ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
このブログをご覧の皆さんも気軽に参加してみましょう!

6月24日(日)梅雨時の森のようちえん

2018-06-26 04:10:26 | 森のようちえん

梅雨の真っ只中。天気を心配していましたが、良いお天気に恵まれました。朝の会の前からみんな走り回っていて、始まるころにはすでに汗だくの子もいました。

                                                 森のケーキ


朝の会のときに、アジサイやアザミの花を見つけました。女の子数人がその花を使って森のケーキづくりに挑戦。ケーキのスポンジは森にある石です。シロツメクサの白色、カタバミの黄色も加わり、カラフルなケーキが出来上がりました。どうですか、おいしそうでしょ♪

                     チャンバラ


子供たちはなぜか、長い棒が好き。森に落ちている木の枝があると拾って持ち歩きたがります。普段の生活では危ないからといって棒を振り回す許可がおりないこともありますが、森の中では思いっきり遊べます。でも熱が入りすぎるとちょっとしたケンカに発展することも。ケンカになったときにどう折り合いをつけるかというのも社会勉強のひとつになります。

                     草相撲


オオバコが一面に生えている場所で、オオバコの草相撲が始まりました。初めは普通に1本対1本だったのが誰かがズルをして2本で始めたことを皮切りに、どんどん本数が増えていき、最後は何十本の束どうしの草相撲に発展!これでは勝負がつかずにまるで綱引きです。でもみんなとっても楽しそうでした。

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2018年6月17日(日)コケ玉作り講座 in メモリアルセンター

2018-06-18 12:34:34 | 出前講座&特別講座

               「作品見本」


色々な植物で苔玉を楽しんでいます。手のひらに載る物からハンドボール位の大きさまでのコケ玉です。

                「準備中です」


植える苗(植物)ユキノシタ・イロハモミジ、を脇に置き、用土を準備をしています。レジ袋の中でケト土(7)と赤玉土(3)を混ぜています。*注 ケト土=湿地のヨシ(アシ)などが堆積してできた土で、粘土状なので形が作りやすい。

               「ドロ団子」


見事なドロ団子です。手のひらに載るサイズが扱いやすく、耳たぶ位の柔らかさが最高です。お一人2個作りました。ユキノシタ・モミジ用です。さすがにお母さんたち、見事な真っ黒のおにぎり作り完成です。

                「植込みです」


泥遊びは子供の専売特許?女の子の泥団子は見事でした(いい仕事してますね~)。団子の一部を取り素材を乗せ根を広げ、取った土を根の上に薄く載せていきます。

                「苔の貼り付け」


完成まであと一歩。今回利用したのは這うタイプのハイゴケです。片手に団子を乗せ、片手に糸を持ち、苔を糸で押さえながら張りますので皆さん悪戦苦闘のようでした。

               「全員そろって」


手のひらに載る大きさのコケ玉が出来ました。丸い形の姿が何とも言えない、見ているだけで和みます。皆さんの作品を前に全員そろって記念写真。はい!チーズ!!

 グリーンインテリアとしても人気の高いコケ玉を楽しんで下さい・・・皆さんにお願いします、今回作られたコケ玉、長く育ててください。日々愛着が湧いてきますから!(^^)!


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2018年6月13日(水) アロマ~!森の香りってステキ!  in 百年公園

2018-06-15 10:03:35 | 百年公園散策会

梅雨が始まったばかりなのに嘘のような気持のいい天気に恵まれました。空気は乾燥しているし時折吹き抜ける風はかすかな花の香りも含んでいて、参加者皆さんの日ごろの行いの賜物かも・・・

               ヒノキの葉

    葉の裏の白い気孔帯が Y字型に見えます。ヒノキの葉はこの気孔帯で水分の蒸発や、二酸化炭素の取り入れを行います。

               ムラサキシキブの花


    この植物が一番輝いて人目を引くのは、枝に紫色の実をたくさん付ける秋です。花の時期は森の中であまり目立ちません。でも、とても美しく上品です。

               カノコガ


参加した4歳の女の子が見つけました。とても「ガ」とは思えません。「ハチ」の様な姿ですね。翅の鹿の子模様が名前の由来です。次の世代に命をつなげるための大切な営みです。

               花ショウブ園

                    

この日は花ショウブ祭りの期間で、何種類ものハナショウブが見ごろを迎えていました。水辺を好むハナショウブには、今日の日射より雨の方がお似合いかもしれませんね。

               アカメガシワの雌花


アカメガシワは雌雄異株です。雌株の雌花には花弁はありませんが、雌蕊の柱頭が三つに分かれて紅色になります。花弁に代わって虫を引き寄せ、花粉の運び屋さんになってもらいます。そして種を実らせて次の世代に命をつないでいきます。

               森のり香を聞く

                        

袋の中に葉っぱや花、そこに少しの水を加えて揉んで香りを出して香水を作りました。「自分の香水が一番良い香りと思う人は?」皆さん一斉に「はーい!(*^^*) 

   梅雨の晴れ間、森の木陰に吹く爽やかな風と、参加された皆さんの笑顔がありがたい散策会でした。 

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みのまるかじり講座 貴方はキリギリスタイプ?それともアリタイプ? 2018-6-10

2018-06-13 16:04:11 | みのまるかじり講座

               座学にちょっと緊張して・・・


今回は木野村先生にお願いして、アリにスポットライトを当てた講座です。アリは子供の頃から目にしていて、一番身近な昆虫ではないでしょうか。アリには胸部と腹部の間に腹柄節(ふくへいせつ)がアリます。アリの姿に擬態した昆虫もいますが、腹柄節がありません。

              シロアリのサーカス??


油性のボールペンで書いた線に沿ってヤマトシロアリが歩きます。シロアリなのにかわいいです。日本全国で見られるヤマトシロアリは自然の中では倒木などにいるのですが、家に入り込んでしまうと大慌てで駆除となります。この子たちの道しるべフェロモンと同じ成分がボールペンのインクに含まれているので、線に沿ってヤマトシロアリが歩いてしまうのです。

              クロオオアリ

日本で最大のクロオオアリ(17㎜)です。石膏を流しいれたケースで先生が飼育してみえるので巣の様子が一目で分かりますね!いろいろな大きさの幼虫と幼虫の世話をするアリが見えます。

              トビイロシワアリ


家の周囲や公園などに見られるアリを紹介してもらえました。これはトビイロシワアリ。頭にシワがあるんですって!シワはなかなか見れないですよね( Д)

               オオハリアリ


オオハリアリも身近で見られるアリなのですが、刺されると相当痛いそうです。アリの仲間の半数は針はないのですが、残りの半数はお尻に針を持っていて刺します(>_<)

               マダニ


マダニの話にもなりました。マダニは地上20~30㎝の葉の上で動物が来るのを待っていて、来たらパッと飛びついてきます。

 先生のお話に笑い続けているうちにアリの世界にどんどんと引き込まれていきました。参加された方々は皆さんとっても楽しかったと笑顔で帰って行かれました。あいにくの雨で外にアリを探しに行けず残念でしたが、またの機会があるといいですねぇ!

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こどもエコクラブ発足式・森の危険動植物の話 in ふれあいの森 

2018-06-12 04:22:27 | 出前講座&特別講座

岐阜市自然環境課から「こどもエコクラブ」発足式の講座を依頼されました。どんな講座を行うか思案の結果「森の中の危険な動植物」を取り上げました。小中学生だけかと思いきや、高校生も含まれていて急遽3コースの設定をしました。

                  参加人数50名強

小学生が18名、中学生13名、高校生20名お大所帯でした。まずは挨拶から・スズメバチが来たら?               

                   スズメバチが来たら?


 小学生チームは子供たち9人と大人9人です。最初にスズメバチが来たらどうしますか?のクイズです。全員が正解でした。スゴイ!!その後、危険な植物を見て回りました。最後に四季の森センターの近くで、低学年の女の子が「ブ~ンっていってるよ」と教えてくれました。「スズメバチよ!じっとしてね~!」と声をかけたら、子供たちはみんな立ち止まりました。すると、スズメバチは通り過ぎていきました!子供たちは「大きかったね~」「絵とおんなじだったね~」と話しながら歩き始めます。ちょっと怖かったでしょうが、いい体験をしてもらえたと思います。

                                         センニンソウ


案内人【種に白い毛がついていて、それが仙人のヒゲみたいだからセンニンソウという名前です。】子供達「???」案内人【仙人って知ってる?アンパンマンのばいきん仙人みたいなお爺さんやよ】子供達「ああ、ドラゴンボールの亀仙人みたいなの?」案内人【そうそう】子供達とだからこその森でのやりとりを楽しませてもらえました。

                    どこにあるの?


 まずはアイスブレイク。少年少女との交流としてネイチャーゲーム、のカムフラージュで体と心のリラックス。「声を出さない」「ゆびをささない」を約束に、自然の中の人工物を探してもらいました皆さん真剣に探しましたよ。

                    翼があります


 ヌルデは柄(葉軸)に翼があるのが最大の特徴です。これを見ればヌルデと分かります。葉は虫こぶによって変わった形のものを見かけます。ヌルデシロアブラムシが寄生してできた虫こぶです。虫こぶを五倍子(ふし)と言い、タンニンを多く含むので、薬用や黒色の染料として利用されました。ヌルデは比較的かぶれにくいとされるが、ウルシ科なので注意をしてください。

                  人間知恵の輪からスタートです

高校生の20名はアイスブレーク、「人間知恵の輪」からスタートです。その後ふれあいのあるかぶれる植物(ウルシ・ヤマハゼ・ヌルデ・センニンソウ等)、危ない昆虫(スズメバチやサシガメ等)そしてマムシの紹介を現場にて行いました。日本での場合、何もしないのに襲ってくる動物は蚊やブヨ・ヒル等吸血昆虫以外いません。スズメバチにしてもクマにしても何もしないのに向こうから襲ってはこないのです。何故か??人を餌だと認識していないからです。方や吸血昆虫は人を餌だと認識しているので何もしなくても襲ってくるのです。各学年そこのところをしっかりとレクチャーして覚えてもらいました。決して森は危ない場所では有りませんのでしっかりとした危機管理をもって楽しんでください。

   

 

 

 

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