Sightsong

自縄自縛日記

Ideal Bread『Beating the Teens / Songs of Steve Lacy』

2015-03-19 00:26:05 | アヴァンギャルド・ジャズ

関西への行き帰りに、ずっと、Ideal Bread『Beating the Teens / Songs of Steve Lacy』(Cuneiform Records、2014年)を聴く。

Josh Sinton (bs)
Kirk Knuffke (cor)
Adam Hopkins (b)
Tomas Fujiwara (ds)

タイトルの通り、スティーヴ・レイシー集。しかもサックスは、当然ながらレイシーのソプラノとは全く違う重さを持つジョシュ・シントンのバリトン。

レイシーのストイックな変態性のようなものはない。シントンとほかの3人は、無理に盛り上がるでもなく、敢えてヘンな音を出して緊張感を持続させようとするでもなく、ひたすら何かのプロセスを続ける。ずっと付き合っていると、泥の中に潜ってじっとしているような気がしてくる。あるいは、苔の上に横たわって木々と空を呆然と視ているような。ヘンな感じ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。