ここのところ、『Stan Getz & Bill Evans』(Verve、1964年)をよく聴いている。何を今さら、いやいや、凄いものは永遠に凄い。
Stan Getz (ts)
Bill Evans (p)
Ron Carter (b)
Richard Davis (b)
Elvin Jones (ds)
文字通りのオールスター・セッション。勿論、ビル・エヴァンスも、エルヴィン・ジョーンズも、自分の個性を噴出させている。
しかし、ここでは、スタン・ゲッツの光を受けて脇役にまわっているような印象がある。独特の自由なタイム感、ふわりと浮くようなテナーの音色。レスター・ヤング然り、旭富士然り、金城龍彦然り、得体の知れない「なで肩の天才」にたまに接すると、やはり驚いてしまうものである。ところで、ゲッツは「イヤな奴だった」という話は本当なのかな。
明日から、またジャカルタとバリ。