4年ぶりのハノイ。夕方、ちょっと空いた時間に、レーニン像や何かを見て歩き疲れ、カフェでジュースを飲みながら外を眺めていると、路上に馬の人形を置いて火を付けている人がいる。
同行のベトナム出身者によると、あの世に行った人たちに、モノやオカネを送り届けるという儀式なのだった。確かに、馬が燃えてくると、その上に、金塊を意味するような箱や、ウソの紙幣をさらに置いて燃やしている。
今日はそんな日。路上のあちこちには、明らかなコドモ紙幣や、米ドル札のコピーが落ちていた。地獄の沙汰も金次第、ではなく、現世の延長か。(地獄じゃない。)
※コンデジで撮影