『御万人の心』の小橋川共男さんによる、泡瀬干潟の写真展が、銀座の柴田悦子画廊で開催されている(>>リンク)。埋立の危機にある沖縄有数の干潟が、三番瀬や盤洲干潟とどのように違うのか写真で観てみようと思い、覗いてきた。
一見して、比較するとか何とかいう以前に、とても豊穣な(サンゴの有無だけではなく)自然の姿が提示されていることがわかる。ミナミコメツキガニの大群、コアジサシの雛、海の中にゆらゆらと立つウミエラ、タツノオトシゴ、ウミニナ(「海のチンボーラ」の、踏むと痛いチンボーラ)、トントンミー、ムナグロの群れ、コブヒトデなど、ひとつひとつの写真が素晴らしい。次の訪沖時には、泡瀬にも足を運びたい。意味を失った土建工事に脅かされる自然のひとつだ。
写真を見終わらないうちに、「泡盛は好きですか」と、いつの間にか主催者と観に来たひとたちの酒宴となってしまい、当然のように自ら巻き込まれた。今帰仁の泡盛や南米のマンゴーなど、なぜか旨いものをいただき、2時間くらい与太話をして過ごしてしまったのだった。
最終日の7/27(日)夕方16時からは、ギターの佐藤正美さんの無料ライヴがあるそうだ。
その通りです。本川達雄『サンゴとサンゴ礁のはなし』 でも、潜ってみないと素晴らしさはわからないと言っていますが、水の中が苦手な私には耳が痛いのでした。
通常は干潟にはサンゴ群集は発達しないのです。そのことだけでも珍しく、保全していかなければいけないのに、、、。
豊かな泡瀬の記事を以下にリストアップしてみました。よろしかったらぜひご一読ください
泡瀬干潟 ヒメマツミドリイシ産卵確認
http://reefcheck.net/2008/06/22/awasespawning-2/
オイシイ泡瀬干潟
http://reefcheck.net/2008/07/31/topic30/
泡瀬干潟にふらり
http://reefcheck.net/2008/05/02/topic27/
2本足で歩くタコ~泡瀬干潟のンヌジグワァの話~
http://reefcheck.net/2007/11/23/topic16/
>Sightsongさん
そう。潜ってみると大きなアオサンゴ群集が落ちていたりする(笑)海はなぞに満ちていますhttp://reefcheck.net/2007/11/13/topic13/
さすが!ご紹介ありがとうございます。ひとしきり読んで眺めました。生活文化も含めて本当に大事ですね。
私も泡瀬干潟に通っています。
小橋川共男さんの写真見ていると干潟を守るべきだなぁと決意を新たにします。
もしよろしければ下記に私の泡瀬干潟の写真をご観覧ください~。
ニライカナイの地図(初期)= http://toyoanneru123.ti-da.net/e1882666.html
= http://toyoanneru123.ti-da.net/e1882654.html
ミナミコメツキガニ撮影日記= http://toyoanneru123.ti-da.net/e1882592.html
(会報『自然保護』に載る)= http://toyoanneru123.ti-da.net/e719600.html
塩漬けの街= http://toyoanneru123.ti-da.net/e2066957.html
ニライカナイの地図 ~ 泡 瀬 ~
= http://toyoanneru123.ti-da.net/e1628058.html
ニライカナイの地図-泡瀬干潟ー パート2
= http://toyoanneru123.ti-da.net/e1655476.html
まなざしの行方 (沖縄タイムス)= http://toyoanneru123.ti-da.net/e2568457.html
ありがとうございます。接近して撮ったミナミコメツキガニの写真が見事です。去年初めて見て吃驚したケブカガニにも改めて引いてしまいます。
ところで、金城実さんを撮った写真集が完成したのですね。ぜひ拝見したいと思います。
4月3日の出版祝賀会に間に合うように出来上がると思います。
(できれば直接購入していただけると幸いです。)
写真家の平敷兼七さんとの最後のユンタク(おしゃべり)で南風原文化センターでの写真展を薦められました。
比嘉康雄、平良孝七、平敷兼七さんと次々沖縄を背負うべき写真家が逝ってしまいました。
山田實先生や東松照明氏さんもご健在のうちに私も頭角を出したいものです。
5月に840円の基地問題を主題にした写真集をだす予定です。
がんばりますので応援してやってくださると幸いです。
これからもよろしくお願い致します。
イクサユ ウチナーユ
「戦 世 から 沖 縄 世 まで
彫刻家 金城実の世界」豊里友行写真展 場所:南風原町立南風原文化センター
〒901-1113 沖縄県島尻郡南風原町喜屋武257
℡:098(889)7399 FAX:098(889)0529
2010年4月3日(土)~4月13日(火)
9:00AM~6:00PM *休館日:毎週水曜日
*4月3日(土)午後6時より『彫刻家 金城実の世界』豊里友行写真録出版祝賀会参加日2千円主催:南風原町立南風原文化センター
写真展には行けそうにないので、出るころに写真集を買います(いくらの予定なのでしょうか?)。840円というのは過激ですね。
失礼しました。
基地問題のものはシロクバンといってB5サイズくらいの小さな写真集です。
もちろん赤字覚悟ですが(泣)。
土門拳の『筑豊のこどもたち』を連想させられます。最近、上海の出版社が出している写真集のシリーズも、紙質はそれなりですが、高価でなく好感を持っています。写真集は高くて当然ですが高いと一般書ほど売れませんよね。基地問題のものも期待しています。