ふれあいの森自然学校 活動報告

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椿洞ワクドキ自然散策会in畜産センター公園 2023/10/19

2023-10-20 21:51:44 | 椿洞畜産センター公園

10月も半ば、秋めいた陽気の日々が続いています。管理事務所1階で受付開始、今回の散策会も多くの人に参加していただきました。散策会途中での参加された方も見えて、最終集計で40名の参加となりました。

10月、今回のテーマは「秋は、花も実もいっぱい!」で、秋らしくなった野山の草木を紹介しました。

 

10時となり、管理事務所のあるビジターハウス前の広場でスタッフ紹介を行い、散策時の注意事項と写真撮影の了解を得て、軽いストレッチ運動を行い出発です。鯉のいる池の周りの「コムラサキの実」谷川沿いの生垣「マサキの実」などを紹介しながら、里山植物園に移動します。

 

 

里山植物園は公園内に自生する山野草や身近な樹木や園芸種の花などを植栽しています。「ナンキンハゼの実」、「マユミの実」、「ヤマブキの花」、「ヤマハギの花」を紹介しました。

 

キンモクセイの花が満開状態で、香りを堪能してもらい樹木説明をしました。又、「アマチャヅル」の葉を噛んでもらい、ほのかな甘み体験。類似している「ヤブカラシ」と葉の比較をして、その違いを説明しました。

 

 

次に移動しようとした時に、大野案内人より「キイロスズメガの幼虫」がいるとの指摘。探すと「ヤマノイモ」のツルにいました。人差し指大の大きさで存在感あります。初めて見る人もいて「こんなに大きいの?」とか「成虫は大きい?」と質問が飛び交いました。

 

「湿生植物園」を経由して、「少年の家」手前の広場へ移動。「タイサンボクの実」を観察してもらいました。白く大きな花を見た事のある人には、実の大きさも理解してもらえました。初めて参加の人には、初夏に咲く花を見てくださいと来園をアピールしました。

 

「少年の家」広場にて、「トウネズミモチ」の紹介です。名前の由来、近似種の「ネズミモチ」との見分け方を説明し、葉を空にかざして葉脈の透け具合を体感してもらいました。「ヘクソカズラ」の葉や実の匂いを嗅いでもらいました。その他、「コノテガシワの実」と「イヌツゲの実」を紹介。

 

先週、初めて確認したセリ科の「ムカゴニンジン」を紹介しました。この植物は、国のレッドデータ検索で、東京都では絶滅し、20の道府県では絶滅危惧種Ⅰ・Ⅱ類、準絶滅危惧種に指定されているようです。幸いにして希少種がこの公園にあることは、大きな財産で保全対象にしなければならないと感じました。

 

公園内に3本ほど植栽してある「カラタネオガタマ」を紹介。特徴ある樹木の一つですが、実を付けた木を初めて確認しました。滅多に実が付かないことで「カラタネ」の名前になったとの説? また別名「バナナツリー」と呼ばれますが、花で香り体験して確認出来ることを説明しました。

 

最後に金華山の木ともいえる「ツブラジイ」の紹介です。落ちてる実が小さいので探すのも大変ですね。生食できるドングリとして「スダジイ」も併せて説明しました。

 

今回は、初めて参加された方が多く、話を聞いてメモとる方、紹介物をカメラに残す方など、熱心な感じを強く感じました。ビジターハウスに戻り、岐阜市から依頼のアンケートに答えていただき、次月の散策会とイベントの案内をして解散です。

これまで最高の大人数での移動でしたが、広場での説明を多くしたことは、説明が伝わったと思いました。しかし40人での移動・説明には限界がありますので、次回からは15人ほどのグループに分けて行うことを検討したいと思います。無事に終えることが出来て良かったと思います。

 

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