道に入りアジサイの冬芽、ジンチョウゲの花の香り、サンシュユの花を観察してもらいながら進みます。
ヒサカキの花
陽当たりの良い場所にあるヒサカキの木は花芽が開いていました。もうすぐ森のあちらこちらで、ヒサカキの香りを嗅ぐ事が出来そうです。
早春の花たち(左上:ユキワリイチゲ 右上:ミスミソウ 左下:セツブンソウ 右下:カタクリ)
撮影会(イノシシ被害の対策で金網とネットを設置しています)
カタクリエリアで早春の花の紹介です。今年もカタクリが沢山芽出ししています。ユキワリイチゲ、ミスミソウ(雪割草)、セツブンソウも咲き出して皆さん撮影に夢中となりました。
スズメの重さは?
森の広場で「スズメの重さ当てゲーム」です!皆さんの知っている鳥(スズメ)の重さに相当する小石を選んでもらい重さを量ります。スズメの標本模型(23g)で重さを量り、答え合わせをしました。なかなか重さが合う人は無く、一番少ない人は5グラム、多い人は100グラム超えていました。
マンサクの花
マンサクとダンコウバイの花が咲いていたので観察してもらいました。参加者の方からの指摘で傍にクチナシの実があったのでそれも併せて紹介しました。この後はツバキ、サザンカの花、タイサンボクの木を紹介し「湿生植物園」に移動。ネコヤナギとフキノトウの花を観察。
「里山植物園」にて
「里山植物園」に移動して間近でユキワリイチゲ、ヒメリュウキンカ、カテンソウ、ジンチョウゲ、ロウバイ、河津桜の花を紹介しオモトの実を観察しました。初めて参加された方から感想をいただいて、散策会は終了しました!
この日は、曇り空で風もあり鳥の観察には困難な状況でした。加えて本日の参加者が32名と多く、狭い山道では列が長くなり説明の声が聞き取りにくい時もあったかと感じました。しかし、例年より早春の花を多く見られた事やテーダマツ、コウヨウザンやモミジバフウなどの木の実拾いが出来た事。意外なスズメの重さが分かった事などの内容が、初めて参加された方からの感想にもあって散策を楽しんでもらえたと感じました。又、カタクリの芽出しも多く蕾を付けている株も確認出来ました。今後は開花する事とギフチョウの飛翔を見るのが楽しみです!