岐阜市自然環境課から「こどもエコクラブ」発足式の講座を依頼されました。どんな講座を行うか思案の結果「森の中の危険な動植物」を取り上げました。小中学生だけかと思いきや、高校生も含まれていて急遽3コースの設定をしました。
参加人数50名強
小学生が18名、中学生13名、高校生20名お大所帯でした。まずは挨拶から・スズメバチが来たら?
スズメバチが来たら?
小学生チームは子供たち9人と大人9人です。最初にスズメバチが来たらどうしますか?のクイズです。全員が正解でした。スゴイ!!その後、危険な植物を見て回りました。最後に四季の森センターの近くで、低学年の女の子が「ブ~ンっていってるよ」と教えてくれました。「スズメバチよ!じっとしてね~!」と声をかけたら、子供たちはみんな立ち止まりました。すると、スズメバチは通り過ぎていきました!子供たちは「大きかったね~」「絵とおんなじだったね~」と話しながら歩き始めます。ちょっと怖かったでしょうが、いい体験をしてもらえたと思います。
センニンソウ
案内人【種に白い毛がついていて、それが仙人のヒゲみたいだからセンニンソウという名前です。】子供達「???」案内人【仙人って知ってる?アンパンマンのばいきん仙人みたいなお爺さんやよ】子供達「ああ、ドラゴンボールの亀仙人みたいなの?」案内人【そうそう】子供達とだからこその森でのやりとりを楽しませてもらえました。
どこにあるの?
まずはアイスブレイク。少年少女との交流としてネイチャーゲーム、のカムフラージュで体と心のリラックス。「声を出さない」「ゆびをささない」を約束に、自然の中の人工物を探してもらいました皆さん真剣に探しましたよ。
翼があります
ヌルデは柄(葉軸)に翼があるのが最大の特徴です。これを見ればヌルデと分かります。葉は虫こぶによって変わった形のものを見かけます。ヌルデシロアブラムシが寄生してできた虫こぶです。虫こぶを五倍子(ふし)と言い、タンニンを多く含むので、薬用や黒色の染料として利用されました。ヌルデは比較的かぶれにくいとされるが、ウルシ科なので注意をしてください。
人間知恵の輪からスタートです
高校生の20名はアイスブレーク、「人間知恵の輪」からスタートです。その後ふれあいのあるかぶれる植物(ウルシ・ヤマハゼ・ヌルデ・センニンソウ等)、危ない昆虫(スズメバチやサシガメ等)そしてマムシの紹介を現場にて行いました。日本での場合、何もしないのに襲ってくる動物は蚊やブヨ・ヒル等吸血昆虫以外いません。スズメバチにしてもクマにしても何もしないのに向こうから襲ってはこないのです。何故か??人を餌だと認識していないからです。方や吸血昆虫は人を餌だと認識しているので何もしなくても襲ってくるのです。各学年そこのところをしっかりとレクチャーして覚えてもらいました。決して森は危ない場所では有りませんのでしっかりとした危機管理をもって楽しんでください。