はじめて大塚のWelcome backに足を運び、いつか観ようと思っていたSun Ship(2016/6/23)。
Sun Ship:
Takashi Namiki 並木崇 (ts)
Shunji Murakami 村上俊二 (p)
Satoshi Kawasaki 川崎聡 (b)
Kazushige Kitamura 北村和重 (ds)
with
Guevara Yuji Takenobu 武信ゲバラ (as)
ファーストセット、「Six Sense」(並木)、「Tomorrow」(村上)、「Roots」(村上)。セカンドセット、「Mother's Day」(村上)、「Old House」(並木)、「Memories of Summer」(村上)、「Go Back to My Country」(村上)。
サックスのふたりが対照的な音色を発した。並木さんのテナーは抜けがよく、溢れんばかりの哀切な気を発散しながらアルトのように鳴る。一方ゲバラさんのアルトは、濁り、くぐもり、激情を吐いた(途中で「Impressions」のようなフレーズも聴こえた)。
そして村上さんのピアノもまた激しく、四方八方にガラス片を破裂させながら弾きまくる。他のソロが終わってまたピアノが入るときのばばばばばという加速もいい。ふとドン・プーレンを思い出した。
エッジの効いたベースとドラムスの勢いもあって、このグループは疾走というよりも爆走というべきだった。
終わったあと、いや(デビュー作の)『Live at "Porsche"』(1998年)が出たときから聴いているんですよなどと言ったところ、こちらが恐縮してしまうほど吃驚されてしまった。
Fuji X-E2、XF60mmF2.4