思考の部屋

日々、思考の世界を追求して思うところを綴る小部屋

正当性の主張の向こう側

2019年09月04日 | つれづれ記

前回のブログでカサンドラ症候群、アスペルガー症候群の話を少し書きましたが、本屋さんの精神医学関係の場所に行くとこの症候群をマンガを多用しで簡単に解説する本を目にします。

 2017年ころから聞かれるようになったようで、簡単に言えば、私がこのような精神状態になったのは、私の身近にいる人が原因している。よく聞かれるのはカサンドラ症候群の妻に対してアスペルガー症候群の夫という図式です。

 カサンドラ症候群は、いわゆる正式な『病気』ではなくアスペルガー症候群のパートナーを持ったことで起こる心身の『状態や現象』を指すので、医師の診断を受けて判定される病状ではないといわれますが、現存在する私の精神状態は他者からの影響が大と考えるもので、生来的に在るかもしれない思考癖などは一切抜きにした考え方です。

 対する側から受ける災いとして、偏頭痛、体重の増加または減少、自己評価の低下、パニック障害、抑うつ、無気力、自律神経失調症など現れることになるそうです。

 対する側であるアスペルガー症候群の者は、「コミュニケーションの問題」、「対人関係の問題」、「限定された物事へのこだわり、興味」があるとのこと。

 公務員の夫をもつ妻は、カサンドラ症候群になり易いと言われます。画一された行動が家庭内に持ち込まれ妻は諸症状を引き起こす。

 「そう言われればそうかもしれない」と、他者に悪性を置くことで安心感が生まれる。

こういう話を書いていると隣国韓国の反日言動を重ねてしまう。太平洋戦争中の日本支配の影響が今日までも続き貿易戦争を仕掛けられている、と叫んでいるように見えます。

何か敵を想定し戦う姿勢が正義に見える。こういう思考はどこにも見ることができます。今朝の地方紙の1面は「アメリカ軍の飛行機の低空飛行」で、ある革命政党が調査に乗り出した、という話しです。反米主義、反資本主義を掲げる革命政党の正当性の主張に正義を重ねる図式をそこに見ることができます。

日本には米軍基地が条約に基づいてあり、当然事故が起きないように飛行訓練を実施しているわけで、上空を見上げた時に、見かけても当然の話、善寺中の敵を見たような騒ぎで一面を飾る。

カサンドラは妄想ではなく、一方にアスペルガーの存在があって、存在する論理。

敵ではないが、自己の正当性の物語は、相手がいなければ浮かび出ないのは確かです。