Sightsong

自縄自縛日記

アダム・オファリル『El Maquech』

2018-06-08 10:38:24 | アヴァンギャルド・ジャズ

アダム・オファリル『El Maquech』(Biophilia Records、-2018年)を聴く。

Adam O’Farrill (tp)
Chad Lefkowitz-Brown (ts)
Walter Stinson (b)
Zach O’Farrill (ds)

アダム・オファリルはブルックリン生まれだがルーツはキューバの音楽家系。最近では、メアリー・ハルヴァーソンのバンド「Code Girl」において、アンブローズ・アキンムシーレの代わりに参加することもある。

そのふたりのトランぺッターを比較すると、アキンムシーレには翳りのようなものがあり、知性によって絶妙なバランスで自己の露出を切り詰めているような印象がある。それに対して、オファリルはより柔軟度が幅広く、その間合いによって音色をコントロールしているように聴こえる。そして艶やかであり、かなり魅力的だ。

他のバンドメンバーも同様に柔軟に変拍子とともに音を柔軟に変更し続けていて、オファリルとの相乗効果がある。タイトル曲にはアフロラテンのテイストがある。しかし、他では抑制もするし、躍り出しそうな局面もあったりもする。

他のアルバムも聴いてみよう。未聴だが、ルドレシュ・マハンサッパのバンドにも参加している。


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