芸術の秋。今日は東筑摩郡朝日村の朝日美術館へ風景画の個展を観にいきました。個人展を開いているのは松本市の東、田園地帯が広がる里山辺に住む画家の柳沢健さん(83歳)さんです。
朝日村は、今現在住む安曇野有明からは車で約1時間ほどかかります。山の裾野を通る山麓線をひたすら走ります。安曇野三郷、松本市梓川、東筑摩郡波田町、同山県村を経由し、途中りんご畑が広がる、畑の中道を通ります。
今回の台風では大きな被害もなくりんごの木には、大きな美味しそうなりんごがたわわに実っていました。
朝日村で有名なもの、それは東京電力の新信濃変電所です。明治に輸入した発電機、50サイクル、60サイクルの違いがあり、今も日本は東西にそのサイクルが違います。
東西の電力の供給を可能にするのは、この変電所が大きな関わりを持っています。
村出身の有名人というと歌手の上条恒彦さんが居られます。
世帯数約3000世帯静かな静かな小さな村です。この村にあるお寺は、空海の開いた高野山金剛峯寺を本山とする光輪寺と同じ真言宗で以前は智山派延命寺と称していた普門山古川寺があります。この寺は双方とも厄除けで有名で多くの人々が訪れています。
朝日美術館は、朝日村の縄文から平安時代の遺跡が残る熊久保遺跡敷地内に建てられた小さな美術館です。
「特別な風景ではなく、身近なものの中かから自分の感じ取ったものを表現することが一番大切なことと思う」と話す柳沢さんの個展は「心の原風景」展と題されている。
午前中の早い時間で訪れる人は少なく、管内の静寂の中にその原風景が広がっていた。
秋のひと時、ゆっくりさせていただきました。
個展は11月29日まで開催されています。