先ずは座学です
加茂郡の植物を研究調査していらっしゃる安藤先生の講座です。現場主義の安藤先生の講座は目からうろこです。
午後からは百年公園に舞台を移動
しょぼしょぼと小雨の降る中、受講生皆さん真剣です。ナンキンハゼの戦略から始まりました。
雌性先熟
自家受粉を避けるために雌性先熟ですので、雌花はすでに種子が出来始めています。
この子は大喜びでしょうね
雨のしずくを受けてのんびりしていた所へ私のカメラが近づいてきたので何処かへ飛んでいこうと身構えています。
ハナショウブ畑
畑になっているのですが、こんな所は外来種の天国のようになっています。
最後にイネ科のお話
残り時間はまだ有るのですが、雷がゴロゴロいい始めたので急いで切り上げです。最後にイネ科植物の入り込んだ背景とかを端折ってお話してもらいました。
天候不順の中、先生はじめ受講生の皆さんお疲れ様でした。次回は何とかいいお天気で開催できるよう今から神様にお願いしておきます。
「食べられる野草探し」
予想最高気温36度で、暑さ覚悟となりました。合わせて、身近に見られて絶対に食べてはいけない植物も紹介しました。
ツワブキ
お庭や公園でよく見かけるツワブキからスタートです。集合場所のすぐ足元に植栽されていました。あく抜きをすれば食べられるのです。佃煮にしたのが「きゃらぶき」となります。
タケ
タケと言えばタケノコです。春を告げる食材ですよね！竹林を見渡せるところでモウソウチク、マダケ、ハチクの竹の違いやタケノコの違いを紹介しました。また、お握りを包む竹の皮の紹介をしました。
葉っぱでポイントゲーム
樹木の葉を取ってきてゲームをやりました。シンプルなルールですが、みんなで楽しめます。以前子供たちとやった時に盛り上がりました。大人でもあーでもない、こーでもないとまた盛り上がりました。優勝者には拍手！賞品はありませんでしたが、すごく喜んでみえました。すると、「最低ポイントです！」と名乗られた方があり、また拍手となりました（笑）
シャクチリソバ
あまり見かけることはないのですが、ソバの仲間です。見かけはそっくりですが、実は苦くて蕎麦にならないとか。ですが、「これ、このまま食べてみてください。」と紹介すると、皆さん恐る恐る口に入れられました。「あれ、おいしい！」「これ好きやわ！」と次から次にムシャムシャと食べられました。「サラダにするわ！」とお持ち帰りの方もたくさんみえました。
ツユクサ
7月になるとそこらじゅうで青い花が見られます。採ってきてサッと茹でればオッケーです。アクもクセもなく普通のお野菜です。道で採ってきたなんて言われなければ分かりません。
アオギリ
広島の原爆で生き残ったと言われるアオギリが見事な花盛りでした。アオギリの果実はユニークな形で風に飛ばされようとしています。その種子はナッツそのもの！生でも炒ってもイケます！「秋が楽しみです！」と多くの方が言ってみえました。
炎天下を避け、ほとんど日陰を歩いたので比較的楽に歩けました。最後に参加された方全員に感想をお聞きすることができました。皆さん目を輝かせて、楽しかった事を話していただけました。私も楽しい時間を一緒に過ごせて大変うれしく思います。
次回は９月７日河川環境楽園です。また、お会いしましょう！！
